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「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」松野孝雄 明治図書 2006年 ④(最終) /「子ども商品がく」なだいなだ チャイルド社 1984年【再掲載 2011.10】 [読書記録 教育]

今回は、7月20日に続いて松野孝雄さんの
「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」の紹介4回目 最終です。


出版社の案内には、


「子どもとの関係がうまくいかないと悩む教師が増えている。若い教師の場合は深刻だ。
 本著はその解決に向けた提案。巻頭は『大森流勉強が苦手な子への対策法』つづいてQ
 &Aで『国語こんな子がいるんだけど』『算数こんな子がいるんだけど』『この子を救
 う法』など解説。」


とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「軽度発達障害ではないかと思う子がいる
  → 誰にどのように相談すればよいか
→ 専門機関に結びつける」


・「学級全体の動きを探りながらその子にも声掛け 強制はしない強制はしないが『先生
  はその子のことも見ている』ということを学級に示していく」
- 無理強いしない方がうまくいくことが多いと感じます。
自分の若い頃を反省しています。


・「個別指導の仕方に問題がある 空白を作らない ~ 赤鉛筆指導」
- 説明しながらうすく赤鉛筆で書き、なぞらせることもあります。


・「1年生で鉛筆の持ち方が正しくできない子が多い」
- 近頃、正しい鉛筆の持ち方ができない子が増えているように思います。
  子どもばかりでなく、大人にも‥

 


もう一つ、再掲載となりますが、なだいなださんの
「子ども商品がく」を紹介します。
40年近く前に出版された本ですが、今にも十分通用する内容ばかりだと
わたしは感じました。
絵本はいいですね。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。












☆「若い教師を励ます本5 勉強が苦手な子どもに悩むとき」松野孝雄 明治図書 2006年 ①(最終)

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Q&A この子を救う方法

14 軽度発達障害ではないかと思う子がいる 誰にどのように相談すればよいか

□専門機関に結びつける

 ◎「TOSS特別支援教育ML」

  ① 管理職に相談 

  ② 記録を取る

  ③ 支援方針

  ④ 保護者への説明

  ⑤ 専門書機関への相談

  ⑥ 保護者と面談

  ⑦ 医師の診断を受けさせる




16 自分が苦手なことにはまったく取り組まない子にはどうしたらよいのか

  ① 学級の統率を最優先

  ② 学級全体の動きを探りながらその子にも声掛け 強制はしない強制はしないが
   「先生はその子のことも見ている」ということを学級に示していく

  ③ その子ができるように活動を工夫する




17 一斉指導でできることできないこの差が激しい

□ 向山式




18 学力が低位の子に個別指導すると「○○さんばかりひいきだ」という子がいる

 ① 個別指導の仕方に問題がある
空白を作らない ~ 赤鉛筆指導

 ② 学級の統率の問題がある
長い個別指導はやめる




19 1年生で鉛筆の持ち方が正しくできない子が多い

 ① インターネット、本で情報を

 ② 鉛筆の芯はやわらかいものを
  2B~B

 ③ いつも鉛筆の正しい持ち方を
親指と人差し指、そして中指登場 3本活躍

 ④ 正しい姿勢で












☆「子ども商品がく」なだいなだ チャイルド社 1984年【再掲載 2011.10】

◇商品の選択

 親が選ぶ
  親子のゲームを楽しむ



商品を買う動機と自我
  二,三歳の子は何でも欲しい(衝動買い)

  今必要な物でなく,いつか必要になりそうなものを見たとき,欲しいという気持ち
   
  = バランス感覚

  = 賢い消費者
  
  ※ うらやみ・やきもち → 必要でもないのに買う

 

 贈り物 
   子供たちに安くて喜ばれる物を選択するようにしつける



 見栄という動機
見栄が動機で物を買う物が多い国ではブランド品がよく売れる

   コレクションも一種

  ↓

◎ 選択の訓練をしないと
 




◇子供商品と宣伝

 今は宣伝の時代 
   宣伝・広告とうまくつきあう

今、消費者は保護されている



   ◎ かえってだまされる人が多くなった

 

 宣伝とどうつきあうか

 ・ 宣伝があくまで商品を売るための手段であることを忘れないようにすること

  ・ 広告の中に積極的に情報を探す

  ・ 宣伝の誇張を心得ておく →  誇張と誇大の区別は?

  ◎ 宣伝に出ない部分に注意
      大人の消費者は情報交換を


  ◎ 名前を繰り返す宣伝に注意 
      心配させて売ろうとしている

特別な能力の開発 - 他はよし

      健康商品 


   医者は十人まとめて診察しようとしないが教育は…


   おどす宣伝には注意 
      「使わないと遅れる」

「使っているとだめになる」



 どのような宣伝が望ましいか 

評価や判断の材料を直接消費者に与えられる形の宣伝
 





◇文化と商品  

 文化と文明と商品 アメリカの育児学書        

文化 … 便利だからといって乗り換えられない物

文明 … 便利なら取り入れて生活する



文明は少しずつ文化を取り入れていく

文化的なものは一つまた一つと姿を消していく
 




◇お下がりの問題

今や使い捨ての時代  

   丈夫さを犠牲にして見掛けの方に金を掛けた商品へと好みが移行



 お古の効用 
   新品は一日目だけ,二日目からはお古

使用期間が短い商品

丈夫なものをつくらせる刺激に

思い出に結びつくものを
 




◇学校という名の商品

学校を商品として考えれば…
名門校 … 有名ブランド商品

塾  … 時間を奪う
 




◇子供と本   

 分類

  ◎ 子供は → 「おもしろい本」と「つまらない本」
   
  ◎ 親は  → 「ためになる本」と「ためにならない本」



 子供は絵本好き 
   絵本によるコミニュケーションが好き

絵本をみると親のセンスや教養が分かる



◎ 絵本は親と子の遊びの出発点

 

 創作童話
   子供を大人にしないよう

子供の心を持った大人に挑戦

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