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「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ④(最終) /「学力づくりで学校を変える」 久保齋 子どもの未来社 2002年 ④(最終)【再掲載 2012.8】 [読書記録 教育]

今回は、7月29日に続いて、なぎら健壱さんの
「日本フォーク私的大全」の紹介4回目 最終です。


出版社の案内には、


「'60年代末から'70年代にかけて吹き荒れた日本フォークの嵐。思いをぶつけるような、
 ドロ臭くて新しい『唄』にショックを受けた少年は、そのただ中に飛び込んだ。奇妙で
 愛すべきミュージシャンたち、音楽とビジネスの相克、変転する時代。笑いに彩られた、
 貴重な体験的フォーク史。」


とあります。



今回紹介するのは、齋藤哲夫、吉田拓郎、武蔵野たんぽぽ団、RCサクセション、 泉谷
しげる、もんたよしのりの項の要約です。


日本フォークの大嵐が少し過ぎた頃がわたしの世代なので、
初めて知ったことが多くありました。



もう一つ、再掲載となりますが、久保齋さんの
「学力づくりで学校を変える」④を載せます。
教職がブラック化は、多くのことを学校教育に取り入れてきた結果だと言われます。
個別への配慮はもちろん大切です。
しかし、その環境が整備されていない現在、一斉教育を工夫していかすことが、
多忙化を防ぎつつ、教育効果を上げることにつながると、わたしは考えます。
始業時間のことだけあげても、学校の始業が8時なのに勤務時間は8時から。
早くから出勤する職員がいるため7時10分ごろから子どもが登校し始めても、
大きなトラブルはそうはないのですが…。
「多忙化解消」が謳われますが、教職志望者を確保できると考えているのか疑問です。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「日本フォーク私的大全」なぎら健壱 ちくま文庫 1999年 ④(最終)

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◇齋藤哲夫

 1950(昭和25)4.12東京生


 1970.3 「悩み多き者よ」デビュー URC 


 明治学院大学
 

「若き哲学者」 プロデューサー 早川義夫(元ジャックス)


 CBSソニー 1973.10 <バイバイグッドバイサラバイ>

1974.7 <グッド・タイム・ミュージック>


 求められたイメージにこだわりすぎていた


 1980 <今のキミはピカピカに光って>キャニオン

テレビ・ビジュアル利用ができなかった姿勢

悩む 自分がほんとうに歌いたいものとは違う


 生き方は器用じゃないけれど、すごい歌を創れる人であり力もある。




◇吉田拓郎

 1946(昭和21)4.5生 鹿児島県出身


 1970.6「イメージの詩」広島商科大学4年生


 1972 六文銭メンバーの四角圭子と結婚 1975離婚


 1977 浅田美代子と結婚 1984離婚


 1987 森下愛子と結婚


 1966「コロムビア・フォークソングフェスティバル」第3位


 1968「日本ライトミュージックコンテスト」ロック部門 中国地区優勝


 広島フォーク村


 1970.10 「青春の詩」~ 人気 甘いマスクに女性ファン


 1971 「中津川フォークジャンボリー」  メジャーヒットには帰れコール 

サブステージで<人間なんて>

メインでは○○○のステージ中  デモ隊乱入-討論会



3回のジャンボリーが伝説に


 フォークは硬と軟の2つに分かれた


 1975.4.11 フォーライフレコード 小室等 吉田拓郎 泉谷しげる 井上陽水

   1.2 17:00~4:30 7万人 「たくろう・かぐや姫・イン・つま恋」




◇武蔵野たんぽぽ団 

ジャク・バンド  スキッフル・バンド(おもちゃバンド)

「ニッテイ・グリッティ・ダート・バンド」 昭和12年「あきれたぼういず」


 1971年 中津川フォークジャンボリー

     高田渡(マンドリン) シド(ギター) 友部正人 若林純夫(ギター)

     山本コータロー(ギロ) 中川イサト(ギター) 品川寿男(ギター) 

岩井宏 マスミ(ベース) シバ

ジヤック・エリオット  ガスリーチルドレン ディランの兄弟分

     いとうたかお(ペケ 浜松市の出身) 
名古屋で活動 アマチュアフォーク集団「砦社」で活動
<長屋の路地に> <告別式> <あしたはきっと>
1974.5 ヘルウッドからアルバム「いとうたかおファーストアルバム」


 1972.12.31 日大講堂 祭1972春 




◇RCサクセション

忌野清志郎 本名:栗原清志 1951(昭和26)年4.2生 東京都


 都立日野高校 1968年RC結成


1970.3 「宝くじはかわない」東芝EMI


 「RCサクセション」-「ある日作成しよう」の語呂合わせ


 「はっぴいえんど」-「ハッピー(とは)言えんど」


 1970年代後半大活躍




◇泉谷しげる

 1948(昭和23)年5.11東京都生 バイト 漫画家目指す


1971.11 エレック「泉谷しげる登場」 
   エレックの泉谷しげるに対する入れ込み


 他に「古井戸」「ピピ&コット」佐藤公彦 生田敬太郎 海援隊


 生田敬太郎 「ひらけポンキッキ」<およげたいやきくん>最初の歌い手

        契約の関係で子門真人に


 URCに対抗しエレックは歌謡フォーク路線


 1976年倒産


 心優しき粗暴人 絵の才能 芝居の才能




◇もんたよしのり

 1951(昭和26)1.8神戸生 門田頼命(かどた よしのり)  


 高校時代からリズム&ブルースに傾倒 1971.7デビュー


 1969「11PM」フォーク特集


 事故 もんた 小野和子


 もんた不遇な時代
 

~P253まで











☆「学力づくりで学校を変える」 久保齋 子どもの未来社 2002年 ④(最終)【再掲載 2012.8】

<出版社の案内>
「私は新しいクラスをもったら、三日で子どもたちの姿勢、構えを変えることができます」
と著者は断言する。それを可能にするのは、「〈読み・書き・計算〉の初歩としての音読、
ノート指導、百マス計算」だという。本書は、指導困難な“荒れ”の状態にあった京都市
立新林小学校をいかに変えていったのかをつづった、教師たちの実践の記録である。
学校改革は、著者が赴任すると同時に「基礎・基本プロジェクト」として開始された。
「一か月で学習規律の確立を、百日間で子どもを変える実践を」をスローガンに、「基礎
・基本の充実」「学習規律の確立」「授業改善の取り組み」を三位一体として進めた。最
大の特徴は、「基礎・基本」と「荒れ、切れ、指導困難」の問題を統一的にとらえたとこ
ろにあった。具体的には、「授業できたえる」をキーワードに、全教科に音読を取り入れ、
ノート指導で書くことを身につけさせ、百マス計算で集中力と学力の回復と向上を図った。
とりわけ、百マス計算の効果は大きく、「百マス計算によって子どもたちの学習規律は高
まる」という明確な目的を教師が理解していれば、子どもたちの学習態度や学級の雰囲気
が間違いなく変わることを本書は教えてくれる。
また、荒れた学級を担任の責任とするのではなく学校全体の問題として取り組んでい
くことの必要性、子どもを凛々(りり)しくきたえ育てることの重要性、「基礎・基本」
の意義などを強く認識させられる。生徒指導に悩むすべての教師におすすめしたい。
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◇どの子にも力を付ける授業作り(2)

□いまだからこそ一斉授業の再生を

◎ 授業は教師の思想を表す


新しい学力観

 「一見個性の尊重,個の気付きを大切にしているように言われています。しかし,実際
  は学習課題に対する共通認識が十分深まらないまま個別学習に入るため,一人一人が
  気付き発表するだけになってしまい,クラスの共通認識により討論し深めていく取り
  組みができません。
 授業は単なる形式的な発表と形式的な質問の繰り返しの場に過ぎなくなってしま
  う。」



 新しい学力観 - 個別化が目に見えるものでなければならないという縛りが掛かる

↑↓

  ◎ 個と個の響き合いのない結びつき

  ○いい子 … 孤独で他の子どもの発表を蔑視した学び

    ○大多数 … 気付きだけが羅列された断片的な学習

    ○低い子 … 学びからの逃避と遊び



◎ 履修主義

             ↓

  ◎ 習得主義の復権を = 分からないことが分かる より深く分かる



□「学習能力を高める」ことに重点を置く

◎ 授業は次の二つから成り立つ 
    
    ①「教師の授業構成能力」 

    ②「子どもの学習能力」



評価 1 単元のねらいを達成できたか

2 学習を通して学習能力を高めることができたか



□教師の役割再生を

 ◎ 教師の発問する能力

   - 子どもの間違った意見を授業に生かす


 ◎ 発問の用意 + 板書計画 → 発問の善し悪しの検討

 ◎ 一斉授業の技を磨こう
 
 
 ◎一斉授業の名人
  … シンプルで,しかも,子どもの課題意識を刺激する洗練された発問で,クラスの
   子どもたちが活発に発言する授業





◇学校全体で子どもを鍛え育てる

□日々の努力とちょっとした勇気

 自分の伸びが実感できる取り組みを

 努力と勇気がドラマを生む  マット
 

 
□子どもが変わる豊かな取り組みを
 
 自発性には一定の知識や組織力が必要
  

 生き生きとした児童活動で学校は変わる
   司会の挨拶は教師がシナリオ  


 学習を通して異学年交流を



□子どもたちに癒しと鍛えを

 ◎ 母性と父性を分担して 
   癒しだけでは育てられない 
  


□学校に父権を取り戻す 

 ◎ あえて厳しいイメージを作る
  


□荒れた学級をどう支援するか 
  
 ◎ 二つの面から問題をとらえる  

  担任の権威を高める
    1 学力M字型 

    2 荒らす学級
  

  教師の才覚を考える 
   「子ども扱いの法則」





◇終わりに

 京都言葉「化ける」 = 質的に変わること・短時間に変化すること


「特色のある学校づくり」 

 = 基礎基本の徹底によって子どもたちの学習能力をうんと高め,その能力を活用して
  新たな課題に挑戦していって初めて特色のある学校と言える。




◇久保斎  

 1949 京都生  立命館大-静岡大農学部-京都教育大(哲学科)     

『学力づくりで子どもが変わる』
『基礎基本の大研究』 
『みんなでつくる書き込み式教育課程』 子どもの未来社

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