「子どもを変えた親の一言作文25選」明治図書出版 1998年 ③ / 「日本の旅・文化事典」辻原康夫 トラベル・ジャーナル 2000年 ③【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]
今回は、8月10日に続いて、明治図書出版の
「子どもを変えた親の一言作文25選」の紹介 3回目です。
編集は野口芳宏さん、水野茂一さん、向山洋一さん。
サブタイトルに「教室で読み聞かせ:子どもの作文珠玉集」とあります。
子どもらしい文章だと感じると共に、家族の語りかけの大切さを改めて思いました。
もう一つ、再掲載となりますが、辻原康夫さんの
「日本の旅・文化事典」③を載せます。
少しだけ、物知りになったような気分になります。
例年、夏に行われている「浜松ジオラマグランプリ(第10回)」ですが、静岡県にまん
延防止等重点措置(20日から緊急事態宣言)となったため、会期が2021年11月4日(木)
~11月7日(日)になったとのことです。わたしは、楽しみに待ちます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
※ 例年、夏に行われている「浜松ジオラマグランプリ」ですが、静岡県にもまん延防止
等重点措置(20日からは緊急事態宣言)となったため、会期が2021年11月4日(木)~11
月7日(日)になりました。「第10回浜松ジオラマグランプリ」が楽しみです。
☆「子どもを変えた親の一言作文25選」明治図書出版 1998年 ③
6.ごめんなさい MK(6歳)
きゅうにガーツと大きな音がきこえたので、ねつがあってねていたママも目がさめてし
まいました。
おばあちゃまに
「うるさいね。」
といったら、おばあちゃまが
「樹絵ちゃんもうるさいと思うだろうけれど、工じの人はあの音のそばでおしごとをして
いるのだから、もっとうるさいのよ。」
といいました。
かんがえてみれば、工じの人はあせをかきながら町をきれいにしてくれているのに、「う
るさい。」と自分の気もちだけをいったらいけないなと、気がつきました。
おばあちゃまと私はなにを工じしているのかしりたくなってしまい、あみ戸まであけて
見てしまいました。
そうしたら、じめんに水をかけている人と、じめんをほっている人がいました。
みんなかわいている土よりもっと日にやけてこげちゃいろのかおをして、いそがしそう
でした。
つかれていそうな人もいて、たいへんだなあと思いました。
もう、「うるさい。」なんていいません。「ごめんなさい。」
7.おてつだい EN(6歳)
ゆうがた、おかあさんと、わたしは、じてんしゃにのって、しばのはたけにくさとりに
いきました。
はたけにつくと、おかあさんは、すぐに、くさとりをはじめました。
くさがたまるまでわたしは、しばのはたけをじてんしゃにのっていました。
くさがたまるとわたしは、ビニールのふくろにいれてじてんしゃにのせてはしりだしま
した。
ひもがないのでふくろがおちてしまいました。
「おかあさんどうしたら、いいの」
とわたしがゆうとおかあさんは、
「あたまをつかいなさい」
といいました。
わたしはビニールのふくろのはしをこしかけにのせてその上にこしかけてのりました。
こんどはおちませんでした。
わたしはおもしろくなって
「おかあさんはやくくさをとってよ」
といいました。
またあしたもてつだっやろうかな!とおもいました。
8.おや指しかない手 MS(1年)
わたしのかよっていたようちえんでは、コースベつに先生とならんであるいてかえって
いました。
ある日、ある男の子と手をつなごうとしたとき、わたしは、ドキッとして手をひっこめ
てしまいました。
その子のかた手には、おや指しかなくて、野口英世の手のようでした。
わたしは、とてもびっくりし、ちょっぴりいやだなと思いました。
どうやって、手をつないだらよいのかわからなかったので、先生にきいてみました。
「うでをにぎつてあげればいいのよ。」
でも、へんな気分でした。
しばらくいっしょにおしゃべりしながら、あるいていると、なれてさました。
話をしてみると、ふつうの男の子でした。その子のおかあさんは、
「手をつないでくれて、どうもありがとう。こういう手の子もいるのよ。」
と話してくれました。
そのことをおかあさんに話すと、
「ママだって、生まれつき、右耳が小さいままで、聞こえないのよ。でも、ふつうの学校
に行って、英ごもフランスごも、スペインごだって話せるし、エレクトーンやピアノの
先生もしているのよ。パパだって、生まれつき、むねに赤いあざがあるでしょう。みん
な神様のいたずらなのよ。生まれつき、耳や日の不自由な人も、じこや病気で手足をう
しなった人たちも、みんなわたしたちと同じようにできるし、おたがい、助け合って生
きていくべきなのよ。」
とおしえてくれました。 一
わたしは、今、近くのじどうかんの手話クラブに入っています。
学校でも、手話でうたう「四季のうた」をならいました。
たくさんできるようになったら、ようちえんのうらの、ろう学校のおねえさんたちと手
話で、話し合えたらいいなあと思います。
この間、学校で車いすを体けんしました。
まい日、通学のとき、駅のかいだんでこまっている車いすの人を見かけます。
わたしも体けんしてみて、はじめて、車いすの人の思いや、駅員さんの苦労がわかりま
した。
世の中には、けんこうな人ばかりでないこと、しようがい者の人たちも、わたしたちと
同じように、生きていくけんりがあること、しようがい者の人たちの良いところをみとめ、
おたがい、なかよく助け合って生きていくことがわかりました。
これからは、しようがい者の人たちにも、へんな目で見たりしないで、やさしくしてあ
げたいと思います。
☆「日本の旅・文化事典」辻原康夫 トラベル・ジャーナル 2000年 ③【再掲載 2011.12】
<出版社の案内>
懐石料理と会席料理はどう違うの。神社参拝の正しい作法は。絵馬や招き猫の由来は、等
々、素朴な疑問がすぐに解ける、日本文化物知り事典。さまざまな文化財の見方も詳しく
図説したハンドブック。
◇渡来神の信仰 - 古代日本に帰化
□観音
観世音菩薩
33種に化身-人々に救いの手
33観音巡り
瑞巌寺(松島町)浅草寺,清水寺,長谷寺
□金比羅
ガンジス川のワニが神格化し仏法の守護神に
大物主神と混同
航海安全,海難救助の神
金刀比羅宮(香川県琴平町)総本社
□不動
不動明王 大日如来
深川不動 高幡不動 = 金剛寺(日野市)
聖護院(京都)
□薬師
眼病に霊験
現世利益
江戸期「朝観音夕薬師」
毛越寺(平泉町)立石寺(山形市)米山薬師 薬師寺(奈良市)
□地蔵
冥土の救済者
幼児を守る
刺抜き地蔵 = 高岩寺,建長寺
□天王
牛頭天王祭神
害虫除け
祇園社 = 八坂神社 八坂神社,八雲神社
<民間信仰の始まり>
◇路傍の神々
□道祖神
村境,峠
災い霊の侵入を防ぎ村を守る
→ 旅の安全
□庚申
庚申の日(60日ごと)
延命長寿・病魔退散・五穀豊穣
□神農
古代中国伝説上の帝王
人身牛頭
薬屋や香具師の守護神 大阪・少彦名神社
□子安神
西日本 - 子守観音
東日本 - 子安地蔵
□荒神
三宝荒神
竈の神・火の神
□地蔵
前ページ(上掲)に
◇七福神
□恵比須
えびす
元来異郷より
商売繁盛・食物の神
□大黒天
台所の神
□布袋
唯一実在
夫婦円満・家内安全
□弁財天
紅一点
妖艶
水との関わり
□毘沙門天 多聞天
災禍をさけ外敵から守る武神
□福寿録
道教
仙人の理想像
福徳・禄・長寿
□寿老人
武運長久・不老長寿
◇招福縁起物
□招き猫
形態により利益が違う
右手上げ・左手上げ等
□達磨
1720年代
玩具 - 七転八倒
「赤いもの」魔除け
関東
目なしの「縁起達磨」
関西目入り鉢巻き「勝ち達磨」
□福助
1800年代
小さな商人がモデル ~ 人徳
お辞儀福助天1900年福助足袋がルーツむ
□招福狸
1928(昭和3)年 陶芸家・藤原鋳造(狸庵)が信楽焼で開始
「他を抜く」縁起よさ
大キンタマ - 「前金でお願い」
陰嚢 - 「客をたくさん呼び込む」
笠 - 災い除け
「子どもを変えた親の一言作文25選」の紹介 3回目です。
編集は野口芳宏さん、水野茂一さん、向山洋一さん。
サブタイトルに「教室で読み聞かせ:子どもの作文珠玉集」とあります。
子どもらしい文章だと感じると共に、家族の語りかけの大切さを改めて思いました。
もう一つ、再掲載となりますが、辻原康夫さんの
「日本の旅・文化事典」③を載せます。
少しだけ、物知りになったような気分になります。
例年、夏に行われている「浜松ジオラマグランプリ(第10回)」ですが、静岡県にまん
延防止等重点措置(20日から緊急事態宣言)となったため、会期が2021年11月4日(木)
~11月7日(日)になったとのことです。わたしは、楽しみに待ちます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
※ 例年、夏に行われている「浜松ジオラマグランプリ」ですが、静岡県にもまん延防止
等重点措置(20日からは緊急事態宣言)となったため、会期が2021年11月4日(木)~11
月7日(日)になりました。「第10回浜松ジオラマグランプリ」が楽しみです。
☆「子どもを変えた親の一言作文25選」明治図書出版 1998年 ③
6.ごめんなさい MK(6歳)
きゅうにガーツと大きな音がきこえたので、ねつがあってねていたママも目がさめてし
まいました。
おばあちゃまに
「うるさいね。」
といったら、おばあちゃまが
「樹絵ちゃんもうるさいと思うだろうけれど、工じの人はあの音のそばでおしごとをして
いるのだから、もっとうるさいのよ。」
といいました。
かんがえてみれば、工じの人はあせをかきながら町をきれいにしてくれているのに、「う
るさい。」と自分の気もちだけをいったらいけないなと、気がつきました。
おばあちゃまと私はなにを工じしているのかしりたくなってしまい、あみ戸まであけて
見てしまいました。
そうしたら、じめんに水をかけている人と、じめんをほっている人がいました。
みんなかわいている土よりもっと日にやけてこげちゃいろのかおをして、いそがしそう
でした。
つかれていそうな人もいて、たいへんだなあと思いました。
もう、「うるさい。」なんていいません。「ごめんなさい。」
7.おてつだい EN(6歳)
ゆうがた、おかあさんと、わたしは、じてんしゃにのって、しばのはたけにくさとりに
いきました。
はたけにつくと、おかあさんは、すぐに、くさとりをはじめました。
くさがたまるまでわたしは、しばのはたけをじてんしゃにのっていました。
くさがたまるとわたしは、ビニールのふくろにいれてじてんしゃにのせてはしりだしま
した。
ひもがないのでふくろがおちてしまいました。
「おかあさんどうしたら、いいの」
とわたしがゆうとおかあさんは、
「あたまをつかいなさい」
といいました。
わたしはビニールのふくろのはしをこしかけにのせてその上にこしかけてのりました。
こんどはおちませんでした。
わたしはおもしろくなって
「おかあさんはやくくさをとってよ」
といいました。
またあしたもてつだっやろうかな!とおもいました。
8.おや指しかない手 MS(1年)
わたしのかよっていたようちえんでは、コースベつに先生とならんであるいてかえって
いました。
ある日、ある男の子と手をつなごうとしたとき、わたしは、ドキッとして手をひっこめ
てしまいました。
その子のかた手には、おや指しかなくて、野口英世の手のようでした。
わたしは、とてもびっくりし、ちょっぴりいやだなと思いました。
どうやって、手をつないだらよいのかわからなかったので、先生にきいてみました。
「うでをにぎつてあげればいいのよ。」
でも、へんな気分でした。
しばらくいっしょにおしゃべりしながら、あるいていると、なれてさました。
話をしてみると、ふつうの男の子でした。その子のおかあさんは、
「手をつないでくれて、どうもありがとう。こういう手の子もいるのよ。」
と話してくれました。
そのことをおかあさんに話すと、
「ママだって、生まれつき、右耳が小さいままで、聞こえないのよ。でも、ふつうの学校
に行って、英ごもフランスごも、スペインごだって話せるし、エレクトーンやピアノの
先生もしているのよ。パパだって、生まれつき、むねに赤いあざがあるでしょう。みん
な神様のいたずらなのよ。生まれつき、耳や日の不自由な人も、じこや病気で手足をう
しなった人たちも、みんなわたしたちと同じようにできるし、おたがい、助け合って生
きていくべきなのよ。」
とおしえてくれました。 一
わたしは、今、近くのじどうかんの手話クラブに入っています。
学校でも、手話でうたう「四季のうた」をならいました。
たくさんできるようになったら、ようちえんのうらの、ろう学校のおねえさんたちと手
話で、話し合えたらいいなあと思います。
この間、学校で車いすを体けんしました。
まい日、通学のとき、駅のかいだんでこまっている車いすの人を見かけます。
わたしも体けんしてみて、はじめて、車いすの人の思いや、駅員さんの苦労がわかりま
した。
世の中には、けんこうな人ばかりでないこと、しようがい者の人たちも、わたしたちと
同じように、生きていくけんりがあること、しようがい者の人たちの良いところをみとめ、
おたがい、なかよく助け合って生きていくことがわかりました。
これからは、しようがい者の人たちにも、へんな目で見たりしないで、やさしくしてあ
げたいと思います。
☆「日本の旅・文化事典」辻原康夫 トラベル・ジャーナル 2000年 ③【再掲載 2011.12】
<出版社の案内>
懐石料理と会席料理はどう違うの。神社参拝の正しい作法は。絵馬や招き猫の由来は、等
々、素朴な疑問がすぐに解ける、日本文化物知り事典。さまざまな文化財の見方も詳しく
図説したハンドブック。
◇渡来神の信仰 - 古代日本に帰化
□観音
観世音菩薩
33種に化身-人々に救いの手
33観音巡り
瑞巌寺(松島町)浅草寺,清水寺,長谷寺
□金比羅
ガンジス川のワニが神格化し仏法の守護神に
大物主神と混同
航海安全,海難救助の神
金刀比羅宮(香川県琴平町)総本社
□不動
不動明王 大日如来
深川不動 高幡不動 = 金剛寺(日野市)
聖護院(京都)
□薬師
眼病に霊験
現世利益
江戸期「朝観音夕薬師」
毛越寺(平泉町)立石寺(山形市)米山薬師 薬師寺(奈良市)
□地蔵
冥土の救済者
幼児を守る
刺抜き地蔵 = 高岩寺,建長寺
□天王
牛頭天王祭神
害虫除け
祇園社 = 八坂神社 八坂神社,八雲神社
<民間信仰の始まり>
◇路傍の神々
□道祖神
村境,峠
災い霊の侵入を防ぎ村を守る
→ 旅の安全
□庚申
庚申の日(60日ごと)
延命長寿・病魔退散・五穀豊穣
□神農
古代中国伝説上の帝王
人身牛頭
薬屋や香具師の守護神 大阪・少彦名神社
□子安神
西日本 - 子守観音
東日本 - 子安地蔵
□荒神
三宝荒神
竈の神・火の神
□地蔵
前ページ(上掲)に
◇七福神
□恵比須
えびす
元来異郷より
商売繁盛・食物の神
□大黒天
台所の神
□布袋
唯一実在
夫婦円満・家内安全
□弁財天
紅一点
妖艶
水との関わり
□毘沙門天 多聞天
災禍をさけ外敵から守る武神
□福寿録
道教
仙人の理想像
福徳・禄・長寿
□寿老人
武運長久・不老長寿
◇招福縁起物
□招き猫
形態により利益が違う
右手上げ・左手上げ等
□達磨
1720年代
玩具 - 七転八倒
「赤いもの」魔除け
関東
目なしの「縁起達磨」
関西目入り鉢巻き「勝ち達磨」
□福助
1800年代
小さな商人がモデル ~ 人徳
お辞儀福助天1900年福助足袋がルーツむ
□招福狸
1928(昭和3)年 陶芸家・藤原鋳造(狸庵)が信楽焼で開始
「他を抜く」縁起よさ
大キンタマ - 「前金でお願い」
陰嚢 - 「客をたくさん呼び込む」
笠 - 災い除け