大村はまさんはこんなことを ⑪-「教師大村はま96歳の仕事」小学館 2003年 (7) /「地名から歴史を読む方法」武光誠 河出書房新社 1999年 ①【再掲載 2015.9】 [読書記録 教育]
今回は、9月 1日に続いて、大村はまさんの
「大村はまさんはこんなことを」の紹介11回目です。
「教師大村はま96歳の仕事」の要約7回目です。
出版社の案内には、
「国語の教師生活52年。徹底して子どもを見すえた大村の実践は、自主的な学びが称揚
される時代にあって、教えることの真髄として、今再び広く注目を浴びている。96歳
の1年間の講演と仕事をまとめる。講演CD付き。」
とあります。
今回は、作文を書いた後の振り返り用紙の例についてです。
作文を書くときの注意点、大村さんの着眼点が分かります。
もう一つ、再掲載となりますが、武光誠さんの
「地名から歴史を読む方法」①を載せます。
浜松市に新津地区があります。旧浜名郡新津村です。
新津も合成地名。新橋村と米津村の文字を合わせて新津。
小沢渡村、倉松村、堤村、法枝村、田尻村もあったのにどうしてだろうとも思いますが。
新しい学校に赴任するたびに、町地名のいわれを調べ、楽しんできました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑪-「教師大村はま96歳の仕事」小学館 2003年 (7)
◇私の作文「○○」に添えて
2年 組 ( )
・まず、題材についてですが、この題材は、
○○○○○○○○○○○○…
・めあては、
○○○○○○○○○○○○…
・この作文で、私が、とくに書きあらわしたかったのは、
○○○○○○○○○○○○…
・そのために、くふうしたこと、気をつけたことは、
○○○○○○○○○○○○…
・構想は上のらんのようになつています。もう一つ、下のようにも考えていました。
・表現については、次のように、符号がつけてあります。
A ここはもっと簡単にあっさりと書くべきであったでしょうか。
B ここは、もっとくわしく、こまかく書くべきであったでしょうか。
C このへんは、すらすらと書けました。
D このへんは、ちつとも進まず、つかえて書きました。
E このへんは、よく書けたように思います。
F このへんは、どうもよく書けていないと思います。
G このことば、言い方は、たいへん、もの足りないです。しかし、ほかのことばが、
どうも思いつきませんので、とにかく、このようなことばで書いてあります。
・このほか、この作文について、私の考えていること、また、疑問に思われることは、
○○○○○○○○○○○○…
☆「地名から歴史を読む方法」武光誠 河出書房新社 1999年 ①【再掲載 2015.9】
<出版社の案内>
由緒ある地、港町、農村からあなたの住む町まで、どんな地名にも日本の歴史が秘められ
ている。大和朝廷の土地開発にちなむ地名、中世の荘園制度が生んだ地名、江戸時代の城
下町の町づくりがわかる地名など、“歴史の生き証人”たる地名を手がかりにこの国の成
り立ちを明らかにする。
◇県名と県境
□日本の地名
小字名約1000万件 俗称は1億を超す
□近年行政効率を図る住居表示の変更で多くの地名が失われつつある
□県名を旧国名から引き継がなかった理由
旧藩ごとにまちまちだった法律と税制
→ ○明治4(1871)年7月14日 300県余り
○ 〃 11月 ほぼ現在と同じ
○明治23(1890)年 現在につながる
□県名と県庁所在地
古代の郡名からとったもの
岩手 群馬 宮城 茨城 石川 愛知 香川 三重
□開拓使の流れを汲む現在の支庁
北海道日本全国土の22%(84000平方キロメートル)
明治15(1882)年 3県区分(札幌県、函館県、根室県)
明治19(1886)年 廃止
明治30(1897)年 19支庁に → 現在14支庁
◇愛着地名
□大化元(645)年
国司を東国に派遣した → 国境
↓
◎ 都から国ごとに国司を派遣 = 地方行政
670年前後に国々の国境が一つに
□豪族発祥の地名から
出雲氏 - 出雲国
吉備氏 - 吉備国、備中国、備後国
上毛野氏- 上野国
筑紫氏 - 筑前国、筑後国
□大和朝廷 3世紀後半~4世紀初頭
三輪山(桜井市)近くの有力遺跡・纒向遺跡
古代に大和と呼ばれた
大和国 → 日本国
□旧国名をつけた市が生まれたいきさつ = 旧国名への愛着
「府中」は伝統地名
広島県の府中が一日早く申告
東京が意地を張った → 二つの府中市(「○○府中」ではなく)
□合併で生まれた旧国名をもつ市町村
◇町村合併による合成地名と消えた地名
□近代につくられ、本来の意味を失った地名 - 合成地名
愛知県蒲郡市 = ( 西之郡村 + 蒲形村 )の合併による
愛知県稲沢市 = ( 稲葉村 + 小沢村 )の合併による
□合成地名がつくられた理由
明治維新直後 全国に7万町村
↓
明治22(1889)年 1万6千町村に減
「村」の変化
江戸時代の「村」= 農村の共同体を一つの行政区画にまとめたもの
近代の「村」は = 行政の都合による区分
□対等合併したところに合成地名が多い
長野県豊科村は合成地名 明治7(1874)年
= 鳥羽村(と) + 吉野村(よ)+ 新田村(し) +成相村(な) の頭文字をとってつけ
られた
□町村合併で消えていく地名
鈴鹿市は郡名から採った
昭和17(1942)年政府の指導により2町12村が合併 = 軍都整備育成のため
「大村はまさんはこんなことを」の紹介11回目です。
「教師大村はま96歳の仕事」の要約7回目です。
出版社の案内には、
「国語の教師生活52年。徹底して子どもを見すえた大村の実践は、自主的な学びが称揚
される時代にあって、教えることの真髄として、今再び広く注目を浴びている。96歳
の1年間の講演と仕事をまとめる。講演CD付き。」
とあります。
今回は、作文を書いた後の振り返り用紙の例についてです。
作文を書くときの注意点、大村さんの着眼点が分かります。
もう一つ、再掲載となりますが、武光誠さんの
「地名から歴史を読む方法」①を載せます。
浜松市に新津地区があります。旧浜名郡新津村です。
新津も合成地名。新橋村と米津村の文字を合わせて新津。
小沢渡村、倉松村、堤村、法枝村、田尻村もあったのにどうしてだろうとも思いますが。
新しい学校に赴任するたびに、町地名のいわれを調べ、楽しんできました。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆大村はまさんはこんなことを ⑪-「教師大村はま96歳の仕事」小学館 2003年 (7)
◇私の作文「○○」に添えて
2年 組 ( )
・まず、題材についてですが、この題材は、
○○○○○○○○○○○○…
・めあては、
○○○○○○○○○○○○…
・この作文で、私が、とくに書きあらわしたかったのは、
○○○○○○○○○○○○…
・そのために、くふうしたこと、気をつけたことは、
○○○○○○○○○○○○…
・構想は上のらんのようになつています。もう一つ、下のようにも考えていました。
・表現については、次のように、符号がつけてあります。
A ここはもっと簡単にあっさりと書くべきであったでしょうか。
B ここは、もっとくわしく、こまかく書くべきであったでしょうか。
C このへんは、すらすらと書けました。
D このへんは、ちつとも進まず、つかえて書きました。
E このへんは、よく書けたように思います。
F このへんは、どうもよく書けていないと思います。
G このことば、言い方は、たいへん、もの足りないです。しかし、ほかのことばが、
どうも思いつきませんので、とにかく、このようなことばで書いてあります。
・このほか、この作文について、私の考えていること、また、疑問に思われることは、
○○○○○○○○○○○○…
☆「地名から歴史を読む方法」武光誠 河出書房新社 1999年 ①【再掲載 2015.9】
<出版社の案内>
由緒ある地、港町、農村からあなたの住む町まで、どんな地名にも日本の歴史が秘められ
ている。大和朝廷の土地開発にちなむ地名、中世の荘園制度が生んだ地名、江戸時代の城
下町の町づくりがわかる地名など、“歴史の生き証人”たる地名を手がかりにこの国の成
り立ちを明らかにする。
◇県名と県境
□日本の地名
小字名約1000万件 俗称は1億を超す
□近年行政効率を図る住居表示の変更で多くの地名が失われつつある
□県名を旧国名から引き継がなかった理由
旧藩ごとにまちまちだった法律と税制
→ ○明治4(1871)年7月14日 300県余り
○ 〃 11月 ほぼ現在と同じ
○明治23(1890)年 現在につながる
□県名と県庁所在地
古代の郡名からとったもの
岩手 群馬 宮城 茨城 石川 愛知 香川 三重
□開拓使の流れを汲む現在の支庁
北海道日本全国土の22%(84000平方キロメートル)
明治15(1882)年 3県区分(札幌県、函館県、根室県)
明治19(1886)年 廃止
明治30(1897)年 19支庁に → 現在14支庁
◇愛着地名
□大化元(645)年
国司を東国に派遣した → 国境
↓
◎ 都から国ごとに国司を派遣 = 地方行政
670年前後に国々の国境が一つに
□豪族発祥の地名から
出雲氏 - 出雲国
吉備氏 - 吉備国、備中国、備後国
上毛野氏- 上野国
筑紫氏 - 筑前国、筑後国
□大和朝廷 3世紀後半~4世紀初頭
三輪山(桜井市)近くの有力遺跡・纒向遺跡
古代に大和と呼ばれた
大和国 → 日本国
□旧国名をつけた市が生まれたいきさつ = 旧国名への愛着
「府中」は伝統地名
広島県の府中が一日早く申告
東京が意地を張った → 二つの府中市(「○○府中」ではなく)
□合併で生まれた旧国名をもつ市町村
◇町村合併による合成地名と消えた地名
□近代につくられ、本来の意味を失った地名 - 合成地名
愛知県蒲郡市 = ( 西之郡村 + 蒲形村 )の合併による
愛知県稲沢市 = ( 稲葉村 + 小沢村 )の合併による
□合成地名がつくられた理由
明治維新直後 全国に7万町村
↓
明治22(1889)年 1万6千町村に減
「村」の変化
江戸時代の「村」= 農村の共同体を一つの行政区画にまとめたもの
近代の「村」は = 行政の都合による区分
□対等合併したところに合成地名が多い
長野県豊科村は合成地名 明治7(1874)年
= 鳥羽村(と) + 吉野村(よ)+ 新田村(し) +成相村(な) の頭文字をとってつけ
られた
□町村合併で消えていく地名
鈴鹿市は郡名から採った
昭和17(1942)年政府の指導により2町12村が合併 = 軍都整備育成のため