「天災から日本史を読みなおす」磯田道史 中公新書 2014年 ② /「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ③【再掲載 2013.2】 [読書記録 一般]
今回は、9月23日に続いて、磯田道史さんの
「天災から日本史を読みなおす」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「豊臣政権を揺るがした二度の大地震、1707年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩
を『軍事大国』に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された『災い』
の記録をひもとくと、『もう一つの日本史』が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど
降るのか、土砂崩れを知らせる『臭い』、そして津波から助かるための鉄則とは。東日
本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「伏見地震 京都市中死者4万5千人」
・「1707年の富士山噴火に学ぶ
地震と噴火の連動性 - 静岡大・小山真人氏」
・「住民『津波警報〇〇へ避難』と非難する場所を連呼しながら逃げること」
・「津波の時は何もせず逃げる、一度避難したら物を取りに戻らない、戸口に一本ずつとび口を
置く」
もう一つ、再掲載となりますが、文藝春秋編の
「教育の論点」③を載せます。
わたしが教職に就けたのは、無理を聞いてくれ学校に通わせてくれた両親のおかげです。
本当の意味での「教育の機会均等」が望まれます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「天災から日本史を読みなおす」磯田道史 中公新書 2014年 ②
2.伏見地震が終わらせた秀吉の天下
伏見城崩壊
→ 多くの美女が圧死
1596 伏見地震 太陽暦9月5日真夜中
秀吉 秀頼を抱き出てセーフ
伏見城崩壊
台所一棟を残して
現在のJR桃山駅の南 圧死者 50人~700人
京都市中死者4万5千人
↓
伏見城の耐震化
美しい女が何百人も圧死(二の丸)
長屋は軽いが造作いいかげん
上杉家・菊姫の怪力
梁を支えた
大仏に弓引く秀吉
京都の大仏は地震で壊れた → 弓を絞り発射
カネをケチったから
豊臣政権崩壊の引き金に
秀吉 秀次とその妻子側近をまるごと処刑
|
※ 家族を殺された大名が続出
→ 秀吉・三成に恨み
◇宝永地震が招いた津波と富士山噴火
1.1707年の富士山噴火に学ぶ
三保の松原に津波
江戸の庶民が記録した半月間の降灰
地震と噴火の連動性
静岡大・小山真人氏
2.「岡本元朝日記」が伝える実態
静岡を襲った宝永津波
◇津波から生き延びる知恵
1.母が生き延びた徳島の津波
わたしが防災史を研究する理由
母 正路和子 1946年昭和南海地震 徳島県に津波
「高台へ」 曾祖父平吉
一泊でも避難場所を確保する事
◎ 住民「津波警報〇〇へ避難」と非難する場所を連呼しながら逃げること
赤ちゃんの為にだっこひもを
◎ 津波の時は何もせず逃げる
◎ 一度避難したら物を取りに戻らない
◎ 戸口に一本ずつとび口を置く
五歳児は親子で避難訓練を
津波てんでんこ
めいめいに逃げる
津波時の川は「三途の川」と心得よ
防潮堤は完全に防水できなくても勢いをそぐ効果はある
「津波の時はなるべく川や橋につかづくな」
2.地震の前兆をとらえよ
井戸水が枯れたら津波が来る
ひき波の恐ろしさ
たびたび地鳴りのようなもの
☆「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ③【再掲載 2013.2】
<出版社の案内>
子どもに「なぜ勉強をしなくてはいけないのか」と聞かれたら?石原慎太郎、中西輝政、
重松清、立花隆、鹿島茂、曾野綾子、榊原英資、桐野夏生ら各界の第一人者が、現代の教
育問題に斬り込む
◇物事を基本から考える生徒をすくい上げる改革を!
丹羽建夫(神坂冬子実弟)・河合塾
東大合格者出身高校ベスト10
トップ10を私立・国立附属の中高一貫校が席巻
公立校は姿を消す
地元の骨太の生徒が消えた
予備校生徒
① 肯定型
② 納得型 - 納得型の子が東大に行かなくなった
↓
先生から見放される「納得型」の子供たち
地方の納得型の生徒が東大から消えた
「国のために」と口を揃える東大生たち
「良質な先生のネットワーク」を構築せよ
「事務局軽視」が教育を歪めた
事務局機能の拡充を!
入試のあり方にもっと真剣な議論を!
納得型の子供たちを大切に
◇勉強する場としての開かれた学校を! 渡辺格・慶応大学教授(文士物理学者)
物質 → 生命 → 精神
「格酸」「ウィルス」研究
勉強の場である大学
<機会不平等>
◇国家のためでもなく企業のためでもなく 斉藤貴男・ジャーナリスト
●三浦朱門
「できん者はできんままで結構。戦後50年、落ちこぼれの底辺を上げることばかりに
注いできた労力を、これからはできる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。ゆとり
教育はエリート教育の隠れ蓑」
2000.7.3 インタビューにて
●寺脇研
「新学習指導要領の最大の目玉は勉強嫌いの子供をなくすことです。全員が共通して学
ぶ部分が3割減るだけで学びたい子供は先へ進めるようになっている。3割減らせば
全員分かるようになりますから先もやってみようと言う気持ちが起こってきます。…」
∥
▲ 教育機会均等の否定
教育機会均等が否定されてきた
ヨーロッパ型階級社会への憧憬
1995年日経連報告で決められた三つの階層
① 長期貯蓄能力活用型 ブリリアントな参謀本部
② 高度専門能力活用型 大量のスペシャリスト
③ 雇用柔軟型 末端労働者
結果の平等はもとから存在しない
子供の遺伝子情報に基づいた教育
◎ 義務教育までは画一的であって良い。それでこそ社会的公正は保たれる。成長の個
人差が大きい幼少期に恣意的な選別を行うことは、すなわち教育機会の均等、平等を
権力が一方的に奪う行為である。
↓
◎ 小中学生は自己決定能力を持ち合わせていない。だから、教育が必要なのに、一連
の教育改革を、なんとその小中学生たちに自己責任を強いる。
∥
※ 子供の将来は保護者の教育に関する知識や経済力に任せ、社会は公正を
保障しないと言うこと
↑↓
◎ 本当に優秀な子なら誰の力も借りずに勝手に学び、伸びていく
国民会議は居酒屋会議
教育の本当の意味
学校を相対化して捉える
ゆとり教育 ←→ 受験教育
デジタルよりアナログを
「天災から日本史を読みなおす」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「豊臣政権を揺るがした二度の大地震、1707年の宝永地震が招いた富士山噴火、佐賀藩
を『軍事大国』に変えた台風、森繁久彌が遭遇した大津波―。史料に残された『災い』
の記録をひもとくと、『もう一つの日本史』が見えてくる。富士山の火山灰はどれほど
降るのか、土砂崩れを知らせる『臭い』、そして津波から助かるための鉄則とは。東日
本大震災後に津波常襲地に移住した著者が伝える、災害から命を守る先人の知恵。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「伏見地震 京都市中死者4万5千人」
・「1707年の富士山噴火に学ぶ
地震と噴火の連動性 - 静岡大・小山真人氏」
・「住民『津波警報〇〇へ避難』と非難する場所を連呼しながら逃げること」
・「津波の時は何もせず逃げる、一度避難したら物を取りに戻らない、戸口に一本ずつとび口を
置く」
もう一つ、再掲載となりますが、文藝春秋編の
「教育の論点」③を載せます。
わたしが教職に就けたのは、無理を聞いてくれ学校に通わせてくれた両親のおかげです。
本当の意味での「教育の機会均等」が望まれます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「天災から日本史を読みなおす」磯田道史 中公新書 2014年 ②
2.伏見地震が終わらせた秀吉の天下
伏見城崩壊
→ 多くの美女が圧死
1596 伏見地震 太陽暦9月5日真夜中
秀吉 秀頼を抱き出てセーフ
伏見城崩壊
台所一棟を残して
現在のJR桃山駅の南 圧死者 50人~700人
京都市中死者4万5千人
↓
伏見城の耐震化
美しい女が何百人も圧死(二の丸)
長屋は軽いが造作いいかげん
上杉家・菊姫の怪力
梁を支えた
大仏に弓引く秀吉
京都の大仏は地震で壊れた → 弓を絞り発射
カネをケチったから
豊臣政権崩壊の引き金に
秀吉 秀次とその妻子側近をまるごと処刑
|
※ 家族を殺された大名が続出
→ 秀吉・三成に恨み
◇宝永地震が招いた津波と富士山噴火
1.1707年の富士山噴火に学ぶ
三保の松原に津波
江戸の庶民が記録した半月間の降灰
地震と噴火の連動性
静岡大・小山真人氏
2.「岡本元朝日記」が伝える実態
静岡を襲った宝永津波
◇津波から生き延びる知恵
1.母が生き延びた徳島の津波
わたしが防災史を研究する理由
母 正路和子 1946年昭和南海地震 徳島県に津波
「高台へ」 曾祖父平吉
一泊でも避難場所を確保する事
◎ 住民「津波警報〇〇へ避難」と非難する場所を連呼しながら逃げること
赤ちゃんの為にだっこひもを
◎ 津波の時は何もせず逃げる
◎ 一度避難したら物を取りに戻らない
◎ 戸口に一本ずつとび口を置く
五歳児は親子で避難訓練を
津波てんでんこ
めいめいに逃げる
津波時の川は「三途の川」と心得よ
防潮堤は完全に防水できなくても勢いをそぐ効果はある
「津波の時はなるべく川や橋につかづくな」
2.地震の前兆をとらえよ
井戸水が枯れたら津波が来る
ひき波の恐ろしさ
たびたび地鳴りのようなもの
☆「教育の論点」文藝春愁編 文藝春秋 2001年 ③【再掲載 2013.2】
<出版社の案内>
子どもに「なぜ勉強をしなくてはいけないのか」と聞かれたら?石原慎太郎、中西輝政、
重松清、立花隆、鹿島茂、曾野綾子、榊原英資、桐野夏生ら各界の第一人者が、現代の教
育問題に斬り込む
◇物事を基本から考える生徒をすくい上げる改革を!
丹羽建夫(神坂冬子実弟)・河合塾
東大合格者出身高校ベスト10
トップ10を私立・国立附属の中高一貫校が席巻
公立校は姿を消す
地元の骨太の生徒が消えた
予備校生徒
① 肯定型
② 納得型 - 納得型の子が東大に行かなくなった
↓
先生から見放される「納得型」の子供たち
地方の納得型の生徒が東大から消えた
「国のために」と口を揃える東大生たち
「良質な先生のネットワーク」を構築せよ
「事務局軽視」が教育を歪めた
事務局機能の拡充を!
入試のあり方にもっと真剣な議論を!
納得型の子供たちを大切に
◇勉強する場としての開かれた学校を! 渡辺格・慶応大学教授(文士物理学者)
物質 → 生命 → 精神
「格酸」「ウィルス」研究
勉強の場である大学
<機会不平等>
◇国家のためでもなく企業のためでもなく 斉藤貴男・ジャーナリスト
●三浦朱門
「できん者はできんままで結構。戦後50年、落ちこぼれの底辺を上げることばかりに
注いできた労力を、これからはできる者を限りなく伸ばすことに振り向ける。ゆとり
教育はエリート教育の隠れ蓑」
2000.7.3 インタビューにて
●寺脇研
「新学習指導要領の最大の目玉は勉強嫌いの子供をなくすことです。全員が共通して学
ぶ部分が3割減るだけで学びたい子供は先へ進めるようになっている。3割減らせば
全員分かるようになりますから先もやってみようと言う気持ちが起こってきます。…」
∥
▲ 教育機会均等の否定
教育機会均等が否定されてきた
ヨーロッパ型階級社会への憧憬
1995年日経連報告で決められた三つの階層
① 長期貯蓄能力活用型 ブリリアントな参謀本部
② 高度専門能力活用型 大量のスペシャリスト
③ 雇用柔軟型 末端労働者
結果の平等はもとから存在しない
子供の遺伝子情報に基づいた教育
◎ 義務教育までは画一的であって良い。それでこそ社会的公正は保たれる。成長の個
人差が大きい幼少期に恣意的な選別を行うことは、すなわち教育機会の均等、平等を
権力が一方的に奪う行為である。
↓
◎ 小中学生は自己決定能力を持ち合わせていない。だから、教育が必要なのに、一連
の教育改革を、なんとその小中学生たちに自己責任を強いる。
∥
※ 子供の将来は保護者の教育に関する知識や経済力に任せ、社会は公正を
保障しないと言うこと
↑↓
◎ 本当に優秀な子なら誰の力も借りずに勝手に学び、伸びていく
国民会議は居酒屋会議
教育の本当の意味
学校を相対化して捉える
ゆとり教育 ←→ 受験教育
デジタルよりアナログを