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「フィンランドメソッドでわが子の学力を伸ばす」河野庸介 主婦の友社 2008年 ②(後半) /「トンデモ本の世界Ⅹ」と学会 楽工社 2011年 ②【再掲載 2012.11】 [読書記録 教育]

今回は、10月31日に続いて、河野庸介さんの
「フィンランドメソッドでわが子の学力を伸ばす」2回目(後半)を紹介します。


出版社の案内には、


「『発想力』『論理力』『表現力』『批判的思考力』『コミュニケーション能力』家庭で、学
 校で、5つの能力がぐんぐん伸びる!世界で注目されている『フィンランド・メソッド』
 を家庭の教育に取り入れる。」


とあります。





今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「物語の創作時の設定  ①人物 ②事件出来事 ③人物の変化成長する姿」


・「コミュニケーション能力 まずは聞くことから始めよう」


・「~だから~だと思う」


・「しつけ
  ・健康な生活リズムを身に付ける ・自分でできることは自分でする ・あいさつ 
  ・後片づけ ・日常生活での経験①はさみ②言葉」





もう一つ、再掲載となりますが、と学会による
「トンデモ本の世界X」②を載せます。
「トンデモ本」ブームが去って随分経ちますが、
いわゆる「トンデモ本」がある自由さ、楽しさはよいことだとわたしは感じます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「フィンランドメソッドでわが子の学力を伸ばす」河野庸介 主婦の友社 2008年 ②(後半)

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◇わが子の学力を伸ばすために

□論理力 
 
 どうしてと尋ねることが論理力の第一歩
「ミクシ?」 どうして攻撃


 事実と意見を区別させる


 理由を言わせて区別させる
「~だから~だと思う」


 読書で論理力を育てる
・比較と対比 
   ・繰り返し 
   ・擬音語,擬態語(オノマトペ)
・情景描写の意味 
   ・主人公について 
・主人公は誰? 
       ① 変化成長が著しい人物
② 事件や出来事に深く関わっている人物
③ 登場回数が多く比較的詳しく描写されている人物



□表現力 

 書くことの効果 
   ◎自分の思いや考えを伝え理解し納得してもらう


 読み手の事を考えて書く  
   相手意識


 型を身に付けることで表現力が高まる
3段階 … 序・本論・結論,導入・展開,結末
4段階 … 起承転結


 一つの段落は一つの事柄内容だけによる


 物語の創作 
   設定 
    ① 人物 
    ② 事件出来事
    ③ 人物の変化成長する姿


 多様な視点を持つこと  
   よい面・悪い面の両面


 自分の考えを大切にすること


 自信を持たせること



□コミュニケーション能力

 まずは聞くことから始めよう


 伝え合う力を育てよう


 2人の会話を繰り返そう
   対話能力から


 話し合う力を身に付けよう


 互いの思いや考えを比較検討する


 言葉遣いに注意する 
   言語感覚
     ① 正誤 
     ② 適否 
     ③ 美醜


 危機・資料の活用
   「ショウ・アンド・テル法」



□学習意欲の向上と学習習慣の確立

 学習意欲の向上
   PISA調査とTIMSS調査


 じっくり待つこと

 
 褒めること 


 学習習慣の確立
・一日の出来事を聞く
   ・言葉遣いを楽しむ
・本の読み聞かせ 
   ・家族読書 
   ・ノーテレビデー
・TVゲームは一日三十分以内



□豊かな心と健やかな体を育成するために

 豊かな心
   ・安心感を育てる
   ・親子の信頼感
・人間関係の広がりとしての友人


 直接的体験と間接体験(本の読み聞かせ)


 健やかな体
   ・戸外での活動 
   ・遊びと学び


 しつけ
   ・健康な生活リズムを身に付ける
・自分でできることは自分でする
・あいさつ 
   ・後片づけ 
   ・日常生活での経験 
      ① はさみ
      ② 言葉




◇向野庸介 

 S26年 伊豆大島生 明大文卒

東京都公立中学校教諭 → 都教育庁指導主事 → 都立研究センター
→ 文部省初等中等教育局中学校課教科調査官
 → 国立教育政策研究所教育課程調査官 → H16 群馬大学教育学部教授










☆「トンデモ本の世界Ⅹ」と学会 楽工社 2011年 ②【再掲載 2012.11】

<出版社の案内>
“東京スカイツリーは原発より危険!”と主張する→苫米地英人『あなたは常識に洗脳さ
れている』“親子の会話がないと子供がヤリチン、ヤリマンになる!”と警告する→西日
本新聞社取材班『食卓の向こう側』。他にも、山野車輪『マンガ嫌韓流4』石原慎太
郎『スパルタ教育』など、ツッコまずにはいられないヘンなベストセラーを多数掲載。
「そんな馬鹿な!!」と思わず言いたくなるトンデモない本を一挙紹介。笑えてちょっ
とためになる、好評シリーズの最新作。
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◇「60万部突破!デタラメすぎる食品添加物の本」
  安部司 「食品の裏側」東洋経済新報社 2005 by寶来誠

 「添加物の神さま」


 「本当に添加物の神さま?」
  何が鼠の死んだ量の1/100だ



長村洋一(千葉科学大)「量の概念がない扇動家」
  「問題は種類ではなく量」
  「まんが『おいしんぼ』とのトンデモコラボ」
 「マウスもラットも鼠は鼠」マウス、ラットという呼称を使わない
 「食の安全? 食育? ロハス?」



 ◎ だいたい日本というのは健康寿命で世界トップクラスの長寿健康大国なのである。
 (WHO)そんな国で日常食べるものの安全性に関心があるとは到底思えないのだが…




◇「無農薬りんご作りで有名な筆者の神秘体験満載の自伝」
  木村秋則「すべては宇宙の采配」東邦出版 by山本弘
 
 とびきりのハイ・ストレンジネス事例ばかり


 高2 「竜を見た」 不可解な時間停止現象


 トラック 「幽霊を助手席に乗せた」  
 

 青白い巨大な三角おにぎり


 りんご栽培「宇宙人に誘拐される」
臨死体験も





<第2章 陰謀系>

◇「地震も津波も人工的に誘発されている!?」
 ジェリー・E・スミス ベンジャミン・フルフォード「気象兵器・地震兵器・HAARP・ケムトレイル」
 2010 成申書房 by皆神龍太郎


 トンデモ本 
   ① 思いこみ・偏見を書き連ねていくタイプ  日本系

   ② 具体的データを挙げつつ巧みにトンデモゾーンへ誘い込むタイプ 欧米系


 「核爆弾で地震を誘発する地震兵器」


 「津波も人工的に誘発されている」


 「10年前に東大教授が構想した地震兵器の方がずっと現実的!」
   平田森三 1943 8月号「科学朝日」 空想の楽しさとして




◇「証拠がないことが証拠である!最近の地震兵器説の先駆本」
 池田昌昭「阪神大震災は闇の権力の謀略だった」文芸社 2000 by山本弘 

 東日本大震災陰謀説 リチャード・コシミズ ベンジャミン・フルフォード 
   自分勝手に謎を生み出している




◇「ベテランジャーナリストによる妄想力あふれる怪作」
 佐野眞一「東電OL殺人事件」新潮社 2000年 by唐沢俊一

 おもしろいが上質なルポルタージュ作品のおもしろさは違う
   「ダ・ヴィンチ・コード」伝奇ミステリーに共通するおもしろさ


 思いこみ + 寄り道調査 + 円山町に結びつける
 ネパール人・マイナリ被告 → 無罪

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