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「志村けん わたしはあきらめない」NHK制作班 KTC中央出版 2003年 ① /「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」~イチャモン研究の到達点~  大阪大学教授 小野田正利 2008年(『地域福祉と子ども家庭福祉実践の今日的課題』吉原雅昭篇 大阪公立大学協同出版会より) ⑤【再掲載 2015.11】 [読書記録 一般]

ジオラマグランプリがザザシティ浜松の西館2階で開催中です。観覧無料。本日7日(日)午前中までです。
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今回は、志村けんさんとNHK制作班の
「志村けん わたしはあきらめない」1回目の紹介です。



出版社の案内には、


「40年間も国民的人気を博し続けてきたドリフターズ。そこからデビューし、『コント
 の職人』と呼ばれる志村けんのコメディ人生の光も陰も数多くのエピソードを披露して
 今、真顔で語る。」


とあります。



志村さんの人間観察力がよく分かります。
真剣に語っている様子が想像できる本でした。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「おばあさん - 呼吸しながら声が出る
よっぱらい - 身体の軸を外しながら軸をもって帰ってくる」


・「人間ウォッチング  人間を観察して、それでネタが生まれる」


・「志村がどう動こうと、何をしようと笑ってはくれない。必死になればなるほど、客の
  反応は冷たく空振りに次ぐ空振り」
- 比較され、どんなにか辛かっただろうと今になって想像します。


・「はじめは全く受けなかった  よそ者感と生の公開放送による緊張によるもの」


・「シンプルで気が付かないことがおもしろい」






もう一つ、再掲載となりますが、小野田正利さんの
「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」⑤を載せます。
現場のことをよくご存じなのだと感じます。どうすれば…




一昨日の夕方、タマネギの苗場に水をやろうと畑に行ってびっくり。
畑地灌漑バブルにつけてあるビニルホースがなくなっていたのです。
20年以上使っているビニルホース、20mほどのものですが、
毎日使うものが突然なくなって困り果てました。
通行量の多い道路ぞいですので、だれかが持って行ったものと思われます。
金額はつかないほど古いものですが、そのような人がいると思うだけでいやになります。
古いホースリールを引きずり出し、一輪車で行き帰りすることにしました。
家庭用より太いホース、使い道はないと思うのですが。
田舎だとは言え、時代の変化を感じました。
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<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。










☆「志村けん わたしはあきらめない」NHK制作班 KTC中央出版 2003年 ①

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◇最初は「グー」
 
□今日のセットはバラエティ   
   長島ジュニア 
   武内アナ(NHK)



□「アイーン」の実在モデル  
   芸者さん



□「だいじょうぶだあ」 
   兄嫁の実家に遊びに行ったとき 

「だいじょうぶだあ、上がらっせえ、食べなっせえ」



□「最初はグー」  
   『全員集合』のあがりで「最初はグー」

   10人だとそろわない
→ 「ジャンケンポン」「チッケッタ」を統一
      
   中本さんとジャンケン決闘
     ←  合わせるために 



□1950年 北多摩郡村山町生まれ 
   3人兄弟の末っ子
   父は小学校教頭



□1966年ビートルズに憧れバンドを結成 
   ギターに夢中

   映画 ジュリー・ルイス『底抜けてんやわんや』にショック





◇エレキ、映画、そしてコメディ

□動きこそ志村流のコント

   ジュリー・ルイス『底抜けてんやわんや』

おばあさんとよっぱらいがいちばん疲れる
おばあさん - 呼吸しながら声が出る

    よっぱらい - 身体の軸を外しながら軸をもって帰ってくる
 


□人間ウォッチング  

   人間を観察して、それでネタが生まれる
 


□音楽は何でも好き

  エレキギター  
    畑の中で練習 

    ベンチャーズ → ビートルズ → ハードロック
ユーライア・ヒープ、グランド・ファンク・レイルロード
 
  
  雪の日は日本酒で演歌





◇ザ・ドリフターズデビュー
 
□17歳でドリフターズの門  
   付き人:月5,000円
 


□『8時だよ全員集合』 

   1974年 荒井注が脱退 - 穴埋めが24歳の志村けん
   
   プロデューサー 居作昌果 
「志村がどう動こうと、何をしようと笑ってはくれない。必死になればなるほど、
    客の反応は冷たく空振りに次ぐ空振り」



□残りのラーメンを雑炊にして
 


□わらじと裸足 
   そんな時代もありました
 


□リアクションを見るのもおもしろい 
   電車での裸足
 


□はじめは全く受けなかった 
よそ者感 + 生の公開放送による緊張
 


□最初に受けたのは「東村山音頭」
1年ちょっとで東村山音頭
   ~ 肩の力が抜けた
 

   シンプルで気が付かないことがおもしろい
     白鳥のついたバレリーナ姿










☆「地域住民から福祉・教育関係者等への無理難題要求をどう読み解き対応するか」~イチャモン研究の到達点~  大阪大学教授 小野田正利 2008年(『地域福祉と子ども家庭福祉実践の今日的課題』吉原雅昭篇 大阪公立大学協同出版会より) ⑤【再掲載 2015.11】

<出版社の案内>
本書は大阪府立大学人間社会学部社会福祉学科が、2008年2月17日に広く市民に公開し
た[社会福祉学セミナー」の内容を編集して、取りまとめたものである。
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(4)ワークショップの演出がポイント
   
 時間の長さによってバージョンを変化させるのですが、


 ① アイスブレークをしながら班分け、


 ② ワークショップの進め方の説明、


 ③ 役割(ロール)分け、

 
 ④ 扱う事例の提示と、役割をする者同士の打ち合わせ(特に保護者役は復教なので、
  どうやって学校側に要求を突きつけるかの作戦タイムは重要なポイントとなります)、


 ⑤ ロールプレイ本番(10分以内)、


 ⑥ 記録係を司会者として班ごとでの反省会、


 ⑦ 数班を指名発表し全休での振り返り、


 ⑧考慮すべきポイントの提示、


がほぼ一連の流れとなります。
 
 
 一つの流れは40分もあれば十分です。

  
 一般的にロ-ルプレイは、照れや恥ずかしさ、なんで今更そんなことを、という覚めた
感覚を持たれる方もありますから、①と②では雰囲気の盛り上げ方に注意を払います。


 さらに幾つかの演出も工夫しています。


 それぞれの役割を示す名札(例、母・父・校長・担任など)を用意し、「じゃんけんで
もくじ引きでも何でもいいから選びましょう」と誘うと、誰もが「保護者札」(担任は責
められるから嫌がる)をとろうとして盛り上がりはじめます。


 事例も、それぞれの役割(ミッション)を別々の色封筒に入れて渡します。


 保護者役はホットになるからピンク封筒、

 学校は蒼ざめるからブルー、

 記録係はどっちつかずのグレー封筒、


という演出もかなりの効果があります。
  


 どの学校種でも汎用性があるのが、卒業アルバムの事例です。


 保護者の役割を記した紙には

「今日は卒業式。あなたの息子のタロウ君が卒業アルバムを持って帰らてきました。とこ
 ろがタロウ君の写っている写真は、集合写真を除けばたった1枚しか見あたりません。
 しかも遠くの方にごく小さく写っているだけです。それなのに近所に住む同級生のマサ
 トシ君は、大きく写ったスナップ写真が5枚も載っています。気持ちの収まらないあな
 たは、担任にひとこと言うために学校へ出かけていきました」

と指示してあります。


 他方で学校側(担任、校長など)には、卒業式の後に保護者が面談要求をするという連
絡があった、ということ程度しか書いてありません。


 記録係の文書には、やりとりの経過や気づいた点を簡単にメモしておいてください、と
伝えてあります。             





(5)「だんだんムカつくのがわかります」               
  
 私の合図で進行していきますが、8分程度のロールプレイでも、4分も経てばヒートア
ップしていきます。


 それは④の打ち合わせをしていることと関係しますが、親(役)は我が子のことで必死
であり、学校側は「『アルバムを作り直せ』と言われても、どうしようもないじゃないか」
という思いと、それでも親の剣幕を含めて、写真の枚数のチェックがなかったことは学校
側の落ち度として反省しなければいけない、というジレンマに陥ります。
  

 保護者と教員の混じっている集会でそれをすると、保護者役(実際は教員)は

「どうして思いを分かってくれないのかと、だんだん腹が立ってきました」

と感想を述べ、一方で担任役(実際はお母さん)は

「私も親ですから、親御さんの言っておられることは正当だし、よく分かります。でも学
 校側とすれば何とも答えようがないし、本当に困りました」

と反省会で語り始めました。


 このアルバムの作り方に5枚と1枚というミスがあったことは事実ですが、今更作り直
しはできません。



 ではなぜ親は、そのことでわざわざ学校まで足を運ぶのでしょうか。


 アルバムの写真の枚数に

「我が子がこの学校でどういう扱いを受けていたかが示されているんではないか」

という不満があり、作り直しは無茶な要求であることは分かってはいるか、それでも

「うちの子は学校でどんなんだったのか?友達と仲良くやっていたのだろうか?」

といった「子育への不安」があることを見て取れば、学校側の返答の仕方は違っててくる
のでしょう。

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