小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年 (1) /「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】 [読書記録 教育]
今回は、11月20日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」7回目、
「14歳 日本の子どもの謎」1回目の紹介です。
出版されて随分経っているためでしょう、
出版社の案内を見つけることができませんでした。
思っていてもうまく言葉にできないことを、的確に表現してくれる小浜さんの本が、わた
しは好きです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「(騒ぐ)マスコミ → 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる」
・「現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!→ 自分の不安の正体を真正面から見つめる」
- 四半世紀近く経った今現在でも同様だと感じています。
・「こわいことを見ないようにするため,『教育』という手近な悪者を見つけて,大げさ
に驚いたふりをしている」
・「子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間の
もつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中でど
れほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。」
・「どこかで無理が生じる」
- 大変気になることです。
もう一つ、再掲載となりますが、齋藤孝さんの
「発想名人」①を載せます。
これもだいぶ以前の本ですが、
ものすごく多い本を現在も出し続けている齋藤さんの秘密が分かるような本です。
週末、近場にミニミニ旅行に行きました。
高根城 よく歩きました
掛川花鳥園 ショーを楽しみました
油山寺 紅葉もそろそろ
デンマーク牧場 ソフトクリームを味わいました
清水邸庭園 紅葉がきれいでした
福田港の避難タワー 津波避難タワー15m サーファーがいっぱい(そう見えませんが)
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年(1)
◇はじめに
□マスコミ
○同じ問いかけ
○直接的な事実背景を追いかけることに終始
↓
◎ 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる
□サカキバラ事件 = 今の日本の大人たちに共通した大きな不安
◎現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!
∥
自分の不安の正体を真正面から見つめる
∥
◎ 今後の「大人-子ども」関係
◇劇場型社会の残虐事件①
□「子どもは社会の犠牲者」説の愚かさ
日本人の健忘症
自分が14歳のころは?
人間が歴史の中でどれほど残虐なことを繰り返してきたのか
↓
◎ 子どもは純真?
□教育が悪いということにしておけば人間の真実を見なくてもすむ
◎ こわいことを見ないようにするため,「教育」という手近な悪者を見つけて,大げ
さに驚いたふりをしている
↑
※認識を!
◎ 子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間
のもつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中で
どれほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。
∥
「サカキバラ」少年は「異常」
□歴史が証明する人間の「残虐性」好み
◎芸術的といっていいほどの残虐な本能
「善」とは「悪」とは?
善 = ある共同体の共通利益にかなう意志や行為
悪 = ある共同体の共通利益に反する意志や行為
|
◎「善人」であるためには,共同体のメンバーとして,そのルールとか慣習に黙々と従
って生活すればよい
↑↓
「悪」は必ず人と違った積極的な目立つ行為として表現される
= 特別な行為
◎「残虐的なことはいけない」というモラルも絶対的なものではない
室町期 - 車ひきの刑
戦国期 - 首をあげる
ヨーロッパはさらにすごい
身体刑 - 見世物 19世紀半ばまで
死体解剖も公開 = 共同体の一種の儀式
意義
① 本能「残虐性」の放流回路
② 共同体が自分の秩序の維持・存続のため本能を利用した
↓
◎「理性」を基礎とした法治社会
「理性的存在としての個人」
利点: 個人が他人を侵害しない限りそれぞれの欲望を自由に表現したり実現
したりできるようになった
= 変な掟や理不尽な拘束やひどい差別に苦しむことが少なくなった
↑↓
◎大変なところ いろいろな人間がいる
一人にもいろいろな面がある
∥
◎どこかで無理が生じる
☆「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】
<出版社の案内>
「徹子の部屋」出演、明大ゼミの出来事、学生の就職難まで、名物教授は日常をこう学ぶ。
ユニークな思考が爆発する超教育エッセイ
◇教育欲と説教マシン
□教育欲
教育欲とは、誰かを教育しようという欲望
= 自分の教育の情熱で身を焼かれる状態
|
◎種族保存の要請と結びつく
説教が止まらなくなった状態 = 「説教マシン」
居酒屋での説教 ~ 日本経済動力源の一つ
◇教育誘発性のワナ
□教え魔 と 教えられ魔(ブラックホール)
◎教育誘発性 … 教育欲を誘発する何かをもった人物
覚えが悪くても見捨てられず指導を受け続ける才、愛される
◇秘数3と引きこもり
□3という数字の魅力
「ポイントは3つあります」
3人になると社会になる
□ひきこもり
「一人では引きこもりはできない。2という数字があってはじめてひきこもれる」
◎「家族への甘えと社会の拒絶」 + 「一人の不安」
◇喝采ゲーム
□「意識の配分」と「視線の配分」
眼の力の偉大さ = まなざしの力
「喝采ゲーム」
全員で立ち上がって拍手をし、声を上げて喝采を送る
ブラボー、日本一
◇質問力VSコメント力
トークショー - 井上陽水と伊藤佐智子(デザイナー)
◎「質問力」 … 質問にはレベルがある
井上陽水のコメント力、恐るべし
最低レベルの質問に対して的確かつ誠実に答える
◇高速回転脳みそ
□「徹子の部屋」
黒柳女史の意識の高速回転
◎際だった要約力
□サッカーワールドカップ゚
精神力 = 集中力の持続
◎高速回転脳みそを鍛えることがスポーツ選手養成の条件
◇もんじゃ的ごちゃまぜパワー
□ブラジルサッカー
個人の想像力、華のある無駄がある、遊びのあるスタイル
◎サッカーともんじゃ焼き = ごちゃ混ぜ、カオス
野球とお好み焼き
◇麗人の日本語
□ 美輪明宏と国語教育
理想の国語教科書
= 「凄み・憧れ・生の美意識」 やくざの世界(たけし)
美輪明宏
白波5人男の弁天小僧菊の助の台詞独演 = 息づかいのワザ
美輪明宏
控え室で著書とCDのプレゼント(毛筆サイン)
「お目汚しに」の言葉 ← 謙虚さと自信-凄み
「小浜逸郎さんはこんなことを」7回目、
「14歳 日本の子どもの謎」1回目の紹介です。
出版されて随分経っているためでしょう、
出版社の案内を見つけることができませんでした。
思っていてもうまく言葉にできないことを、的確に表現してくれる小浜さんの本が、わた
しは好きです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「(騒ぐ)マスコミ → 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる」
・「現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!→ 自分の不安の正体を真正面から見つめる」
- 四半世紀近く経った今現在でも同様だと感じています。
・「こわいことを見ないようにするため,『教育』という手近な悪者を見つけて,大げさ
に驚いたふりをしている」
・「子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間の
もつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中でど
れほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。」
・「どこかで無理が生じる」
- 大変気になることです。
もう一つ、再掲載となりますが、齋藤孝さんの
「発想名人」①を載せます。
これもだいぶ以前の本ですが、
ものすごく多い本を現在も出し続けている齋藤さんの秘密が分かるような本です。
週末、近場にミニミニ旅行に行きました。
高根城 よく歩きました
掛川花鳥園 ショーを楽しみました
油山寺 紅葉もそろそろ
デンマーク牧場 ソフトクリームを味わいました
清水邸庭園 紅葉がきれいでした
福田港の避難タワー 津波避難タワー15m サーファーがいっぱい(そう見えませんが)
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆小浜逸郎さんはこんなことを⑦-「14歳 日本の子どもの謎」イースト・ブック 1997年(1)
◇はじめに
□マスコミ
○同じ問いかけ
○直接的な事実背景を追いかけることに終始
↓
◎ 何の答えも出さぬまま飽きられて終わる
□サカキバラ事件 = 今の日本の大人たちに共通した大きな不安
◎現代の思春期の子どもを正確に捉えよ!
∥
自分の不安の正体を真正面から見つめる
∥
◎ 今後の「大人-子ども」関係
◇劇場型社会の残虐事件①
□「子どもは社会の犠牲者」説の愚かさ
日本人の健忘症
自分が14歳のころは?
人間が歴史の中でどれほど残虐なことを繰り返してきたのか
↓
◎ 子どもは純真?
□教育が悪いということにしておけば人間の真実を見なくてもすむ
◎ こわいことを見ないようにするため,「教育」という手近な悪者を見つけて,大げ
さに驚いたふりをしている
↑
※認識を!
◎ 子どもは大人の目を盗んで相当悪いことをやる存在であり,ことに思春期は,人間
のもつ悪の面が個人の行動としてもっとも現れやすい時期である。人間が歴史の中で
どれほど残虐なことを繰り返してきたのか。しかも,それはなくなっていない。
∥
「サカキバラ」少年は「異常」
□歴史が証明する人間の「残虐性」好み
◎芸術的といっていいほどの残虐な本能
「善」とは「悪」とは?
善 = ある共同体の共通利益にかなう意志や行為
悪 = ある共同体の共通利益に反する意志や行為
|
◎「善人」であるためには,共同体のメンバーとして,そのルールとか慣習に黙々と従
って生活すればよい
↑↓
「悪」は必ず人と違った積極的な目立つ行為として表現される
= 特別な行為
◎「残虐的なことはいけない」というモラルも絶対的なものではない
室町期 - 車ひきの刑
戦国期 - 首をあげる
ヨーロッパはさらにすごい
身体刑 - 見世物 19世紀半ばまで
死体解剖も公開 = 共同体の一種の儀式
意義
① 本能「残虐性」の放流回路
② 共同体が自分の秩序の維持・存続のため本能を利用した
↓
◎「理性」を基礎とした法治社会
「理性的存在としての個人」
利点: 個人が他人を侵害しない限りそれぞれの欲望を自由に表現したり実現
したりできるようになった
= 変な掟や理不尽な拘束やひどい差別に苦しむことが少なくなった
↑↓
◎大変なところ いろいろな人間がいる
一人にもいろいろな面がある
∥
◎どこかで無理が生じる
☆「発想名人」齋藤孝 文藝春秋 2003年 ①【再掲載 2014.5】
<出版社の案内>
「徹子の部屋」出演、明大ゼミの出来事、学生の就職難まで、名物教授は日常をこう学ぶ。
ユニークな思考が爆発する超教育エッセイ
◇教育欲と説教マシン
□教育欲
教育欲とは、誰かを教育しようという欲望
= 自分の教育の情熱で身を焼かれる状態
|
◎種族保存の要請と結びつく
説教が止まらなくなった状態 = 「説教マシン」
居酒屋での説教 ~ 日本経済動力源の一つ
◇教育誘発性のワナ
□教え魔 と 教えられ魔(ブラックホール)
◎教育誘発性 … 教育欲を誘発する何かをもった人物
覚えが悪くても見捨てられず指導を受け続ける才、愛される
◇秘数3と引きこもり
□3という数字の魅力
「ポイントは3つあります」
3人になると社会になる
□ひきこもり
「一人では引きこもりはできない。2という数字があってはじめてひきこもれる」
◎「家族への甘えと社会の拒絶」 + 「一人の不安」
◇喝采ゲーム
□「意識の配分」と「視線の配分」
眼の力の偉大さ = まなざしの力
「喝采ゲーム」
全員で立ち上がって拍手をし、声を上げて喝采を送る
ブラボー、日本一
◇質問力VSコメント力
トークショー - 井上陽水と伊藤佐智子(デザイナー)
◎「質問力」 … 質問にはレベルがある
井上陽水のコメント力、恐るべし
最低レベルの質問に対して的確かつ誠実に答える
◇高速回転脳みそ
□「徹子の部屋」
黒柳女史の意識の高速回転
◎際だった要約力
□サッカーワールドカップ゚
精神力 = 集中力の持続
◎高速回転脳みそを鍛えることがスポーツ選手養成の条件
◇もんじゃ的ごちゃまぜパワー
□ブラジルサッカー
個人の想像力、華のある無駄がある、遊びのあるスタイル
◎サッカーともんじゃ焼き = ごちゃ混ぜ、カオス
野球とお好み焼き
◇麗人の日本語
□ 美輪明宏と国語教育
理想の国語教科書
= 「凄み・憧れ・生の美意識」 やくざの世界(たけし)
美輪明宏
白波5人男の弁天小僧菊の助の台詞独演 = 息づかいのワザ
美輪明宏
控え室で著書とCDのプレゼント(毛筆サイン)
「お目汚しに」の言葉 ← 謙虚さと自信-凄み