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「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ④ /「さまよう少年たち」① 竹下玄恭 社団法人大阪少年補導協会・専務理事【再掲載 2012.12】 [読書記録 一般]

今回は、11月24日に続いて、相澤冬樹さんの
「安倍官邸VS.NHK」の紹介 4回目です。



出版社の案内には、

「『森友事件』の原稿から、消される『安倍官邸とのつながり』。NHKでも検察でも東京
 vs.大阪のせめぎ合いが続く中、特ダネをつかんだ記者が異動を命じられた!政権を揺
るがす疑惑と巨大組織内に強まる圧力―その狭間で最後まで戦い続けた男の渾身のノン
フィクション。」

とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「A氏は
  3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された 翌7日亡くなられる」


・「検察をなめた財務省 当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた」


・「『口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね』と言わせる?」




もう一つ、再掲載となりますが、竹下玄恭さんの
「さまよう少年たち」①を載せます。
家族間のコミュニケーションの大切さを教えてくれます。

昨日は、午前中に管理機で畝を作り、残りのタマネギの苗を植えました。DSC_1082.JPG
午後は、槇の木の剪定をしました。
4日かけて外側が大体終わりました。
三脚に乗りヘッジトリマで刈り込むのですが、腕がパンパンです。
上部の枝が刈り込めず、ノコギリで切り取る宿題が残っています。
今週は内側に取り組みます。
DSC_1076.JPG

<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「安倍官邸VSNHK」相澤冬樹 文藝春秋 2018年 ④

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◇近畿財務局職員の自殺が残した謎
 
□公文書改ざんの衝撃 

  2018.3.2 朝日特ダネ 「財務省公文書改ざん」
   

 近畿財務局 
  ~ 日頃から、一時が万事、本省にお伺いを立てる文化。責任を問われないように。
    主導することはあり得ない。 


 財務局職員が自殺のニュース
   3月9日明らかに
 


□休職中に呼ばれたA上席
   
 上席国有財産管理官のA氏
   売買交渉指導者のひとり
   

 公平さを大切にする方 
   2016(H28)~ 森友土地値下げ案件
   

 上席 = 本省からの指導と現場のすりあわせが求められる役職
   開けっぴろげなキャラクター

   3.2朝日の報道 → 3.6休職中にもかかわらず呼び出された

   翌7日亡くなられる
 


□事情聴取はあった?      

 A上席の死をめぐる○(わたしの乱雑な字のため?)を解明するための取材チーム
 


□残されたメモに「佐川」「麻生」の名前
 


□検察をなめた財務省 

 当初特捜部にも改ざん後の文章を提出していた
 


□「弁護士にすごい怒られるんですよ」

 近畿財務局に勤めていた弁護士が担当
   
 父親
  「弁護士に怒られるんですよ」





◇「口裏合わせ」の特ダネに圧力再び ~プロの記者はこうして取材する~ 

□記者の秘密を公開する

 特番に上層部からの難癖 


 4/4(水)のクロ現放送が決まる


 財務省
  → 森友「トラック何千台もごみを搬出したことにしてほしい」と電話

    学園は断る

  → 大阪司法担当Yデスクに伝えず 社会部のXデスクとやりとり

   ↓

  K社会部長が小池報道局長にうんと言わせる
 


□相手のプロフィールを把握する

「口裏合わせの当人に口裏合わせをしましたね」と言わせる?


 乙氏 財務省の人



□頭がはげるまで考え抜け!
 


□自宅での接触は朝に 通勤路を探る
 


□30分一本勝負

 2018.4.3 クロ現放送の前日 

 自宅から職場までの30分間に
「私がしゃべりますから少しお話しにおつきあいください」

 自ら志願して被災地の副市長として出向 - 出世コースを袖にして
   評判よく、人望も厚い
 


□ミッションコンプリート

 丁寧に別れた
 
 乙氏 「そこまで知っているんだ」



□クロ現で放送されない!?

 小池報道局長の圧力・介入
 
 ※2氏に本で記すことを伝えるとOK






☆「さまよう少年たち」① 竹下玄恭 社団法人大阪少年補導協会・専務理事【再掲載 2012.12】 

◇交換日記    

 小学校4年生のゆかり(仮名)は,2歳のころに両親が離婚した。


 いったんは父親が子供たちを引き取ったものの,病気で入院がちなことから,2歳年上
の兄とともに,養護施設に預けられることもあった。


 そして,ゆかりが小学校に入学する前に父親が亡くなり,喫茶店を経営する母親に引き
取られた。


 この際,祖母はこう言って,2人にくぎを刺したという。


「店のお客さんは,お母さんには子供がいないと思っているから,『ママ』とか『お母さ
 ん』とか呼ばないように」


 ゆかりが,母親に何か話しかけようとすると,すぐに祖母が横から口を挟み,親子水入
らずで話すことはまったくなかった。


「いい子にしないと,施設に返すよ」


 ゆかりと兄は祖父母にこう言われ続け,表面的にはおとなしくていい子を装っていた。


 その無理が,徐々にゆがみとなって表れたのだろうか,兄は家出を繰り返すようになり,
施設で再び,生活するようになった。


 一方,ゆかりは,友達の面倒見がよく,成績もよかったが,2年前のある日,コンビニ
エンスストアで菓子や文房具を万引して,店員に取り押さえられた。


 困り果てた母親はこの直後,少年サポートセンターを訪れた。


 母親によると,切り盛りする喫茶店は,夜はスナックとして営業しており,擦れ違いの
生活だった。このため,

「お母さんに対して『本当はもっと甘えたい。お母さんと呼びたい』と思っているのに,
 口に出せないのでは」

とアドバイスし,この日から母娘で,交換日記を始めることを勧めた。


《お母さんへ。今日から日記を書くことになりました。一生懸命書きますので,絶対読ん
 でください》
 

《ゆかりちゃんへ。いつもお母さんは,お店の仕事が忙しくて,あまりゆかりちゃんの世
 話ができないけど,これからはこの日記に何でも書いてください》


 週1回のサポートセンターでの面接も,これまで母親と外出する機会がほとんどなかっ
たゆかりにとって,こちらが考える以上に楽しいことだったようだ。


 毎回,母親に髪をおさげにしてもらい,洋服も母親が選んだものを着て,表情も以前と
比べるとずっと明るくなり,子供らしい素直な感じになってきた。


 毎日,日記を交換することで,母娘が直接,会話する機会も増えた。


 2年間でゆかりもすっかり立ち直り,2人は「これからも,交換日記は続けようね」と
話し合っているという。


 交換日記がきっかけで会話が復活したが,親子だけでなく,人間関係で会話ほど大事な
コミュニケーションはない。
    
                  (平成10年6月23日発行「夕刊フジ」より)

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