「教師のすごい会話術」森川正樹 東洋館出版社 2014年 ② /「色川大吉対談集 あの人ともういちど」日本経済評論社 2016年 ①【再掲載 2018.2】 [読書記録 教育]
今回は、12月14日に続いて、森川正樹さんの
「言い方ひとつでここまで変わる教師のすごい! 会話術」の紹介 2回目です。
子どもたちへの声掛けのヒントが詰まっています。
目を通すだけでも参考になる本だと思います。
東洋館出版社さんらしい本、おすすめです。
出版社の案内には、
「大ヒット『すごい! 』シリーズの会話編、ついに登場! ○『静かにしなさい』よりも効
果のあるひと言○集中力を一気に高める『言葉の演出』○『物言わぬモノ』に話させる
子どもが思わず動きたくなる『教室コトバ』を65の具体的なセリフでわかりやすく紹
介。」
とあります。
今回紹介分「子どものやる気にどう火を付ける?」より強く印象に残った言葉は…
・「牛乳キャップより大きい字で書きなさい」
→ グーぐらいの○、を描きましょう、なども効果的です。
・「間違ったのではない、『間違いと分かった』んだ」
- このごろ自己肯定感が低い子どもが多いように感じるのでなおさら…。
・「先生に『肩ポン!』とされた人は書き直してね! 」
- がみがみが以前よりずっとち敬遠されるようになりました。
・「質より量です」
- 書いて書いて書きまくれ!を続けると書けるようになるものです。
最初はたいへん嫌がりますし、困難を感じるとは思いますが、支援しながら少しずつ
量を増やしていきます。のちのちの財産になります。保護者の理解がないと、なかなか
進められなくなってきましたが。
もう一つ、再掲載となりますが、
「色川大吉対談集 あの人ともういちど」①を載せます。
『昭和史世相篇』を読み、あの麻雀の人が歴史も?ともやもやしていましたが、
本書を読み、色川大吉さんと色川武大は違うのだとはっきりしました。
珍しい姓で、同じ「大」がお名前にあるので、わたしは勘違いしていたのです。
色川大吉さんは今年の9月に逝去されました。
昨日の朝、散歩で、久しぶりに友人の「和Olieve園」の前を通ってびっくり、
週末に小売りもしていることに気付きました。
行かなければ。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教師のすごい会話術」森川正樹 東洋館出版社 2014年 ②
[授業の中で]編
◇子どものやる気にどう火を付ける?
□まず予想しなさい
「自分で調べなさい」のその前に
→ すでにある材料(知識)でまず自分で考える
◎「調べる」前に「予想」する
□話を想像して聞きなさい
「自分で気付く」子どもを育てる
→ 当事者意識を全員で共有する
□牛乳キャップより大きい字で書きなさい
「具体物」でイメージを引き出す
→ 全員がわかる「イメージの対象」を提示する
□一瞬だけのチャンスです
集中力を一気に高める演出
→ 「もったいを付ける」と集中力が増す
□間違ったのではない、「間違いと分かった」んだ
間違うことをおそれない子どもにするために
→ クラスに「前向きなスタンダード」をつくる
□先生に「肩ポン!」とされた人は書き直してね!
先回りして指示を出す
→ がみがみ言うことなくいかに活動を促すか
「書き直しをするような人は一人もいないなあ」
= 途中発言
「書き直し候補者3人!」
→ 「未然」に防ぐ言葉を持とう
□期待する人を決めてください
子ども同士が伸ばし合う場を作る
うろうろタイム
~ 見合う
カンフル剤となる場面を仕掛ける
□×これぐらいならできそう?(逆効果)
言葉のちょっとしたニュアンスで…
・「これだけ書けたらたいしたものだけれど…」
・「書ける、書ける、書きなさい」
・「無意識の言葉」を意識する
□賞味期限が過ぎる前に書きます(行事作文)
「やるなら今」と思わせる
~ 当たり前のように話す
書き出す前のモチベーションが大切
「書くこと」の瞬発力を大切にする
□質より量です
「抵抗なく書ける子」を育てるために
否定しない
×「読みにくい」
◎量の絶対評価ができてから質を評価する
□「もーらい」ってもらいなさい
個人のいいところを全体に広げる
リラックスするから力が出せる
□おっ、書き出しにセリフ使ったんだね!みんなはどうしているかなあ
伝え方にもバリエーションを
→ 「聞こえるつぶやき」で伝える
□「切れていないロールケーキ」はやめてね
段落を付ける意識付け
具体的にイメージできる例えを学習に持ち込む
句読点
→ 「息継ぎしなさい」
推敲を促
し→「味見した?」
◎ あなたのクラスの「教室コトバ」を増やそう
□ウソ作文、ウソスピーチ禁止条例
その子らしさを引き出すために
- 体験した人しか書けないようなマニアックな作文
具体的なエピソードが自分らしさになる
□「まだ発見されていない一行」を書きなさい
「子どもの心」を振り向かせる
「音をたくさん入れてみる」
「関西弁でリアルに表現する」
「例えを上手く使ってみる」
◎ 具体的な指導の前に心の準備運動を!
□「えっ、やりすぎだろ」と先生に言わせてみなさい
モチベーションを上げる言葉
傍観者ではなく応援者になる
◎ 個人作業が始まってからが本当の勝負
□今まで発表した人が書いていなかったことは何ですか
聞いているようで聞いていない子をなくす
◎ 攻めの聞き手を育てる
□箇条書きの「み・か・ん」(グラフ・表・写真から)
学びを深める「教室コトバ」
○ み … 見たこと
○ か … 考えたこと
○ ん … ん?「疑問」
◎学習行為を「教室コトバ」に落とし込む
□「虫眼」になりなさい
細かく見ることを促すために
→ 子細に観察する目を磨く
細かく見ることよりよく書ける
☆「色川大吉対談集 あの人ともういちど」日本経済評論社 ①
◇イロイロ対談色川武大
□色川大吉 1925~
新演劇研究所創立 北村透谷研究 自由民権研究
□色川武大 1929~1989
'69「麻雀放浪記」
'77「怪しい来客簿」泉鏡花賞
'78「離婚」直木賞 ペンネーム:阿佐田哲也
□吉野脱出
後醍醐天皇を擁して色川党という水軍が活躍
北朝と戦った色川水軍もやがて関東へ落ち延びた
全国色川会
全国に百世帯くらい
□武大
「どうも人間ってのは二、三代掛けて時間を掛けて貯金で作られているような気がしない
でもないですね。生まれちゃって小学校、中学校当たりで直そうとしても、どうも原点
の方で何代か掛けて子どもってつくられているようだ」
□音に聞こえし、悪党色川
色川神社(那智勝浦の色川地区)
- 銅山 ひとつにごった川=色川
色川属=悪党
□色川三郎兵衛(自由民権家)
茨城県土浦 第1回代議士
□東大寺文書に「悪党色川」色川水軍
□色川にいろいろあって
色川幸太郎(最高裁判事)
色川三中-三郎兵衛-国士-武夫-武大
□姓は色川、名は…
色川大吉 内田良平(級友) 杉浦直樹(一つ下) 小松方正 西村晃(一つ上)
劇団 → 肺を手術 → 学者に
□武大が大吉の門下生になる?
『話の詩集』1984.9 対談は7月3日
◇歌はこころ、歌は人 高峰秀子
□高峰秀子
1924~2010 函館生
1929松竹
1950フリー
1955松山善三と結婚
□映画と流行歌
□戦中戦後
「空の新兵」
□失ってはならないもの
「二十四の瞳」「箱根の山」「リンゴ追分」「悲しい酒」
「NHK紅白歌合戦なんかにも責任があるんですよ。ヤング文化にすり寄っちゃって国民
的な歌の祭典ではなくなってしまった。基準が狂ってしまった。」 色川大吉
「今はテレビだから、歌のまずさはファッションや振りでカバーするって感じ。そんなこ
とが大手ふるってまかり通るから、大人の曲や歌詞をつくる人もいなくなってしまっ
た。」
□歌はこころ、歌はひと
高峰がうまいなと思う人
森山良子 森進一 和田アキ子
歌はこころであり人である
「言い方ひとつでここまで変わる教師のすごい! 会話術」の紹介 2回目です。
子どもたちへの声掛けのヒントが詰まっています。
目を通すだけでも参考になる本だと思います。
東洋館出版社さんらしい本、おすすめです。
出版社の案内には、
「大ヒット『すごい! 』シリーズの会話編、ついに登場! ○『静かにしなさい』よりも効
果のあるひと言○集中力を一気に高める『言葉の演出』○『物言わぬモノ』に話させる
子どもが思わず動きたくなる『教室コトバ』を65の具体的なセリフでわかりやすく紹
介。」
とあります。
今回紹介分「子どものやる気にどう火を付ける?」より強く印象に残った言葉は…
・「牛乳キャップより大きい字で書きなさい」
→ グーぐらいの○、を描きましょう、なども効果的です。
・「間違ったのではない、『間違いと分かった』んだ」
- このごろ自己肯定感が低い子どもが多いように感じるのでなおさら…。
・「先生に『肩ポン!』とされた人は書き直してね! 」
- がみがみが以前よりずっとち敬遠されるようになりました。
・「質より量です」
- 書いて書いて書きまくれ!を続けると書けるようになるものです。
最初はたいへん嫌がりますし、困難を感じるとは思いますが、支援しながら少しずつ
量を増やしていきます。のちのちの財産になります。保護者の理解がないと、なかなか
進められなくなってきましたが。
もう一つ、再掲載となりますが、
「色川大吉対談集 あの人ともういちど」①を載せます。
『昭和史世相篇』を読み、あの麻雀の人が歴史も?ともやもやしていましたが、
本書を読み、色川大吉さんと色川武大は違うのだとはっきりしました。
珍しい姓で、同じ「大」がお名前にあるので、わたしは勘違いしていたのです。
色川大吉さんは今年の9月に逝去されました。
昨日の朝、散歩で、久しぶりに友人の「和Olieve園」の前を通ってびっくり、
週末に小売りもしていることに気付きました。
行かなければ。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「教師のすごい会話術」森川正樹 東洋館出版社 2014年 ②
[授業の中で]編
◇子どものやる気にどう火を付ける?
□まず予想しなさい
「自分で調べなさい」のその前に
→ すでにある材料(知識)でまず自分で考える
◎「調べる」前に「予想」する
□話を想像して聞きなさい
「自分で気付く」子どもを育てる
→ 当事者意識を全員で共有する
□牛乳キャップより大きい字で書きなさい
「具体物」でイメージを引き出す
→ 全員がわかる「イメージの対象」を提示する
□一瞬だけのチャンスです
集中力を一気に高める演出
→ 「もったいを付ける」と集中力が増す
□間違ったのではない、「間違いと分かった」んだ
間違うことをおそれない子どもにするために
→ クラスに「前向きなスタンダード」をつくる
□先生に「肩ポン!」とされた人は書き直してね!
先回りして指示を出す
→ がみがみ言うことなくいかに活動を促すか
「書き直しをするような人は一人もいないなあ」
= 途中発言
「書き直し候補者3人!」
→ 「未然」に防ぐ言葉を持とう
□期待する人を決めてください
子ども同士が伸ばし合う場を作る
うろうろタイム
~ 見合う
カンフル剤となる場面を仕掛ける
□×これぐらいならできそう?(逆効果)
言葉のちょっとしたニュアンスで…
・「これだけ書けたらたいしたものだけれど…」
・「書ける、書ける、書きなさい」
・「無意識の言葉」を意識する
□賞味期限が過ぎる前に書きます(行事作文)
「やるなら今」と思わせる
~ 当たり前のように話す
書き出す前のモチベーションが大切
「書くこと」の瞬発力を大切にする
□質より量です
「抵抗なく書ける子」を育てるために
否定しない
×「読みにくい」
◎量の絶対評価ができてから質を評価する
□「もーらい」ってもらいなさい
個人のいいところを全体に広げる
リラックスするから力が出せる
□おっ、書き出しにセリフ使ったんだね!みんなはどうしているかなあ
伝え方にもバリエーションを
→ 「聞こえるつぶやき」で伝える
□「切れていないロールケーキ」はやめてね
段落を付ける意識付け
具体的にイメージできる例えを学習に持ち込む
句読点
→ 「息継ぎしなさい」
推敲を促
し→「味見した?」
◎ あなたのクラスの「教室コトバ」を増やそう
□ウソ作文、ウソスピーチ禁止条例
その子らしさを引き出すために
- 体験した人しか書けないようなマニアックな作文
具体的なエピソードが自分らしさになる
□「まだ発見されていない一行」を書きなさい
「子どもの心」を振り向かせる
「音をたくさん入れてみる」
「関西弁でリアルに表現する」
「例えを上手く使ってみる」
◎ 具体的な指導の前に心の準備運動を!
□「えっ、やりすぎだろ」と先生に言わせてみなさい
モチベーションを上げる言葉
傍観者ではなく応援者になる
◎ 個人作業が始まってからが本当の勝負
□今まで発表した人が書いていなかったことは何ですか
聞いているようで聞いていない子をなくす
◎ 攻めの聞き手を育てる
□箇条書きの「み・か・ん」(グラフ・表・写真から)
学びを深める「教室コトバ」
○ み … 見たこと
○ か … 考えたこと
○ ん … ん?「疑問」
◎学習行為を「教室コトバ」に落とし込む
□「虫眼」になりなさい
細かく見ることを促すために
→ 子細に観察する目を磨く
細かく見ることよりよく書ける
☆「色川大吉対談集 あの人ともういちど」日本経済評論社 ①
◇イロイロ対談色川武大
□色川大吉 1925~
新演劇研究所創立 北村透谷研究 自由民権研究
□色川武大 1929~1989
'69「麻雀放浪記」
'77「怪しい来客簿」泉鏡花賞
'78「離婚」直木賞 ペンネーム:阿佐田哲也
□吉野脱出
後醍醐天皇を擁して色川党という水軍が活躍
北朝と戦った色川水軍もやがて関東へ落ち延びた
全国色川会
全国に百世帯くらい
□武大
「どうも人間ってのは二、三代掛けて時間を掛けて貯金で作られているような気がしない
でもないですね。生まれちゃって小学校、中学校当たりで直そうとしても、どうも原点
の方で何代か掛けて子どもってつくられているようだ」
□音に聞こえし、悪党色川
色川神社(那智勝浦の色川地区)
- 銅山 ひとつにごった川=色川
色川属=悪党
□色川三郎兵衛(自由民権家)
茨城県土浦 第1回代議士
□東大寺文書に「悪党色川」色川水軍
□色川にいろいろあって
色川幸太郎(最高裁判事)
色川三中-三郎兵衛-国士-武夫-武大
□姓は色川、名は…
色川大吉 内田良平(級友) 杉浦直樹(一つ下) 小松方正 西村晃(一つ上)
劇団 → 肺を手術 → 学者に
□武大が大吉の門下生になる?
『話の詩集』1984.9 対談は7月3日
◇歌はこころ、歌は人 高峰秀子
□高峰秀子
1924~2010 函館生
1929松竹
1950フリー
1955松山善三と結婚
□映画と流行歌
□戦中戦後
「空の新兵」
□失ってはならないもの
「二十四の瞳」「箱根の山」「リンゴ追分」「悲しい酒」
「NHK紅白歌合戦なんかにも責任があるんですよ。ヤング文化にすり寄っちゃって国民
的な歌の祭典ではなくなってしまった。基準が狂ってしまった。」 色川大吉
「今はテレビだから、歌のまずさはファッションや振りでカバーするって感じ。そんなこ
とが大手ふるってまかり通るから、大人の曲や歌詞をつくる人もいなくなってしまっ
た。」
□歌はこころ、歌はひと
高峰がうまいなと思う人
森山良子 森進一 和田アキ子
歌はこころであり人である