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「60分でわかる キャッシュレス経済最前線」技術評論社 2019年 /「一人称の教育社会学 学校にできること」志水宏吉 角川選書 2010年 ①【再掲載 2013.11】 [読書記録 一般]

今回は、技術評論社の
「60分でわかる キャッシュレス経済最前線」を紹介します。


3年前の出版ですが、キャッシュレスは日々進んでいますので、
だいぶ古い情報になっていることを御承知ください。


出版社の案内には


「現在日本でも急拡大する,キャッシュレス決済。『100億円あげちゃうキャンペーン』
 で話題となったPayPayをはじめ,キャッシュレス,なかでもQRコード決済サービス
 の勢いはとどまるところを知りません。本書は,「キャッシュレス先進国」ともいえる
 中国の事例を取り上げつつ,キャッシュレス決済の利便性と,ビジネスとしての革新性
 について図解を交えて解説します。そして百花繚乱の様相を呈し始めた日本のキャッシ
 ュレス事情を俯瞰し,現状の理解と将来の展望を示します。」


とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「セキュリティと保証」


・「日本のキャッシュレス決済
  ① 根強い現金主義 ‐ 治安が良くてニセ札も少ない
  ② 店舗がキャッシュレスの導入に積極的でない
  ③ 現金を扱うインフラが充実している」


・「テクノロジーの進展がキャッシュレスを加速する」


・「キャッシュレス社会になることで生まれる問題
   キャッシュレス化で消えゆく可能性のある職業
   コミュニケーション機会の減少」
 




もう一つ、再掲載となりますが、志水宏吉さんの
「一人称の教育社会学 学校にできること」②を載せます。
公教育の力を高めるためにどうすればよいかという志水さんの視点、勉強になります。



先日の眼網膜裂孔のレーザー手術は無事終わりました。
レーザーをあてたのは5分間ぐらいに感じました。
2週間後に経過観察がありますが、とりあえずほっとしています。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「60分でわかる キャッシュレス経済最前線」技術評論社 2019年

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◇キャッシュレス革命

□クレジットカード 電子マネー キャリア決済 QRカード


□QRコード決済

 2016年 韓国 96.4% イギリス68.7% シンガポール58.8% 日本19.8%

 中国‐ 自国通貨への不信

 システム導入が低コスト




◇アリペイ   中国のキャッシュレス
 
  スマートフォン+QRコード
   アリペイ VS Wechaペイ
  (お金)     (コミュニケーション)
 
  セキュリティと保証




◇日本のキャッシュレス決済
 
 ① 根強い現金主義 ‐ 治安が良くてニセ札も少ない

     治安の良さ  

     セキュリティに対する不安
 

 ② 店舗がキャッシュレスの導入に積極的でない
 
     手数料が高い
 
     扱いが面倒
 
     消費者が現金決済を望んでいる
 



 ③ 現金を扱うインフラが充実している 
 
     日本のATM 24時間・きれいなお札
 


□日本におけるキャッシュレス化
   
  ソフトバンク  「Pay pay」
   
  三大メガバンク 「Bank pay」
   
  LINE 「LINE Pay」
 


□最新情報① 

 通信事業者の参入
   ソフトバンク  「Pay pay」 チャージ、プリペイド
 
   ドコモ     「d払い」
  
   Au       「au PAY」
 


□最新情報② 

 三大メガバンク規格統一で合意
        
 「Bank Pay」 信頼性
 


□最新情報③ 

  LINE pay が100万店舗への導入を宣言 
         
  店舗導入費用を無料にする
 


□最新情報④ 

  消費税引き上げに合わせた導入支援
         
  軽減税率 ポイント還元 補助
 


□最新情報⑤ 

  QRコード決済の標準化  
  
    → CPM方式(スマホのQRコード) MPM方式(店舗のQRコード)
        QRコードの標準化
 

  キャッシュレス化の本質はエコシステムの創造にある
   ◎「決済のみに完結しないサービス」
   ◎「消費者のあらゆる活動にコミットできるサービス」
 

 日本で広がるQRコード決済サービス
   D払い  LINE Pay 楽天Pay PayPay
   海外   アリペイ Wechatペイ
 

 QRコード Pay Pay ソフトバンクとヤフーが提携
       
       2021年9月末まで決済手数料が無料になる
      

       ドコモのd払い  決済方法の多様化
       
  
       LINE Pay
  

       楽天ペイ  au payとの連携
  

       Coiney Origami Pay(法実中国人取り込みを企図)





◇進化するキャッシュレス決済の「未来」はどうなる
 
 テクノロジーの進展がキャッシュレスを加速する
 

 Amazon Go が提示するビジョン
 

 認証技術の進化による本人確認の簡略化
 

 キャッシュレス社会になることで生まれる問題
   ○キャッシュレス化で消えゆく可能性のある職業
      レジ打ち、銀行員、証券会社、会計事務所
 

   ○コミュニケーション機会の減少
 
         ↑↓
      利便性の追求
   ○キャッシュレス化が変える社会   











☆「一人称の教育社会学 学校にできること」志水宏吉 角川選書 2010年 ①【再掲載 2013.11】

<出版社の案内>
学校教育はどうあるべきか。そして、学校が備えるべき文化とは何か―。長年にわたる教
育現場での体験と人権教育の精神。そこから導き出された、子どもを伸ばすさまざまな具
体的プランとともに、「力のある学校」のつくり方を提言。学力問題など喫緊の課題にこ
たえる実践的な学校論から、生きることの意味への問いまで、教育社会学の新たな可能性
を切りひらく試み。
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◇はじめに

□教育社会学という学問との出会い

 学校の2つの役割
①「社会化」 通常で言う教育
子どもたちを健全な大人に育てていくこと

②「配分」  社会的選抜
諸個人とその適性や能力に応じて異なる社会的ポジションに
         振り分けること(進路指導)



□学校とはどういうところなのか

 背景 - 「自分だけが得をするのは不公平だ」
  学校経験がメリットとなるようなよりよい形を作り出す志をもとに…
 

 ◎ 教育社会学は教育における平等や社会的自立と言った原則をとりわけ大事にする学
  問である



□制度論的アプローチ 存在論的アプローチ
 
 佐藤学
  「制度論的なアプローチ」

「存在論的なアプローチ」



□現代日本の学校の見取り図を描く

 志水研究
   
  ◎7つのキーワード
   
  「学校文化」
     
  「社会集団と学校」
     
  「中等教育」
     
  「学力」
     
  「教育改革」
     
  「学校づくり」

  「効果のある学校」


(1)学校のどこが問題か 「学校文化」


(2)どのように学校にアプローチするか
     学校社会学の方法についての検討


(3)学校はどのように社会とかかわっているか 
     社会諸集団と学校との関係


(4)学校はどのように生徒を選択するか 
     中等教育


(5)学校は何を生み出しているか 
     学力問題-「効果のある学校」


(6) 学校はどのように変化しつつあるか
    「教育改革」-新自由主義
          「公正」と「卓越性」 


(7) 学校のあるべき姿を考える 
   「学力の樹」「スクールパイモデル」 - 「力のある学校」

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