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小浜逸郎さんはこんなことを21-「間違いだらけのいじめ論議」小浜逸郎・諏訪哲二 宝島社 1995年 (3) /「大研究落語と講談の図鑑」国土社編集部 国土社 2016年 ①【再掲載 2018.1】 [読書記録 教育]

今回は、1月23日に続いて、
「小浜逸郎さんはこんなことを」21回目、
「間違いだらけのいじめ論議」3回目の紹介です。


考えさせられる本です。


出版社の案内には

「今、いじめが犯罪のレベルにまで達しつつある。いじめについて7人の専門家が考えに
考え抜いて執筆した本。学校認識・教育認識のリヴィジョナリスト(認識修正主義者)の
警世の書。」

とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「マスコミの学校・教師叩きはいじめの一種だ 根本は『学校が悪いに決まっている』」


・「学校はとにかく全部を解決しなくちゃならないがそれは不可能。
「親が気付いていないことをどうして学校の教師に分かるのか」


・「『いじめがあるのが当たり前だ』という認識こそ必要だ」


・「クラスに公の関係を 公の組織を」


・「いじめ解決の第一歩はコストを払う覚悟がいる。まずは20人学級を実させること。
しかしそこまでしようという覚悟を持ってはいない」


・「公教育の縮小の方向にしか展望がない」




もう一つ、再掲載となりますが
「大研究 落語と講談の図鑑」①を載せます。
教育関係に強い国土社から出ている児童書ですが、
初心者のわたしにはたいへんわかりやすい本です。
コロナ禍で演芸の世界もたいへんだと推察します。
この3月に浜松市天竜区で同窓の田辺一邑さんの講談の会が予定されていますが、
開催されることを願っています。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト




ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆小浜逸郎さんはこんなことを21-「間違いだらけのいじめ論議」小浜逸郎・諏訪哲二 宝島社 1995年 (3)

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◇プロ教師が見たいじめの実態 河上亮一
   
□いじめはいつでもどこでも起こる 


□荒療治 
 本人たちに過去のことをしゃべらせる



 確認
  ① 今日あったことと今までの学校ての様子を正式に伝えるために、このあと保護
   者と一緒に来てもらう。是は一種の処分と考えてもらっていい。

  ② 今後同様なことが続くと,クラスから一定期間隔絶することがあるので、その
   ことを知ってから行動すること。


□残された問題


□クラスに公の関係を
 公の組織を


□こんな父親はいじめに無力だ

 子供の友達(となってしまっている)父親

 = 何があっても言葉で話し合って分かろうとする。                 
   殴ったり怒鳴ったりする父親など一人もいなかった。 



◇教師にできること 油木章一 夏木智

□学校無謬神話は不健全だ

 学校はとにかく全部を解決しなくちゃならない

= どちらも損をしないように解決するのが教師の役割

 = 不可能



   ◎ 親が気付いていないことをどうして学校の教師に分かるのか


□マスコミの学校・教師叩きはいじめの一種だ
     
 根本
 「学校が悪いに決まっている」



 ◎教師ができる唯一の仕事は,そのまま「承りました」。
だけど実際はやらない「やりすごし」
「やってます」あるいは「努力します」としか言えない

「こんなことできません」とは口が裂けても言えない


□学校ができることには限界がある
     
 それでは学校に何ができるか?  
   班活動 ~ かなりの努力


□学校ではどうにもならないと生徒自身さめている
 
 「出席停止」は現実問題としてなぜ機能しないのか?
 
 「いじめがあるのが当たり前だ」という認識こそ必要だ

 学校が制度的に対応するには社会的コンセンサスが必要

 パーソナルでやる

 いじめ解決の第一歩はコストを払う覚悟 = 20人学級の実現



  ◎ しかしそこまでしようという覚悟を持ってはいない
 


◇小浜逸郎

 公教育の縮小の方向にしか展望がない
  ① 授業は午前中だけ

  ② 一日おきの通学

  ③ 生徒により通ってくる曜日が違う







☆「大研究落語と講談の図鑑」国土社編集部 国土社 2016年 ①【再掲載 2018.1】

<出版社の案内>
時代をこえて受け継がれる伝統芸能の中で、しゃべりや語り、見ぶりだけで1人何役もこ
なす話芸の代表格、落語と講談。基礎知識から演目のキャラクターやストーリー、声に出
して読むところまで、写真とイラストでやさしく解説。
小学校高学年 中学生向けの児童書です。
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◇寄席に行ってみよう

□寄席ってどんなところ? 新宿末広亭

  ○ メインは落語(大人の知恵やユーモア)

  ○ 寄席文字(空きが少なく右上がり) 

  ○ 床の間(掛け軸) 高座 緞帳 めくり(見出し)
   
  ○ 上手(右側) 上手奥にお囃子 座席(末広亭には左右に桟敷席)


□どんな芸?

  ○ 落語 講談 漫才 紙切り 浪曲 大神楽

  ○ 開場 - 前座 - 二つ目 - 落語・色物 - 中入り - くいつき - 落語・色物
- ひざかわり - トリ - 終演    


□寄席を支えるいろいろな仕事

  ○ お囃子  
  ○ 太鼓  
○ 高座返し  
○ めくり  
○ 根多帳書き


□いろいろな寄席

 浅草演芸ホール  池袋演芸場  鈴本演芸場  新宿末広亭  浅草木馬亭(浪曲)
   
 国立演芸場  お江戸日本橋亭  お江戸上野広小路亭(1-15日) 
   
 お江戸両国亭(1-15日)  横浜にぎわい亭(1-7日)  天満天神繁昌亭
   
 大須演芸場(1-10日)   



◇落語を観に行こう

□落語ってどんなもの?

  小咄小噺 人情噺 階段噺 芝居噺

  落語家(扇子・手拭い)


□よく出るキャラクター 

  江戸っ子(気が短くて涙もろく人情に厚い人が多い)

  大工(熊さん、八つぁん)  御隠居  長屋の女将さん  和尚さん  若旦那
  たにまち 武士 お殿様


□落語の噺の流れ 

 マクラ - 本題 - オチ

 マンガ
 「寿限無」「まんじゅうこわい」「転失気」「牛ほめ」「時そば」「強情灸」「元犬」
 「地獄八景亡者戯」


□陽気で賑やかな上方落語

 上方 ~ 屋外が多い(神社境内など)  →  三味線伴奏 見台をたたく

 高座  手ぬぐい扇子 見台-小拍子・叩き・膝隠し

 にぎやかな「はめもの」 三味線・太鼓・笛


□着物と道具

 特別な日(三が日など)は黒紋付き、<黒紋付き+はかま>


□落語の歴史

 ○はじまり  
   戦国時代のお伽衆
秀吉-曽呂利新左衛門

 ○17世紀末  
   京都-露の五郎兵衛

大阪-米澤彦八

江戸-鹿野武左衛門

↓(興行)

江戸 烏亭えん馬、三笑亭可楽 が活躍

 ○ 三遊亭圓朝(幕末~明治)
近代落語の祖  たくさんの落語を自分で創った
「怪談牡丹灯籠」「芝浜」

 ○ 伝統と新作  現在、東西に800人


 ○ 新作落語
  - 桂文枝 三遊亭円丈 桂小春団治 立川志の輔 柳家喬太郎 三遊亭白鳥


□人間国宝になった落語家

  ○ 柳家小さん(五代目) 「長屋の花見」「禁酒番屋」 滑稽話の名人

  ○ 桂米朝(三代目)   「地獄八景亡者戯」「算段の平兵衛」研究者 知的 

  ○ 柳家小三治(十代目) 「芝浜」「小言念仏」 小さんの弟子 楽しい


□亭号

 江戸 ~ 現代

 東京  柳家、三遊亭、古今亭、三笑亭、林家、金原亭、橘家、雷門、桂
   
 上方  桂、笑福亭、露の、林家、月亭、森乃


□落語家になるには 

 1 前座見習い 

 2 前座 

 3 二つ目(着物・羽織・袴-許可) 

 4 真打ち トリ

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