「いいかげんのすすめ」 ひろさちや PHP 2008年 ③ /「学校を変えよう」江川紹子 NHK出版 1999年【再掲載 2012.4】 [読書記録 宗教]
今回は、2月10日に続いて、ひろさちやさんの
「いいかげんのすすめ」3回目の紹介です。。
自分の「世間を見るものさし」は正しいのだろうか、
もっとほかの見方をすることはできないのかと、
ひろさんの本を読むと感じます。
出版社の案内には、
「仏教を中心に、宗教的なものの見方・考え方を紹介。戸惑い・不安を抱え、傷つくこと
も多い現実社会を生きるための叡智をやさしく説く。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「…他人から受ける迷惑をなかなか許せないのではなかろうか。」
・「仏教が言っているのは、人間は他人に迷惑をかけずには生きられない存在であ
る、ということだ。」
・「他人からの迷惑をじっと耐え忍ぶことを、忍辱と呼ぶ。」
・「仏教は、『他人に迷惑をかけるな』ではなく、『他人からの迷惑を耐え忍べ』
と教えている。」
マスク警察を想像してしまいました。
もう一つ、再掲載となりますが、江川紹子さんの
「学校を変えよう」を載せます。
- 日本の学校は子供の24時間を背負い込んだ形であり、教師の良心につけ込ん
でいっぱい背負わせている
出版された23年前に指摘されたことです。
振り返ることのない教育改革毎につけ足された結果、
教員不足の課題がはっきりしてきました。
寂しいことに、教員採用試験の倍率も下がる一方です。
昨日は、妻と浜松市南区新橋町の蔵興寺恒例の虚空蔵尊天大祭に徒歩でお詣りに行
きました。例年は、道路を閉鎖して、露店が並ぶのですが、まん延防止措置のため
規模が大幅に縮小されており、道路の通行止めもなく、参拝者も例年より少なく感
じました。大祭は本日(13日日曜日)まで開催されています。
来年は賑やかに行われることを願っています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「いいかげんのすすめ」 ひろさちや PHP 2008年 ③
◇忍辱(にんにく) ― 他人からの迷惑を耐え忍ぶことも大切
新幹線の列車の中で、子どもをギャアギャア泣かせている母親がいる。
他人の迷惑も考えずに…と、腹立たしくなる。
わたしたち古い世代の人間は、「他人に迷惑をかけてはいけない」と教えられて
育った。
だが、仏教の考え方は、それとはちょっとちがうのである。
他人に迷惑をかけまいとしている人は、たしかに立派な人である。
非難する余地はない。
けれども、その人は、他人から受ける迷惑をなかなか許せないのではなかろうか。
自分は一生懸命、迷惑をかけないように努力しているのにおまえはけしからん…
といった気になる。
他人に迷惑をかけまい、かけまいと努力していると、ついつい他人から迷惑をか
けられたくないといった気持ちになる。
それが困った点てある。
仏教が言っているのは、人間は他人に迷惑をかけずには生きられない存在である、
ということだ。
人が大学に合格すれば、確実に1人はその大学に入れない。
誰かが部長になると、他人はなれない。
満員電車に1人が乗れば、その人は他の乗客を窮屈にさせている。
われわれは存在しているだけで、他人に迷惑をかけているのだ。
だから、わたしたちは、他人から受ける迷惑を耐え忍べ、と仏教は教えている。
他人からの迷惑をじっと耐え忍ぶことを、忍辱と呼ぶ。
仏教は、「他人に迷惑をかけるな」ではなく、「他人からの迷惑を耐え忍べ」と
教えている。
しかし、無際限に迷惑を耐え忍ぶべきであろうか……。
どうも、そこのところがむずかしい。
☆「学校を変えよう」江川紹子 NHK出版 1999年【再掲載 2012.4】
<出版社の案内>
教育テレビ40周年記念番組「日本の学校・ここを変えて!~21世紀に生かせ子
どもたちの声」の14時間生放送をもとに出版化。生徒・先生・文部大臣・教育研
究者が学校の抱える問題を徹底討論、教育再生を提言。
◇序章
① 内申書の廃止を!
② クラス定員の削減を!
フタコブラクダ現象
良くできる子と分かってない子に二分 = 普通が激減
◇測る準備
□内申書を心配するが,その前に自分の学力・行動を自覚すべき
~ 「○○が△△してくれないから・・・」
◇学校は24時間
□今の子供は二者関係から脱皮できない
= 1対1の対話を求め独占したがる
□最近の子供たちは人間関係に気を遣いすぎる
= 不安にさいなまれながら
□教師と子供の間がボーダーレスに
□ものわかりのいい親じゃダメ
□子供たちの育ちそびれ=忍耐力がない
□親と学校・教師との関わり
・「家ではどつけないから先生どついてください」
↑↓ 自分の一部だと思っている
・子供の言い分を信じてしまう親
□子供たちは「向き合う気持ち」がない
□文部省を中心とする学校体制がいじめの元凶
① ほめろほめろのカウンセリングマインド
② 行事の精選
□どうする学力の二極分化
・生活崩れ
→ 忘れ物が増えてくる
・教科に専念できない
= 学級経営・生徒指導・親への対応
= 子供の関係・職員会議等・クラブ
□日本の学校は子供の24時間を背負い込んだ形
・教師の良心につけ込んで一杯背負わせている
□若い先生を採用すべき
・チームとして・競争相手として
□一緒に学校をよくしませんか
・教員休職者の4割が精神疾患
「子供のために?」
□「我が子主義」の親
◇文部大臣から
□有馬朗人文部大臣 大阪府出身 原子物理学 東大総長
・親たちが学歴社会を信仰している
・大学教授の推薦書 - 日本人は全体的に甘い 外国人は是々非々
「いいかげんのすすめ」3回目の紹介です。。
自分の「世間を見るものさし」は正しいのだろうか、
もっとほかの見方をすることはできないのかと、
ひろさんの本を読むと感じます。
出版社の案内には、
「仏教を中心に、宗教的なものの見方・考え方を紹介。戸惑い・不安を抱え、傷つくこと
も多い現実社会を生きるための叡智をやさしく説く。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「…他人から受ける迷惑をなかなか許せないのではなかろうか。」
・「仏教が言っているのは、人間は他人に迷惑をかけずには生きられない存在であ
る、ということだ。」
・「他人からの迷惑をじっと耐え忍ぶことを、忍辱と呼ぶ。」
・「仏教は、『他人に迷惑をかけるな』ではなく、『他人からの迷惑を耐え忍べ』
と教えている。」
マスク警察を想像してしまいました。
もう一つ、再掲載となりますが、江川紹子さんの
「学校を変えよう」を載せます。
- 日本の学校は子供の24時間を背負い込んだ形であり、教師の良心につけ込ん
でいっぱい背負わせている
出版された23年前に指摘されたことです。
振り返ることのない教育改革毎につけ足された結果、
教員不足の課題がはっきりしてきました。
寂しいことに、教員採用試験の倍率も下がる一方です。
昨日は、妻と浜松市南区新橋町の蔵興寺恒例の虚空蔵尊天大祭に徒歩でお詣りに行
きました。例年は、道路を閉鎖して、露店が並ぶのですが、まん延防止措置のため
規模が大幅に縮小されており、道路の通行止めもなく、参拝者も例年より少なく感
じました。大祭は本日(13日日曜日)まで開催されています。
来年は賑やかに行われることを願っています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「いいかげんのすすめ」 ひろさちや PHP 2008年 ③
◇忍辱(にんにく) ― 他人からの迷惑を耐え忍ぶことも大切
新幹線の列車の中で、子どもをギャアギャア泣かせている母親がいる。
他人の迷惑も考えずに…と、腹立たしくなる。
わたしたち古い世代の人間は、「他人に迷惑をかけてはいけない」と教えられて
育った。
だが、仏教の考え方は、それとはちょっとちがうのである。
他人に迷惑をかけまいとしている人は、たしかに立派な人である。
非難する余地はない。
けれども、その人は、他人から受ける迷惑をなかなか許せないのではなかろうか。
自分は一生懸命、迷惑をかけないように努力しているのにおまえはけしからん…
といった気になる。
他人に迷惑をかけまい、かけまいと努力していると、ついつい他人から迷惑をか
けられたくないといった気持ちになる。
それが困った点てある。
仏教が言っているのは、人間は他人に迷惑をかけずには生きられない存在である、
ということだ。
人が大学に合格すれば、確実に1人はその大学に入れない。
誰かが部長になると、他人はなれない。
満員電車に1人が乗れば、その人は他の乗客を窮屈にさせている。
われわれは存在しているだけで、他人に迷惑をかけているのだ。
だから、わたしたちは、他人から受ける迷惑を耐え忍べ、と仏教は教えている。
他人からの迷惑をじっと耐え忍ぶことを、忍辱と呼ぶ。
仏教は、「他人に迷惑をかけるな」ではなく、「他人からの迷惑を耐え忍べ」と
教えている。
しかし、無際限に迷惑を耐え忍ぶべきであろうか……。
どうも、そこのところがむずかしい。
☆「学校を変えよう」江川紹子 NHK出版 1999年【再掲載 2012.4】
<出版社の案内>
教育テレビ40周年記念番組「日本の学校・ここを変えて!~21世紀に生かせ子
どもたちの声」の14時間生放送をもとに出版化。生徒・先生・文部大臣・教育研
究者が学校の抱える問題を徹底討論、教育再生を提言。
◇序章
① 内申書の廃止を!
② クラス定員の削減を!
フタコブラクダ現象
良くできる子と分かってない子に二分 = 普通が激減
◇測る準備
□内申書を心配するが,その前に自分の学力・行動を自覚すべき
~ 「○○が△△してくれないから・・・」
◇学校は24時間
□今の子供は二者関係から脱皮できない
= 1対1の対話を求め独占したがる
□最近の子供たちは人間関係に気を遣いすぎる
= 不安にさいなまれながら
□教師と子供の間がボーダーレスに
□ものわかりのいい親じゃダメ
□子供たちの育ちそびれ=忍耐力がない
□親と学校・教師との関わり
・「家ではどつけないから先生どついてください」
↑↓ 自分の一部だと思っている
・子供の言い分を信じてしまう親
□子供たちは「向き合う気持ち」がない
□文部省を中心とする学校体制がいじめの元凶
① ほめろほめろのカウンセリングマインド
② 行事の精選
□どうする学力の二極分化
・生活崩れ
→ 忘れ物が増えてくる
・教科に専念できない
= 学級経営・生徒指導・親への対応
= 子供の関係・職員会議等・クラブ
□日本の学校は子供の24時間を背負い込んだ形
・教師の良心につけ込んで一杯背負わせている
□若い先生を採用すべき
・チームとして・競争相手として
□一緒に学校をよくしませんか
・教員休職者の4割が精神疾患
「子供のために?」
□「我が子主義」の親
◇文部大臣から
□有馬朗人文部大臣 大阪府出身 原子物理学 東大総長
・親たちが学歴社会を信仰している
・大学教授の推薦書 - 日本人は全体的に甘い 外国人は是々非々