「新時代の教育をどう構想するのか」藤田英典 岩波ブックレット№533 2001年 ⑪ /「最強の定年前マネジメント」泉正人 サンマーク出版 2019年【再掲載 2020.7】 [読書記録 教育]
今回は、3月10日に続いて、藤田英典さんの
「新時代の教育をどう構想するのか」の紹介 11回目です。
出版社の案内には、
「首相の私的諮問機関として各界の識者を集め、集中的な討議をへて発表さ
れた教改革国民会議の報告は、教育基本法の見直し・奉仕活動の必要性な
ど、大きな関心を呼び、今後の政策に反映必至の重大な提案を含んでいた。
委員として参加・発言した教育学者が提案内容を検証・批判しながら『い
ま本当に必要な教育改革とは』を訴える。」
とあります。
国民にまんべんなく教育が行き渡ることが大切だとわたしも考えます。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は、
・「学校選択制の問題点
・いい学校とそうでない学校という評価が定着し、学校の序列化が進む
・社会的差別や偏見を持ち込み、学校と地域との関係をますます疎遠な
ものにし、子どもの生活圏を分断・解体していく危険がある
・学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
・学校は好みで選ぶようなものではないのに親が選んでいる。また、子
供にとって本当に好ましいかどうかは本質的には分からない」
・「『通学区の弾力的運用』や通学区域の見直し・再編には反対しているわけ
ではない。好ましいケースもあるから。適切な弾力的運用が必要だ」
・「中高一貫校拡大の問題点
・地域から乖離し学校間の異質性が増大する。
・少数ならエリート校の誕生に結びつく
・学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
・人物評価によって選抜が行われる
・都市部で一貫校を拡大していくことは重大な問題を含む」
・「日本版チャータースクール導入には次の三要素が大切
1学校教育の枠組みの規定
2 学校運営の権限と準則
3 学校の財源題点」
もう一つ、再掲載となりますが、泉正人さんの
「最強の定年前マネジメント」を載せます。
わたしは定年退職前に読んだのですが、再任用1年経って、
書かれている内容がすっと入るようになりました。
準備が大切なのだと感じています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「新時代の教育をどう構想するのか」藤田英典 岩波ブックレット№533 2001年 ⑪
◇小中学校の序列化と進学競争の低年齢化 - 学校選択制の問題点
□反対理由①
進学競争の新たな展開を促進し、教育システムを階層的・差別的なもの
に再編していく可能性がある
↓
<いい学校>と<そうでない学校>という評価が定着し、学校の序列化が
進む
=「特色性の基準」より「安全性の基準」「序列性の基準」が重視される
□反対理由②
社会的差別や偏見を持ち込み、学校と地域との関係をますます疎遠なも のにし、子どもの生活圏を分断・解体していく危険がある
↓
ボランタリーな中間集団やネットワークが充実するなら生活圏が充実する
□反対理由③
学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
↓
保護者の経済力・文化的嗜好や子どもの生活態度・学業態度などの点で
比較的似通った特徴を持つ子が特定の学校に集中するようになる
□反対理由④
子供の教育機会を差別化することになる
親が選んでいる
→ ◎ 学校は好みで選ぶようなものではない
◎ 子供にとって本当に好ましいかどうかは本質的には分からない
↓
「通学区の弾力的運用」や通学区域の見直し・再編には反対しているわけでは
ない
◎ 好ましいケースもあるから
↓
◎ 適切な弾力的運用が必要
(4)エリート主義的な中等教育の複線化 - 中高一貫校拡大の問題点
□問題点①
複線化 → 進学競争の低年齢化 → 学校の序列化
地域からの乖離
学校間の異質性の増大
□問題点②
少数ならエリート校の誕生に結びつく
= 選ばれた少数の子供に特別の手厚い教育が行われるということ
□問題点③
人物評価によって選抜が行われる
□問題点④
一貫校推進論の独善性と欺瞞性
※ 都市部で一貫校を拡大していくことは重大な問題を含む
◇学校外部評価とその結果の公表が孕む問題
□反対理由
① 学校理序列化を促進しレッテルを世間に広めていく
② 自分たちで学校をよくしていこうとする構えを低下させる
◎学校という市場には特殊性がある
情報の不十分な公開性と不確かさも学校市場の重要な特徴
= 子供は未完成
(5)コミニュティ・スクール(日本版チャータースクールの導入について)
□反対理由
① 公立学校はすべてコミニュティスクール
② 地域のニーズとは限らない
③ 特定の人たちの関心やニーズを優先・反映させるものにならないという
保障はない
④ 有志の関心や心構えを維持することが困難
⑤ 不安定 米国・5年ごとに審査 → 廃校も
⑥ 校長が教職員を採用するが、その採用基準と身分は?
↓
◎次の三要素が大切
1 学校教育の枠組みの規定
2 学校運営の権限と準則
3 学校の財源
☆「最強の定年前マネジメント」泉正人 サンマーク出版 2019年【再掲載 2020.7】
<出版社の案内>
幸せな定年後のために、定年前に何をすればよいかを、「診断・分析・設計」
の3つのステップと、「お金・体・心・年金・ライフサイクル・住まい・仕
事・家計・資産」の9つのポイントに分けて説明する
◇はじめに プロローグ
□「定活」しよう
気づきさえすればこれからの人生は変わる
□最初に考えておきたいこと
好き・嫌をリストアップしておく
定年前に「人との付き合い」を棚卸ししておく
「3つ以上のコミュニティはありますか」
→ 好きなことでお金をもらうことを考える
アドバイスをもらう人を間違えてはいけない
投資なら投資家に聞く
社会人が学ぶことができる新しい制度では
「リカレント教育(学び直し教育)」が重要視
できないことを外注化するのをためらわない
嫌なこと大変なこと
木を見るのではなく森を見よう
◇現状把握をしよう
自分の「長所」と「短所」をじっくり見つめ直す
「お金の健康診断」「体の健康診断」「心の健康診断」
① 自分の「お金」の健康を考えよう
あなたの「プラスの資産」をすべて書き出す
・現金 ・預金 ・財形 ・保険積立金 ・株式 ・投信
・マイホーム ・投資用不動産 ・自動車 ・その他 (時価)
購入時ではなく現在の金額を知る
路線価
今の自分のマイナスの資産を確認する
・住宅ローン ・自動車ローン ・教育ローン ・カードローン
・クレジットカード(未払い金) ・融資 ・携帯スマホカード金
※記入日現在の残高
◎ 正確に数字で把握する
② 自分の「体」の健康を考えよう
今後自分の体のメンテナンスにいくらかかるか?
「医療費は公的制度を知っておけば怖くない」
公的 → 高額医療費 傷病手当金
高額医療費制度
自己負担上限 8万100円
がんの治療費は一体いくらかかるのか?
平均100万円ほどかかると言われている
病気やけがで働けない人は「傷病手当金」がもらえる
4月から最大1年6か月 収入の2/3
「医療費控除」と「セルフメディケーション税制」を知る
1/1~12/31 10万円以上
「健康寿命」と「平均寿命」の差を縮めて生きる
③ 自分の「心」の健康を考えよう
定年後の3大不安
1 お金
2 健康
3 孤独 身内が身近
孤立しないために
プライベートではノー名刺
緩く長く人とつながるための「情報発信」をする
あなたの一生の趣味は何ですか
時間の管理
◇家族分析をしよう
④ 年金分析をしよう
年金を知る
年間の家族の収支をざっくり書き出す
65歳から「労働収入」「年金収入」「配偶者収入」「その他収入」
「ねんきんネット」利用登録を
⑤ ライフサイクル分析をしよう
元気な内にこそ将来のことを検討する
⑥ 住まい分析をしよう
住まいは所有するものから利用するものへ
自分のお金は自分できれいに使い切る
その代わり自分の身は自分のお金で解決する
◎「自分の人生は、きちんと自分で完結する」
◇生涯設計しよう
⑦ 仕事設計しよう
定年は人生の1つの通過点に過ぎない
5パターン
1 正社員
2 契約社員
3 アルバイト
4 独立起業
5 フリーランス
「好きなこと」ために考えること
「30人のうちで1位になれること」は何ですか?
できるだけ資金をかけないでスタートするのが鉄則
いまのうちに「自分の生活費」をできるだけミニマムにする
定年後は「好きなことで働くと決める」ことが大事
⑧ 家計設計をしよう
メリハリ
◎ 定年前は「保健をリセットする」一番のタイミング
⑨ 資産設計をしよう
定年までに貯めるべき老後資金は最低3000万円
「新時代の教育をどう構想するのか」の紹介 11回目です。
出版社の案内には、
「首相の私的諮問機関として各界の識者を集め、集中的な討議をへて発表さ
れた教改革国民会議の報告は、教育基本法の見直し・奉仕活動の必要性な
ど、大きな関心を呼び、今後の政策に反映必至の重大な提案を含んでいた。
委員として参加・発言した教育学者が提案内容を検証・批判しながら『い
ま本当に必要な教育改革とは』を訴える。」
とあります。
国民にまんべんなく教育が行き渡ることが大切だとわたしも考えます。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は、
・「学校選択制の問題点
・いい学校とそうでない学校という評価が定着し、学校の序列化が進む
・社会的差別や偏見を持ち込み、学校と地域との関係をますます疎遠な
ものにし、子どもの生活圏を分断・解体していく危険がある
・学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
・学校は好みで選ぶようなものではないのに親が選んでいる。また、子
供にとって本当に好ましいかどうかは本質的には分からない」
・「『通学区の弾力的運用』や通学区域の見直し・再編には反対しているわけ
ではない。好ましいケースもあるから。適切な弾力的運用が必要だ」
・「中高一貫校拡大の問題点
・地域から乖離し学校間の異質性が増大する。
・少数ならエリート校の誕生に結びつく
・学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
・人物評価によって選抜が行われる
・都市部で一貫校を拡大していくことは重大な問題を含む」
・「日本版チャータースクール導入には次の三要素が大切
1学校教育の枠組みの規定
2 学校運営の権限と準則
3 学校の財源題点」
もう一つ、再掲載となりますが、泉正人さんの
「最強の定年前マネジメント」を載せます。
わたしは定年退職前に読んだのですが、再任用1年経って、
書かれている内容がすっと入るようになりました。
準備が大切なのだと感じています。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「新時代の教育をどう構想するのか」藤田英典 岩波ブックレット№533 2001年 ⑪
◇小中学校の序列化と進学競争の低年齢化 - 学校選択制の問題点
□反対理由①
進学競争の新たな展開を促進し、教育システムを階層的・差別的なもの
に再編していく可能性がある
↓
<いい学校>と<そうでない学校>という評価が定着し、学校の序列化が
進む
=「特色性の基準」より「安全性の基準」「序列性の基準」が重視される
□反対理由②
社会的差別や偏見を持ち込み、学校と地域との関係をますます疎遠なも のにし、子どもの生活圏を分断・解体していく危険がある
↓
ボランタリーな中間集団やネットワークが充実するなら生活圏が充実する
□反対理由③
学校ごとの同質化と学校間の異質化が進む
↓
保護者の経済力・文化的嗜好や子どもの生活態度・学業態度などの点で
比較的似通った特徴を持つ子が特定の学校に集中するようになる
□反対理由④
子供の教育機会を差別化することになる
親が選んでいる
→ ◎ 学校は好みで選ぶようなものではない
◎ 子供にとって本当に好ましいかどうかは本質的には分からない
↓
「通学区の弾力的運用」や通学区域の見直し・再編には反対しているわけでは
ない
◎ 好ましいケースもあるから
↓
◎ 適切な弾力的運用が必要
(4)エリート主義的な中等教育の複線化 - 中高一貫校拡大の問題点
□問題点①
複線化 → 進学競争の低年齢化 → 学校の序列化
地域からの乖離
学校間の異質性の増大
□問題点②
少数ならエリート校の誕生に結びつく
= 選ばれた少数の子供に特別の手厚い教育が行われるということ
□問題点③
人物評価によって選抜が行われる
□問題点④
一貫校推進論の独善性と欺瞞性
※ 都市部で一貫校を拡大していくことは重大な問題を含む
◇学校外部評価とその結果の公表が孕む問題
□反対理由
① 学校理序列化を促進しレッテルを世間に広めていく
② 自分たちで学校をよくしていこうとする構えを低下させる
◎学校という市場には特殊性がある
情報の不十分な公開性と不確かさも学校市場の重要な特徴
= 子供は未完成
(5)コミニュティ・スクール(日本版チャータースクールの導入について)
□反対理由
① 公立学校はすべてコミニュティスクール
② 地域のニーズとは限らない
③ 特定の人たちの関心やニーズを優先・反映させるものにならないという
保障はない
④ 有志の関心や心構えを維持することが困難
⑤ 不安定 米国・5年ごとに審査 → 廃校も
⑥ 校長が教職員を採用するが、その採用基準と身分は?
↓
◎次の三要素が大切
1 学校教育の枠組みの規定
2 学校運営の権限と準則
3 学校の財源
☆「最強の定年前マネジメント」泉正人 サンマーク出版 2019年【再掲載 2020.7】
<出版社の案内>
幸せな定年後のために、定年前に何をすればよいかを、「診断・分析・設計」
の3つのステップと、「お金・体・心・年金・ライフサイクル・住まい・仕
事・家計・資産」の9つのポイントに分けて説明する
◇はじめに プロローグ
□「定活」しよう
気づきさえすればこれからの人生は変わる
□最初に考えておきたいこと
好き・嫌をリストアップしておく
定年前に「人との付き合い」を棚卸ししておく
「3つ以上のコミュニティはありますか」
→ 好きなことでお金をもらうことを考える
アドバイスをもらう人を間違えてはいけない
投資なら投資家に聞く
社会人が学ぶことができる新しい制度では
「リカレント教育(学び直し教育)」が重要視
できないことを外注化するのをためらわない
嫌なこと大変なこと
木を見るのではなく森を見よう
◇現状把握をしよう
自分の「長所」と「短所」をじっくり見つめ直す
「お金の健康診断」「体の健康診断」「心の健康診断」
① 自分の「お金」の健康を考えよう
あなたの「プラスの資産」をすべて書き出す
・現金 ・預金 ・財形 ・保険積立金 ・株式 ・投信
・マイホーム ・投資用不動産 ・自動車 ・その他 (時価)
購入時ではなく現在の金額を知る
路線価
今の自分のマイナスの資産を確認する
・住宅ローン ・自動車ローン ・教育ローン ・カードローン
・クレジットカード(未払い金) ・融資 ・携帯スマホカード金
※記入日現在の残高
◎ 正確に数字で把握する
② 自分の「体」の健康を考えよう
今後自分の体のメンテナンスにいくらかかるか?
「医療費は公的制度を知っておけば怖くない」
公的 → 高額医療費 傷病手当金
高額医療費制度
自己負担上限 8万100円
がんの治療費は一体いくらかかるのか?
平均100万円ほどかかると言われている
病気やけがで働けない人は「傷病手当金」がもらえる
4月から最大1年6か月 収入の2/3
「医療費控除」と「セルフメディケーション税制」を知る
1/1~12/31 10万円以上
「健康寿命」と「平均寿命」の差を縮めて生きる
③ 自分の「心」の健康を考えよう
定年後の3大不安
1 お金
2 健康
3 孤独 身内が身近
孤立しないために
プライベートではノー名刺
緩く長く人とつながるための「情報発信」をする
あなたの一生の趣味は何ですか
時間の管理
◇家族分析をしよう
④ 年金分析をしよう
年金を知る
年間の家族の収支をざっくり書き出す
65歳から「労働収入」「年金収入」「配偶者収入」「その他収入」
「ねんきんネット」利用登録を
⑤ ライフサイクル分析をしよう
元気な内にこそ将来のことを検討する
⑥ 住まい分析をしよう
住まいは所有するものから利用するものへ
自分のお金は自分できれいに使い切る
その代わり自分の身は自分のお金で解決する
◎「自分の人生は、きちんと自分で完結する」
◇生涯設計しよう
⑦ 仕事設計しよう
定年は人生の1つの通過点に過ぎない
5パターン
1 正社員
2 契約社員
3 アルバイト
4 独立起業
5 フリーランス
「好きなこと」ために考えること
「30人のうちで1位になれること」は何ですか?
できるだけ資金をかけないでスタートするのが鉄則
いまのうちに「自分の生活費」をできるだけミニマムにする
定年後は「好きなことで働くと決める」ことが大事
⑧ 家計設計をしよう
メリハリ
◎ 定年前は「保健をリセットする」一番のタイミング
⑨ 資産設計をしよう
定年までに貯めるべき老後資金は最低3000万円