「問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革のゆくえ-」 藤田英典(東京大学)( 『教師の現在 教職の未来』教育出版 1999年より) ① /「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】 [読書記録 教育]
今回は、藤田英典さんの
「問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革のゆくえ-」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「変化しつつある社会の中で、教育の現状と意義を考察する。5では制度的
な制約のなかで多様な役割を求められる現代の教師の現実を検証し、未来
の教師像はいかにあるべきかを様々な視点から模索する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「教育の私事化・商品化・市場化を称揚する改革が押し進められ
ている」
・「中等教育 - 分化・共通二つの組織原理が重なり合いせめぎ合う場と
して展開している。」
・「臨教審以降の改革動向は、少なくとも小中学校段階の教育に関しては、
この歴史の趨勢に逆行する傾向を強めてきた。」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「ひろさちやのあきらめ力」①を載せます。
- 人生に目的なんかない。ついで流の生き方を!
わたしには目から鱗が落ちるような考え方です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革のゆくえ-」 藤田英典(東京大学)( 『教師の現在 教職の未来』教育出版 1999年より) ①
<問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革の行方->
◇教育基盤の構造変容
□危機に立つ日本の教育
第一の危機 - 侵略戦争時
敗戦、社会的疲弊という犠牲を払うことによって、そしてまた、平和
で豊かな民主主義社会を建設しようとする情熱とエネルギーによって
乗り越えられた。
第二の危機
社会の構造変容と「教育病理」現象の噴出と背景にもう一方でその問
題に対する社会的・政策的対応の仕方によってももたらされている。
① 知識基盤
② 地位基盤
③ 秩序基盤
④ 意味基盤・インセンティブ基盤
↓
◎ 教育の私事化・商品化・市場化を称揚する改革が押し進めら
れている(藤田)
<<>教育の私事化と公共性の変質>>
□教育システムの組織原理 -分化と共通性
知識伝達
文化と共通性という二つの組織原理
大学・高等教育
産業社会を基盤として学問や職業の多様性に対応し多様に分化して
いる。
小学校教育
目的は全ての子供に共通の教育を施すことにある
① 市民的教養 全ての子供に共通の教育を施す
② 生活者能力 至高のシステム
③ 基礎学力形成 (One Best System)
中等教育
分化・共通二つの組織原理が重なり合いせめぎ合う場として展開して
いる。
↓
◎ 歴史的には共通化圧力が優勢となる
↑
◎ ところが、臨教審以降の改革動向は、少なくとも小中学校段階の教育
に関しては、この歴史の趨勢に逆行する傾向を強めてきた。
∥
◎ 教育の多様化・自由化・私事化を志向
(1)学校週五日制の完全実施
(2)授業時数の大幅削減と「総合学習の時間」導入
(3)6年制中等学校(公立中高一貫校)の導入
(4)通学区制度の弾力的運用(学校選択の自由化)
☆「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】
<出版社の案内>
国や世間などに期待するのをあきらめ、自分の好きに生きるほうが幸せにな
れる。ただ、考え方にちょっとしたコツが要る。ありのままの自分と和解す
るヒントを考える本。
◇はじめに
□現代日本の社会はまさしく「欲望上の楼閣」
勝ち組連中に洗脳されてきた ◎「世間の役に立つ人こそ偉い」
↓ ◎「何があっても欲望を失うな」
↓ ◎「いつも前向きな人こそ素晴らしい」
盲目的な信用、期待、欲望を捨てよう
「国や世間に期待せず、無駄な希望を持たず、自分を否定しないであるが
ままの自分と和解して好きなように生きればいい」
◇狂った世間では、「希望」など持たない方が楽しく生きられます
□国や世間に期待する時代が終わった
「あきらめる」
… ものごとの本質を明らかにする = 明らめる
□日本人は金利のために働いてきた
□オバマのアメリカは既に手遅れ
9.11テロは自作自演?
□カネを借りずに暮らせばいい
収入の範囲内で生活する
◎「起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半」
今の日本人は「借金のために働き、さらに借金を重ねてはまた働く」
□信用できる金融機関ではない
金貸し主義はほとんど沈み掛かった泥舟
□政府に国民を守る気なんてない
1971年 ニクソンショック
① ドルと金の交換停止宣言
② ドルは麻雀の点棒になった
自民党は売国奴 ~ 政府は銀行を守って国民をほったらかし
|
日本は滅びる → 「ざまあみろ」と言えばよい
□今こそ「利己主義で生きる」すすめ
□「世の中をよくする」という大嘘
法華経
◎「三界は安きことなし、なお火宅のごとし」
◇さっさと明らめて「利己的に生きる」のが一番です
□休みたければ休めばいい
言うべきは言う、要求すべきは要求する
□「利己主義」と「自己中」の違い
□人間には生き甲斐なんてない
サマセット・モーム『人間の絆』
「人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ」
= 生き甲斐をもったら、それに縛られ、追い立てられる
わたしの人生なのだから、わたしの好きなように生きますよ
※ 道徳的な教えは強者には適用されず弱者にだけ適用される
□ 世の中とはいつも人を束縛するもの
ひろさちや
「いつの世でも世の中は人を拘束し、縛り付け、奴隷化していく」
~ 「人生に目的なんてない。人生なんて無意味なものなのだ。」
「おれはついでに生きているんだ。生まれてきたついでにね。」
= ◎ ついで流の生き方
□仕事を生き甲斐にするな
笑止千万
「何か生き甲斐を持ちなさい。仕事を生き甲斐にしなさい。」
娼婦の生き甲斐とは何だ? 泥棒の生き甲斐とは何だ?
職業なんて汚いもの思うべき。世の中を悪くすることに与っている。
◎
「こんな仕事のために自分の時間も家族との時間もすべて犠牲にして、一年
があっという 間に過ぎていく…。たいした意味なんてないじゃないか、
今の仕事。こんなこといつまでやっていて何になる。ばかばかしい。」
□給料分だけ働けば十分
折り合い 「生活のために仕方なくやっている」
エキスパートになるプロになるということは、良く飼い慣らされた馬になること
自由なアマチュアの代表 - 貴殿
「問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革のゆくえ-」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「変化しつつある社会の中で、教育の現状と意義を考察する。5では制度的
な制約のなかで多様な役割を求められる現代の教師の現実を検証し、未来
の教師像はいかにあるべきかを様々な視点から模索する。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「教育の私事化・商品化・市場化を称揚する改革が押し進められ
ている」
・「中等教育 - 分化・共通二つの組織原理が重なり合いせめぎ合う場と
して展開している。」
・「臨教審以降の改革動向は、少なくとも小中学校段階の教育に関しては、
この歴史の趨勢に逆行する傾向を強めてきた。」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「ひろさちやのあきらめ力」①を載せます。
- 人生に目的なんかない。ついで流の生き方を!
わたしには目から鱗が落ちるような考え方です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革のゆくえ-」 藤田英典(東京大学)( 『教師の現在 教職の未来』教育出版 1999年より) ①
<問われる教育の公共性と教師の役割-教育改革の行方->
◇教育基盤の構造変容
□危機に立つ日本の教育
第一の危機 - 侵略戦争時
敗戦、社会的疲弊という犠牲を払うことによって、そしてまた、平和
で豊かな民主主義社会を建設しようとする情熱とエネルギーによって
乗り越えられた。
第二の危機
社会の構造変容と「教育病理」現象の噴出と背景にもう一方でその問
題に対する社会的・政策的対応の仕方によってももたらされている。
① 知識基盤
② 地位基盤
③ 秩序基盤
④ 意味基盤・インセンティブ基盤
↓
◎ 教育の私事化・商品化・市場化を称揚する改革が押し進めら
れている(藤田)
<<>教育の私事化と公共性の変質>>
□教育システムの組織原理 -分化と共通性
知識伝達
文化と共通性という二つの組織原理
大学・高等教育
産業社会を基盤として学問や職業の多様性に対応し多様に分化して
いる。
小学校教育
目的は全ての子供に共通の教育を施すことにある
① 市民的教養 全ての子供に共通の教育を施す
② 生活者能力 至高のシステム
③ 基礎学力形成 (One Best System)
中等教育
分化・共通二つの組織原理が重なり合いせめぎ合う場として展開して
いる。
↓
◎ 歴史的には共通化圧力が優勢となる
↑
◎ ところが、臨教審以降の改革動向は、少なくとも小中学校段階の教育
に関しては、この歴史の趨勢に逆行する傾向を強めてきた。
∥
◎ 教育の多様化・自由化・私事化を志向
(1)学校週五日制の完全実施
(2)授業時数の大幅削減と「総合学習の時間」導入
(3)6年制中等学校(公立中高一貫校)の導入
(4)通学区制度の弾力的運用(学校選択の自由化)
☆「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】
<出版社の案内>
国や世間などに期待するのをあきらめ、自分の好きに生きるほうが幸せにな
れる。ただ、考え方にちょっとしたコツが要る。ありのままの自分と和解す
るヒントを考える本。
◇はじめに
□現代日本の社会はまさしく「欲望上の楼閣」
勝ち組連中に洗脳されてきた ◎「世間の役に立つ人こそ偉い」
↓ ◎「何があっても欲望を失うな」
↓ ◎「いつも前向きな人こそ素晴らしい」
盲目的な信用、期待、欲望を捨てよう
「国や世間に期待せず、無駄な希望を持たず、自分を否定しないであるが
ままの自分と和解して好きなように生きればいい」
◇狂った世間では、「希望」など持たない方が楽しく生きられます
□国や世間に期待する時代が終わった
「あきらめる」
… ものごとの本質を明らかにする = 明らめる
□日本人は金利のために働いてきた
□オバマのアメリカは既に手遅れ
9.11テロは自作自演?
□カネを借りずに暮らせばいい
収入の範囲内で生活する
◎「起きて半畳、寝て一畳、天下とっても二合半」
今の日本人は「借金のために働き、さらに借金を重ねてはまた働く」
□信用できる金融機関ではない
金貸し主義はほとんど沈み掛かった泥舟
□政府に国民を守る気なんてない
1971年 ニクソンショック
① ドルと金の交換停止宣言
② ドルは麻雀の点棒になった
自民党は売国奴 ~ 政府は銀行を守って国民をほったらかし
|
日本は滅びる → 「ざまあみろ」と言えばよい
□今こそ「利己主義で生きる」すすめ
□「世の中をよくする」という大嘘
法華経
◎「三界は安きことなし、なお火宅のごとし」
◇さっさと明らめて「利己的に生きる」のが一番です
□休みたければ休めばいい
言うべきは言う、要求すべきは要求する
□「利己主義」と「自己中」の違い
□人間には生き甲斐なんてない
サマセット・モーム『人間の絆』
「人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ」
= 生き甲斐をもったら、それに縛られ、追い立てられる
わたしの人生なのだから、わたしの好きなように生きますよ
※ 道徳的な教えは強者には適用されず弱者にだけ適用される
□ 世の中とはいつも人を束縛するもの
ひろさちや
「いつの世でも世の中は人を拘束し、縛り付け、奴隷化していく」
~ 「人生に目的なんてない。人生なんて無意味なものなのだ。」
「おれはついでに生きているんだ。生まれてきたついでにね。」
= ◎ ついで流の生き方
□仕事を生き甲斐にするな
笑止千万
「何か生き甲斐を持ちなさい。仕事を生き甲斐にしなさい。」
娼婦の生き甲斐とは何だ? 泥棒の生き甲斐とは何だ?
職業なんて汚いもの思うべき。世の中を悪くすることに与っている。
◎
「こんな仕事のために自分の時間も家族との時間もすべて犠牲にして、一年
があっという 間に過ぎていく…。たいした意味なんてないじゃないか、
今の仕事。こんなこといつまでやっていて何になる。ばかばかしい。」
□給料分だけ働けば十分
折り合い 「生活のために仕方なくやっている」
エキスパートになるプロになるということは、良く飼い慣らされた馬になること
自由なアマチュアの代表 - 貴殿