「大人のための修学旅行 京都の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ⑪ /「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】 [読書記録 一般]
今回は、4月12日に続いて、武光誠さんの
「大人のための修学旅行 京都の歴史」11回目の紹介です。
出版社の案内には、
「日本史の流れをしっかりふまえたうえでもう一度京都を巡ってみたいという願
望をかなえる“読む修学旅行”の本。歴史的舞台となった名所旧跡から、日本
史の実像が浮かびあがる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「法皇が平氏と親しい比叡山の天台座主明雲を伊豆へ流罪にしたことに
より、平氏と院とは正面から対立することになった」
・「源行綱の密告により明らかになった鹿ヶ谷の陰謀の黒幕は
本当に俊寛だったのか」
・「後鳥羽上皇が幕府にあれこれ勝手な要求により、承久3(1221)年
朝廷と幕府が武力衝突した(承久の乱)」
・「鎌倉新仏教
①念仏 浄土宗、浄土真宗、時宗
②座禅・修養 臨済宗、曹洞宗
③お題目 法華経(日蓮)
京都鴨川べりの洛東で法然、親鸞、栄西」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「ひろさちやのあきらめ力」①を載せます。
ひろさんの視点は貴重だと思います。
何でもかんでも「目的、目的」。嫌になってしまいます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ⑪
◇藤原氏の盛衰を物語る国風文化と呪術信仰(6)
□「鹿ヶ谷の陰謀」の舞台裏[俊寛顕彰碑]
法皇と平氏の対立
治承元年(1177)年5月
法皇が平氏と親しい比叡山の天台座主明雲を伊豆へ流罪にした
∥
※ 平氏と院とは正面から対立することになった
1177年6月
清盛は僧西光(藤原師光)権大納言、藤原成親ら
院の近親を逮捕した [鹿ヶ谷の陰謀]
俊寛は本当に黒幕だったか
源行綱の密告
→ 西光は斬られ、成親は備前に流され殺される
鬼界が島に流罪された 藤原成経、俊寛、平成光
弟子によって伝えられた俊寛の無念
安徳天皇誕生恩赦で成恒、康頼のみ都へ
弟子の有王が諸国行脚 → 後世まで
霊鑑寺
尼門跡寺院
□院政期の栄華を伝える寺院[三十三間堂]
千体の千手観音像
1266年再建
平忠盛の悲願
1164年 清盛により建設 → 後白河上皇に寄進
貴族 殿上人 御所内
地下人 御所の庭のみ
今に続く通し矢の儀式
京都国立博物館
◇庶民の心を捉えて広がる鎌倉新仏教
□武家政権下での成長
文化の担い手は貴族から庶民へ
承久の乱はなぜおこったか
後鳥羽上皇
院庁に西面の武士
院庁の兵力を強化 = 幕府を力で威圧
地方での対立
国衙につく武士
幕府側の守護
上皇が幕府にあれこれ勝手な要求
↓
承久3(1221)年 朝廷と幕府が武力衝突
朝廷を支配下に置いた幕府
鎌倉幕府は京都に六波羅探題
朝廷の監視
京都内外の警備 皇位継承 - 摂関人事にまで介入
∥
◎朝廷 - 政治の実権を失い儀式と学問の場に
∥
◎天皇が名前だけの君主に
京都を拡大した商工民
六波羅 平氏の本拠地
→ 鎌倉幕府の常駐
↓
◎ 京都の町を東方に拡大させる
法然を初めとする鎌倉新仏教の誕生
鎌倉新仏教
①念仏 浄土宗、浄土真宗、時宗
②座禅・修養 臨済宗、曹洞宗
③お題目 法華経(日蓮)
|
◎京都
法然、親鸞、栄西
鴨川べりの洛東
広まる庶民のための文化
☆「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】
<出版社の案内>
国や世間などに期待するのをあきらめ、自分の好きに生きるほうが幸せ
になれる。ただ、考え方にちょっとしたコツが要る。ありのままの自分
と和解するヒントを考える本。
◇はじめに
□現代日本の社会はまさしく「欲望上の楼閣」
勝ち組連中に洗脳されてきた「世間の役に立つ人こそ偉い」
↓ 「何があっても欲望を失うな」
↓ 「いつも前向きな人こそ素晴らしい」
◎盲目的な信用,期待,欲望を捨てよう
「国や世間に期待せず,無駄な希望を持たず,自分を否定しないである
がままの自分と和解して好きなように生きればいい」
◇狂った世間では,「希望」など持たない方が楽しく生きられます
□国や世間に期待する時代が終わった
「あきらめる」
… ものごとの本質を明らかにする = 明らめる
□日本人は金利のために働いてきた
□オバマのアメリカは既に手遅れ
9.11テロは自作自演?
□カネを借りずに暮らせばいい
収入の範囲内で生活する
「起きて半畳,寝て一畳,天下とっても二合半」
今の日本人は
「借金のために働き,さらに借金を重ねてはまた働く」
□信用できる金融機関ではない
金貸し主義はほとんど沈み掛かった泥舟
□政府に国民を守る気なんてない
1971年 ニクソンショック
① ドルと金の交換停止宣言
② ドルは麻雀の点棒になった
自民党は売国奴 ~ 政府は銀行を守って国民をほったらかし
|
日本は滅びる
「ざまあみろ」と言えばよい
□今こそ「利己主義で生きる」すすめ
□「世の中をよくする」という大嘘
法華経
「三界は安きことなし,なお火宅のごとし」
◇さっさと明らめて「利己的に生きる」のが一番です
□休みたければ休めばいい
言うべきは言う,要求すべきは要求する
□「利己主義」と「自己中」の違い
□人間には生き甲斐なんてない
サマセット・モーム『人間の絆』
「人は生まれ,苦しみ,そして死ぬ」
生き甲斐をもったら,それに縛られ,追い立てられる
|
◎わたしの人生なのだから,わたしの好きなように生きますよ
※ 道徳的な教えは強者には適用されず弱者にだけ適用される
□ 世の中とはいつも人を束縛するもの
ひろさちや
「いつの世でも世の中は人を拘束し,縛り付け,奴隷化していく」
~ 「人生に目的なんてない。人生なんて無意味なものなのだ。」
|
「おれはついでに生きているんだ。生まれてきたついでにね。」
= ついで流の生き方
□仕事を生き甲斐にするな
笑止千万
「何か生き甲斐を持ちなさい。仕事を生き甲斐にしなさい。」
娼婦の生き甲斐とは何だ? 泥棒の生き甲斐とは何だ?
職業なんて汚いもの思うべき。世の中を悪くすることに与っている。
「こんな仕事のために自分の時間も家族との時間もすべて犠牲にして,
一年があっという 間に過ぎていく…。たいした意味なんてないじゃ
ないか,今の仕事。こんなこといつまでやっていて何になる。ばかば
かしい。」
□給料分だけ働けば十分
折り合い 「生活のために仕方なくやっている」
エキスパートになるプロになるということは,良く飼い慣らされた馬になること
自由なアマチュアの代表 - 貴殿
「大人のための修学旅行 京都の歴史」11回目の紹介です。
出版社の案内には、
「日本史の流れをしっかりふまえたうえでもう一度京都を巡ってみたいという願
望をかなえる“読む修学旅行”の本。歴史的舞台となった名所旧跡から、日本
史の実像が浮かびあがる。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は…
・「法皇が平氏と親しい比叡山の天台座主明雲を伊豆へ流罪にしたことに
より、平氏と院とは正面から対立することになった」
・「源行綱の密告により明らかになった鹿ヶ谷の陰謀の黒幕は
本当に俊寛だったのか」
・「後鳥羽上皇が幕府にあれこれ勝手な要求により、承久3(1221)年
朝廷と幕府が武力衝突した(承久の乱)」
・「鎌倉新仏教
①念仏 浄土宗、浄土真宗、時宗
②座禅・修養 臨済宗、曹洞宗
③お題目 法華経(日蓮)
京都鴨川べりの洛東で法然、親鸞、栄西」
もう一つ、再掲載となりますが、ひろさちやさんの
「ひろさちやのあきらめ力」①を載せます。
ひろさんの視点は貴重だと思います。
何でもかんでも「目的、目的」。嫌になってしまいます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「大人のための修学旅行 京都の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ⑪
◇藤原氏の盛衰を物語る国風文化と呪術信仰(6)
□「鹿ヶ谷の陰謀」の舞台裏[俊寛顕彰碑]
法皇と平氏の対立
治承元年(1177)年5月
法皇が平氏と親しい比叡山の天台座主明雲を伊豆へ流罪にした
∥
※ 平氏と院とは正面から対立することになった
1177年6月
清盛は僧西光(藤原師光)権大納言、藤原成親ら
院の近親を逮捕した [鹿ヶ谷の陰謀]
俊寛は本当に黒幕だったか
源行綱の密告
→ 西光は斬られ、成親は備前に流され殺される
鬼界が島に流罪された 藤原成経、俊寛、平成光
弟子によって伝えられた俊寛の無念
安徳天皇誕生恩赦で成恒、康頼のみ都へ
弟子の有王が諸国行脚 → 後世まで
霊鑑寺
尼門跡寺院
□院政期の栄華を伝える寺院[三十三間堂]
千体の千手観音像
1266年再建
平忠盛の悲願
1164年 清盛により建設 → 後白河上皇に寄進
貴族 殿上人 御所内
地下人 御所の庭のみ
今に続く通し矢の儀式
京都国立博物館
◇庶民の心を捉えて広がる鎌倉新仏教
□武家政権下での成長
文化の担い手は貴族から庶民へ
承久の乱はなぜおこったか
後鳥羽上皇
院庁に西面の武士
院庁の兵力を強化 = 幕府を力で威圧
地方での対立
国衙につく武士
幕府側の守護
上皇が幕府にあれこれ勝手な要求
↓
承久3(1221)年 朝廷と幕府が武力衝突
朝廷を支配下に置いた幕府
鎌倉幕府は京都に六波羅探題
朝廷の監視
京都内外の警備 皇位継承 - 摂関人事にまで介入
∥
◎朝廷 - 政治の実権を失い儀式と学問の場に
∥
◎天皇が名前だけの君主に
京都を拡大した商工民
六波羅 平氏の本拠地
→ 鎌倉幕府の常駐
↓
◎ 京都の町を東方に拡大させる
法然を初めとする鎌倉新仏教の誕生
鎌倉新仏教
①念仏 浄土宗、浄土真宗、時宗
②座禅・修養 臨済宗、曹洞宗
③お題目 法華経(日蓮)
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◎京都
法然、親鸞、栄西
鴨川べりの洛東
広まる庶民のための文化
☆「ひろさちやのあきらめ力」ひろさちや 青春出版社 2009年 ①【再掲載 2020.1】
<出版社の案内>
国や世間などに期待するのをあきらめ、自分の好きに生きるほうが幸せ
になれる。ただ、考え方にちょっとしたコツが要る。ありのままの自分
と和解するヒントを考える本。
◇はじめに
□現代日本の社会はまさしく「欲望上の楼閣」
勝ち組連中に洗脳されてきた「世間の役に立つ人こそ偉い」
↓ 「何があっても欲望を失うな」
↓ 「いつも前向きな人こそ素晴らしい」
◎盲目的な信用,期待,欲望を捨てよう
「国や世間に期待せず,無駄な希望を持たず,自分を否定しないである
がままの自分と和解して好きなように生きればいい」
◇狂った世間では,「希望」など持たない方が楽しく生きられます
□国や世間に期待する時代が終わった
「あきらめる」
… ものごとの本質を明らかにする = 明らめる
□日本人は金利のために働いてきた
□オバマのアメリカは既に手遅れ
9.11テロは自作自演?
□カネを借りずに暮らせばいい
収入の範囲内で生活する
「起きて半畳,寝て一畳,天下とっても二合半」
今の日本人は
「借金のために働き,さらに借金を重ねてはまた働く」
□信用できる金融機関ではない
金貸し主義はほとんど沈み掛かった泥舟
□政府に国民を守る気なんてない
1971年 ニクソンショック
① ドルと金の交換停止宣言
② ドルは麻雀の点棒になった
自民党は売国奴 ~ 政府は銀行を守って国民をほったらかし
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日本は滅びる
「ざまあみろ」と言えばよい
□今こそ「利己主義で生きる」すすめ
□「世の中をよくする」という大嘘
法華経
「三界は安きことなし,なお火宅のごとし」
◇さっさと明らめて「利己的に生きる」のが一番です
□休みたければ休めばいい
言うべきは言う,要求すべきは要求する
□「利己主義」と「自己中」の違い
□人間には生き甲斐なんてない
サマセット・モーム『人間の絆』
「人は生まれ,苦しみ,そして死ぬ」
生き甲斐をもったら,それに縛られ,追い立てられる
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◎わたしの人生なのだから,わたしの好きなように生きますよ
※ 道徳的な教えは強者には適用されず弱者にだけ適用される
□ 世の中とはいつも人を束縛するもの
ひろさちや
「いつの世でも世の中は人を拘束し,縛り付け,奴隷化していく」
~ 「人生に目的なんてない。人生なんて無意味なものなのだ。」
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「おれはついでに生きているんだ。生まれてきたついでにね。」
= ついで流の生き方
□仕事を生き甲斐にするな
笑止千万
「何か生き甲斐を持ちなさい。仕事を生き甲斐にしなさい。」
娼婦の生き甲斐とは何だ? 泥棒の生き甲斐とは何だ?
職業なんて汚いもの思うべき。世の中を悪くすることに与っている。
「こんな仕事のために自分の時間も家族との時間もすべて犠牲にして,
一年があっという 間に過ぎていく…。たいした意味なんてないじゃ
ないか,今の仕事。こんなこといつまでやっていて何になる。ばかば
かしい。」
□給料分だけ働けば十分
折り合い 「生活のために仕方なくやっている」
エキスパートになるプロになるということは,良く飼い慣らされた馬になること
自由なアマチュアの代表 - 貴殿