「ユートピアを求めて」安岡正篤 DCS 2002年 ①(前半) /「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ 2008年 ① [読書記録 一般]
今回は、安岡正篤さんの
「ユートピアを求めて」の1回目(前半)を紹介します。
出版社の案内には、
「本書は、名著『老荘思想』を著した安岡正篤師が『老子』
を講じた筆録です。老荘思想の神髄をついた講話は、俗世
の汚濁と頽廃を救う妙薬として、読む者を神秘的なユート
ピアに誘い、現代文明に毒された我々の心を沈静・慰藉し、
やがて解脱へと導いてくれることでしょう。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った自分自身への戒めの言葉は‥
・「老=熟(な)れる よく練れておる-特に徳が円熟
黄老…尊い人 老子…庶民」
・「中国は時間を掛け練達、熟練することを尊ぶ 『老酒』
対して日本は生新、生一本を愛する 『生一本』」
・「思想の変遷 - 老・荘・儒・道・禅」
・「我々は生きる限り海老のように新鮮で古い殻を脱却して
ゆかなければならない」
もう一つ、再掲載となりますが、原田隆史さんの
「カリスマ教師の心づくり塾」①を載せます。
エネルギッシュな原田さんに励まされます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「ユートピアを求めて」安岡正篤 DCS 2002年 ①(前半)
<老子選講>
◇序論
□中国文化の始まり
「黄」と「老」の持つ意味
孔孟と老荘 「黄老」
古代人は黄色を愛し重んじた
□中国の「老」と日本の「生(き)」
老 熟(な)れる よく練れておる - 特に徳が円熟
×老獪 老廃 ◎老熟 老成
黄老 … 尊い人
老子 … 庶民
生 新鮮 生 純粋
中国 時間を掛け練達、熟練することを尊ぶ 「老酒」
↑↓
日本 生新 生一本を愛する 「生一本」
□老子は実在した人物か
帝王で言えば黄帝これに対する賢人哲人はまず老子
老子 … 非常な老熟、練達の哲人
□歴史上の老子
漢の始めの政治
黄老をむねとした 老子-名前は李耳(耳の大きな人)
↓
漢の武帝 儒教を取り入れる
□思想の変遷 - 老・荘・儒・道・禅
陰陽五行思想の再評価
木・火・土・金・水の五気 → 作用が五行
最も大切 相生・相克関係
□天地人一体感
老子 ~ 「天より人が生じた」
人間は常に天と結ばれている「天に参ずる」
本当の人間は常に豊かに自然・天地というものに根を
下ろさなければならない
□「史記」の中の老子と孔子
昔の商人「深く蔵して虚しさが若し」
でかでかと物を並べるなんて浅はかで衒うようなもので、
それを好まなかった
= 学問、道徳
「君子は盛徳、容貌愚なるが若し」
孔子もいろいろ修業、苦労して偉くなった
□化する-遽伯玉(きょはくぎょく)と王陽明の言葉
遽 「行年五十にして四十九の非を知る」
王陽明(1472-1528) 儒者
准南子 「六十にして六十化す」幾つになっても新しい
□老化を防ぐ秘訣とは
海老がめでたいわけ
= 秋になると幾つになってもよく殻を脱ぐ
∥
◎ 常に新鮮 ~ 老朽しない
○ 固陋(ころう)にならない = 維新
生きる限りは維新
少なくとも精神教養は永遠
我々は生きる限り海老のように新鮮で古い殻を脱却して
ゆかなければならない
↑
◎黄老思想 老荘思想 儒教
◎儒教 - 修己治人
◎老荘 - 人間自然
◎能化(よく化する) 大化
長寿の秘訣
= まことの生活 真理に従って生きる
□今老子を学ぶことの意義
生きる限り常にきびきびと創造してゆく
日本言論界
報道界の低級、頽廃、堕落、紛糾
□道と徳-玄徳を養う
これを生じるものが道であり、これを養うものが徳である
玄徳と明徳
儒教-明徳
老荘-玄徳(徳の根源的なもの)
☆「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ 2008年 ①
〈出版社の案内〉
多くの問題を抱えた学校に赴任し、捨て身の教育を実践。得意の
陸上競技を通じて生徒たちの心を変えて、在職7年間で13回の
日本一に導いた。子供たちの心のコップを上向きにし、夢や目標
を与えて、自立型人間に変えてきたその手法とは?現役教師1400
人が学び、企業研修でも採用が相次ぐ、原田式心づくりの指導法
を紹介。
◇原田隆史
大阪・京都・東京教師塾頭 原田教育研究所長
1960年大阪生 奈良教育大学卒 松虫中学校 2003年退任
◇はじめに
人間力 - 人を感動させる力
源は「本気になること」
◇教育乱世の時代に
□「捨て身」の教育の始まり
松虫中 - 7年間で13回の日本一
□乱世の教育と「おかず理論」
= 好きなものから始める
□若者達の心が分かりますか
① 自己完結(自分の器を狭めて夢を持たない)
「ムリムリ」
② アンビバレンツ(社会にもまれない為感情がコロコロ変わる)
③ 自己決定権(何か分からないけどわたしの自由)
「すごいらオレ」
④ ミーイズム(自分の利益のみ考え他人のことを考えない)
⑤ まじめの崩壊
「ばれなかったらいいだろう」「正しいことより得なこと」価値観
⑥ 規則には従わないがオーラとムードには従う
空気
⑦ 充実感・満足感・達成感が欲しい
⑧ 分かってほしい
⑨ 居場所がほしい
⑩ 癒されたい
□理念なき教師は何もできない
夢・思い・理念
□理念作りのためのロジックツリー
<ロジックツリーの作り方>
① 現実の教育活動、実践の中で、自分が大切だ、この活動が
極めて重要だと思い、実行できていることをすべて付箋に書
き出す指導内容
② 次に、実行には移せていないが、大切だと思っていること
を思うがままにすべて書き出す
③ 自分が尊敬する人物を思い描き、その人物の特徴あるプラ
スの行動、心惹かれることを想像力を働かせながら付箋に書
き出す = 行動指針
④ 付箋が出そろったら、3~4個のグループに分ける
⑤ そのグループの特徴を記述する
指導指針
⑥ その特徴の付箋を眺め、自分の教育の芯中核を言葉で表現する
理念
「自分の特徴はこうなんだ。だからこう指導するんだ」
→ それに基づいた指導
□自立型人間を育てる
教師塾の理念
= 「日本をより良くする自立型人間の育成」
◎ セルフコントロール能力
◎ 意志の力と愛の力
□お袋の一言
「まず自分を変えなさい」主体変容
教師自身が自立型人間に
「仕事と思うな人生と思え」
心を変える前に行動・態度を変えてみる
□教師塾の三種の神器
① 長期目標設定用紙
自分で目標を立てる 最高の目標、中間の目標、絶対できる目標
成功の分析と失敗の分析
長期目標設定用紙(平野達郎・独行法教育研修センター)
②ルーティンチェック票
毎日のルーティン目標 10個に○と×
③日誌
前日 - 翌日の行動予定とその日に必ずやること
当日 -
○一日の行動評価
総評、心理、身体、仕事、人間、生活、教養
○「プラスの影響を与えた言葉や出来事」
「今日の自分のベスト3」
○「今日をもう一度やり直せるとしたら」
もし、今日をもう一度できるとしたら?
「ユートピアを求めて」の1回目(前半)を紹介します。
出版社の案内には、
「本書は、名著『老荘思想』を著した安岡正篤師が『老子』
を講じた筆録です。老荘思想の神髄をついた講話は、俗世
の汚濁と頽廃を救う妙薬として、読む者を神秘的なユート
ピアに誘い、現代文明に毒された我々の心を沈静・慰藉し、
やがて解脱へと導いてくれることでしょう。」
とあります。
今回紹介分より強く印象に残った自分自身への戒めの言葉は‥
・「老=熟(な)れる よく練れておる-特に徳が円熟
黄老…尊い人 老子…庶民」
・「中国は時間を掛け練達、熟練することを尊ぶ 『老酒』
対して日本は生新、生一本を愛する 『生一本』」
・「思想の変遷 - 老・荘・儒・道・禅」
・「我々は生きる限り海老のように新鮮で古い殻を脱却して
ゆかなければならない」
もう一つ、再掲載となりますが、原田隆史さんの
「カリスマ教師の心づくり塾」①を載せます。
エネルギッシュな原田さんに励まされます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「ユートピアを求めて」安岡正篤 DCS 2002年 ①(前半)
<老子選講>
◇序論
□中国文化の始まり
「黄」と「老」の持つ意味
孔孟と老荘 「黄老」
古代人は黄色を愛し重んじた
□中国の「老」と日本の「生(き)」
老 熟(な)れる よく練れておる - 特に徳が円熟
×老獪 老廃 ◎老熟 老成
黄老 … 尊い人
老子 … 庶民
生 新鮮 生 純粋
中国 時間を掛け練達、熟練することを尊ぶ 「老酒」
↑↓
日本 生新 生一本を愛する 「生一本」
□老子は実在した人物か
帝王で言えば黄帝これに対する賢人哲人はまず老子
老子 … 非常な老熟、練達の哲人
□歴史上の老子
漢の始めの政治
黄老をむねとした 老子-名前は李耳(耳の大きな人)
↓
漢の武帝 儒教を取り入れる
□思想の変遷 - 老・荘・儒・道・禅
陰陽五行思想の再評価
木・火・土・金・水の五気 → 作用が五行
最も大切 相生・相克関係
□天地人一体感
老子 ~ 「天より人が生じた」
人間は常に天と結ばれている「天に参ずる」
本当の人間は常に豊かに自然・天地というものに根を
下ろさなければならない
□「史記」の中の老子と孔子
昔の商人「深く蔵して虚しさが若し」
でかでかと物を並べるなんて浅はかで衒うようなもので、
それを好まなかった
= 学問、道徳
「君子は盛徳、容貌愚なるが若し」
孔子もいろいろ修業、苦労して偉くなった
□化する-遽伯玉(きょはくぎょく)と王陽明の言葉
遽 「行年五十にして四十九の非を知る」
王陽明(1472-1528) 儒者
准南子 「六十にして六十化す」幾つになっても新しい
□老化を防ぐ秘訣とは
海老がめでたいわけ
= 秋になると幾つになってもよく殻を脱ぐ
∥
◎ 常に新鮮 ~ 老朽しない
○ 固陋(ころう)にならない = 維新
生きる限りは維新
少なくとも精神教養は永遠
我々は生きる限り海老のように新鮮で古い殻を脱却して
ゆかなければならない
↑
◎黄老思想 老荘思想 儒教
◎儒教 - 修己治人
◎老荘 - 人間自然
◎能化(よく化する) 大化
長寿の秘訣
= まことの生活 真理に従って生きる
□今老子を学ぶことの意義
生きる限り常にきびきびと創造してゆく
日本言論界
報道界の低級、頽廃、堕落、紛糾
□道と徳-玄徳を養う
これを生じるものが道であり、これを養うものが徳である
玄徳と明徳
儒教-明徳
老荘-玄徳(徳の根源的なもの)
☆「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ 2008年 ①
〈出版社の案内〉
多くの問題を抱えた学校に赴任し、捨て身の教育を実践。得意の
陸上競技を通じて生徒たちの心を変えて、在職7年間で13回の
日本一に導いた。子供たちの心のコップを上向きにし、夢や目標
を与えて、自立型人間に変えてきたその手法とは?現役教師1400
人が学び、企業研修でも採用が相次ぐ、原田式心づくりの指導法
を紹介。
◇原田隆史
大阪・京都・東京教師塾頭 原田教育研究所長
1960年大阪生 奈良教育大学卒 松虫中学校 2003年退任
◇はじめに
人間力 - 人を感動させる力
源は「本気になること」
◇教育乱世の時代に
□「捨て身」の教育の始まり
松虫中 - 7年間で13回の日本一
□乱世の教育と「おかず理論」
= 好きなものから始める
□若者達の心が分かりますか
① 自己完結(自分の器を狭めて夢を持たない)
「ムリムリ」
② アンビバレンツ(社会にもまれない為感情がコロコロ変わる)
③ 自己決定権(何か分からないけどわたしの自由)
「すごいらオレ」
④ ミーイズム(自分の利益のみ考え他人のことを考えない)
⑤ まじめの崩壊
「ばれなかったらいいだろう」「正しいことより得なこと」価値観
⑥ 規則には従わないがオーラとムードには従う
空気
⑦ 充実感・満足感・達成感が欲しい
⑧ 分かってほしい
⑨ 居場所がほしい
⑩ 癒されたい
□理念なき教師は何もできない
夢・思い・理念
□理念作りのためのロジックツリー
<ロジックツリーの作り方>
① 現実の教育活動、実践の中で、自分が大切だ、この活動が
極めて重要だと思い、実行できていることをすべて付箋に書
き出す指導内容
② 次に、実行には移せていないが、大切だと思っていること
を思うがままにすべて書き出す
③ 自分が尊敬する人物を思い描き、その人物の特徴あるプラ
スの行動、心惹かれることを想像力を働かせながら付箋に書
き出す = 行動指針
④ 付箋が出そろったら、3~4個のグループに分ける
⑤ そのグループの特徴を記述する
指導指針
⑥ その特徴の付箋を眺め、自分の教育の芯中核を言葉で表現する
理念
「自分の特徴はこうなんだ。だからこう指導するんだ」
→ それに基づいた指導
□自立型人間を育てる
教師塾の理念
= 「日本をより良くする自立型人間の育成」
◎ セルフコントロール能力
◎ 意志の力と愛の力
□お袋の一言
「まず自分を変えなさい」主体変容
教師自身が自立型人間に
「仕事と思うな人生と思え」
心を変える前に行動・態度を変えてみる
□教師塾の三種の神器
① 長期目標設定用紙
自分で目標を立てる 最高の目標、中間の目標、絶対できる目標
成功の分析と失敗の分析
長期目標設定用紙(平野達郎・独行法教育研修センター)
②ルーティンチェック票
毎日のルーティン目標 10個に○と×
③日誌
前日 - 翌日の行動予定とその日に必ずやること
当日 -
○一日の行動評価
総評、心理、身体、仕事、人間、生活、教養
○「プラスの影響を与えた言葉や出来事」
「今日の自分のベスト3」
○「今日をもう一度やり直せるとしたら」
もし、今日をもう一度できるとしたら?