SSブログ

月刊「少年育成」より ②-「W杯は若者に何を残したか?」 竹原泰三 ジャーナリスト /「信は力なり」山口良治 旬報社 1999年 ②【再掲載 2013.5】 [読書記録 教育]

今回は、5月1日に続いて、
キーワード「月刊『少年育成』」より2回目の紹介です。


記事をまとめたものですので、
再掲載されるものが多いと思いますが、御承知願います。


今回は20年前の記事ですが、当時を懐かしく思い出しました。
出向での仕事に悩んだり楽しんだりしていた頃です。


もう一つ、再掲載となりますが、山口良治さんの
「信は力なり」②を載せます。
山口さんのあたたかな言葉に、わたしは納得してしまいました。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。










☆月刊「少年育成」より ②-「W杯は若者に何を残したか?」 竹原泰三 ジャーナリスト

1.jpg

◇「W杯は若者に何を残したか?」 竹原泰三 ジャーナリスト

 日本と韓国で同時に開催されたワールドカップ・サッカー、日本
は初めての決勝リーグ進出という夢を実現した。

 
 一次リーグでは、初の勝ち点1、初の勝利、そしてグループトッ
プでの決勝リーグ進出。


 日本代表の試合のある日、東京の新宿や渋谷では、人通りが少な
くなり、飲み屋は閑古鳥が鳴くありさまだった。


 試合が終わると、ブルーのユニホームを着たサポーターが町に繰
り出し、朝方までにぎわったところもあったとか。


 不況に加えて政治的にも社会的にも閉塞感が漂う中で、久しぶり
の快挙だった。


 それだけに普段のサッカーファンにとどまらず、多くの日本人が、
試合結果に一喜一憂した。


 テレビに映し出される競技場のサポーターの熱気、「ニッポン、
ニッポン」の声援は日本中を興奮の渦に巻き込んだ。

″群集心理″といえるのかもしれないが、久しぶりの光景ではあっ
た。


 久しぶりの群集心理というのは、阪神淡路大震災の時の「ボラン
ティア」のことを思い出したからである。


 このときも、被災地には全国から大勢のボランティアが集まった。


 その様子をテレビで見ていて日本人も捨てたものではないと思っ
た人も少なくないはずである。


 当時も若者たちの無気力さが大きな問題になっていた。


 その若者がなぜ、被災地に向かったのか。


 単なる被災者への同情とは思わない。


 かといって、若者たちにボランティアの意味がどれだけわかって
いたか、疑問が残ったのも事実である。


 そのいい例が、せっかく集まったボランティアたちが、仕事の分
担ができず、自分たちは何をすればいいのか、神戸市の職員などと
の間でぎくしやくした関係があったことからもわかる。


 ボランティアとはいうものの、その実体は、「俺たちがやってや
る」といった思い上がりのようなものを感じたほどだった。


 これも一種のブーム、群集心理だったのかもしれない。
 
 
 もう一つ群集心理の例がある。


 プロ野球の阪神タイガースが昭和60年に優勝したときのことで
ある。


 優勝が近づくと阪神ファンは当然のように盛り上がり、観客席
をウェーブが走った。


 しかし、球場に詰めかけたのは阪神ファンばかりではなかった。


 阪神ファンの盛り上がりぶりをみて一緒に盛り上がりたくなっ
た「阪神ファン」のファンが大勢いた。


 ひいきのチームがどこかは関係なかった。

 
 話をワールドカップ・サッカーに戻そう。


 短期間ではあったが打ち込むものを見つけ大いに燃えたサポー
ターたちは、これからどうするのだろうか。


 しばらくは虚脱状態が続くのかもしれない。


 しかし、いつまでもそうではないだろう。


 何か別の換えるものを見つけるのだろうか。
 

 日本代表チームの成長ぶりは目を見張るものがあった。


 8年前のアメリカ大会は、出場を目前にして「ドーハの悲劇」
を味わった。


 前回のフランス大会は、初めて出場したものの三戦全敗、得点
も一点にとどまった。


 その日本チームが4年間の精進の結果、出場だけでなく、一戦
一戦力をつけ、一次リーグを突破するまでになった。


 その間の苦労は大変なものだっただろう。


 しかし、努力は必ず報われる。


 選手たちは大きく成長した。


 若いサポーターはそこのところを是非みてほしい。

 
「最近の“若者は…」と言うようになると年をとった証拠だという。


 しかし、あえて言おう。

「最近の若者は覇気がない、やる気がない、根性がない、辛抱がで
きない」。


 言いたいことはいくらでもある。


 その若者たちが、「ニッポン、ニッポン」と叫ぶようすには想像を
絶するものがあった。


「日本人でよかった」とインタビューに答えた若者もいた。


 本当だろうかと思う反面、今の若者も捨てたものじゃないという
気もした。


 その若者に期待を込めて言いたい。
 

 4年後のワールドカップ・ドイツ大会に日本チームはさらにたく
ましくなった姿を見せてくれるだろう。


 サポーターの若者もより大人になった姿を見せてほしい。


 もう無気力は終わりにしよう。


 何事も他人のせいにするのはやめよう。


 人生の目的とか、生き甲斐とか、楽しさとかは、どこかに転がっ
ているものではない。


 自分で努めて探さなければ見つからない。


 しかし、夢を持ち続けてがんばればいつかは手に入る。


 そんな可能性を教えてくれたワールドカップだったように思う。











☆「信は力なり」山口良治 旬報社 1999年 ②【再掲載 2013.5】

<出版社の案内>
やさしさこそ強さの証し。数々の名勝負、名選手を生んだ京都・
伏見工ラグビー部監督と真紅のジャージの戦士たちの人間ドラ
マ。
1.jpg
◇素直な自分を取り戻す

□タイミングとアフタケア

「もっともっと愛を込めなさい」 
    理論はただのマニュアルだ

 ① いつも生徒の心の痛みを思いやる

② 叱った次の日に優しい語りかけをする
「こいつらと一生つき合うぞ!」
  

□本人の気付きを引き出す 
◎「子供の問題行動は必ず愛を求めているシグナルだ」


□過ちをステップに
「すまない」という気持ちを引き出すことの大切さ

 「節のない竹はない。どの竹にも節はある。悪さしてそこで気付い
  てパッと膨らむ。また何かをしてパッと膨らむ。そんなことがい
  っぱいあっていい。
  いくら失敗してもいい、そこで何かに気付かせてやることが重要
  であって、大人がはじめから『あれをやってはいかん』『これを
  やってはいかん』というような教育では、成長の芽も個性も感性
  すらも摘んでしまっているようなものだ。それでは子供たちは全
  部あてがいぶち、指示待ちになってしまう」


□今耐えれば、もっとすてきな自分に会える

 「今、子供の意思尊重とよく言われる。だが意志というのは見えな
  い不確かなものだ。大人が簡単に聞いてしまって、鵜呑みにして
  よいものなのか。
  それは子供のわがままに合わせるだけであって、子供を大切にし
  ていることでは断じてない。もちろん、子供の意志のすべてが曖
  昧というわけではない。だから、その子の置かれている状況、そ
  の子の発言の背景、将来の予想など大人の洞察が欠かせない」



人生は平坦な道ばかりあるわけではない。必ずでこぼこの道も
  あれば、ぬかるみ道もある。子供の発育過程においてはそれらを
  踏ん張らせて歩かせなければならない、そういうときがある

    ∥

  マラソンのデッドポイント
◎ 人生はデッドポイントの繰り返し

  |

  子供たちは大人の社会の荒波に飲み込まれることなく、大波小波
 を一つ一つ克服していってほしい

 ◎ 失敗や壁を乗り越えられないとき必要なのは、自分に「矢印」
を向ける勇気


□女子マネージャーの果敢な挑戦

 ラグビー部員 
   全部自分のことは自分でやるのが当たり前

 ボート部に インタハイ準決勝まで

nice!(144)  コメント(2)