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「これで安心医療体操」足助次朗 太陽出版 2003年 ①(前半) /「わかりあえないことから」平田オリザ 講談社現代新書 2012年 ①【再掲載 2016.1】 [読書記録 一般]

今回は、足助次朗さんの
「これで安心医療体操」1回目(前半)の紹介です。


出版社の案内には、


「老化を防ぎ、芯から健康になるために健康な人・病人からお年寄りまで、
 寝たままできるあなたの健康法を疾病・症状別にイラストで解説。」

「東洋医学が目的とする、大病を小病に変え、生命を完全燃焼させて自然
 安楽死に導く技法『足助式体操』を紹介。内臓の働きを高め、ストレス
 を解消し、活力が湧いてくる…寝ながらできる、医者が学ぶべき歴史的
 治療法。」


とあります。



足助式の医療体操での健康維持の方法を教えてくれます。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「医療体操- 内蔵の機能を高める
例としてインドのヨガ、気功、太極拳、フェルデンクライス体操」


・「健康維持に腸は基本であり、体操でお腹や体を柔らかくしておくこと
  が大事」


・「老廃物を排泄することが必要不可欠」


・「病気とは自由に動けない時の副産物であり、病は心身のバランスの
  崩れを教えてくれる」






もう一つ、再掲載となりますが、平田オリザさんの
「わかりあえないことから」①を載せます。

- 日本のこれまでの表現教育というものは教師が子どもの首を絞め
 ながら「表現しろ表現しろ」と言っているようにしか見えない
 「まだその子は表現しようとは思っていないのに…」

コミュニケーション教育に力を注ぐあまり、子どもを追い込んでしまっ
ているのではないか?と思うときもあります。







<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆「これで安心医療体操」足助次朗 太陽出版 2003年 ①(前半)

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◇はじめに 白象山 愛聖内科クリニック院長
 
 医療体操
  - 内蔵の機能を高める
インドのヨガ、気功、太極拳、フェルデンクライス体操(米国)
 

 東洋医学
  - 全身を血水の川の流れと見立てて川の流れを良くして清らかにす
   ることに全力を尽くす


西洋医学
  - 川の流れが滞った場所やよどんでヘドロのように血水が固まって
   しまったものを取り出したり壊したりしたことに腐心



◇序章 足助式体操(健康法)の成り立ち
 
「病気とは自由に動けない時の副産物である」
成長と調和のとれた生活

   病気の原因 
    - 退行性変化による硬化
    
   常に全体の調和運動をしていないと各部位の機能が停滞し、その結
  果、足腰の痛みを生み出す 

◎ 就寝前に寝ながらできる体操
 

「健康維持に腸は基本であり、体操でお腹や体を柔らかくしておくことが
 大事」  



◇2章 老化は防ぐことができる
 
 退行性変化とは?
退行性変化 = 自然老化
 
    ホメオタシスを不安定にしたり崩壊を引き起こしてしまう危険な
   因子 

    細胞や神経、筋肉、臓器などが萎縮・硬化することで、老廃物が
   蓄積して、血液の酸毒化を招き、そこを拠点に病魔が根をはり、茎
   を延ばしていく

◎大切 
       退行性変化を制御し調整すること
       → 老廃物を排泄することが必要不可欠  

ガン  
       細胞の急速な老化現象が進み、ガン細胞が急速に増殖した
      結果ガンが発症する


 病気はチャンス
自然治癒力 
    「病気とは自由に動けない時の副産物である」
     病は心身のバランスの崩れを教えてくれる  


退行性変化と病気の関係
「寝る」→「練る」
内科的疾患の原因 
      ・ 退行性変化によるもの
      ・ 活性酸素によるもの
  ◎ 適度な運動と退行性変化に拍車をかけている食生活を見直すこと
      

 食べ物と運動  



◇3章 腸が健康の決め手

腸の構造と働き
小腸  十二指腸~空腸及び回腸 5-7m 食物の消化と吸収

   大腸  盲腸 結腸 直腸    1.5m 水分吸収 固形老廃物


 腸は健康のバロメーター
   固く感じるところ → 指圧

   ◎ 毎日手を大腸に当てる習慣を!  


腸に関連した病気
薬剤作用により新鮮な血液の再生と供給を疎外してしまう恐れ


農薬や添加物の害



◇4章 生命エネルギーと肉体年齢

生命エネルギー不足が病気を引き起こす
◎ まず動くこと 
   ◎ 新鮮な水を補給すること


水が生命エネルギーを発生させる
① 空気を吸うことで発生するエネルギー

② 食物摂取によるエネルギー

③ 皮膚で発生するエネルギー(日光)
 

 水の大切さを知った体験
よく噛んで飲むようにする!
   就寝時に4合(720ml)の水を飲む!
   ←→ 体内に発生したガスを完全に止めるだけの酸素の量の違い    

① 咳が出る時には少量のミネラルウォーターを噛むようにして飲
    むと止まる

② 便秘症には700~800mlをぐい飲みすると良い

③ 下痢を止めるには1000ml程度の水を数回に分けて良く噛んで飲
    む
④ ミネラルウォーターで目を洗う習慣を付けると老眼になりにく
    い








☆「わかりあえないことから」平田オリザ 講談社現代新書 2012年 ①【再掲載 2016.1】

<出版社の案内>
日本経団連の調査によると、日本企業の人事担当者が新卒採用にあたって
もっとも重視している能力は、「語学力」ではなく、「コミュニケーショ
ン能力」です。ところが、その「コミュニケーション能力」とは何を指す
のか、満足に答えられる人はきわめて稀であるというのが、実態ではない
でしょうか。わかりあう、察しあう社会が中途半端に崩れていきつつある
今、「コミュニケーション能力」とは何なのか、その答えを探し求めます。

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◇コミュニケーション能力とは何か

□コミュニケーション教育
  2011.6 
    富良野市立布部小学校 11名 
    5名が外国籍(米国2名スイス2名シンガポール1名)
芸術家が学校現場に「コミュニケーション教育推進事業」


◎「コミュニケーション能力が求められる」


□コミュニケーション能力のダブルバインド(二重拘束)
 企業が求めるコミュニケーション能力
   = グローバル・コミュニケーショ・スキル = 異文化理解教育

  (表) OECDもPISA等で重視

  (裏) 従来型コミュニケーション能力も求めている
  ・上司の意図を察して機敏に行動する
・会議の空気を読んで反対意見は言わない
・和を乱さない


□なぜ引きこもるのか
劇団青年団演出部に岩井秀人(劇作家)2011向田邦子賞
  16~20歳まで引きこもっていた

家庭がダブルバインドのコミュニケーション

  ダブルバインド
   - 統合失調症の原因の一つとも考えられている
縛られ感 自分が自分でない感覚 乖離感
   → 引きこもり


 ◎いま日本社会は社会全体が「異文化理解能力」と日本型「同調圧力」
  のダブルバインドにあっている。
  日本社会全体がコミュニケーション能力に関するダブルバインドが
  原因で内向きになり、引きこもってしまっている。 

 
□単語でしゃべる子どもたち
◎ 日本のこれまでの表現教育というものは教師が子どもの首を絞め
  ながら「表現しろ表現しろ」と言っているようにしか見えない

 「まだその子は表現しようとは思っていないのに…」

 いまのコミュニケーションの問題
① コミュニケーションに対する意欲の低下
競争社会でないから欲求必要性が低下しているのではないか

◎「単語でしゃべる子どもたち」
言語
     「言わなくても済むことは言わないように変化する」法則

     ◎ 能力の低下ではなく意欲の低下

   学校が今…
       優しい先生が子どもたちの気持ちを察して指導するわか
      り合う察し合う温室のようなコミュニケーション

◎ 子どもたちのコミュニケーション能力が低下している
       わけではない。しかし、年々社会の要求するコミュニケ
       ーション能力は、それを上回る勢いで高まっている。教
       育のプログラムはそれについて行っていない。
              |
      ◎ 子どもたちはそのギャップを敏感に感じ取り大人にな
       ることを嫌がる。 

      → 少し気の弱い子は‥ 引きこもる、ニート、心を病む

      ◎ 単純に甘えだと切り捨てることはできない
    
    ※ 時間を経たダブルバインド

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