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「勉強しない子には1冊の手帳を与えよう」石田勝紀 Discover 2015年 /「学問のすすめ」福沢諭吉 檜谷昭彦 三笠書房 2001年 ①【再掲載 2012.4】 [読書記録 教育]

今回は、石田勝紀さんの
「勉強しない子には1冊の手帳を与えよう」を紹介します。



出版社の案内には、

「小学生の子どもに、何度『勉強しなさい!』」と言っても、まったく勉強す
 る気配がない。』そんなお悩みをお持ちの親御さんにぜひ試していただき
 たいのが、本書でご紹介する『子ども手帳』という仕組みです。」

とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『勉強しなさい』の言葉が子どもを勉強嫌いにしている。
『勉強しなさい』から『やるべきことをやりなさい』に!」


・「やるべきこと(勉強 お手伝い 宿題など)を書き込み、やり終えたら赤
  ペンで消す。(子ども手帳)」


・「ポイント制  
   お手伝いは2ポイント 
プリント1枚1ポイント」




もう一つ、再掲載となりますが、福沢諭吉さん、檜谷昭彦さんの
「学問のすすめ」①を載せます。

昨夕のコウノトリ。
また会えました。
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<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「勉強しない子には1冊の手帳を与えよう」石田勝紀 Discover 2015年

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◇はじめに
 
□横浜「緑進学院」
 - 石田勝紀 
     27年間 約3000人


□「勉強しなさい」の言葉が子どもを勉強嫌いにしている
 
   ~ やる気は強制される言葉からは出てこない
 

□やる気を高めるには?
  
  ① 「勉強しなさい」
      →「やるべきことをやりなさい」

  ②「子ども手帳」を使う
     やるべきこと(勉強 お手伝い 宿題など)を書き込み、やり終え
    たら赤ペンで消すだけ

  ※ ポイント制



◇アイデアいっぱい! 効果抜群! 「子ども手帳」はこう使おう
 
□ポイント制  
   お手伝いは2ポイント 
プリント1枚1ポイント

→ ゲーム感覚
 

□シールで色分け
 赤  学校のこと
  
   青  遊び 

  黄 習い事

緑 その他


□子どもカレンダー



◇子ども手帳をつくろう
 
□4ステップ
① お気に入り手帳を買う

  ② 一週間分の予定を自分で書かせる 日曜日はオフ

  ③ 日々終わった事柄は赤で消す(できなかったらそのまま)

  ④ 毎週末消し込んだ分だけポイント精算する
減点はダメ 
       親子一緒にポイント






☆「学問のすゝめ」福沢諭吉 檜谷昭彦 三笠書房 2001年 ①【再掲載 2012.4】

<出版社の案内>
なぜ今なお「学問のすゝめ」は新鮮か。抽象論が一つもなく、全て現在及
び未来への具体的・実践的提言であるからだ。抽象論は役に立たない。福
沢「実学」に勝る人生勉強はない。たとえ1時間でも人生を無駄にしたく
ない人へ。


◇初編 -「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」

□人に貴賤はないが,勉強したかしないかの差は大きい

 「実語教」
    -「人学ばさせれば智なし,智なき者は愚人なり」

   ◎ 賢人と愚人の違いは学ぶか学ばないか
  「天は富貴を人に与えずしてこれをその人の働きに与える」


□「実生活」に役立つ学問を最優先しろ
  実用の学問を


□自由は「自分勝手」ということではない
 自分の立場を知ることが重要

 分限
   … 天の定めた道理に基づき,人間の情を大事にし,他人を妨げず、
    一身の自由を守ること

◎ 自由とわがままの違い = 他人を妨げるかどうか


  天の道理,人間の道に従い国際交流に尽くすべき

国の立場(分限)をわきまえるべき


□自由に「ものが言える人」になれ
 自分の才覚と品格,自己の立場によって人間の地位が決まる

 政府の官吏は,彼の才能・人格によって公務に励み,国民のために
  国法を執行する。だから官吏を尊敬するのであり,生まれながらの身
  分を貴ぶのではない。彼が執り行う国法が貴いのである。

 ◎違う 「お茶壺道中」
  幕府のやり方は卑怯であり,実質のない空威張り

  お上をおそれる必要はない
正々堂々と議論を


□自分自身に対する「責任」とはなにか
天の道理に基づく自由・独立が建前

  人民すべて平等という基本精神
→ しかし人間にはそれぞれの立場
→ その分に応じて相応しい才能と人格を備えるべき

◎ そのための文字・言語を

  世の中で無知蒙昧の民ほど憐れな者はない
  恥を知らない 反省できない
     → 自分に不利な場合
  平気で法を破る
  ∥
  ◎「愚民の上にからき政府あり」
  国家の法がきびしいかゆるやかであるかは,人民の品性・態度
    のあり方によって決まる


□目的はただ一つ 国の平和を守ることのみ
 
 ◎ そのためには人民一人ひとりが自分の行いを正し,学問に志し知識
  を広め,各自の立場に応じて才能と人格を磨くことが,なにより大事

一方政府は政策を分かりやすく国民に知らせることと,その政策が
  平穏な生活をもたらすことこそ目的とすべき。わたしのすすめる学問
  は,まさにこの一点のみ目指しているのである。
                         明治5年2月出版

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