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「家族と迎える平穏死」石飛幸三 廣済堂出版 2014年 /「東井義雄一日一言」米田啓祐・西村徹 致知出版社 2007年 ②【再掲載 2016.4】 [読書記録 一般]

今回は、石飛幸三さんの
「家族と迎える平穏死」を紹介します。



出版社の案内には、

「介護現場の『声』から見えてくる-何もしない選択は、美しい最期。
 看取りの医師と、そのスタッフがたどり着いた心得。」

とあります。


随分前ですが、脳梗塞で入院した父は胃瘻にして最期を迎えました。
胃瘻にして1か月もたたないうちに。
切望していたおにぎりをおなかいっぱい食べてもらいたかったと、
悔やむことしきりです。
老母は特養に入り5年。
コロナ感染が流行ってから、しばらく会えませんでしたか、
認知機能が急激に衰えてきたように感じます。
自分たちの今後を考えてしまう時間も増してきました。






今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「突然待ったなしに始まる → 心の準備を」


・「いい介護とは何だろう 大切なことは生活の質の向上」


・「高齢者の身体機能にV字回復はない 
残有機能をどこまで引き出せるか」


・「胃瘻以外に栄養補給をする方法
鼻から点滴、カテーテル」




もう一つ、再掲載となりますが、米田啓祐さん、西村徹さんの
「東井義雄一日一言」②を載せます。
教育者、宗教者東井義雄さんの数々の言葉の中から、
米田さん西村さんのフィルターで選ばれた言葉が載せられています。
メモして残しておきたい言葉がばかりです。






<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト







ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
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☆「家族と迎える平穏死」石飛幸三 廣済堂出版 2014年

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◇介護が始まるとき

□介護の心得
  
  ① 突然待ったなしに始まる 
心の準備を
  
  ② 老化現象は受け入れなければならない 
どうしたらいいかたちで加齢し、そして死んでいけるか
  
  ③ 「一対一」でなく「一対多」を心掛ける  
人に相談 ~ アンテナを!
  
  ④ 「何のためにそれをするのか」を考える
介護される側の意思、気持ちの尊重
  
  ⑤ いい介護とは何だろう 
大切なことは生活の質の向上
  
  ⑥ リズムや呼吸を見極める 

  ⑦ おむつはしない方がいいのか?
した方がいい人もしなくてもいい人もいる
  
  ⑧ 高齢者の身体機能にV字回復はない 
残有機能をどこまで引き出せるか
その人の能力・体力に応じたサポートを
  
  ⑨ 立って歩くことは大切



◇高齢者の身体でおきていること

□老化を受け入れる心得
① 高齢者の入院はこわい
生活の質の劣化があり得る
  
  ② 高齢者には薬のガイドラインがない 
体内に薬がたまりやすい
  
  ③ 骨折がなぜ肺炎、胃瘻につながるのか 
筋力 - 呼吸、嚥下にも
  
  ④ 自覚症状のない「サイレント状態」があることを知る 

  ⑤ 胃瘻をつけても安心できない誤嚥性肺炎

  ⑥ 胃瘻以外に栄養補給をする方法
鼻から点滴、カテーテル
  
  ⑦ 量を減らせば楽になる 

  ⑧ 人を診る医者を信頼する











☆「東井義雄一日一言」米田啓祐・西村徹 致知出版社 2007年 ②【再掲載 2016.4】

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◇4月

□子どもは 
  「分からない子のために学校はあり先生がある」


□豊かさ  
  「教育においては 物の貧しさよりも豊かさの方が恐ろしい」


□問題に取り組ませる
  → 「自分の足で歩けるように」  


□マンネリズムの中には教育はない 
   非教育があるばかりだ


□教師の仕事              
   逆の考えを持つ子供


□口で教えることの安易さ,待つことの大切さを知ろう


□憎しみ 
   自由主義教育の超克      
   光一杯


□授業の創造 
  ~ 「テクニックの追究ではない。教師が古い自分を切り捨てて
     新しい自分を生みだしていく創造的な仕事である」


□問いを育てる 
  「はてな」「なぜかな」という問いを育てるのが授業


□授業に既製品はない          
   教師の願い,信頼関係


□個の確立
  ~ 「個の中に仲間みんなが生き生きと生きてくるような個を目
     指す」


□ 磨き合い  


□教師は口先でものを言っておればいい人間ではない 
  「実践でものを言わねばならぬ」


□太陽 
  「太陽が昇るから夜が明けるのだ」



◇5月

□母の祈念  
  「人生を決定する人,最後の人,それがお母さん」


□鮭の詩   
   先祖達の必死の祈念 
   家庭の心の灯


□子と親   
   祈られている存在 
   家庭は修行の道場 
   我を待つ灯は一つ


□「百の灯あらんも われを待つ灯は一つ」



□「あの子のおかげで,だれもが歩むことのできない人生を知りました」


□豊かな自分を産む 
   父親の像
   父なき世界 
   生き様で


□土作り  
  「髪の毛一本あなたのこしらえた物じゃない」


□母ちゃんと父ちゃん
  「子あれば子を憂い,子無ければまた憂いて子あらんを欲す」


□放っておけばいつかは餅にも皮ができ「かび」が生えてくる



◇6月

□下農は雑草を作り中農は作物を作り上農は土を作る


□掃除は人間が生活で書く答案だ


□掃除の考え方 
  和田重正先生 
   ① いくらやってもネタが尽きない

② だれでも一応できるが満足はない

③ どこでもできる

④ その上に生活上に実利をもたらす


□心を込めて  
   掃除の心 
   「掃除に心を入れてできる子は中学に行っても世の中に出ても
    間違いがない」


□「痛覚」を呼び戻す 
   願い
    「この汚れを取ってしまおうと思ってぞうきんを使うと,不
     思議にそれが綺麗になる」


□僕が拾う 
  「九(苦)を乗り越えて - 九十九は百が近づいてきた印」


□しくじりから学ぼう  
   仏壇の中のお母さん 
   素直に


□ごみ・垢・汚れ  
   「箒」の精神  

    あなたの仕事 

    心の泉


□人生の年輪  
   問題を追いかけていく
  
  「一点 」「あなたなら」


□石垣を積むように一日一日を積み上げさせてもらう


□夕焼けの小便

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