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「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑨ /「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社 1999年 ②【再掲載 2011.12】 [読書記録 教育]

今回は、10月19日に続いて、志水廣さんの
「算数力がつく教え方ガイドブック」9回目の紹介です。





出版社の案内には、

「子どもの内なる知を引き出す算数授業ガイドブック決定版。
 志水流算数・数学の授業論はつとに知れ渡っているが、この指導法の柱、
 ○つけ法も、復唱法も、自ら学ぶ問題解決型授業に迫るためのもの。こ
 れら、子どもの内なる知を引き出し構成する授業のノウハウを、基礎基
 本から高度なテクまで、実例をいれていただきながら示す。」

とあります。



今回紹介分で強く印象に残った言葉は…

・「○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく」


・「発表の順序の原則 
   順序とメイン 
    易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ」


・「川島隆太 『計算は早く・正確に』」


・「つまずきの定着に気を付けること
    練習するほど誤答が定着してしまう」


・「○付けのチェック 
    初めの一問だけでも教師がチェック」





もう一つ、再掲載になりますが、福田健さんの
「当たり前の一言がいえる人、いえない人」②を載せます。
人と話す際、後で悔やまないためのヒントを教えてくれます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「教え方ガイドブック」志水廣 明治図書 2006年 ⑨

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Ⅵ 多様性に応じた指導

38 個を生かす指導

 1 3つの個
     ① 進度 
     ② 思考の多様性
     ③ 進んだ子どもへの指導


 2 個人差に対応
① レディネスをそろえる    
② 実際の授業の中で 
         ミニグループ・お隣さん
③ ○つけ法のすすめ
解釈の様子をノートに書いたとき赤ペンで○つけ
全員に声を掛けながら解釈過程を見ていく
④ 先行学習について
当日の朝,前日,理解の遅い個を取り出し指導 
         特別に教える



39 多様性を追い求める前に

 オープンよりクローズ



40 多様性を生かした授業

 1 多様性の事例  
     子どもの発想


 2 発表の順序の原則 
     順序とメイン 
     易から難へ,多から少へ
机間指導でつかむ



41 発表はドラマチックに演出したい

 1 発表させる考え方の時間系列
ドラマ1 小出し法  
           1つずつ発表させていく
分かりやすいが時間が掛かる

     ドラマ2 同時上映法 
           全部同時に黒板で発表 
           4つぐらいが適当


 2 メインの発表は何か
多様性への対応 
       ① 易から難へ      
       ② 多から少へ
       ③ メインの発表の明確化
       ④ 共通性に着目


 3 多様な考え方のまとめ 
     共通性 → 納得




42 子どもができる指導

 1 できることの大切さ


 2 できるための学問的知見 
     繰り返し学習 
       ① スモールステップ
       ② 即時のフィードバック
③ 学習者の外的反応

     百マス計算 
       志水式音読計算練習法
川島隆太 → 計算は「早く・正確に」



43「できる」から「身に付く」まで 

 1 習熟させるまでのポイント
① スモールステップまで進めること 
     ② できたことを褒めること 
③ 自己の進歩を明確化すること
     ④ つまずきの定着に気を付けること
        - 練習するほど誤答が定着してしまう
     ⑤ ○付けのチェック 
         初めの一問だけでも教師がチェック
 ⑥ 一斉練習と個別練習の組み合わせ
⑦ 忘れた頃にもう一度練習



44 声に出して計算してみよう

 1 声に出すことのよさ 
     手順を声に出して








☆「当たり前の一言がいえる人,いえない人」福田健 文香社  1999年 ②【再掲載 2011.12】

◇相談する
  自分一人の考えには限界がある
 ① 人に相談する人
  ② 人に相談できない人
③ 考えずに相談する人
  ゲーテ「人間は努力する限り迷うものである」


  相談相手を見誤るな
① 物事の判断が的確な人
② 人に対して面倒見がいい人
③ 責任感の強い人


  相手の顔を立てる  
    事前に 
      ・ 声をかける
・ 前もってプランの概要を説明しておく
・ 相手の意見を聞く


  自分の頭で考えてから相談しよう


  相手を尊重してこそ真の相談



◇褒める   
  人はお世辞を好むもの


  もっと人を褒めていい


  感心したことを素直に褒めよう


  言葉に出さなければ相手に気持ちは伝わらない
  和田勉
     「褒める時は思いっきり手放しで褒めあげ,人をその気にさせ
      る。だが,注文は容赦なく付ける。OKですよの励ましも!」

 
  人を褒めて育てる
    → 自信がつく・意欲の向上

 
  当たり前のことでも意識して褒める
① プロセスを褒める
② 当たり前のことを褒める
  ③ 自分自身を褒める

 

◇叱る
  叱る目的は「過ちを改めさせること」
  チェホフ
     「優しい言葉で相手を征服できないような人は強い言葉でも相
      手を征服できない」


  なぜ「叱らない」「叱れない」のか?


  人間は叱られて成長する
  かつて年輩者は憎まれ役を買って出て若い人を叱りつけた

 理由
 ① 人間関係の絆が弱くなった
         ヨコのつながりに
 ② 人に関する関心の欠如
③ 価値観のゆらぎ
         → 自分の判断基準を!

アメリカの良い父親像
  1 子供とのコミュニケーションを大切にしている
2 確個たる価値観に基づいてそれに反する行為を子供が
すると厳しく叱る。
3 子供に尊敬される父親になることを自分の生き甲斐に
している

 
  叱る時の3つの条件
  ① 日頃のコミュニケーションを大切にする
 ② 人に感心を持ち関わりを深める
 ③ 自分の価値観を持つ
  芥川「道徳は常に古着である」

 

◇励ます  
  たった一言で人の気持ちは一変する
今や「がんばれ」の一言は通用しない
  「気にするな」と言うより悩みを聞いてやろう


  決まり文句では心に響かない


  ちょっといい一言をナイスタイミングで

 

◇黙る    
  なぜ黙るのか

 「沈黙の価値」を知っておこう
  ① 口が堅い人は信用される
② 適切な表現力が身に付く
  ③ 相手に自らやろうと言う気持ちを起こさせる
④ 言葉に重みを与える

 
  黙るのは話す時の良いパートナー

 
◇福田健
  1936 山梨生 中央大学法学部卒 
(株)話し方研究所所長

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