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「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④ /「魂にうったえる授業」伊藤功一 NHKBOOKS 1992年 ②【再掲載 2011.7】 [読書記録 一般]

今回は10月24日に続いて、杉山正明さんの
「京都御所西一松町物語」4回目の紹介です。



出版社の案内には、

「京都御所の西にある小さな街区「一松町」から定点観測すれば、京都1200
 年の出来事が鮮やかによみがえる。この町の住人でもある歴史家が、ロー
 カル&グローバルな視点で語る、まったく新しい京都歴史読本。」

とあります。




今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥

・「一条小川のはじまりは667年恐るべき古さの誓願寺(今は新京極)か」


・「兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段の「奥山に猫またというもの」は小川のほとり。魔女のウワサも」


・「『下民からの成り上がり』という秀吉への悪口はうさんくささをごまか
すため。秀吉は時代の魔術師であり、パタパタと扇を仰ぐように日本を
 とりまとめた」


・「秀吉による聚楽第とお土居。お土居は日本史上唯一の王城を囲む全長
23㎞の壁。幻の聚楽第。上京中学・新町小学校から金箔瓦が出土」




もう一つ、再掲載になりますが、伊藤功一さんの
「魂にうったえる授業」②を載せます。
この30年間の間にITが多く取り入れられるようになり、
研修も少しずつ変わってきました。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「京都御所西一松町物語」杉山正明 日本経済新聞出版社 2011年 ④

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Ⅵ 過ぎし日の一条小川の記憶  京外の祈りと楽しみの場

1.はじまりは誓願寺か
恐るべき古さ  
    667年 誓願寺(今は新京極)


2.小川と誓願寺に関わる二人
清少納言と和泉式部
才女たちの時代
二人の女人伝説


3.女人往生の寺と和泉式部伝説
誓願寺と法然
      浄土宗
和泉式部と一遍 
      そして謡曲
時空を超えて生きる和泉式部


4.兼好が語る「こかわ」と一条室町
89段 「奥山に猫またというもの」
          小川のほとり 
小川と革堂
魔女のウワサ


5.故書が伝える小川の姿
「小河」の水上レストラン
     ~ 鴨川・納涼床のはしり?
小川一町 
     ~ 小川うつぼや町(靫屋町)



Ⅶ 秀吉が開いた近世京都  豪奢絢爛たる時代

1.信長から始まる次なる京への道
信長と京都  
      信長と一松町界隈
1559年 
      上洛 
       - 寄宿先 室町通上京うら辻
1570年 
      上洛(義昭を奉じて)「上京・ろ庵」に投宿
   「元ろあん町」と武者小路での築城プラン
「上京ろ庵」
        ~「半井馬廬庵」名高い医師
上京中学の北側
            一松町の南端辺り

信長  自分の城を計画 
           - 武者小路通辺りに


2.幻の信長の居城 そして京都御苑
一松町には一条殿と日野殿の公家屋敷


3.稀代(きたい)のイリュージョナリスト秀吉
秀吉への悪口は徳川家へのコンプレックスの裏返し
徳川・松平
       ~ もともと新田・足利近辺時宗の破れ坊主の流れ者
         三河の土豪程度の未亡人の入り婿が始まり 

※ 「下民からの成り上がり」という秀吉への悪口はうさんくささ
     をごまかすため
      - 秀吉は時代の魔術師

    パタパタと扇を仰ぐように日本をとりまとめた 
     ~ 急ごしらえ


4.秀吉の京都大改造と聚楽第の出現
秀吉 京都大改造
       伏見城 聚楽第 お土居  
大航海時代というナンセンスな考え
小さな船
巨大な外城・外郭・団郭をもつ


5.聚楽第とお土居
日本史上唯一の王城を囲む壁
1591年 全長23㎞羅城-京廻ノ堤
高さ3.6~5.4m 厚さ18~20m
幻の聚楽第
上京中学・新町小学校から金箔瓦


6.京極竜子の光と影
京極家のお姫様
信長・光秀・そして秀吉


7.秀吉が憧れた京極竜子
おねと京極竜子
京極竜子と誓願寺
洛中の寺院を寺町通に移させた









☆「魂にうったえる授業」伊藤功一 NHKBOOKS 1992年 ②【再掲載 2011.7】

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◇私の授業

□校長と授業
  校長自らが授業実践を通して,その困難さや教材研究の労苦を,担任教
 師たちと共感できる能力を指していて,そのことが校長として必要

[授業] 家族 浅間山噴火-遺跡に神社階段前逃げ遅れた二人
[授業] 屋根 

林竹二
   「子供は学びたがっている。教師はパンを欲しがっている子供に石を
    与えている」
       
   ◎ 大切なのは「教師の内に伝えたいものがある」 

※ 集中とは?


◇開放的な研修を

授業を問い直すことの重要さ
  = 教えるためにまず教師が学ばなければならない

◎ 学問的根拠の必要性に目覚め,自信の授業を問い直すことによって
  授業の再創造に取り組む

  「授業の再創造」

 
□開放的な研修を
校外から優れた実践者や識見の持ち主を招いて共同による研修へと変        
えていく

学校外の優れた人との共同による解放的研修


□現職教育の現状
① 研修機会の不足
      回数・人員に制限
旅費不足 → 自費参加研修

  ② 研修参加
      授業補欠が思うように行かない
補欠 - 教務・教頭・校長

 ◎ 人に迷惑をかけるとおっくうに
= 機会はあるが参加条件整備は不十分

◎ 校内研修重視

 
□校内研修の問題点
① 義務として行われている
    あまりにも義務的
  毎年同じことの繰り返し,飽くことなく続ける
    パターン化された研修主題と手順
       → 消極的な姿勢

  研修が自分自身のためのものでなく,いつも,子供のためにと
    か教育公務員としての義務だからという発想

② 研修主題の設定にあたって教師自身を問うことが殆どない
   研究の過程で最小の努力で最大の効果を上げるための方法が形
    式的にやってみる程度のものにすり替わってしまう

  効率化の名の下に,最小限の努力しか払わずに,子供たちには
    最大の変容を期待することになる

◎ 教師はいつでも他人をどうするかということばかりに目を向けて,
   自分自身の資質をどのように向上させていくか,自分をどのように
   変容させるかについてはほとんど無視され続けてきた。

◎ 変革を

  ◎ 小学校と教員養成大学が共同して研究を!
      授業に一般的な法則などない
      究極は「取り返しのつかない出会いの場」
    ↓
  ◎自らを常に問題にする教師の誠実さ
NHK特集「若き教師たちへ」1991.4.29放送

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