「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年 /「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】 [読書記録 歴史]
今回は、森郁夫さんの
「瓦」紹介します。
20年以上も前のことです。
知り合いの教員が近所の崖から拾ってきたと布目瓦片を見せてくれました。
軒平瓦の一部でしたが、大きさの割に重さを感じました。
古代瓦に興味をもつようになり読んだ本です。
自分には大変勉強になりました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「瓦葺き建物は古代では権威の象徴だった」
・「古代瓦の基本は、丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦」
・「奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった」
・「古代瓦には枠にぬりつけた際の『布目圧痕』が裏に残ることが多い。
丸瓦の場合すり消されていることが多く、跡が残っているのは平瓦が
ほとんど」
もう一つ、再掲載になりますが、深澤英雄さんの
「読みの力を確実に付ける」を載せます。
定評ある神戸落ち研の本ですから、力の向上が期待されます。
「神戸落ち研」といっても
「神戸大学落語研究会」ではなく、
「神戸学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年
◇瓦の種類
□瓦屋根
細枝・草 → 茎 → 板 → 土 → 瓦
構造
① 切り妻造り
② 寄せ棟造り
③ 方形(宝型)造り
④入母屋造り
古代
… ◎ 瓦葺き建物は権威の象徴
□瓦の種類
(1)瓦の歴史的名称
奈良時代
男(お)瓦 女(め)瓦 鐙(あぶみ)瓦 宇(のき)瓦 堤(つつみ)瓦 沓形(くつかた)
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
丸瓦 平瓦 軒丸瓦 軒平瓦 熨斗瓦 鴟尾
その他に
面戸瓦 鬼瓦 雁振瓦 螻羽瓦
↓
◎ 奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった
(2)丸瓦と平瓦
〈基本〉 丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦
葺き方
① 本瓦葺き
丸瓦と平瓦の組み合わせ
② 桟瓦葺き
丸瓦 有段 玉縁式丸瓦
平瓦 「広端」と「狭端」(手前)
無段 行基式丸瓦
∥
◎布目
布目圧痕
平瓦 ほとんど
丸瓦 すり消されている
☆「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】
[出版社の案内]
読むといっても範囲は広い。読解力をどう身につけるかという課題ももちろん
ふくまれる。本書では、読む力の基礎の基礎である「音読」と、さらに「読書」
の力を育て、伸ばす方法についての実践的指針を書いている。
◇はじめに
□小学生の学力の分極化
大切
読む力を付けることと書く力を付けること
読む力
・ 学力の上限の規定
・ 教科書をはっきりした声で正しく読み通す力=音読力
・ どの子もきちんと読める学級
□「三安がある学校」
「安全・安心・安定」 + 「学ぶことが楽しい学校」
= 人間としての土台作り
音読
… すべての子に当該学年の教材文を声に出してすらすら読める力を付け
る。
読書
… 本を読む習慣を身に付けさせ,本好きな子にする。
◇音読(1)
<基礎音読>
1.音読の働き
小学校の目標
◎すべての子に当該学年の教材文を声に出しすらすら読める力を付ける。
三つのはたらき
① 内言の力を伸ばす
② 音読ができることで自らの能力に対する自信を持ってくる
集中・連続
③ 声に出して読むことが脳を活性化させる
2.連れ読み(模倣と習熟)
□一斉音読の功罪
マイナス
① 句読点で空けるとは限らない
② 読み癖が付いてしまう 不必要な抑揚
③ 会話体の読みに個性がなくなる
プラス
① 抵抗がある子が参加しやすい
② できない子も引きずられてリードされて読める
③ 句読点で区切ることで調子よく読むことができる
□連れ読み(読点読み,句点読み)
振り仮名を打たせる
姿勢ポイント
① 教科書を両手で持つ
② 肘はやや張る
③ 肩胛骨が合うように背骨を伸ばす
④ 腹と机の間は5㎝ほど開ける
⑤ いすはひきつける
※ ゆっくりとしたテンポで読む
□指導のポイント
① 望ましく読めない所は,指導を徹底する。できるまでやらせる。
句読点読みで正しく
② 褒める
少しの変化を褒める
読みの間に評価を入れる
□連れ読み(段落読み)
机間巡視(声を掛けたい)
「声がしっかりでているね」
「姿勢がいいね」
「口を大きく開けているね」
苦手な子
→ 教師の机の周りに集めて連れ読みから
→ 句点読み
→ 読点読み
→ 段落読み
□変化のある反復
・一人連れ読み 教師の後一人が
・複数連れ読み
・一文交互読み 句点で交互に(教師と子ども)
・テンマル交互読み 「、」や「。」で交代
・順繰り読み
◎芦田恵之助 国語教育 「皆読,皆書,皆活,皆綴」
一人ずつ交互に (一人一文,一人二文,班で一文)
・ ペアー交互読み
隣同士
・ 掛け合い読み
男子と女子
・ リレー読み
間違ったら同じ班の子にバトンタッチ
= ゲーム感覚でリレー読み
・ 小先生方式
子どもが先生になって連れ読みしたり友だちの音読を聞い
て批評させたりする。
・ 録音宿題
「瓦」紹介します。
20年以上も前のことです。
知り合いの教員が近所の崖から拾ってきたと布目瓦片を見せてくれました。
軒平瓦の一部でしたが、大きさの割に重さを感じました。
古代瓦に興味をもつようになり読んだ本です。
自分には大変勉強になりました。
今回紹介分より強く印象に残った言葉は‥
・「瓦葺き建物は古代では権威の象徴だった」
・「古代瓦の基本は、丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦」
・「奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった」
・「古代瓦には枠にぬりつけた際の『布目圧痕』が裏に残ることが多い。
丸瓦の場合すり消されていることが多く、跡が残っているのは平瓦が
ほとんど」
もう一つ、再掲載になりますが、深澤英雄さんの
「読みの力を確実に付ける」を載せます。
定評ある神戸落ち研の本ですから、力の向上が期待されます。
「神戸落ち研」といっても
「神戸大学落語研究会」ではなく、
「神戸学力の基礎を鍛え落ちこぼれをなくす研究会」です。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「瓦」森郁夫 ニュー・サイエンス社 1986年
◇瓦の種類
□瓦屋根
細枝・草 → 茎 → 板 → 土 → 瓦
構造
① 切り妻造り
② 寄せ棟造り
③ 方形(宝型)造り
④入母屋造り
古代
… ◎ 瓦葺き建物は権威の象徴
□瓦の種類
(1)瓦の歴史的名称
奈良時代
男(お)瓦 女(め)瓦 鐙(あぶみ)瓦 宇(のき)瓦 堤(つつみ)瓦 沓形(くつかた)
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
丸瓦 平瓦 軒丸瓦 軒平瓦 熨斗瓦 鴟尾
その他に
面戸瓦 鬼瓦 雁振瓦 螻羽瓦
↓
◎ 奈良時代には屋根の隅々にまで機能的な瓦があった
(2)丸瓦と平瓦
〈基本〉 丸瓦・平瓦・軒丸瓦・軒平瓦・道具(役)瓦
葺き方
① 本瓦葺き
丸瓦と平瓦の組み合わせ
② 桟瓦葺き
丸瓦 有段 玉縁式丸瓦
平瓦 「広端」と「狭端」(手前)
無段 行基式丸瓦
∥
◎布目
布目圧痕
平瓦 ほとんど
丸瓦 すり消されている
☆「読みの力を確実に付ける」神戸落ち研 深澤英雄 明治図書 2002年①【再掲載 2012.10】
[出版社の案内]
読むといっても範囲は広い。読解力をどう身につけるかという課題ももちろん
ふくまれる。本書では、読む力の基礎の基礎である「音読」と、さらに「読書」
の力を育て、伸ばす方法についての実践的指針を書いている。
◇はじめに
□小学生の学力の分極化
大切
読む力を付けることと書く力を付けること
読む力
・ 学力の上限の規定
・ 教科書をはっきりした声で正しく読み通す力=音読力
・ どの子もきちんと読める学級
□「三安がある学校」
「安全・安心・安定」 + 「学ぶことが楽しい学校」
= 人間としての土台作り
音読
… すべての子に当該学年の教材文を声に出してすらすら読める力を付け
る。
読書
… 本を読む習慣を身に付けさせ,本好きな子にする。
◇音読(1)
<基礎音読>
1.音読の働き
小学校の目標
◎すべての子に当該学年の教材文を声に出しすらすら読める力を付ける。
三つのはたらき
① 内言の力を伸ばす
② 音読ができることで自らの能力に対する自信を持ってくる
集中・連続
③ 声に出して読むことが脳を活性化させる
2.連れ読み(模倣と習熟)
□一斉音読の功罪
マイナス
① 句読点で空けるとは限らない
② 読み癖が付いてしまう 不必要な抑揚
③ 会話体の読みに個性がなくなる
プラス
① 抵抗がある子が参加しやすい
② できない子も引きずられてリードされて読める
③ 句読点で区切ることで調子よく読むことができる
□連れ読み(読点読み,句点読み)
振り仮名を打たせる
姿勢ポイント
① 教科書を両手で持つ
② 肘はやや張る
③ 肩胛骨が合うように背骨を伸ばす
④ 腹と机の間は5㎝ほど開ける
⑤ いすはひきつける
※ ゆっくりとしたテンポで読む
□指導のポイント
① 望ましく読めない所は,指導を徹底する。できるまでやらせる。
句読点読みで正しく
② 褒める
少しの変化を褒める
読みの間に評価を入れる
□連れ読み(段落読み)
机間巡視(声を掛けたい)
「声がしっかりでているね」
「姿勢がいいね」
「口を大きく開けているね」
苦手な子
→ 教師の机の周りに集めて連れ読みから
→ 句点読み
→ 読点読み
→ 段落読み
□変化のある反復
・一人連れ読み 教師の後一人が
・複数連れ読み
・一文交互読み 句点で交互に(教師と子ども)
・テンマル交互読み 「、」や「。」で交代
・順繰り読み
◎芦田恵之助 国語教育 「皆読,皆書,皆活,皆綴」
一人ずつ交互に (一人一文,一人二文,班で一文)
・ ペアー交互読み
隣同士
・ 掛け合い読み
男子と女子
・ リレー読み
間違ったら同じ班の子にバトンタッチ
= ゲーム感覚でリレー読み
・ 小先生方式
子どもが先生になって連れ読みしたり友だちの音読を聞い
て批評させたりする。
・ 録音宿題