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「こうして彼らは不登校から翔びたった」比嘉昇 ウェッジ 2011年 ①(前半) /「動的平衡」福岡伸一 木楽舎 2009年 ③【再掲載 2012.9】 [読書記録 教育]

今回は、比嘉昇さんの
「こうして彼らは不登校から翔びたった」1回目(前半)の紹介です。


出版社の著者紹介には

「信じる、待つ、愛する−。フリースクールで10年間見守ってきた不登校の
 子どもたちとの心の交流を綴る。月刊誌『ウェッジ』連載の『子どもは変わ
 る大人も変わる』をもとに再編集。」
 
とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「子どもの教育とは草の根運動のようなもの
  → 『信じる』『待つ』『愛する』」 


・「暴力と不登校はコインの裏表 = 外で爆発するか 内で沈潜するか
   →  彼らの願いは『丸ごとの自分を見てほしい』」


・「子どもはだれでも自浄能力を持っている それを促すことが大人の役目
であり、学校教育の本質」


・「『幼児期とりわけ3歳までに育まれる自己肯定感』が大切
                          明橋大二さん」




もう一つ、再掲載になりますが、福岡伸一さんの
「動的平衡」③を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「こうして彼らは不登校から翔びたった」比嘉昇 ウェッジ 2011年 ①(前半)

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◇人生の師 比嘉先生  井村雅代(元シンクロヘッドコーチ)

  比嘉氏 教師退職後「夢街道・国際交流子ども館」

  子どもの教育とは草の根運動のようなもの
     「信じる」「待つ」「愛する」 



◇序章 私の原点

  不登校が当たり前の国
子どもは子どもを見捨てない
全国に不登校 
      小中学生 約11万5千人  37人に1人が不登校
高校生    5万3千人(2010年文科省)

    不登校当たり前の国
     ← 大人たちが子どもをモノのように育てているのが原因
     ↓
◎子どもたちに自信を取り戻させる場所
◎子どもが子どもとして育つ時間を守ってあげる場所

→ フリースクール「夢街道・国際交流子ども館」


校長としての忸怩たる思い
奈良市立二名(にみょう)中学校の3年間 1998~2001.3
偏差値高・全国大会クラブ ←→ 荒れに荒れた中学 二面性
年間ガラス修理代 140万円
やんちゃ坊主は学校に居場所がない

暴力と不登校はコインの裏表
    = 外で爆発するか 内で沈潜するか
      「丸ごとの自分を見てほしい」     

京都府南部加茂町(現・木津川市)
一角に180㎡土地購入 + フリースクール 
       約6000万円
2001.12「夢街道・国際交流子ども館」発足


10年遅れの新米教師
川崎 校長の力で川崎高校へ
卒業後製鉄会社へ 
10年間働いた後京都の大学(仏教学科)へ
32歳で教師に


 子ども館の毎日
◎ 子どもが自分の力で自信を回復するために誰しももっている自浄
能力を引き出し、そのための時間を待ってあげる

9~16時

 いつ来てもいつ帰ってもいい
本人が納得するまで待つ
子どもの話を否定せずにゆっくり聞く
スタッフとして以呂免幸子さん(ホッケー実業団から)
ボランティア教師も3人

寄付者400名
 丹羽宇一郎さん 山口良治さん 水谷修さん 井村雅代さん
◎ 「人は人なか」


「信じる、待つ、愛する」
10年間に在籍70人超
人間は機械じゃない そんなに器用じゃない
◎「信じる」「待つ」「愛する」ことなく、人は人として育つことは
     できない



◇第1章 信じる

 嘘をついた、でも謝れた 「あすか」さん
灰谷健次郎「チューインガム一つ」の詩 
   『子どもに教わったこと』角川文庫

   ◎ 子どもはだれでも自浄能力を持っている それを促すことが大
    人の役目であり、学校教育の本質


土から貰った元気  
   ◎ 畑仕事


 依利子が自信を取り戻すまで  
   ◎ 自分で考えて実行


 ◎犯人捜しではいじめは無くならない
いじめる人、いじめられる人がそれぞれどんな気持ちなのかを真剣
   に考える時間と場所


許すことと甘やかすこと
「惻隠の情」をいかに復活させるか
     → 信じて許されることで、人は自分の中で過ちを消化する時間
      を待ち、変わることができる     


 大人の自信喪失が子どもたちに伝わる
富山県心療内科医師・カウンセラー 明橋大二さん
「幼児期とりわけ3歳までに育まれる自己肯定感」の大切さ

◎大人自身の不安や自信喪失が子どもたちに色濃く投影
「物」と「金」

   ◎ わたしたち大人こそが生きていく価値観の貧しさの転換を余儀なく
    されている


 子どもを追いつめるひと言
◎ 今わたしたち大人に求められていることは子どもたちに納得できるよ
    うに丁寧に呼び掛け、自分なりの答えを出すまで信じて待つこと


なりたい自分となれない自分


屈しているから個性が伸びる
大林英夫校長
     「教育者こそ教育されなければならない」
「親こそ教育されなければならない」


 「社会に出るのが恐い」
いまの社会
    「やらせてみる」→「大人の言うとおりにやる」
→「やらせない」


 二人の野球監督
野球部の生徒たちの生活指導の徹底 - 息子の鮮樹から
興南高校・我喜屋優監督
   五感を意識しながらやるのが大事
    「甲子園の優勝を花だとすると、花は枝、枝は幹が支え、全体を支え
     ているのは見えない根っこ。小さいことを確実にこなすことが根っ
     こ作り」


 「出る杭」になって何が悪い


しおりが見つけた安心感








☆「動的平衡」福岡伸一 木楽舎 2009年 ③【再掲載 2012.9】

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◇第3章 ダイエットの科学 分子生物学が示す「太らない食べ物」

□ドカ食いとチビチビ食い
基礎代謝は一日およそ2000キロカロリー
  チビチビ食べた方が太りにくい食べ方   


□自然界はシグモイド・カーブ 
  鈍 - 敏 -鈍
ラジオのボリュームと同じ


□体重を増やさない食べ方 
  進化 - 余りエネルギー 


□インシュリンを制御せよ
膵臓
   ~ ランゲルハンス島
       海 - 消化酵素の生産
島 - インシュリン生産

◎ インシュリンと如何にうまく付き合うかが賢い食べ方

  ◎ できるだけインシュリンが出ないように騙し騙し食べる
     - 太りにくい 

  ◎ スローな食べ物(よくかむ)を選んでスローに食べる


□飢餓こそが人類7000万人の歴史


□現代人の栄養失調


□過ぎたるは及ばざるがごとし
  トリプトファン過剰摂取はキノリン酸を生む




◇第4章 その食品を食べますか? 一部分しか見ない者たち

□消費者にも責任はある 
  「情報」や「安心」を買う意思表示を


□安全のコストを支払う人々
米国 ホールダー印 
       コールマン・ビーフ 1~2.5割高いが買われる
プロセス重視を! ×ブラックボックス化

  壮大な人体実験を行っている

バイオテクノロジー企業の強欲
   米国・モンサント社 「ラウンドアップ」
種とラウンドアップセットで設けようとしている


□「青いバラ」の教訓 
   最相葉月『あのころの未来』新潮社


□全体は部分の総和ではない
  「生命の仕組み」と「機会のメカニズム」の違い 
  生命
     2万数千種類のミクロな部品(タンパク質)

組み合わせても生命は…  タイミングが必要
1+1=2ではない
        1+1=2ではない
1+1=2+α
「時間に由来する」
  「生気」論 
エネルギーと情報の出入り

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