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「今ここから考える社会学」好井裕明 ちくまプリマー新書 2017年 ①(前半) /「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1999年 ② 【再掲載 2012.10】 [読書記録 一般]

今回は、好井裕明さんの
「今ここから考える社会学」1回目(前半)の紹介です。





出版社の著者紹介には

「私たちが過ごしている日常とは何か。それは他者と出会う圧倒的な場であり
 新たに創出される意味が満たす豊かな世界でもある。その日常を『今、ここ』
 で見つめ、捉えなおす。」
 
とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「社会学とは他者を考え、そこからわたしという存在を考え直す学である」


・「行為の社会性 ~ 他者や社会とつながって始めて意味をもつ」


・「『社会的事実をモノのように考え扱え』 エミール・デュルケーム」


・「日常性という宝箱」




もう一つ、再掲載になりますが、大原健士郎さんの
「学校の先生のための心の診療室」②を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
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☆「今ここから考える社会学」好井裕明 ちくまプリマー新書 2017年 ①(前半)

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◇はじめに
社会学
  ~ 「他者との出会い」
    「他者と共にあるわたしの姿」
 
 「社会学とは他者を考え、そこからわたしという存在を考え直す学である」



◇社会を考える6つの視点

1「行為」:社会を見る基本的な視点
マックス・ウェーバー
     「呪術からの解放」
     「合理化」
     「社会学は行為の科学だ」   

   行為の社会性
    ~ 他者や社会とつながって始めて意味をもつ


2「関係性」:人と人との間にあるものとは
ゲオルグ・ジンメル 
    「相互行為」 - 形式社会学


3「構造」:社会の秩序や道徳を考えるために
エミール・デュルケーム
    「社会的事実をモノのように考え扱え」


4「自己」:社会に生き、自分を生きるために
ジョージ・ハーバード・ミード
    「社会的自己」論 Iとme


5「日常生活世界」:「当たり前」を読み解く
アルフレート・シュッツ
     人間は意味を生きる存在
「日常生活世界」
       -「今、ここ」コミュニケーション


6「人びとの方法」:わたしたはみんな「社会学者」だ
  ハロルド・ガーフィンケル 
     エスノメソドロジー



◇日常性という宝箱

 「今、ここ」で「生身の他者」と出合える可能性
 
  至高の現実としての日常生活世界

 「類型」として他者を理解する
 
  異邦人のまなざしで日常性を見つめる

 「当たり前」に驚き、「当たり前」を疑う

 『桐島、部活やめるってよ』 
 
 スクール・カーストが内包するものとは 
鈴木翔平『教室内カースト』光文社新書 2012
 
 日常性という宝箱






☆「学校の先生のための心の診療室」 大原健士郎 講談社 1999年 ② 【再掲載 2012.10】

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◇なぜ子どもは「事件」を起こすのか
 
□子どもの性格はどんどん成長する
子どもは子どもであり人格とは認められない。

   人格 = 素質と環境の二要因

 
□「性格」と「人格」の違いとは
気質 

性格(キャラクター)情意的意志的な行動様式の特徴

人格(パーソナリティ)個人の統一性 全体的な特徴
ペルソナ(仮面)

◎ 必然的に仮面を付け付き合う
  

□教師と生徒は人格と性格のつきあい
教師は生徒とは「仮面を付けて」

教師とは生徒とは心理学的には異なった存在

◎ 教師はただ勉強を教えるだけでなく,生徒を立派な大人にするための
   しつけをする立場にある。

 
□「きれる」「むかつく」子供たち  
  短絡的反応 
  衝動的反応

 
□「よい子」の定義とは何か
健全な人間関係の確立こそ急務 
   - きれる・むかつくのは子どもばかりでない
   
  ◎ すぐむかつくきれる大人がいかに多くなったことか

 
□神戸連続児童殺傷事件
少年は臨床心理士の指導を受けたことがある
    → フォローができなかった

 
□栃木の女性教師刺殺事件
若干ヒステリーも
   - 逃げ道をなくした

  てんかん性の病気を持っており折に触れ気分的変調

 
□校長室に爆弾 
  精神分裂症的 
    空笑や独語

 
□自分が病気だという意識がない病人

 
□暴力行為の中に潜む精神障害

 
□子どもの人格を求めるのは無理
人格の基礎 
   ①テンペラメント(気質)
遺伝的に受け継がれたもの

②キャラクター(性格)
 幼少時期の親・教師の養育・しつけによりキャラクターが形成さ     
     れる

   ③パーソナリティ(人格)
社会的規範 文化 芸術 宗教などの影響を受けて,性格が人格     
     には発達する

       ◎ ペルソナ仮面

  ◎ 組織の中で生きてゆくためのしつけがとても大切
  
 
□専門カウンセラー
人生のベテランを 
    - 教師の中から選び臨床心理学や精神医学の研修を

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