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キーワード 読書について② /「真実は現実のただ中にあり」 森信三 (『現代の覚者たち』竹井出版 1988年より) ①【再掲載 2012.2】 [読書記録 教育]

今回は、12月18日に続いて、わたしの教育ノートから、
キーワード「読書について」の紹介 2回目です。


本を読もうといつでも読めるようにと本を手元に用意しています。
毎日20分間決まった時間にと思っているのですが、
1時間になったり、読まなかったりと波があります。
読むときは続けて読み、読まなくなるとしばらく空いてしまいます。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「母と子の20分間読書運動
『感動は心の大地震。感動を感じる心のレシーバー』  椋鳩十 」


・「本は手が記憶する。書き抜き帳を1年に2~4冊使う。情報のポケット
を一つにするためにも手書きで書き写すのが一番。    井上ひさし」


・「つんどくにも効用がある。本との出会いは一期一会。まず買っておくこと
から。   井上ひさし」


・「感想文を廃止せよ
  『日本の国語教育は子供をみんな小説家にしようとしている』丸谷才一」



もう一つ、再掲載になりますが、『現代の覚者たちより』、
森信三さんの「真実は現実のただ中」①を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆キーワード 読書について②


◇読書案内(西本鶏介「児童文学の世界)
 抜粋  
 「はれときどきぶた」矢玉四郎   

 「ぼくは王さま」寺村輝夫

  「地べたっこさま」さねとうあきら
 
 「とべたら本こ」山中恒

 「ほっぺん先生の日曜日」舟崎克彦

 「チョコレート戦争」大石真

 「大きい一年生と小さな二年生」大石真 

 「片耳の大シカ」椋鳩十

 「目をさませトラゴロウ」小沢正  

 「ベロ出しチョンマ」斉藤隆介

 「あばれはっちゃく」山中恒    

 「泣いた赤鬼」浜田廣介
 
 「ビルマの竪琴」竹山道雄

 「日本の民話」松谷みよこ

 「ユタと不思議な仲間たち」三浦哲郎

 「なんだかへんてこ」山中恒

 ※ どれもおすすめの本です。古いと思われるかもしれませんが、子どもた
  ちに読むと集中して聞いてくれます。(ハマコウ)



◇子供の本の選び方  
  母と子の20分間読書運動(椋鳩十)
 「感動は心の大地震。感動を感じる心のレシーバー」

  子供にとって優れた本とは
楽しく魅力的でおもしろく感動的である。

  羽仁説子
    「成長についての判断は親の読書力にかかっている」

  

◇井上流本の読み方(井上ひさし)
  
  ① オッと思ったら赤鉛筆
  
  ② 索引は自分でつくる
  
  ③ 本は手が記憶する。
  書き抜き帳を1年に2~4冊  
      手書きで書き写すのが一番
       = 情報のポケットを一つにする

  ④ 本はゆっくり読むと早く読める。
  最初の十ページぐらいは特に丁寧に。
      早く読むにはゆっくり読み始める。

  ⑤ 目次を睨むべし。
  専門書の場合特に重要

  ⑥ 大きな事典はバラバラにしよう。
  同じ事典を二冊買えたら・・・。
  
  ⑦ しおりは一本とは限らない。
  
  ⑧ 個人全集をまとめ読み。
  一人の著者の世界にじっくり

  ⑨ つんどくにも効用がある。
  本との出会いは一期一会   
      まず買っておくことから

  ⑩ 戯曲は配役して読む。 

 ※ 読書を情報の源にするということですね。(ハマコウ)



◇子供を本好きにするには(井上ひさし)
 □児童書ブームはどこに?  
    お母さんが本を買わなくなった
子供自身が忙しくなった

 
 □おじいさんのホラ話  
    わけの分からないおもしろ話をする人がいなくなった

  
 □感想文を廃止せよ
    丸谷才一
     「日本の国語教育は子供をみんな小説家にしようとしている」
 
    ◎ 感想文でなく「何が見えるか」「何が書いてあるか」をとらえる
     力を付けさせたい


 □外国の児童図書館に驚く  
    表紙が見える並べ方


 □次世代に伝える知恵  
    ◎ 子供たちに「ものを調べるにはどうするか」を教えていく。







☆「真実は現実のただ中にあり」 森信三 (『現代の覚者たち』竹井出版 1988年より) ①【再掲載 2012.2】

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◇真実は現実のただ中にあり 森信三

□森信三 
   明治29年愛知県生 
   大正15年京都大学哲学科卒業
 昭和13年建国大学教授 
   昭和28年神戸大学教授

   ◎ 「国民教育の父」


□雑事をいかに巧みにさばくか
  「ハガキの活用」
     手紙の返事は拙速

   億劫がる心を刻々と切り捨てなければ
    = 俊敏さ


□真理は現実を
   変革する力を!

 ◎「全一学」
    ~ 人間の生き方に関係ない学問はいけない
「人間いかに生きるべきか」

 
  二宮尊徳「天地不書の経文を読め」
① 真理は現実のただ中にあり
    ②真理は現実を変革する威力を持つものでなければならない


□言葉は命
  道元
   「愛語、よく回転の力あるを知るべきなり」
= 言葉には人を生まれ変わらせる力がある

   ◎ 声を出して読め!


□しつけの三原則
① 朝、親に必ず挨拶すること

② 親に呼ばれたら必ず「ハイッ」とはっきり返事のできる子にすること

③ 履き物を脱いだら必ず揃え、席を立ったら必ず椅子を入れる子に育て
  ること
「ハイッ」=「我を捨てる」
「立腰」岡田式静座法-岡田虎次郎
腰骨を立て顎を引き常に下腹の力を抜かぬ

  
□仕事は80点主義を心がけよ 
・物事は一応80点級の出来映えでいいから絶対に期限に遅れないこと。
  これを世に処するに大要訣と知るべし。

・人間は進歩か退歩かのいずれかであって、その中間はない。現状維持と
  いうのは実は退歩している証拠である。

・教則は睡眠以外に不要という人間になること。すべてはそこから始まる。
  仕事は一気呵成にやる


□「大器」の条件
 ・男は無限の前進に賭けるところが無ければならぬ
叡智…匂いを嗅いで察する
匂いで分かるのが大人


□「封書」を40までに開け
「皆それぞれ神様から封書をもらっている。開けることは学問であり宗教
  である。」

 神からこの世への派遣

 満州からの帰省時
「学者にあらず、宗教家にあらず、はたまた教育者にあらず、ただ宿縁
   に導かれて国民教育者の友人としてこの世を終えん」

◎「人は皆自伝を書くべきだ」
  

○人間を形成する三つの要素 
 ① 血(先天的な遺伝要素)

 ② 逆境による試練

 ③ 師匠運
「多少能力が劣っていようと真剣な人間の方が最後の勝利者となる」

 ◎ 尊敬する人がいなくなった時その人の進歩は止まる


□言葉・読書、人生
 書いたものは平面、話す方は立体

  真の読書は光 ~ 言葉に出会う

 読書 → 内観 → 実践
 「我々が知恵を身に付けるためには、優れた人生の師の言葉を傾聴すると
   ともに、できるだけ人生の知恵を含んで生きた書物に接する他はない」

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