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「それでも辞めないが勝ち」 朝比奈知彦 実業之日本社 2004年 ①(前半) /「体育ぎらいの子」中森孜郎 岩波書店 1983年 ①【再掲載 2013.7】 [読書記録 一般]

今回は、朝比奈知彦さんの
「それでも辞めないが勝ち」1回目(前半)の紹介です。



出版社の著者紹介には

「会社で働く人間は、人財・人材・人在・人罪に分けられる。あなたはどの
 『ジンザイ』ですか? 去るも地獄、残るも地獄…。それでもカイシャは辞め
 ないが勝ち! 正社員受難時代を耐え抜く社内「スキルアップ」を指南する。」
 
とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「ホワイトカラー、中産階級が没落し、特殊専門職的な人在と単純労働の
人在とに大きく二極分化した」


・「崩れ去った日本式経営  
熟練している即戦力の採用にシフト
三種の神器の瓦解(年功序列 終身雇用 企業別組合)
従業員のための会社から欧米のような株主に利益」


・「人事部の失われた10年  首切り人になった人事部の機能」


・「人財-1割  人材-4割  人在-4割  人罪-1割」



もう一つ、再掲載になりますが、中森孜郎さんの
「体育ぎらいの子」①を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
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☆「それでも辞めないが勝ち」 朝比奈知彦 実業之日本社 2004年 ①(前半)

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◇ジンザイ
  人財 人材 人在 人罪
    「辞めないで勝つ」

  「辞めても勝てる」
  ホワイトカラー 中産階級の没落   
      → 富の二極分化
    ○特殊専門職的な人在と単純労働の人在とに大きく二極分化



◇あなたのまわりにある現実
   「何とかなる」は甘い考え
      3つのミスマッチ(職種 賃金 年齢) 

   求人あり、されど正社員なし
   
   崩れ去った日本式経営  
熟練している即戦力の採用にシフト
三種の神器の瓦解(年功序列 終身雇用 企業別組合)

◎従業員のための会社から欧米のような株主に利益
   リストラ対象は今や30代に
   さらば正社員
 
   労働力も百円ショップの1アイテムか
     あなたの値段も百円均一?
 
   リストラと一体化する成果主義
     聖域でなくなった人件費  
  三大余剰(設備 在庫 人件費)
     能力主義からさらに厳しい成果主義へ

   それでも現実は現実
     雇用市場の3つのミスマッチ 
  3つのミスマッチ 年齢 職種 賃金



◇あなたはどのジンザイですか
   バブル崩壊が変えたジンザイのあり方
  ホワイトカラーはもはや絶滅種
 
   人事部の失われた10年
  首切り人になった人事部の機能
 
   「人財」「人材」「人在」「人罪」
   差別するジンザイ
   「人財」「人材」 消耗品・補給可能-怠惰安定
   「人在」 余剰ホワイトカラー
   「人罪」 デッドストック
◎「人財」1割 「人材」4割 「人在」4割 「人罪」1割
1 : 4 : 4 : 1
    あなたはどのジンザイ?

   「人財」と「人材」であるために 
    死語となりつつある定年と退職金
   「人財」になる方法
 
   「人財」だけでは会社は動かない
   便利至上主義の大きなマイナス
   「人財」を支える「人材」と「人在」
   お調子者社員は潤滑油








☆「体育ぎらいの子」中森孜郎 岩波書店 1983年 ①【再掲載 2013.7】

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◇「体育ぎらい」はつくられる
  もともと子供は体育好き


  ひ弱な体の子供たち 
   → 目の前の子供の体と心を教師が知る


  躾主義の体育
   戦前 「体操科」(1941~体錬科) しつけ教科的役割
秩序運動 隊列運動 → 教練

  戦後 1958 学習指導要領 「集団行動」が強調
   1964 文部省 「集団行動指導の手引き」(案)
   ↓
◎ 体育のしつけ教科的性格が強められる


  躓きと劣等感
   「行き詰まりを打開する力を付ける」指導力
  大関松三郎 
        詩集『山芋』(さがわみちお 百合出版 1951)
 中跳びの記録が出ない悔しさ、哀しさ
  ↑
◎ 子供の苦悩や悲しみを教師がどこまで感じ取れるか。そして、そ
    こから教師の課題をどれだけ引き出すことができるか。
 子供の苦悩をどのようにして明日の大きな喜びや感動に、そして、
    強く生きようとする力に転化することができるか。それはすべて教師
    の責任と指導力に掛かっている。


  ランク付けに終わる評価
  何のための評価か


  幼児期の遊びと体育
  熊谷哲太郎
      子供の柔軟性の低下、動きの鈍さ
  幼児期 高田敏幸「とびだせ」
「子供たちは目に見えて動かなくなってきている。家の中ではこぢ
      んまりと遊ぶ子供が増えてきている」

「子供の活動そのものが、こぢんまりちまちましたものになってき
      ている。同時に『~してみよう』『~したい』という意欲の衰退
      が目立つ」
親の働きかけが必要となってきている

 ◎ 全身を躍動させるもの、野性味あふれるもの、子供の魂をゆさぶ
      るものを!
     高田敏幸<わらしこ保育園>



◇「逆上がり」だけが鉄棒か? 運動の基礎を大切に!
 鉄棒の授業の失敗


 鉄棒運動の特性は何か
   明治初期 
      鉄棒運動 = 兵士の体力作りのため
① 姿勢を正す
② 背筋力や腹筋力を鍛える

◎力業(技)が中心 
        → そのまま学校・教室へ
鍛錬の有力な手段としての鉄棒

   本来、体の動きの可能性を追求し、体の動きによる美の表現を目指す文
  化である
① 上がり方  
    ② 回り方  
    ③ 下り方


  まず鉄棒で遊ぶことから
  低鉄棒で  振る、回る、振りからの着地


  運動の基礎を問い直す
  「ドル平泳法」
       呼吸の仕方 
       息を吐くことを重視
頭の上下運動
呼吸と対応する手の動き
体の浮きと手と呼吸の供応
それに足の動作を付け加えた供応へ

  ドル平を基礎にして「クロール」「平泳ぎ」「バタフライ」へ
  その教材の本質は何か基礎は何かを絶えず問い直していくことが必要

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