「遠州方言 おもしろ物語」鈴木波男 新葉社 1995年 /「学校の役割は終わったのか」NHK出版 2001年 ③【再掲載 2012.6】 [読書記録 一般]
今回は、鈴木波男さんの
「遠州方言 おもしろ物語」を紹介します。
出版社の著者紹介には
「静岡の方言に関する面白い話をエッセイ風に綴った、JA組合誌に掲載し
た連載をまとめたもの。」
とあります。
子どもの頃、よく家族や近所の人から聞いた言葉がいくつか載っていました。
懐かしく思い出すと共に、このまま消えてしまわないかと寂しく思いました。
もう一つ、再掲載になりますが、NHK出版の
「学校の役割は終わったのか」③を載せます。
20年の間に「それは個性」の言葉にすり替えられたことが増えています。
目の前の問題に向き合おうとしない状況が課題だとわたしは感じます。
一昨日(12月21日)の中日新聞朝刊、「浜松・遠州」版に、
下に紹介している「和Olieve 園」の紹介が載っていました。
議員さんからの転身、成功を願います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「遠州方言 おもしろ物語」鈴木波男 新葉社 1995年
◇本文より
「カワサラさん」の巻
カワサラ食べる
「シアサッテは何日目」
千葉・東北方面
シアサッテは5日目
「廊下をとぶ」
廊下をトブじゃない
(廊下を走っているとよく叱られました=ハマコウ註)
「イキル・イキリッポイ」
「チャット持って来い」 (急いで持って来い)
アイサへ手をつっこんで (間へ手を…)
「もうチイット ネキに」 (もう少し丁寧に)
エガム (ゆがむ)
チイット…マット(もっと)
ネキ…丁寧
「クロの一列は白でえす」
(隅の一列…)
「歯のネチが痛い」
(はぐきが痛い)
「カタシテクリョウ」
(勝たしてください)
「ジュルイ道はトンジャいかんネンボぶつで」
(ぬかるんだ道は走ってはいけない。○○をぶつから)
「ポンポンに乗ってダンスの講習会へ」
(オートバイに乗ってダンスに…)
「テンコチョにケッコイひれひれつけて」
(頭のてっぺんにきれいなひれひれのものを付けて)
「ナンショカンショヤラマイカ、アワタイテチャ オエン」
(なでもいいからやってしまいましょう。)
(あわてててはいけなすよ)
◇浜名湖の西と東 山口幸洋
東西方言境界線その後
浜名湖-糸魚川線と言われていたが…
三遠南信トライアングル地帯の言葉
☆「学校の役割は終わったのか」NHK出版 2001年 ③【再掲載 2012.6】
◇いじめ・不登校・学級崩壊 1990年代
□新たな問題
2001.1.25 文部省
「21世紀教育新世プラン」6つの関連法案
① 20人授業可能にする職員定数改善
② 不適格教員の配置転換
③ 問題を起こす子の出席停止措置
④ 大学入学年齢の撤廃等
⑤ 満18歳以上の青年の奉仕活動
⑥ 教員免許の更新制
□90年代の学校教育
2002年実施
学習指導要領 → 教科削減
1960年代
「いい学校・いい会社」神話
能力主義・知識偏重の系統学習
|
※「生徒の輪切り」「学校の序列化」
1970年代
「ゆとり」「落ちこぼし」問題の解決にならず
1980年代
文部省主導(学校管理強化) → いじめが一般化
<キーワードで>
1960年代 「落ちこぼれ」が発生(知識偏重)
1970年代 「いじめ」への転化
1990年代 ① 「学級崩壊」
② 「学校はこのままではまずい」社会の気運の高まり
□業者テストによる偏差値評価
鳩山郁夫文相
- 業者テスト否定
業者テスト偏差値に深く依存
1993.2
文部省 教委あて 業者テスト・偏差値の追放
→ 内申書重視で
偏差値追放の功罪
○偏差値を使った進路指導ができなくなった
しかも競争は競争のまま残っている
→ 学校外での模試、塾だより
必要悪というかたちで偏差値を使っていただけ
↑↓
「教育現場でも偏差値の弊害は十分に認識していたが、進路指導で使わ
ざるを得ない状況があった」
□不登校と「学級崩壊」
不登校
1980年代初 2万人 →
1990年代 5万人 →
1999年 13万人
1994年 愛知県での中学校いじめ自殺
1995年 オウム
→ 「こころの荒れ」
1997 年 14歳 小学生殺害事件
↓
↓
中教審
○厳しい躾
○父親の役割
○夫婦間親子間の会話
□問題行動
1980年代 「学校に向いていた」
1990年代 「学校から逃げていく」
□生徒指導のキーワード「普通の子」
子供のストレスの多さ
「普通の子」がむかつく切れる反応しないといった状況がなぜ生まれて
きたのか
↓
偏差値(学力)
→ 全体評価(すべてのチェック)
□「コミュニケーション」が学校教育のキーワード
「お金、施設、人の三つが変わらない中で『こんな事もできるんだよ』と
言ってみても実際には現場の教師の負担が増えるだけです」宮下
↓
「できないのはお前たちの工夫が足りないから」と言われるのは辛いこと
だと思う
|
◎ 教育機能が学校だけに集中してしまって、地域社会で様々な文化と出
合うことができなくなってしまったことのツケが回ってきた
|
自分の人生を選ぶ選択肢は広がったが、「自分はこれだ」と決めるま
でに時間は掛かる
|
何か後からプッシュしてくれるもの!
◎「プッシュしてくれるものと出会える場」に学校がなれるかどうか
が問われている
□21世紀の学校
宮下
「鉄人28号でなく鉄腕アトムに!」
寺脇研
「みんなで考える」みんなが教育を考える
汐見稔之
「本物の文化と多元的価値社会」
「遠州方言 おもしろ物語」を紹介します。
出版社の著者紹介には
「静岡の方言に関する面白い話をエッセイ風に綴った、JA組合誌に掲載し
た連載をまとめたもの。」
とあります。
子どもの頃、よく家族や近所の人から聞いた言葉がいくつか載っていました。
懐かしく思い出すと共に、このまま消えてしまわないかと寂しく思いました。
もう一つ、再掲載になりますが、NHK出版の
「学校の役割は終わったのか」③を載せます。
20年の間に「それは個性」の言葉にすり替えられたことが増えています。
目の前の問題に向き合おうとしない状況が課題だとわたしは感じます。
一昨日(12月21日)の中日新聞朝刊、「浜松・遠州」版に、
下に紹介している「和Olieve 園」の紹介が載っていました。
議員さんからの転身、成功を願います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「遠州方言 おもしろ物語」鈴木波男 新葉社 1995年
◇本文より
「カワサラさん」の巻
カワサラ食べる
「シアサッテは何日目」
千葉・東北方面
シアサッテは5日目
「廊下をとぶ」
廊下をトブじゃない
(廊下を走っているとよく叱られました=ハマコウ註)
「イキル・イキリッポイ」
「チャット持って来い」 (急いで持って来い)
アイサへ手をつっこんで (間へ手を…)
「もうチイット ネキに」 (もう少し丁寧に)
エガム (ゆがむ)
チイット…マット(もっと)
ネキ…丁寧
「クロの一列は白でえす」
(隅の一列…)
「歯のネチが痛い」
(はぐきが痛い)
「カタシテクリョウ」
(勝たしてください)
「ジュルイ道はトンジャいかんネンボぶつで」
(ぬかるんだ道は走ってはいけない。○○をぶつから)
「ポンポンに乗ってダンスの講習会へ」
(オートバイに乗ってダンスに…)
「テンコチョにケッコイひれひれつけて」
(頭のてっぺんにきれいなひれひれのものを付けて)
「ナンショカンショヤラマイカ、アワタイテチャ オエン」
(なでもいいからやってしまいましょう。)
(あわてててはいけなすよ)
◇浜名湖の西と東 山口幸洋
東西方言境界線その後
浜名湖-糸魚川線と言われていたが…
三遠南信トライアングル地帯の言葉
☆「学校の役割は終わったのか」NHK出版 2001年 ③【再掲載 2012.6】
◇いじめ・不登校・学級崩壊 1990年代
□新たな問題
2001.1.25 文部省
「21世紀教育新世プラン」6つの関連法案
① 20人授業可能にする職員定数改善
② 不適格教員の配置転換
③ 問題を起こす子の出席停止措置
④ 大学入学年齢の撤廃等
⑤ 満18歳以上の青年の奉仕活動
⑥ 教員免許の更新制
□90年代の学校教育
2002年実施
学習指導要領 → 教科削減
1960年代
「いい学校・いい会社」神話
能力主義・知識偏重の系統学習
|
※「生徒の輪切り」「学校の序列化」
1970年代
「ゆとり」「落ちこぼし」問題の解決にならず
1980年代
文部省主導(学校管理強化) → いじめが一般化
<キーワードで>
1960年代 「落ちこぼれ」が発生(知識偏重)
1970年代 「いじめ」への転化
1990年代 ① 「学級崩壊」
② 「学校はこのままではまずい」社会の気運の高まり
□業者テストによる偏差値評価
鳩山郁夫文相
- 業者テスト否定
業者テスト偏差値に深く依存
1993.2
文部省 教委あて 業者テスト・偏差値の追放
→ 内申書重視で
偏差値追放の功罪
○偏差値を使った進路指導ができなくなった
しかも競争は競争のまま残っている
→ 学校外での模試、塾だより
必要悪というかたちで偏差値を使っていただけ
↑↓
「教育現場でも偏差値の弊害は十分に認識していたが、進路指導で使わ
ざるを得ない状況があった」
□不登校と「学級崩壊」
不登校
1980年代初 2万人 →
1990年代 5万人 →
1999年 13万人
1994年 愛知県での中学校いじめ自殺
1995年 オウム
→ 「こころの荒れ」
1997 年 14歳 小学生殺害事件
↓
↓
中教審
○厳しい躾
○父親の役割
○夫婦間親子間の会話
□問題行動
1980年代 「学校に向いていた」
1990年代 「学校から逃げていく」
□生徒指導のキーワード「普通の子」
子供のストレスの多さ
「普通の子」がむかつく切れる反応しないといった状況がなぜ生まれて
きたのか
↓
偏差値(学力)
→ 全体評価(すべてのチェック)
□「コミュニケーション」が学校教育のキーワード
「お金、施設、人の三つが変わらない中で『こんな事もできるんだよ』と
言ってみても実際には現場の教師の負担が増えるだけです」宮下
↓
「できないのはお前たちの工夫が足りないから」と言われるのは辛いこと
だと思う
|
◎ 教育機能が学校だけに集中してしまって、地域社会で様々な文化と出
合うことができなくなってしまったことのツケが回ってきた
|
自分の人生を選ぶ選択肢は広がったが、「自分はこれだ」と決めるま
でに時間は掛かる
|
何か後からプッシュしてくれるもの!
◎「プッシュしてくれるものと出会える場」に学校がなれるかどうか
が問われている
□21世紀の学校
宮下
「鉄人28号でなく鉄腕アトムに!」
寺脇研
「みんなで考える」みんなが教育を考える
汐見稔之
「本物の文化と多元的価値社会」