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「大人のいない国」鷲田清一・内田樹 プレジデント社 2008年 ③(最終) /「2014年度版間違いだらけのクルマ選び」徳大寺有恒+島下泰久 草思社 2013年【再掲載 2014.11】 [読書記録 一般]

今回は、1月10日に続いて、鷲田清一さん、内田樹さんの
「大人のいない国」の紹介3回目 最終です。


-「未熟な人間でも経営できる持続しやすく安定した社会システム」完成させ
 る努力が要

読み進めるうちに、そうかもしれないと思うようになりました。



出版社の案内には

「気づいてみれば、みんなで『こんな日本に誰がした』を大合唱。誰も『こん
な日本に私がした』とはゆめゆめ思っていない。老いも若きも『責任者を出
 せ!』と騒ぐクレーマー天国で、絶滅危惧種『本当の大人』をめぐって二人
 の哲学者がとことん語る。」
 
とあります。



今回紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「3というポジション= 正反の対立の外に出よ
        ~『2のつくものは持つな』(福田赳夫)」


・「矛盾を知らない子どもはある意味で共同体の存続にかかわる緊急時」


・「教育現場から矛盾が一掃されつつあり、子どもたちはどこでも同じ明快で
非常なメッセージを浴びている。それは、『全員が権力,財貨,名誉,地位,
情報,文化資本を欲望しているという人間観=能力のある者が取れるだけ
取り,能力のない者は自己責任により飢える』であり、階層化された社会
(全員が価値観を共有している)についてである。そこにリスクはないのだ
ろうか。」



もう一つ、再掲載になりますが、徳大寺有恒さん、島下泰久さんの
「2014年度版間違いだらけのクルマ選び」を載せます。
徳大寺さんを懐かしく思い出します。シリーズは今でも続いているのですね。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「大人のいない国」鷲田清一・内田樹 プレジデント社 2008年 ③(最終)

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◇大人の作法  鷲田清一
「席」というフィクション  
    「キャラ」

  3というポジション 
    「2のつくものは持つな」(福田赳夫)
= 正反の対立の外に出よ

  井上陽水の「あいまいな」メッセージ
    はぐらかす



◇もっと矛盾と無秩序を  内田樹
大人たちの発する矛盾したメッセージ
二人の大人たちから送信される「矛盾するメッセージ」
メタメッセージ 「成熟せよ」

子どもが子どものままでいるという「災厄」
矛盾を知らない子どもはある意味で…
教育の目的
      子どもが世界にとって邪悪なものとならないように成熟を強いる
     ことに存するのである

共同体の存続にかかわる緊急時

  「価値観が同じ人との結婚」に潜むリスク
両親が同一の価値観 
      = 北朝鮮化された家庭
        学校 → 実学重視
           ※ 教育現場から矛盾が一掃されつつある     
 家庭でも学校でもメディアでもネット上でも,子どもたちはど
      こでも同じ明快で非常なメッセージを浴びている

  ◎「全員が権力,財貨,名誉,地位,情報,文化資本を欲望して
        いるという人間観」
      ※ 能力のある者が取れるだけ取り,能力のない者は自己責任に
       より飢える

◎ 階層化された社会(全員が価値観を共有している)
金による価値付け

  「子どもを成熟させないシステム」を突き崩すには…
分かりやすい社会 
子どもに「手早く,たくさん稼ぐ能力」習得が
↑↓
「未熟な人間でも経営できる持続しやすく安定した社会システム」
     を完成させる努力が要





☆「2014年度版間違いだらけのクルマ選び」徳大寺有恒+島下泰久 草思社 2013年【再掲載 2014.11】

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◇クルマ界はどうなる
動力源の革新を図ってクルマをうんとよくしてほしい 
    完全自動化 軽量化を

  いよいよ自動運転  
    責任は? 
    免許制度は?

  年寄りにこそ移動の自由を

  1950年代、赤坂は「日本のデトロイト」だった

  豊田英二さん逝く  小杉彰太郎さん逝く 2013年10月


◇3大特集
 ① 東京モーターショー
    トヨタ … 燃料電池車  
     日産  … IDx  
     ホンダ … S660コンセプト
  スバル … レヴォーグ 
     三菱  … PHV  
     スズキ … ハスラー
  ダイハツ…KOPEN
 
  ② Cセグメント外国車徹底比較
  大衆車クラス  
       ゴルフ Aクラス アウディA3 BMW1シリーズ
  フォーカス ボルボV30
    
     VWゴルフ  … 震えるほどよい 次元が違う   

     ボルボV40 … 安全 

     Aクラス   … かっこいいがハードの実力足りず

     アウディA3 … ピント外れ

  ③ 軽自動車9車種 一気乗り比較
  シェア40%


◇車種別比較
  マーチ       ユーザーを甘く見すぎ

  キューブ      デザイン過剰 古びるのが早い

  フィット      見所満載も熟成不足か

  ポルテ・スペイド  トヨタにしかできないさすがの一台

  ノート       周辺的なことより中身・本質を追究せよ

  カローラ ユーザーをなめるな ちゃんと作れ 大失敗作 
            ヴィッツと車体が共通

  ラティオ      これくらいでいいだろうという魂胆が

  インプレッサ    真面目 骨太の力作

  アクセラ      志高く地力もある 詰めの甘さが惜しい

  プリウス・プリウスPHV
            唯一無二 小改良で進歩し続ける 2011年進化
            トヨタはプリウスをうまく育てた(徳大寺)

  インサイト     歴史的敗北者として後世に名を残すかも

  i-MiEV 驚きのディスカウント一気に巻き返すか 
            Mは補助金で172万円

  カムリ       広さも快適さもクラウンよりこちらが正解

  アテンザ      走りなら昔レガシイ今アテンザ

  マークX      案外うまい「残り飯チャーハン」的クルマ

  クラウン      がっかりの出来 ゼロクラウンの志はどこへ

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