「超定番 授業づくりの基礎基本」八木正一・上條晴夫 学事出版 2005年 ② /「子どもの民俗学」大藤ゆき 草戸文化 1982年 ③【再掲載 2012.8】 [読書記録 教育]
今回は、1月17日に続いて八木正一さん、上條晴夫さんの
「超定番 授業づくりの基礎基本」の紹介 2回目です。
出版社の著者紹介には
「授業づくりの歴史や、授業設計の方法や授業づくりの基礎技術、研究授業の
方法、授業記録の方法における、授業づくりをする上で欠かせない基礎・基
本知識をまとめる。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3つの授業の型 ①説明中心の講義形式 ②最も一般的な『問い-答え』
の問答形式 ③自主的問題選択-解決(教師の援助)の問題解決学習」
・「講義型に大切となるのは ①板書技術 ②質問技術 ③例話技術」
・「問答型に大切になるのは ①発問技術 ②話し合い技術 ③決着技術」
・「問題解決型に大切になるのは ①課題発見技術 ②課題追求技術
③発表技術」
もう一つ、再掲載になりますが、大藤ゆきさんの
「子どもの民俗学」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「超定番 授業づくりの基礎基本」八木正一・上條晴夫 学事出版 2005年 ②
<授業づくりの方法>
◇授業設計の方法(1)
1 授業の3分類
(1) 授業の型とは
① 講義形式
説明
② 問答形式
問い-答え 最も一般的
③ 問題解決学習
自主的問題選択-解決(教師の援助)
(2) 授業の型①-講義型
教師が教材を説明し、生徒がそれを覚える授業
① 板書技術
教科書を「図解」で説明
「箇条書き」がポピュラー
図表で補う
② 質問技術
内容伝達の段取りとしての質問
→ 正解を教師が言う
一つの授業中 7,8から15,16の質問
教科書のポイントの数だけ質問を作り解答解説を加える
③ 例話技術
「たとえば」によるエピソード
|
◎ 学習者が内容に興味を持っている場合はgood
↑↓
◎ 興味が無い場合5分が限度
→ ひとつの話を5分以内に
+
「板書」「質問」 - 集中力
(3) 授業の型②-問答型
1単位時間の授業を3~5の指示・発問で展開
① 発問技術
1 あいまいなところに見つけ出す
2 教材の中に回答を発見し、そこから発問を考える
② 話し合い技術
「山」
3つの発問の内ひとつを山場に
~ やや長い話し合い
◎やや長い話し合い
1 自分なりの考えを書く
2 それを発表する
3 発表された意見を吟味する
③ 決着技術
難所は「決着」
~ 教師が自分の考えを述べて終えることが多い
↓
◎ 教師はあくまで問題を提起する人
= 子どもたちは教師の問題提起に触発されて自分なりの
考えを作り上げ、思考を発展させる
(4) 授業の型③-問題解決型
「教師の援助を得ながら生徒が自主的に問題を選抜し解決する」
① 課題発見技術
発問 - 教師が考える
課題 - 子どもが発見する
「浴びるような体験(観察)」
② 課題追求技術
たくさんの短い作文(レポート)を書く
~ 答えを得るプロセス
③ 発表
発表会を持ってプレゼンテーション
「何を見せるか」
(5) 型を意識するよさ
① 守 - 授業の方を身に付ける -
コピーから
② 破 - 授業の型を破る -
③ 離 - 授業を創り出す -
☆「子どもの民俗学」大藤ゆき 草戸文化 1982年 ③【再掲載 2012.8】
◇出産から初誕生まで
□お産と慎み 出産 … 血のケガレ
火が最もケガレを受けやすい
→ 別火
|
◎ 生命の危険を伴う仕事ほど漁や山仕事をする人間ほど産の忌み
の観念が強かった
「チボクはシボクより重い」
漁村
- 夫は11日漁を休んだ
人間の出産
- 死はともに厳粛な異常状態
産婦の肥立ち
□産屋
ウブヤ,デベヤ,タヤ,ヒマヤ,ヨゴラヤ,ベツヤ
産婦 初子-20日間,次子以下15日間 - 別火別鍋生活
実母が世話
□産神信仰
ウブガミとウブメシ オボソカミサン
「人間は一生の間に三度高盛飯を食うもんだ」産・婚・死
ソウヘバリ 島根県能義郡赤屋村
12人がウンウンとヘバル → 安産
オボケ ぼんの毛を剃らずに残す
… ウブガミさんがこの毛をつかんで助けてくれる
□とりあげるということ
一人で産む
産婆
ヒキアゲババ,コズエババ,コナサセババ - トリアゲオヤ
助産婦
エナ(胞衣) へその緒 - 大正初めまでは坐産
□産湯と産着
邪鬼の目を避けるため新しいものを避け,古いものを着させた
→ 袖のあるもの
三十三つぎ,百はぎきもの
布きれを33,100軒からもらう
□母乳と乳つけ親
異性の子の親から
チズケオヤ,チオヤ,チノミオヤ - 呪力
□赤ちゃんの成長
三日祝い
七夜 父の忌み明け
名付け 人間としての人格
初外出 お七夜 十一日目頃 水の神・火之神・厠にまいる
□初宮参り
ヒアク ウスイル
□食い初め
□初正月,初節句 初子の初節句
□初誕生
- 一升餅
◇幼年期としつけ(1)
□日本人の子ども観
七つまでは神の子
七歳の祝いに氏神に参って改めて氏子入り
七五三祝い
晴れ着
一つ身 → 三つ身 → 四つ身 → 本裁ち
三歳五歳の節目
三歳 - ヒモオトシ・帯オトシ・帯ムスビ
五歳 - 袴着
七歳の祝い
□しつけ
しつけとしつけ糸
シツケル - 形を整える 作りつける,矯め育てる
しつけの目標
「一人前」の大人に育て上げると言うこと
かつて「一人前」の基準がはっきりしてきた
① 基本的な生活習慣
② いいこと,悪いこと,危ないことの判断
□大勢の親の目
カリオヤ(仮親)
擬制的親子関係 帯親,取上親,乳つけ親,名付け親
(弱い子,親が厄年)-拾い親,養い親,里親,守り親
↓
少年期 フンドシ親,ユモジ親
一人前 エボシ親,カネツケ親
四十二の二つ子
男親四十一歳の時に生まれて,四十二歳の時に二つになる子を忌む風
↓
一端捨てた形にする
→ 後で実の親がもらいに行く トリアゲ親
丈夫に育つ
里親・里子 カリオヤ
修行の意味も = 家以外のしつけ
「超定番 授業づくりの基礎基本」の紹介 2回目です。
出版社の著者紹介には
「授業づくりの歴史や、授業設計の方法や授業づくりの基礎技術、研究授業の
方法、授業記録の方法における、授業づくりをする上で欠かせない基礎・基
本知識をまとめる。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3つの授業の型 ①説明中心の講義形式 ②最も一般的な『問い-答え』
の問答形式 ③自主的問題選択-解決(教師の援助)の問題解決学習」
・「講義型に大切となるのは ①板書技術 ②質問技術 ③例話技術」
・「問答型に大切になるのは ①発問技術 ②話し合い技術 ③決着技術」
・「問題解決型に大切になるのは ①課題発見技術 ②課題追求技術
③発表技術」
もう一つ、再掲載になりますが、大藤ゆきさんの
「子どもの民俗学」③を載せます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆「超定番 授業づくりの基礎基本」八木正一・上條晴夫 学事出版 2005年 ②
<授業づくりの方法>
◇授業設計の方法(1)
1 授業の3分類
(1) 授業の型とは
① 講義形式
説明
② 問答形式
問い-答え 最も一般的
③ 問題解決学習
自主的問題選択-解決(教師の援助)
(2) 授業の型①-講義型
教師が教材を説明し、生徒がそれを覚える授業
① 板書技術
教科書を「図解」で説明
「箇条書き」がポピュラー
図表で補う
② 質問技術
内容伝達の段取りとしての質問
→ 正解を教師が言う
一つの授業中 7,8から15,16の質問
教科書のポイントの数だけ質問を作り解答解説を加える
③ 例話技術
「たとえば」によるエピソード
|
◎ 学習者が内容に興味を持っている場合はgood
↑↓
◎ 興味が無い場合5分が限度
→ ひとつの話を5分以内に
+
「板書」「質問」 - 集中力
(3) 授業の型②-問答型
1単位時間の授業を3~5の指示・発問で展開
① 発問技術
1 あいまいなところに見つけ出す
2 教材の中に回答を発見し、そこから発問を考える
② 話し合い技術
「山」
3つの発問の内ひとつを山場に
~ やや長い話し合い
◎やや長い話し合い
1 自分なりの考えを書く
2 それを発表する
3 発表された意見を吟味する
③ 決着技術
難所は「決着」
~ 教師が自分の考えを述べて終えることが多い
↓
◎ 教師はあくまで問題を提起する人
= 子どもたちは教師の問題提起に触発されて自分なりの
考えを作り上げ、思考を発展させる
(4) 授業の型③-問題解決型
「教師の援助を得ながら生徒が自主的に問題を選抜し解決する」
① 課題発見技術
発問 - 教師が考える
課題 - 子どもが発見する
「浴びるような体験(観察)」
② 課題追求技術
たくさんの短い作文(レポート)を書く
~ 答えを得るプロセス
③ 発表
発表会を持ってプレゼンテーション
「何を見せるか」
(5) 型を意識するよさ
① 守 - 授業の方を身に付ける -
コピーから
② 破 - 授業の型を破る -
③ 離 - 授業を創り出す -
☆「子どもの民俗学」大藤ゆき 草戸文化 1982年 ③【再掲載 2012.8】
◇出産から初誕生まで
□お産と慎み 出産 … 血のケガレ
火が最もケガレを受けやすい
→ 別火
|
◎ 生命の危険を伴う仕事ほど漁や山仕事をする人間ほど産の忌み
の観念が強かった
「チボクはシボクより重い」
漁村
- 夫は11日漁を休んだ
人間の出産
- 死はともに厳粛な異常状態
産婦の肥立ち
□産屋
ウブヤ,デベヤ,タヤ,ヒマヤ,ヨゴラヤ,ベツヤ
産婦 初子-20日間,次子以下15日間 - 別火別鍋生活
実母が世話
□産神信仰
ウブガミとウブメシ オボソカミサン
「人間は一生の間に三度高盛飯を食うもんだ」産・婚・死
ソウヘバリ 島根県能義郡赤屋村
12人がウンウンとヘバル → 安産
オボケ ぼんの毛を剃らずに残す
… ウブガミさんがこの毛をつかんで助けてくれる
□とりあげるということ
一人で産む
産婆
ヒキアゲババ,コズエババ,コナサセババ - トリアゲオヤ
助産婦
エナ(胞衣) へその緒 - 大正初めまでは坐産
□産湯と産着
邪鬼の目を避けるため新しいものを避け,古いものを着させた
→ 袖のあるもの
三十三つぎ,百はぎきもの
布きれを33,100軒からもらう
□母乳と乳つけ親
異性の子の親から
チズケオヤ,チオヤ,チノミオヤ - 呪力
□赤ちゃんの成長
三日祝い
七夜 父の忌み明け
名付け 人間としての人格
初外出 お七夜 十一日目頃 水の神・火之神・厠にまいる
□初宮参り
ヒアク ウスイル
□食い初め
□初正月,初節句 初子の初節句
□初誕生
- 一升餅
◇幼年期としつけ(1)
□日本人の子ども観
七つまでは神の子
七歳の祝いに氏神に参って改めて氏子入り
七五三祝い
晴れ着
一つ身 → 三つ身 → 四つ身 → 本裁ち
三歳五歳の節目
三歳 - ヒモオトシ・帯オトシ・帯ムスビ
五歳 - 袴着
七歳の祝い
□しつけ
しつけとしつけ糸
シツケル - 形を整える 作りつける,矯め育てる
しつけの目標
「一人前」の大人に育て上げると言うこと
かつて「一人前」の基準がはっきりしてきた
① 基本的な生活習慣
② いいこと,悪いこと,危ないことの判断
□大勢の親の目
カリオヤ(仮親)
擬制的親子関係 帯親,取上親,乳つけ親,名付け親
(弱い子,親が厄年)-拾い親,養い親,里親,守り親
↓
少年期 フンドシ親,ユモジ親
一人前 エボシ親,カネツケ親
四十二の二つ子
男親四十一歳の時に生まれて,四十二歳の時に二つになる子を忌む風
↓
一端捨てた形にする
→ 後で実の親がもらいに行く トリアゲ親
丈夫に育つ
里親・里子 カリオヤ
修行の意味も = 家以外のしつけ