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「LDの友だち」上野一彦 合同出版 2017年 /「老人と子供の民俗学」宮田登 白水社 1996年 ①(前半)【再掲載 2014.4】 [読書記録 教育]

今回は、上野一彦さんの
「LDの友だち」を紹介します。



出版社の紹介には

「この1冊で、LD(学習障害)の子どもの世界がわかります。授業や学校生
  活での具体的な手だて、工夫の仕方がわかります。まわりの子どもの理解
  を助け、助け合う気持ちを育てます。LDに関連する最新情報を掲載。」
 
とあります。


本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「することを個条書きに書く」


・「話すスタイルを書く」


・「理解できていないか確認する」


・「安心して読み書きできる環境作り」




もう一つ、再掲載になりますが、宮田登さんの
「老人と子供の民俗学」①を載せます。
わが家のお墓には小さな墓も並んでいますが、
本書でそれが子墓だと知りました。
古いお墓ですが、子どもの頃、伯母に聞くと
「子どもの時になくなった子のおはかだよ」
と聞いたことを思い出しました。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「LDの友だち」上野一彦 合同出版 2017年

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◇聞く話す困難

□全体を理解するのが弱い

 → ① することを個条書きに書く

② 注意を促しやすい席にする

 
□筋道立てて話せない

  → ① ひとつひとつ聞いてあげる

② 話すスタイルを書いて

 
□言葉で伝えられない

 → ○ 選択肢を与える

 
□集団だと話を理解できない

 → ① 注目させてから分かりやすく

   ② みんなに話し合ってから個人毎に説明
理解できていないか確認する



◇読み書きの困難

□ひらがなの一部の読み書きが苦手

 → ① 安心して読み書きできる環境作り

② 五十音表

 
□漢字を読むのが苦手

 → ○ 漢字クイズで楽しく

 
□拾い読み間違い

 → ○ 教科書へ工夫
行をおさえるスケール
      デージー図書の活用

 
□意味が理解できない  







☆「老人と子供の民俗学」宮田登 白水社 1996年 ①(前半)【再掲載 2014.4】

[出版社の案内]
かつての老人達は、地域共同体の中で、自らに見合った地位と役割を与えられ
ていた。子供達は仲間同士の遊びの中で自らを育むと共に、老人から様々な知
恵を受け継いだ。現代社会はこの両者の自立意識と交流を拒んでいるのではあ
るまいか。永遠にして最も今日的なテーマを追究する宮田民俗学の精華。

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◇伝統社会の老い
 
□老いと追い  
   老い
    … 盛りを過ぎた(マイナスイメージ)

追い
    … 追加する  (プラスイメージ)


□花祭り    
   早川孝太郎 昭和2年

神楽
    4つの折り目
① 誕生 
      ② 成人
      ③ 結婚
      ④ 浄土入り「白山」


□被差別の対象「老人と子供」
「7つまでは神のうち」
6歳までの幼児の死
     ~ 子墓墓制(明治中頃まで)

◎子墓に埋めておけば再生できると信じられていた
  

□老人の位置づけ 
   7歳くらいまでの孫に当たる世代を育てる

   伝統社会の教育システム
    「ムラの老人から孫(子供)へ」
  

□伝統社会の老人 
   物知り = 自分史が重要

◎ 老人が自己体験を語ることによって物知りの計り知れない智恵の
     集積が可能となった

◎ 学校にお年寄りを呼んで地域の民間伝承を子供たちに伝えてもらう。 

    ◎ どの老人にどんな話を聞いたらよいか

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