「その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイド」横藤雅人・武藤久慶 明治図書 2014年 ①(前半) /「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」桃山透 ばる出版 2007年 ①(前半)【再掲載 2014.4】 [読書記録 教育]
今回は、横藤雅人さん、武藤久慶さんの
「その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイド」の紹介、1回目(前半)です。
現場の課題を理解し把握していることがわかります。
池田潔さんの名著、『自由と規律』を思い出しました。
権利とは何か、考えさせられます。
出版社の紹介には
「若手だけでなく、ベテラン教師にも起こりうる学級崩壊。その原因は、教師
が意図せず行っている指導=『かくれたカリキュラム』にあった! 本書で
は、よくある指導にかくれたカリキュラムを発見・改善し、日々の実践に潜
む学級崩壊の種を取り除く改善策を伝授!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「担任だけが荒れを改善できる」
・「経糸(学級内の約束事、規律、教師に対する言葉遣い)がしっかりしていれ
ば、かなり荒れた状態でも立て直せる。いろいろなことが一貫していると
いうことがプラスのかくれたカリキュラムとして働き出す」
・「かなりのやんちゃであっても、本当は『先生に認められていること』『み
んなと一緒』を求めている」
もう一つ、再掲載になりますが、桃山透さんの
「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」①を載せます。
本書に書かれていることを取り入れたところ、
わたしの机も少しだけすっきりしたように感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイド」横藤雅人・武藤久慶 明治図書 2014年 ①(前半)
◇はじめに
かくれたカリキュラム
= 教師が意図も意識もせずに教え続けている教育内容
著者 - 管理職になってから担任とともに「かくれたカリキュラム」
の発見と改善
↓
◎ 光を当て、見えるようになると、実践の改善や教科が容易になる
※ マイナスのかくれたカリキュラムとプラスのかくれたカリキュラム
◇序章 ある学級の崩壊と復活
「乱暴な × 」
~ 無神経さ → 荒れた学級に!
↑
◎ 立て直しの第一歩
→ 秩序の確立 = 経糸を張る
□ 教室脱走癖3人男子 荒技
① 脱走は悪いことだと全体に言って聞かせ、脱走者が出そうになったら
すぐに知らせるように頼みました。休み時間は、やんちゃたちから離れ
ないようにしました。
休み時間が終わったらやんちゃたちの肩を抱いて教室に戻ります。
② 脱走しようとしたら、有無を言わさず捕まえて、絶対に脱走させない
ようにしました。
(それにプラスして)
③ 脱走したやんちゃは席には戻さず、わたしが後ろから抱くように引き
寄せて授業した。
④ やんちゃたちがあれこれ言おうが逃れようが、相手にしません。板書
や机間巡視などを多用し、引き回すようにしながら授業をしました。
⑤ やんちゃが大声を上げたら、短く「うるさい」とだけ言って、「ねえ
みんな」などと他の子のうなずきを得て笑顔で授業を続けた。
⑥ わたしの指を外そうが、腕にかみつこうが、足を踏みつけて逃れよう
とする動きがあった場合は抱きかかえている腕に力を入れて、身体を密
着させて、それを封じました。
もちろん首を絞めたりしないように十分注意して。
⑦ 彼らが根負けして抵抗をあきらめたら、「おっ、そろそろ自分の席で勉
強するか?」と聞きます。殆どの場合、彼らはほっとして頷きました。そ
こで、「みんな聞いた?」と全体に確認し、そこで「じゃ、頑張ってよ」
と席に戻します。
⑧ 少し間をおき、「おお、約束を守ってえらいじゃないか」と他の子の
拍手を促して褒めました。タイミングを見計らって何度も。
⑨ 授業後は別室に呼び、褒めた。優しく。
◎ ポイント
① くどくど説教しない。言葉でなく行為で意志を伝える。
② やんちゃとの勝負には絶対に負けない。
片手であしらうパフォーマンスを他の子にも見せつける。「先生には
叶わない」ということを何度も身体で教える。
③ 教室全体の世論を形成する。
「みんなもそう思うでしょ」 → 全体を教師の側に!
④ 授業はストップしない。ムシロ楽しげにテンポよく。
時間がなかったら、手品・ゲームで教室に笑顔を!
⑤ やんちゃたちの「本当はちゃんとしたい」という気持ちを信じている
というメッセージを発信し続ける。
⑥ とにかくたくさん褒める。
◎ポイント
1 担任だけが荒れを改善できる
2 経糸がしっかりしていれば、かなり荒れた状態でも立て直せる
学級内の約束事、規律、教師に対する言葉遣い
|
いろいろなことが一貫しているということがプラスのかくれたカ
リキュラムとして働き出す
3 かなりのやんちゃであっても、本当は「先生に認められていること」
「みんなと一緒」を求めている
☆「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」桃山透 ばる出版 2007年 ①(前半)【再掲載 2014.4】
◇ファイリングの基本を押さえる
なぜファイリングが必要なのか 仕事管理+業務効率化
ポイント
① ファイルはファイルボックスに立てておく
② クリアホルダーを使ったファイリングが基本
③ ファイルボックスは「未処理」「一時保管」「保管」
「80:20」の法則で考えてみる
必要書類は20%
◎20%の20% = 4%が本当に必要
まずは捨てることから始める
基準
① 重要度
② 時間軸(一年以上使わなかった)
ファイルは立てておくが基本
仕事に便利なファイル
① クリアホルダー
A4クリアホルダー
案件毎に挟む
② 2穴ファイル
③ 角形2号封筒
折り返し2㎝下を切る→右端に名前
④ ファイルボックス
ファイル名は簡単なものにする
右端上に見出
ファイリングする癖を付ける
◇ファイリングに効く道具活用術
ホッチキス
閉じる角度は45度
横書きは左肩
縦書きは右肩
Wクリップ
極豆 - 豆 - 小 - 中 - 大
綴り紐
最初と最後のページにパンチラベルを貼る
紐を一周回す
指サック
効率アップ
長形封筒とゼムクリップでのファイリング
付箋の使い方,色ペンの使い方,見だしラベル,ワンペーパーカッター
テープのり,結束タイとキーホルダー名札
◇すべての仕事は机から始まる
ファイリングの対象は机とパソコンだけ
「下段引き出し」に書類
仕事の流れをよくするデスクトップレイアウト
立体的に
→ 右奥ファイルボックス2個だけ
共有意識を持つ
= 誰にでも探しやすく
引き出し毎に
センター引き出し
作業中の書類
上段引き出し
文房具・小物・名刺等
中段引き出し
名刺ホルダー・貴重品・私物
下段引き出し
ファイルとファイルボックスだけ
センター引き出しは空けておく
→ 作業中書類入れ
上段引き出しは小物,名刺
→ 仕切り
必要以上にものを入れない
使ったモノは元に戻す
中段引き出しは名刺ホルダーや貴重品
→ 印鑑,名刺,ノート,辞書,地図,電卓
必要最小限 + 使ったモノは元に戻す
下段引き出しはファイルとファイルボックス
→ 手前から「未処理」「一時保管」「保管」
引き出しの隙間に予備ファイルを
↓
不要物は廃棄
机の下は共有ファイルを置く場所
帰るときは机の上を綺麗にする
◎ 早く帰りたくても…
「その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイド」の紹介、1回目(前半)です。
現場の課題を理解し把握していることがわかります。
池田潔さんの名著、『自由と規律』を思い出しました。
権利とは何か、考えさせられます。
出版社の紹介には
「若手だけでなく、ベテラン教師にも起こりうる学級崩壊。その原因は、教師
が意図せず行っている指導=『かくれたカリキュラム』にあった! 本書で
は、よくある指導にかくれたカリキュラムを発見・改善し、日々の実践に潜
む学級崩壊の種を取り除く改善策を伝授!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「担任だけが荒れを改善できる」
・「経糸(学級内の約束事、規律、教師に対する言葉遣い)がしっかりしていれ
ば、かなり荒れた状態でも立て直せる。いろいろなことが一貫していると
いうことがプラスのかくれたカリキュラムとして働き出す」
・「かなりのやんちゃであっても、本当は『先生に認められていること』『み
んなと一緒』を求めている」
もう一つ、再掲載になりますが、桃山透さんの
「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」①を載せます。
本書に書かれていることを取り入れたところ、
わたしの机も少しだけすっきりしたように感じます。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆その指導、学級崩壊の原因です!『かくれたカリキュラム』発見・改善ガイド」横藤雅人・武藤久慶 明治図書 2014年 ①(前半)
◇はじめに
かくれたカリキュラム
= 教師が意図も意識もせずに教え続けている教育内容
著者 - 管理職になってから担任とともに「かくれたカリキュラム」
の発見と改善
↓
◎ 光を当て、見えるようになると、実践の改善や教科が容易になる
※ マイナスのかくれたカリキュラムとプラスのかくれたカリキュラム
◇序章 ある学級の崩壊と復活
「乱暴な × 」
~ 無神経さ → 荒れた学級に!
↑
◎ 立て直しの第一歩
→ 秩序の確立 = 経糸を張る
□ 教室脱走癖3人男子 荒技
① 脱走は悪いことだと全体に言って聞かせ、脱走者が出そうになったら
すぐに知らせるように頼みました。休み時間は、やんちゃたちから離れ
ないようにしました。
休み時間が終わったらやんちゃたちの肩を抱いて教室に戻ります。
② 脱走しようとしたら、有無を言わさず捕まえて、絶対に脱走させない
ようにしました。
(それにプラスして)
③ 脱走したやんちゃは席には戻さず、わたしが後ろから抱くように引き
寄せて授業した。
④ やんちゃたちがあれこれ言おうが逃れようが、相手にしません。板書
や机間巡視などを多用し、引き回すようにしながら授業をしました。
⑤ やんちゃが大声を上げたら、短く「うるさい」とだけ言って、「ねえ
みんな」などと他の子のうなずきを得て笑顔で授業を続けた。
⑥ わたしの指を外そうが、腕にかみつこうが、足を踏みつけて逃れよう
とする動きがあった場合は抱きかかえている腕に力を入れて、身体を密
着させて、それを封じました。
もちろん首を絞めたりしないように十分注意して。
⑦ 彼らが根負けして抵抗をあきらめたら、「おっ、そろそろ自分の席で勉
強するか?」と聞きます。殆どの場合、彼らはほっとして頷きました。そ
こで、「みんな聞いた?」と全体に確認し、そこで「じゃ、頑張ってよ」
と席に戻します。
⑧ 少し間をおき、「おお、約束を守ってえらいじゃないか」と他の子の
拍手を促して褒めました。タイミングを見計らって何度も。
⑨ 授業後は別室に呼び、褒めた。優しく。
◎ ポイント
① くどくど説教しない。言葉でなく行為で意志を伝える。
② やんちゃとの勝負には絶対に負けない。
片手であしらうパフォーマンスを他の子にも見せつける。「先生には
叶わない」ということを何度も身体で教える。
③ 教室全体の世論を形成する。
「みんなもそう思うでしょ」 → 全体を教師の側に!
④ 授業はストップしない。ムシロ楽しげにテンポよく。
時間がなかったら、手品・ゲームで教室に笑顔を!
⑤ やんちゃたちの「本当はちゃんとしたい」という気持ちを信じている
というメッセージを発信し続ける。
⑥ とにかくたくさん褒める。
◎ポイント
1 担任だけが荒れを改善できる
2 経糸がしっかりしていれば、かなり荒れた状態でも立て直せる
学級内の約束事、規律、教師に対する言葉遣い
|
いろいろなことが一貫しているということがプラスのかくれたカ
リキュラムとして働き出す
3 かなりのやんちゃであっても、本当は「先生に認められていること」
「みんなと一緒」を求めている
☆「頭のいい人がしている整理・ファイリング術」桃山透 ばる出版 2007年 ①(前半)【再掲載 2014.4】
◇ファイリングの基本を押さえる
なぜファイリングが必要なのか 仕事管理+業務効率化
ポイント
① ファイルはファイルボックスに立てておく
② クリアホルダーを使ったファイリングが基本
③ ファイルボックスは「未処理」「一時保管」「保管」
「80:20」の法則で考えてみる
必要書類は20%
◎20%の20% = 4%が本当に必要
まずは捨てることから始める
基準
① 重要度
② 時間軸(一年以上使わなかった)
ファイルは立てておくが基本
仕事に便利なファイル
① クリアホルダー
A4クリアホルダー
案件毎に挟む
② 2穴ファイル
③ 角形2号封筒
折り返し2㎝下を切る→右端に名前
④ ファイルボックス
ファイル名は簡単なものにする
右端上に見出
ファイリングする癖を付ける
◇ファイリングに効く道具活用術
ホッチキス
閉じる角度は45度
横書きは左肩
縦書きは右肩
Wクリップ
極豆 - 豆 - 小 - 中 - 大
綴り紐
最初と最後のページにパンチラベルを貼る
紐を一周回す
指サック
効率アップ
長形封筒とゼムクリップでのファイリング
付箋の使い方,色ペンの使い方,見だしラベル,ワンペーパーカッター
テープのり,結束タイとキーホルダー名札
◇すべての仕事は机から始まる
ファイリングの対象は机とパソコンだけ
「下段引き出し」に書類
仕事の流れをよくするデスクトップレイアウト
立体的に
→ 右奥ファイルボックス2個だけ
共有意識を持つ
= 誰にでも探しやすく
引き出し毎に
センター引き出し
作業中の書類
上段引き出し
文房具・小物・名刺等
中段引き出し
名刺ホルダー・貴重品・私物
下段引き出し
ファイルとファイルボックスだけ
センター引き出しは空けておく
→ 作業中書類入れ
上段引き出しは小物,名刺
→ 仕切り
必要以上にものを入れない
使ったモノは元に戻す
中段引き出しは名刺ホルダーや貴重品
→ 印鑑,名刺,ノート,辞書,地図,電卓
必要最小限 + 使ったモノは元に戻す
下段引き出しはファイルとファイルボックス
→ 手前から「未処理」「一時保管」「保管」
引き出しの隙間に予備ファイルを
↓
不要物は廃棄
机の下は共有ファイルを置く場所
帰るときは机の上を綺麗にする
◎ 早く帰りたくても…