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「超定番 授業づくりの基礎基本」八木正一・上條晴夫 学事出版 2005年 ⑤ /「日本の歴史を読み直す」網野善彦 筑摩書房 1991年 ①【再掲載 2015.10】 [読書記録 教育]

今回は、1月26日に続いて八木正一さん、上條晴夫さんの
「超定番 授業づくりの基礎基本」の紹介 5回目です。




出版社の案内には

「授業づくりの歴史や、授業設計の方法や授業づくりの基礎技術、研究授業の
 方法、授業記録の方法における、授業づくりをする上で欠かせない基礎・基
 本知識をまとめる。」
 
とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「大西忠治『四分六の構え』」
- この頃聞かなくなりました。
  板書の際、教師の姿勢を黒板側に4、児童側に6の割合で向けて行うこ
 とです。


・「わかりやすい説明にするには、具体化したり、例えたりする必要がある」


・「指示の技術として大事なことは2つ。1つ目は、一つの事に一つの事を指示
すること。2つ目は、『AさせたいならBと言え』、前を向かせたいなら『お
へそをこちらに』というように言うこと。」


・「発表させるには挙手以外のサインも大切にすること。1つ目は挙手から、
  2つ目はノートを事前に見て考えを知ることから、3つめは表情動作をよ
く見ることからなど」


もう一つ、再掲載になりますが、網野善彦さんの
「日本の歴史を読み直す」①を載せます。
網野さんの視点をおもしろく感じます。




<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「超定番 授業づくりの基礎基本」八木正一・上條晴夫 学事出版 2005年 ⑤

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◇授業づくりの基礎技術
1 授業づくりの4つの基礎技術

 (1) 授業づくりの基礎技術とは
大西忠治「四分六の構え」


 (2) 説明の技術
コツ① その気にさせる
片々の技術を使う  
           小さい声で話す 
           黒板に小さい絵や字
           必要性を強調する 

  コツ② わかりやすい内容にする
・具体化する
・例える
     
     コツ③ 繰り返す 


 (3) 発問の技術
コツ① 教材の中に曖昧なところを見つけ出せ

     コツ② 教材の中に解答を発見し、そこから発問を考える 


 (4) 指示の技術
コツ① 一事に一事を指示せよ

コツ② AさせたいならBと言え
おへそをこちらに

 (5) 評価の技術
コツ① 良さを発見して褒める

  コツ② 誤りは理由を明示する

  コツ③ 学習段階を意識する



2 こどもウォッチング

 (1) 子どもを見守ること
野口芳宏 挙手以外のサインを!
①挙手 
        ②ノートによる 
        ③表情動作 
        ④読み方


 (2) 発言
① 次の一言を促す  
         だから? つまり?

② 端的に言わせる

③ 板書してみせる


 (3) 机間巡視
① 観点を絞って見る  
          反対は?

② 注目する子を絞る  
気の弱い子?

      ③ 一時間に一度は歩く


 (4) NBC(表情・動作)
飽きの4段階
① 気が散る   → 目が散る

② 姿勢が崩れる → 背中が曲がる

③ 落ち着きを失う→ 手が動く  黄信号

④ 動き出す   → 足が動く


 (5) 授業感想文
残り5分で感想文
① 書式を設定する
統括型 5段階
「今日の算数は○である。なぜかというと…」

        ② 時間を設定する
最初は3分から 
              ~ 書き続ける
              → 5分

        ③ 証拠を引用する
「証拠」(数字・固有名詞)
授業の中の部分を利用して詳しく書く







☆「日本の歴史を読み直す」網野善彦 筑摩書房 1991年 ①【再掲載 2015.10】
 
[出版社の案内]
後醍醐天皇の出現が、日本の歴史全体を変えた驚くべき事実。『一遍聖絵』か
ら読み解く差別の発生。ひらがな文字や銭の普及の背景とその意味。今日の
私たちを束縛し、重大な影響を与えた14世紀の出来事から、新しい日本史像
にいどむ刺激的な試み

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◇生活自体が異なる基本的生活様式の変化
若者  苗代を知らない
知らないこと 
       五徳、牛馬の働いている姿、かったい・かたい・レプラ病   


 トイレ … 臭さが無縁に  
       便所に行くことが恐いことではなくなった 

   暗闇に対する恐怖感は無縁に

 14世紀の転換期
 


◇文字
柳田国男 
    … 日本の村はその四分の三くらいが室町時代を出発点としている
   
  「村」 古代・中世前半  
        制度の中に位置づけられていない新しく開いた土地
  あるいは畠地

 惣村  14世紀後半から15世紀
   
   13世紀の集落と15世紀以降の集落とはかなり異質なものがある

  社会的分業が進み生産性が高まった結果
いろいろな綿での大きな変化の総合的な結果
 


◇識字率
江戸後期  50~60%  平均して40%は字を知っていた

  話し言葉は分からないが書き言葉は分かる

文書の世界は均質度が高い
無文字の社会,口頭の世界は多様である

日本の文字社会(歴史学)と無文字社会(民俗学)の問題
 


◇片仮名
10世紀   平仮名・片仮名混じり文書

  13世紀後半 20%ぐらいが平仮名・片仮名混じり文書

  15世紀 50~70%が平仮名・片仮名混じり文書
「後背文書」文書の裏を他用途に」
平仮名は少ない

  片仮名 … 口頭で語られる言葉を表現
        ○神仏とのかかわり 起請文 告文 願文 託宣文 夢記
○裁判 宣明書 白状文
○落書き
     ※ 神仏とかかわりある文書に片仮名が多い

  ◎ 江戸時代片仮名は庶民の間では特別な場合にしか使わなかった



◇女性と平仮名
平仮名   女性の文字 女流文学14世紀まで
   
  中世  譲り状 ~ 平仮名
        公的文書が書状様式=奉書形式
    |
室町時代 15世紀 平仮名交じり文書が増加

  14世紀 15世紀が 文字普及の上での画期
村の名主・主な百姓は文字が書けた

 江戸時代  庶民への文字の普及を前提として国家体制

  ◎ 世界の中でも特異な国家
    鎌倉時代まで  
       見ていて気持ちがいい = 文字に畏敬の念
    室町以後    
         品がなくなる 読みづらくなる
戦国には裏帳簿

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