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「河合隼雄のこころ」河合隼雄 小学館 2008年 /「生と死の極意」会田雄次 PHP研究所 1995年 ①【再掲載 2014.10】 [読書記録 一般]

今回は、河合隼雄さんの
「河合隼雄さんのこころ」を紹介します。



出版社の紹介には

「おとなと子ども、そしておとな同士が心を通わせるためには、どう接してい
 けばよいのか。“こころ”の第一人者がやさしく解き明かす。『総合教育技術』
 連載を再録。筆者が遺した『親子で読みたい本リスト」』初掲載。」
 
とあります。


本日紹介分より強く印象に残った言葉は…


・「キャリアガイダンス = 仕事する意味,職業の多種多様性
自分自身の適正」
- 「キャリア教育 キャリア教育」と言われてしばらくたちます。
  将来何になりたいか、目標というより夢…
  まず自分を知り、自分の適性を見出させる指導が大切だと考えます。

・「教師は自分の器を大きく」


・「情報は情を報せること。自由な場の共有体験が少なくなった昨今、ひたす
  ら聴くことからの関係づくりが大切になります」


・「基本的生活習慣の育成は家庭に於いて行うべきである」
- 家庭の責任において…





もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「生と死の極意」①を載せます。





<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「河合隼雄のこころ」河合隼雄 小学館 2008年
 
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◇はじめに 
 『総合教育技術』誌 2004.4~2006.7
    「子どもの心,教師の心」


◇開かれた学校  
 「人は石垣 人は城」 武田信玄


◇読書を楽しむ  
  朝読書
    先生も一緒に楽しむ 


◇教師の倫理   
  現在の教師 - 欲求不満
    → 急にわき起こる衝動により壊れてしまう脆さ
 「専門職」
    - それにふさわしい倫理綱領


◇働くということ 
  キャリアガイダンス 
   = 仕事する意味,職業の多種多様性
自分自身の適正


◇教師の指導力  
  教師の指導力とは何か? 
    教師は自分の器を大きく


◇子どもとファンタジー
エンデ 『モモ』 
  ピアス 『トムは真夜中の庭で』
  ※ ファンタジーと心の現実


◇食事を考える  
  孤食,欠食
   - 個人主義


◇聴くことの大切さ
  情報 = 情を報せる  
  少なくなった自由な場の共有体験
  ひたすら聴くことから


◇平等ということ 
  人間誰しも本質的には平等


◇小学校の英語教育 
  小学校
   ① 発音を綺麗に
   ② 抵抗感をなくす


◇災害時の心のケア 
  教師・大人が安心感を


◇学力 
  本当に創造的な仕事をしている人と小中の成績とはあまり関係がない

  「人間が自分の生きる道を考えること,本当の幸福とは何かを考えること,
   これらの観点から子どもたちを見る目を日本人は持っていないのではな
   かろうか」


◇家庭学習    
  家庭内における躾にも関連してくるのでその大切さは極めて大きい
→ 習慣を付けさせることが大切


◇テレビゲーム  
  テレビゲームの恐さ 
    ① 一人の世界に閉じこもる
②「操作する」態度が強くなる


◇基本的生活習慣 
  「基本的生活習慣の育成は家庭に於いて行うべきである」
    イエ → 個人


◇新人教師の指導 
  臨床心理士 
  スーパーヴィジョン 
  幅広い研修プログラムを


◇読解力を付ける
  大切
   「時間を掛けて」  
  ※ 落ち着いて,時間を掛けて


◇○○検定    
  検定などして貰わなくても


◇教師に勧める本 
  ケストナー『飛ぶ教室』 
  エンデ『モモ』 
  今江祥智『牧歌』
灰谷健次郎『砂場の少年』 
  ピアス『トムは真夜中の庭で』
  ヘルトリング『ヒル・ベルという子がいた』


◇映画を見よう  
 『ニライカナイの手紙』
 『いちご同盟』
 『15歳 学校Ⅳ』
『ほたるの星』
 『トントンギコギコ図工の時間』(ドキュメンタリー)


◇こころを育てる 
  個人主義と利己主義


◇家庭教育    
  イエ 
  倫理教育





☆「生と死の極意」会田雄次 PHP研究所 1995年 ①【再掲載 2014.10】

[出版社の案内]
日本人が歴史上最も自由にその人間性を発揮し、競争し日本を発展させて行っ
た戦国時代を中心に、指導者のあるべき姿を追求。動乱期にあらわれる人間性
の最も根源的な本質、決断、行動、男の心構え。

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◇黒田孝高・蒲生氏郷 
男は戦い抜いて死ぬことが仕事  
  男は時代の消耗品
   - 使い捨ての自覚
 「明哲保身の術」桃山時代 
    黒田・蒲生 
      2人の切れ者がうまくいかなかった

◎ 動乱期には勇者は大事にされるがその人が立派なほど泰平がやってき
   たとき主君は勇者を警戒し,周りの人間も不安がりついには粛正されて
   しまう



◇直江兼続(上杉景勝の家老)  
「女子と小人は養い難し」(論語)
若手のつけ上がりをどうおさえていくか

  つけあがった要求は必ず重要な不条理の側面を持っている
大きな視点から冷静に観察するとつけあがりに伴う不条理がよく見え
   てくる

◎ ゆとりを持つこと



◇細川忠興(世渡り遊泳の名手)
 「安にいて危を忘れず,存にして亡を忘れず,治にいて乱を忘れず」(易経)
  戦死者の下半身が裸に
   - 血が流れてやせ細る
→ もっこ褌(首に吊す)
苦しくてもがいているうちに脱げてしまうから 



◇上杉景勝(謙信の養子)
  演出とパフォーマンスの方法  
  力と恭順の二つの能力
   - 恐怖を与えつつ恭順する   
     風林火山陰雷



◇豊臣秀吉
  秀吉 
   女性の処遇に問題
    - 名門の武将の女臣君に対する憧れが強い

関ヶ原の戦い
     家臣が家康に付いた


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