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「遊行の門」五木寛之 徳間書店 2008年 / 社会科資料 ③-「日本地図のふしぎ発見」 全国地理教育研究会 講談社 1999年 2【再掲載 2015.3】 [読書記録 一般]

今回は、五木寛之さんの
「遊行の門」を紹介します。



出版社の紹介には

「日刊ゲンダイ(10/29付)の[ベストセラー早読み]で『こころ励まされる言葉
が満載』と紹介されています。『一億総うつ時代』を、あなたはどう生きる
 か。人生の節々にある遊行の門。それを見つけ出し、叩いた者が輝ける自分
 自身をつかむ。」
 
とあります。


本日紹介分より強く印象に残った言葉は…

・「古代インド、人生を4つに区分 ①学生期(青春) ②家住期(青春) 
  ③林住期(白秋) ④遊行期(玄冬)」


・「人は生きているだけで価値がある 」


・「一発逆転の可能性のなくなった時代。貧困と格差。何を今更」


・「明日はないと思えばいい。とりあえず『いま』を生きたいように生きる」





もう一つ、再掲載になりますが、日本地理教育学会による
「日本地図の不思議2」を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
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☆「遊行の門」五木寛之 徳間書店 2008年

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◇遊行の門
遊行の門をくぐって、すべての人は還っていく
古代インド  
      学生期 - 家住期 - 林住期 - 遊行期
青春    朱夏    白秋    玄冬


  幼い子どもに還る遊行期
    一遍上人(遊行上人)


  下のお世話を恥じることはない 
  後白河法皇『梁塵秘抄』 
     遊びやせんとや生まれけむ 
     戯れせんとや生まれけん
     遊ぶ子どもの声聞かば 
     わが身さえこそゆるかれる


  見えない大切な物を捜す旅 
    人は助けられて育ち,助けられてこの世を去る
人は遊行の門をくぐって出発し,ふたたび遊行の門をくぐって還る



◇命のねうち
人は格差を背負って生まれてくる  
    人生の苦に耐えて生き続ける意味


この世は楽園ではない 
   「自分にはなにもない」と感じるとき


  人は生きているだけで価値がある
    命は目に見えない努力によって支えられている



◇一億総うつ時代の遊び方
ウツの時代を「遊ぶ」 
    ウツに沈み込まない
酸鼻なニュース 
      コリン・ウィルソン「口笛を吹きながら夜を往け」


  本物のニヒリストだった聖徳太子
    世間虚仮 唯仏是真


  浮きつつ沈みつつ流れていこう  
    今様,和讃,声明-深くリンク


  すすんで時代の色に染まる
歴史の2軸 
      ① 永遠に変わらない支配 
      ② 二度と還らない時代


  花は咲き,そしてしぼむ 
    自分の鼻


  ブッダの遊行期 
    80歳の旅たち 
    マンゴー樹園 
    歩き通した生涯
  

  遊び心で生きる季節
    林住期の終わりに思う 
    遊行期は死と遊ぶとき 



◇この世は地獄か極楽か
家柄という格差 
    ヒーローの血筋 
    庶民ほど貴種名門に憧れる
格差社会はなぜなくならないのか
  

  金持ちになる条件とは 
    盛んなる者は必ず衰える 
国の恐ろしさとは
      … 国の思い通りに …


  今は幸せか


  格差社会が崩壊する日
    ブッディストの眼から見た時代 - すべては必ず終わる


  いじめの時代に生きて 
    子どもは時に残酷なもの
いじめへの免疫力 
      地獄を忘れた時代


  この世は地獄だと思うとき
   - 一発逆転の可能性のなくなった時代
  貧困と格差 ~ 何を今更
       末法の世がやってきた!  今の現実に生きる  



◇ウツの時代の歩き方 
こころ萎える日々 
    気分としてのウツは病気か 
    固い心はホッきり折れる
雪吊り
     ~ しなることが不得手な固い枝に
  

  引きこもり,ニートは「ウツの病気」 
一億総躁状態から総ウツの時代に
      → 無気力な人はウツにはならない

    「ウツの力」の可能性を追求する 
       エコロジーは本来「ウツの思想」

    「ウツの文化」への大転換点
◎ あらゆる文化,思想,システム,社会の仕組みが「総」
        から「悦」へ


  時代は魂と向き合う
人の命が軽い時代
      自殺者の増加と殺人事件の激増は同じ縦の量面

    歪んだ妄想が生む大犯罪  
      サカキバラ事件

    なぜ人を殺してはいけないのか


  疑心暗鬼がうつの本質
    ウツ時代の本質 


明るさと暗さは人生のパートナー 
    サーカスと神隠し 
    光が強ければ闇もこい


  ウツを背負って坂道を歩く



◇今日一日を生きる
きょう一日の命と思う  
    薄氷をふんで生きる
「生きることは薄氷を踏んで冬の川を渡るようなもの」

    「死は前より来たらず」
       気が付いたときにはすでに後ろに迫っている
足音を立てず背後に忍び寄ってきているのが「死」

     ◎ 明日はないと思えばいい とりあえず「いま」を生きたいよう
      に生きる


  死を想え 
   「メモント・モリ」(死を想え) 
      ルネサンス,イタリアの知識人

「わたしたちは生まれたとたんに死に始めている」
マリニウス(ギリシア 哲学者)

「人間死ぬときは死ぬがよい」白隠 「則天去私」


  アンチよりエンジョイ・エイジング
    死が見えてくる季節 
    おもしろい歳の取り方


  年を取ることの面白さ 
    養生という生き方 日々
    「死」を体験しながら
老いてこその発見


  いつか世を去るときがくる
老後の蓄え
      乱世のものの考え方
      今日一日のための養生
絶対に安全な道などない 
    パスカル『パンセ』
      人間は考える葦である - 弱い人間の精一杯のため息


  本物のマイナス思考は人を勇気づける


  どこへどう還るのか
野垂れ死にの思想
      うらやましい死に方 
      葬儀場での昂揚感
人は天寿を知ることはできない 
      トルストイの「遊行」








☆社会科資料 ③-「日本地図のふしぎ発見」 全国地理教育研究会 講談社 1999年 2【再掲載 2015.3】

[出版社の案内] 
お年寄りの世話をすると宝くじがもらえる町、階ごとに郵便番号のちがう
サンシャイン60、全ての子どもが9年間に一度は表彰される町…。日本
の『いま』がわかり、調べ学習に役立つ一冊。

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◇会津のイトヨ
  きれいな水でイトヨは育つ
イトヨ 
    真水 
    6~8㎝ 雄が巣作り子育て
わき水が多い
   → 井戸水 会津盆地は「水の上に浮かぶ」盆地


◇宮崎県の岬馬 
  天然記念物
   - 岬牧場 300年前から馬の放し飼い
宮崎県串間市都井岬 
    日本古来の馬の特徴 - 御崎牧場
 (雄38頭 雌52頭)


 全国に9種類いる日本古来の馬
  ① 道産子(北海道) 
   ② 寒立馬(青森県) 
   ③ 木曽馬(長野県)
   ④ 野間馬(愛媛県)
   ⑤ 対州馬(長崎県) 
   ⑥ トカラ馬(鹿児島県) 
   ⑦ 宮古馬(宮古島) 
   ⑧ 与那国馬


◇東京湾に浮かぶ自然の島・猿島
江戸時代時代に「台場」
    - 昭和に入り「陸海軍基地」

◎ 軍関係者以外入らず自然保持


◇おもしろゴミ袋 
  島根県出雲市 
    分別出し方が絵で説明
長野県岡谷市 
    7カ国語で
秋田県湯沢市 
    目の不自由な人のゴミ袋
佐賀県浜玉町 
    燃えるゴミ - とって
福岡県北野町 
    五つの色でゴミ五種類に


◇焼却炉を陶芸窯に 
  所沢市 
  1997年 
   「大気汚染防止法」 
  ダイオキシン対策


◇動植物を守る国際条約
ワシントン条約(1975) 
  野生動植物(絶滅のおそれのあるもの)
  ラムサール条約(1975)
    湿地を守る 水鳥保護
生物多様性条約(1993)
世界遺産条約(1975)


◇ナショナル・トラスト
開発や都市化による自然破壊を防ぐのが目的


◇照明制限条例
  岡山県小田郡美星町 
    美星天文台(日本最大)                           
人工光の制限のための条例 1986年
  JR山陽新幹線・新倉敷駅から車で五十分 
   「中世夢が原」

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