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「家庭楽習でわが子は変わる」杉渕鐵良 学研 2004年 ③(最終) /「土のいろ」集成 第九巻 84~92号 ③【再掲載 2012.6】 [読書記録 教育]

今回は、3月26日に続いて、杉渕鐵良さんの
「家庭楽習でわが子は変わる」紹介の3回目 最終です。



出版社の紹介には

「著者がはじめた『10マス計算』は、学力の高い子から低い子まで誰にでも
 取り組めます。量が少なく、短時間でできます。システムが確立している
 ので着実に上達し、それが本人にも実感できます。分析力がつくので、す
 べての教科の学習能力が飛躍的に向上します。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「初めての辞書引き ルビ振りのものを」


・「習うより慣れろ」


・「実践忘れ物ゼロ作戦 あたたかく接してにこにこ貸す」


・「100倍細やかな指導を!ふだん子どもに掛けている言葉を見直す」



もう一つ、再掲載になりますが、
浜松の郷土同人誌「土のいろ」の集成第9巻③を載せます。
浜松近辺の歴史・民俗を知るよい資料となります。


昨日は勤務校の離任式、送別会がありました。
離任式は放送、送別会は式のみでしたが、
心のこもった会でした。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。






☆「家庭楽習でわが子は変わる」杉渕鐵良 学研 2004年 ③(最終)

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<国語学習法>
◇「速攻」辞書引き

 初めての辞書引き  
   ルビ振りのもの
  最初はページ限定
      → できるようになったら限定を外す
  最初は「あ」
  

 辞書との出会い 
「習うより慣れろ」
「言葉探しゲーム」
      ページを言う 
      30秒以内に探す  
アウト
       - 罰ゲーム(くすぐりなど)
      1回につき5問以内


 2回目の辞書引き   
「○ページにあります。第一問『合う』」
「第2問『アウト』」(ジェスチャーでも)
「第3問も色の問題です。空の色は?」


 学習のリンク 
見つけたら「はい」 → 立たせる(声ナシで)
① 返事   「はい」
② 立つ    素早く音を立てずに
③ 音読


 出題形式のヒント
① クイズ形式  
       例 「虫を捕まえるとき」
② ジェスチャー



◇とってもいいカンジ(漢字)

 漢字カルタと部首カルタ

 読む読むカード
  - 新出漢字の読み・部首など

 読み方いろいろ
  似た漢字
 優先順位 筆順 ストップで

 意味調べ

 関連した字を教える

 画数クイズ

 部首クイズ

 予想する力を付ける

 グループ漢字

 同音異義語



◇気付いたら作文上手「俳優読み」

 10回

  <忘れ物>
赤鉛筆を50本準備
忘れ物に備えて準備-教師
グッズ
鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、ノート、絵の具
→ 子どもは愛されている感覚



◇鐵人の生活道場
自分から挨拶

実践忘れ物ゼロ作戦
→ あたたかく接する
にこにこ貸す
忘れ物対策グッズ
鉛筆、赤鉛筆、消しゴム、ノート、絵の具、教科書

 生活時間の切り替え 

お-しつけ
靴揃え
    ~ みんなの靴を揃える
片付け 
    ~ レストランで
  
 進んで掃除 
クレンザー1つ(自分だけ)



◇100倍細やか
 普段子どもに掛けている言葉を見直す 






☆「土のいろ」集成 第九巻 84~92号 ③【再掲載 2012.6】

◇復刊第3号 通刊86号 昭和31年2月
   西遠地方における百姓一揆 高田岩男
     弘化3年打ちこわし
  

   蜆塚貝塚の発掘経過略報  鈴木謹一  
   明治22.7 若林勝邦発見報告
   その後  土屋氏・榊原氏  
          東大・坪井正五郎・足立文太郎
          京大・浜田耕作・清野謙次

          後藤守一(明大)総指揮 
     土屋主税    山本紀太
   吉良家の隣屋敷  
       旗本・土屋主税 森町西脇に陣屋 
        - 土屋家は190年間地頭


  「浜松郷土読本」の思い出  渥美実
   「のびゆく浜松」の先駆
   「浜松郷土読本」昭和7年2月~昭和13年
   姫路市の郷土読本を模範とした
   徳増愛治教育会長
   二橋三郎追分小校長 ← 蘆田恵之助の指導


   片々草 五社のことども  三浦巌
   五社神社
       文明2(1470)年以前に浜松城内に
明徳2年(1391)松尾信濃守が築いた言い伝え
熊野系統 → 春日系 天正7年頃
◎ 秀忠の生母・西郷の局 
         小笠郡西郷村五社神社を産土神として城内に勧請
           → 徳川家の守護神


   遠江に於ける法然上人の足跡と伝説  高見弁淳 
   桜ケ池のお櫃納め
       法然上人の師・皇円阿闍梨の化身
   治承元(1177)年 弟子3人と下向
天岳院 応声教院と改称

帰路 芳川(現浜松市) 
           弟子の西伝の生家に宿
            → 西伝を留め置く
使い古しの杖を形見として中庭に
真柏(まかしわ) = 西伝寺
   西伝寺西側に法然塚
  

   新橋虚空蔵の達磨市
  

   北浜村の伝説と行事 大村二郎 


   郷土資料「のびゆく浜松」 
     浜松市中沢町北小学校地内
       浜松市学校生活共同組合(P149)    
  

 ◎土のいろ同人 
    飯尾哲爾(農業),
    吉沢純道(法林寺住職),
    近藤用一(板屋町宝林堂)
  渥美実(県居小),
    中道朔爾(天龍中),
    三浦厳(中部中)
    鈴木実(高校),
    鈴木謹一,渥美静一(市役所),
    大村二郎(北浜村幼稚園)  

 
  ◎会員名簿  
    小池誠(浅田町 浜松工業高校),
    松井正男(中部中),
    伊藤謙三(中部中)
 牧田太計夫(上池川町),
    平野和男(教員),宮本七郎(北部中学校)
 小池誠二(浅田町 銀行員)

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「半藤一利 語りつくした戦争と平和」保阪正康監修 東京新聞 2021年 ② /「授業」斎藤喜博 国土社 1990年 【再掲載 2012.11】 [読書記録 一般]

今回は、3月24日に続いて保阪正康さん監修による
「半藤一利 語りつくした戦争と平和」紹介の2回目です。




出版社の紹介には

「日本近現代史の語り部が論客たちと紡いだ平和への願い。『歴史探偵』とし
 て日本の近現代史を究め、多くの著作を発表、2021年1月12日に亡くなっ
 た作家・半藤一利さん。その探求心をつき動かしたのは『戦争のない、平
 和な世の中を続ける』こと。新聞紙上で残した対談も、『戦争』『憲法』『天
 皇』など過去を知り、検証し、未来につなげるための道標となるものばか
 りだ。これら珠玉の対談を埋もれさせまいと、盟友・保阪正康氏を監修に
 迎え、保阪氏はもちろん、作家・田口ランディ氏、日本近現代史が専門の
 古川隆久氏、半藤氏の親友で国文学者の中西進氏を相手にした、計7本の
 対談を1冊にまとめた。折に触れて新聞に寄せた見識やエッセイストで半
 藤氏の妻・半藤末利子氏の寄稿も収録。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「東条英機の戦争直前の手記には『敵の脅威に怯え簡単に手を挙げるがごと
き国政及び国民の無気魄なり』と国民への批判がある。彼には国民の生命
財産を守る意識がまるでない」


・「日本の言論界は裁かれずに終わった」


・「日清日露戦争で出した(天皇)開戦の詔には『国際法を守って戦う』趣旨が
  書いてあるが、太平洋戦争では東条元首相が削ったとされている。戦勝国
  による裁判は、一面では戦後日本が混乱なく再出発できるという意味をも
  つ礎でした(半藤一利)」


・「戦勝国に『あなたたちは東京裁判で裁いた責任がある』といえるし、言わ
ねばならないということ。侵略戦争や残虐行為が起きたとき『日本を裁い
た論理をあなたがたは崩しているじゃないか。何やっているんだ』と言え
  る。しかし、平和を語る責任を日本は自覚していない」



もう一つ、再掲載になりますが、斎藤喜博さんの
「授業」を載せます。


今日は勤務校の離任式です。
わたしも次の学校に異動となります。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
2.jpg





<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。








☆「半藤一利 語りつくした戦争と平和」保阪正康監修 東京新聞 2021年 ②

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◇盟友対決 半藤一利with保阪正康(1)

□リーダーはくたびれた老人
保坂
  「城山三郎さんの小説『落日燃ゆ』は彼を美化しすぎていると感じます」

 
□何人死なせれば
東条英機 
   戦争直前の手記
「敵の脅威に怯え簡単に手を挙げるがごとき国政及び国民の無気魄な
    り」と国民まで批判
    
   ▲ 国民の生命財産を守る意識がまるでない
  
   ※ 裁判で不利な証拠になってはイカンと終戦時に国や軍の資料をバン
    バン燃やしてしまった 

 
□残虐行為を問う     
 ▲ 日本の言論界は裁かれずに終わった

   東条英機の頭をたたいた大川周明、徳富蘇峰

 
□周到な天皇免責
  マッカーサー 
大統領選出馬を視野に入れていた
      - 天皇の保全

  米国は天皇を外すためにものすごく苦労したと思う
側近の木戸幸一元内大臣を何度も呼び天皇が平和を愛し「ノー」と
    いえなかったことを語らせている

  東条英機が口を滑らせた
   → 修正をキーナン検事が了承

  ◎ 統帥部の幹部は絞首刑を免れている
     → 統帥権は天皇の専権で戦争責任に直結するから
       からくり

 
□国民も被害者に   
日清日露戦争で出した(天皇)開戦の詔には「国際法を守って戦う」趣旨
  が書いてあるが、太平洋戦争では東条元首相が削ったとされている。戦勝
  国による裁判は、一面では戦後日本が混乱なく再出発できるという意味を
  もっていた礎でした(半藤一利)

 
□昭和史から教訓
意義 20世紀の文明理念を取り入れた                         
「平和に対する罪」「人道に対する罪」 

◎ わたしたちはすごい権利と義務を得た

◎ 戦勝国に「あなたたちは東京裁判で裁いた責任がある」といえるし、
    言わねばならないということ。侵略戦争や残虐行為が起きたとき「日
    本を裁いた論理をあなたがたは崩しているじゃないか。何やっている
    んだ』と言える。しかし、平和を語る責任を日本は自覚していない

◎ 「中国や北朝鮮が攻めてきたら…」などという政治家がいるが、戦
    争は責任の失敗でしょう?
     失敗を前提に政治をやるのは不謹慎だと思う。その前にやるべきこ
    とがある。国際刑事裁判所が設置されて戦争犯罪を裁く常設機関がで
    き、日本も加盟したが、米国、中国、ロシアは加盟していない

 
□力の卓嗣
  半藤さんは洒脱なリアリスト

   通底していたのは「世の中には絶対はない」                      「絶対勝つ」「絶対国防」などの決然とした勇ましい言葉の業







☆「授業」斎藤喜博 国土社 1990年 【再掲載 2012.11】

[出版社の案内]
10の力を持つ子どもを15にも20にも伸ばすという人間変革の業は授業にお
いてのみ可能である。具体的な実践を提示して授業の本業に迫る。
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◇「授業で子どもを変革する」とはどういうことか 横須賀薫
  その人と仕事
    1911(M44)~1981(S56) 群馬師範卒
  1952(S27)
      41歳で島村小学校(島村→境町→伊勢崎市)
  1955~1962 8回の公開研究会

  授業は「コミュニケーションを組織する」ことである

  教材解釈の難しさ そして楽しさ



◇授業による子どもの変革
 授業の中で子どもはどのように変革されているか



◇授業での創造と発見
  1 授業を支える強靭な精神      

  2 授業は試合である 

  3 集団の生み出すもの        

  4 事実を追究する授業

 5 授業と教師の人生経験



◇授業での否定と発展
 1 否定を通して学習が発展する

 2 否定されることを恐れない教師と子ども



◇授業の中でのコミュニケーションの拡大
 1 授業はコミュニケーションの組織である
  ハイハイ授業 ××ちゃん式間違い

 2 授業の組織者・流出者である教師



◇格調の高い授業
 1 一つのことに集中して  
      ◎ 一日一時間だけ,自分の得意な教科・教材で!
 ◎ 一つのことで本質的な力が付けば他のことも当然できるよう
       になる
    「ひびきあい高め合う優れた組織体こそが,その組織体で,
         また,その中にいる一人一人を十全に眩しいばかりに開花
         させる」
合唱曲「一つのこと」作詞:斎藤喜博 作曲:丸山亜季
 
  2 授業者の力量 



◇教材の解釈
  1 教師の教材解釈 3つの型
  3つの型
       ① 一般的解釈
       ② 専門的解釈
           授業の上で
       ③ 専門的解釈
           それぞれの分野での専門的解釈 

  2 子どもの解釈を生かす工夫
  ◎ 教師が強く引っ張るのも
          ~ 教師の解釈・思い



◇芸術的要素をもった展開
  1 わたしの考える芸術教育  
      学校教育の柱 
        ① 授業 
        ② 行事
        ③ 芸術教育 

  2 芸術教育の解釈         

  3 子どもの驚きと感動を大切に

 4 芸術教育の中の集団と個     

  5 豊かなイメージと感覚を定着させる

 6 普通の授業にも芸術的要素がなければならない

  7 行事こそ教育と芸術の結ばれたもの



◇授業や芸術教育から生まれる子ども
 1 結晶としての美しさ       

  2 個としての魅力



◇学校でしかできないもの
 1 伝統と集団の力
  核
       - 授業の中で文化遺産である教材と取り組む事による

 2 規律 - 従うことの喜び
   「学校教育では,規律に従うことで自分たちの生活が豊かになるこ
      とを知らせていかなければならない」
      = 集団の規律

 3 授業が培うもの

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