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「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑤ /「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③【再掲載 2012.7】 [読書記録 教育]

今回は、4月20日に続いて、親野智可等さんの
「プロ親になる」紹介の5回目です。



出版社の紹介には

「子供を伸ばす親の総合力を『親力』と呼んでいます。例えば、子供を愛し、
 受け入れ、褒めて、伸ばしてやる力です。または、子供によい環境を作って
 やったり、楽勉をプロデュースしたりする力です。この本では、皆さんの親
 力をさらにパワーアップさせるための発想、アイディア、テクニックなどを
 紹介しています。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「算数の教科書は復習のいい問題集になる」


・「なぞなぞは言語連想能力を高める知的な遊びである」


・「皆自分のペースで成長している」
「必要なのは叱ることではなく手助けすること」


・「人間が自分を愛せるかどうかということは、まず親に十分愛されたかどう
かで決まってくる。満たされている子どもは愛情を分け合う」





もう一つ、再掲載になりますが、宮本常一さんの
「旅の民俗学」③を載せます。





<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。




☆「プロ親になる」親野智可等 宝島社 2005年 ⑤

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◇「楽勉」のすすめ(2)

□親力68 
  他の出版社の教科書を読ませることの効果
「おもしろい読み物」として教科書を読む
人気は理科
       - 新鮮な驚きがおさらいにぴったり


□親力69 
  他の出版社の算数の教科書はいい問題集になる
よくできた問題集としての教科書
復習の問題集
    前の学年の教科書で定着を深める   


□親力70 
  あやとりには抜群の教育的効果がある
 1 達成感
2 努力の大切さを知り集中力
3 手先が器用に
4 二人あやとりで人間関係
5 あやとり
6 必ず上達

  
□親力71 
  なぞなぞは言語連想能力を高める知的な遊びである
    言語連想能力と場面連想能力   
なぞなぞを楽しむことの効果
勉強にも役立つなぞなぞ
連想ゲーム しりとり遊び



◇子育てを楽しむために(1)

□親力72 
  熟した果実は自然に落ちる
    自分なりのやり方で
そのときがくるのを待つ
 ◎ 皆自分のペースで成長している
自然な欲求が満たされなかった子ども
「抱き癖」と「サイレントベビー」
  泣いたり笑ったりしてコミュニケーションを図ろうとする
    熟した果実だけが自然に落ちる

  
□親力73 
  どの子もみんな、伸びたいと思っている 
忘れ物の多い男の子
 ◎ 必要なのは叱ることではなく手助けすること


□親力74 
  しつけより愛情
満たされない思いのはけ口 
    愛情不足

  
□親力75 
  子どもは大人の公平さをいつも吟味している
無意識の「ひいき」
「公平な態度」では公平とは言えない
自分を愛せなくなる子ども
「人間が自分を愛せるかどうかということは、まず親に十分愛さ
       れたかどうかで決まってくる」

◎ 自分が必要な存在で大切な存在だと感じさせてくれるのは親
       以外にない

◎ 自己愛あってこその他者への愛
  満たされている子どもは愛情を分け合う







☆「旅の民俗学」宮本常一 河出書房新社 2006年 ③【再掲載 2012.7】

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◇旅と伝説に魅せられて 松谷みよ子(1921~ 作家)
 秋田の山村に行き続ける伝承  
    岩の上で稲植える姫君


◇松永伍一(1930~詩人)
 史実と違う菅原道真像  
    祟り神として
     ~ 学問の神(江戸時代)

  平家落人伝説の謎

  「北里軍記」の御先祖捜し 
     ◎ 伝説の中にどのくらい事実が潜んでいるか?
  中世以降は事実に近い

  作られたヒーロー 佐倉宗五郎

  秀吉を矮小化する民衆の知恵


◇高野聖と平家部落  杉本苑子(1925~作家)
 平家部落は幻集団 
    全国に100~300の平家部落

  落人伝説の由来は?
    真宗地帯に平家部落はなし

  戦死者を弔い歩く僧

  祟りを平家に託す 

  「源氏部落」のない理由

  山奥に田を開く習俗


◇道の文化史 中西睦(1929~交通学者)
  上りと下りの交通体系 
    南部牛が描く広域流通

  荘園経済で問屋が誕生   

  損得のない民衆の社会   
    草戸千軒遺跡 
      ◎「日本くらい民衆の中で平等が発達した国はなかった」


◇新志摩風土記
 鳥羽の日和山
    日和見山

  青峰山の海難絵馬
    はしりがねの島


◇漁村と港町  
 海と山 
   「山あて」-山岳信仰
  泊
      - 遠浅 港 
      ~ 古い時代の日本の船は平底
 津 
      - 水深の深い港
      - 沖にとめた船
  
  末子相続・家船・女の地位
    一本釣りと末子相続
  
  漁業と商業 
    漁民の生活感覚と行動力
    泉佐野 
       - 機屋に失敗すると打瀬あみの漁師に
   ◎ 商業と漁業の関係は紙一重

  漁民と土地

  漁民の移動 
    西日本から東日本へ 大阪湾から西へ
◎ 鎖国がなければもう少し自由奔放だった


◇海と日本人 山崎朋子(1932~)
 鎖国以前
    鎖国の後遺症 
      以前は気軽に南の島々に
◎ 海は危険だなんて尻込みしている日本人はいなかった

  赤いコメと海の道
コメ オリザ=サティバ=ジャポニカ
オリザ=サティバ=インディカ 赤くて長いコメ

  海流の役割

  島国根性とは何か


◇貴重な観光資源を保護する態度  荒垣秀雄(1902~1989)
 憂うべき現状   
    新緑と紅葉の消失  
    花の名所・吉野の謎

  地元の人の地元知らず
    画一化   
    自然美を再創造せよ


◇宮本常一
 1907年生 1981年没
 天王寺師範学校卒業
 小学校教諭
    → アチック・ミューゼアム
   → 武蔵野美術大学教授,日本常民文化研究所理事  
      日本観光文化研究所

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