鷲田小彌太さんはこんなことを 39-「論理力をつける」鷲田小彌太 日本経済新聞社 1997年 / 読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑧ -遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 5【再掲載 2014.6】 [読書記録 一般]
今回は、5月5日に続いてわたしの読書ノートから、
「鷲田小彌太さんはこんなことを」39回目、
「論理力をつける」を紹介します。
出版社の案内には
「大競争時代を生き抜く『ビジネスマン創造力開発実践講座』。決断や行動を
左右するカギ!ものの見方・考え方を鍛える本。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「世間(場所と人々)が違えば論理の正しさも異なる」
・「アメリカ的合理主義の根拠は個人主義と功利主義」
・「大衆社会(日本)は数で決まる社会であり論理ではない」
・「学問とは先例の研究であり、御都合主義によって先例を引く」
・「論理力をつけるとは、ゴールををはっきり立て、そこに至る様々なコース
をたどる試みをすることである」
もう一つ、再掲載になりますが、
「遠藤周作さんはこんなことを」⑧を載せます。
年齢を重ねることの功徳として、
「たいていのことを許せるようになること」
「価値を区別できるようになること」
があげられています。
自分もぜひそうありたいと願います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを 39-「論理力をつける」鷲田小彌太 日本経済新聞社 1997年
◇論理的な人は嫌われる
バカを振る舞う
松坂慶子,北の湖
だれがどこで言うかで「論理」が通ったり通らなかったりする
世間(場所と人々)が違えば論理の「正しさ」も異なる
学校で嫌われる子
正しく論をはる子
= 教科上の知識や論の正しさをもとに論をはる子
◇論理の力と習慣の力
法治主義
- 判例主義
法 = 論理 = 言葉
しかし,判例なきものは裁くことができない
判例 = 習慣
アメリカ的合理主義
合理主義の根拠
個人主義 + 功利主義
必然性の論理
イギリス経験論
習慣とは反復
→ そこに必然性が
校則
- 習慣(新と旧)の衝突
◇アベレージ(なあなあ)思考とマイナス(叱り)思考
「正しさ」は中間にある
中間の論理と行動が勝利
大衆の言説
大衆社会(日本)は数で決まる社会
- 論理ではない
教育の言説
日本の学校教育は「アベレージ教育」+「科学教育推進」
= ネガティブ教育 「禁止」教育 (例)漢字制限
論理的でない方が生きやすい社会
◇願望の論理
ユートピア
直線・最短で
純粋論理プラン
功利主義
「現実」から出発
決して直線はとらない
功利主義
= エコノミーの論理
SF
科学と虚構
「極限状態」を想定して組み立てられた物語
◇過去の解釈の論理
先例に学ぶ
学問 = 「先例」の研究
先例主義と都合主義
御都合主義によって先例を引く
「現在」の発見
◇現在の分析と未来の予測の論理
投機主義
予測と判例
シミュレーション
機会主義
修正主義
待機主義
◇まとめ
論理力をつける
- ゴールををはっきり立て,そこに至る様々なコースをたどる試み
をすること
= 現在と未来の予測・決断力
※ 以下省略
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」 ⑧ -「遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 5【再掲載 2014.6】
◇人生の廃物利用のコツ
□病気を利用し何かトクすることはできないか
人生の廃物利用のコツ
アラン
「人間は怒ることによって手をあげるというよりは,手をあげること
によって怒りが倍加する」
◎ 動作が人間の感情を引き起こす
→ まず笑ってみる
病気
生活上のマイナスがプラスと置き換えられる
利用して何かとトクをすることはないかと考える
病気や不幸をユーモアにしてしまうやり方を考える
□苦しみを分かち合うということ
医療者側の温かさは多くの患者にとって薬や手術と同じくらいの大事な
治療方法である
病院
① 人間が社会的な飾りを棄ててむき出しに戦う場所
② 日常生活では考えられなかった人生や死の不安のことを考える場所
医学は科学であり人間学である
- 愛が基調
□老いるときには老いるがよし
老いの利点
= 若いころには潜在して顕れなかった感覚が動き始める
老いる
= 人間の寂しさを噛みしめることができる
長寿
= 醜く 辛く 孤独で 悲しい面も
◎ 日本人は老人を「いたわる」だけで活用しようとしない
老年
ある種の触覚・感覚だけは研ぎ澄まされていく
次なる世界への媒介感覚
□年をとったことの功徳
老人から身辺雑事のすべてを取り除いてやると
- もう考えることは迫り来る死への恐怖や寂しさだけである
~ 何とも言えぬ寂寞感・孤独感
老齢とは共にこの世を過ごしてきた友や配偶者を今日一人明日一人と
失っていること
自分だけが取り残されポツンと孤独になること
功徳
① たいていのことを許せるようになる
② 価値を区別できる
□死は公平である
死は公平だ。どんな人にもやってくるから公平だ。死は不意にやってくる。
一遍
「死ぬときは死ぬがよろしい」
□イエスの心に重ね合わせて
デスマスク
~ 日本の能面
- 神秘な静謐さ
「鷲田小彌太さんはこんなことを」39回目、
「論理力をつける」を紹介します。
出版社の案内には
「大競争時代を生き抜く『ビジネスマン創造力開発実践講座』。決断や行動を
左右するカギ!ものの見方・考え方を鍛える本。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「世間(場所と人々)が違えば論理の正しさも異なる」
・「アメリカ的合理主義の根拠は個人主義と功利主義」
・「大衆社会(日本)は数で決まる社会であり論理ではない」
・「学問とは先例の研究であり、御都合主義によって先例を引く」
・「論理力をつけるとは、ゴールををはっきり立て、そこに至る様々なコース
をたどる試みをすることである」
もう一つ、再掲載になりますが、
「遠藤周作さんはこんなことを」⑧を載せます。
年齢を重ねることの功徳として、
「たいていのことを許せるようになること」
「価値を区別できるようになること」
があげられています。
自分もぜひそうありたいと願います。
<浜松のオリーブ園>
浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト
〈ふじのくに魅力ある個店〉
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>
ものづくりのまちとも言われる浜松。
山田卓司さんのすばらしい作品を
ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。
☆鷲田小彌太さんはこんなことを 39-「論理力をつける」鷲田小彌太 日本経済新聞社 1997年
◇論理的な人は嫌われる
バカを振る舞う
松坂慶子,北の湖
だれがどこで言うかで「論理」が通ったり通らなかったりする
世間(場所と人々)が違えば論理の「正しさ」も異なる
学校で嫌われる子
正しく論をはる子
= 教科上の知識や論の正しさをもとに論をはる子
◇論理の力と習慣の力
法治主義
- 判例主義
法 = 論理 = 言葉
しかし,判例なきものは裁くことができない
判例 = 習慣
アメリカ的合理主義
合理主義の根拠
個人主義 + 功利主義
必然性の論理
イギリス経験論
習慣とは反復
→ そこに必然性が
校則
- 習慣(新と旧)の衝突
◇アベレージ(なあなあ)思考とマイナス(叱り)思考
「正しさ」は中間にある
中間の論理と行動が勝利
大衆の言説
大衆社会(日本)は数で決まる社会
- 論理ではない
教育の言説
日本の学校教育は「アベレージ教育」+「科学教育推進」
= ネガティブ教育 「禁止」教育 (例)漢字制限
論理的でない方が生きやすい社会
◇願望の論理
ユートピア
直線・最短で
純粋論理プラン
功利主義
「現実」から出発
決して直線はとらない
功利主義
= エコノミーの論理
SF
科学と虚構
「極限状態」を想定して組み立てられた物語
◇過去の解釈の論理
先例に学ぶ
学問 = 「先例」の研究
先例主義と都合主義
御都合主義によって先例を引く
「現在」の発見
◇現在の分析と未来の予測の論理
投機主義
予測と判例
シミュレーション
機会主義
修正主義
待機主義
◇まとめ
論理力をつける
- ゴールををはっきり立て,そこに至る様々なコースをたどる試み
をすること
= 現在と未来の予測・決断力
※ 以下省略
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」 ⑧ -「遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 5【再掲載 2014.6】
◇人生の廃物利用のコツ
□病気を利用し何かトクすることはできないか
人生の廃物利用のコツ
アラン
「人間は怒ることによって手をあげるというよりは,手をあげること
によって怒りが倍加する」
◎ 動作が人間の感情を引き起こす
→ まず笑ってみる
病気
生活上のマイナスがプラスと置き換えられる
利用して何かとトクをすることはないかと考える
病気や不幸をユーモアにしてしまうやり方を考える
□苦しみを分かち合うということ
医療者側の温かさは多くの患者にとって薬や手術と同じくらいの大事な
治療方法である
病院
① 人間が社会的な飾りを棄ててむき出しに戦う場所
② 日常生活では考えられなかった人生や死の不安のことを考える場所
医学は科学であり人間学である
- 愛が基調
□老いるときには老いるがよし
老いの利点
= 若いころには潜在して顕れなかった感覚が動き始める
老いる
= 人間の寂しさを噛みしめることができる
長寿
= 醜く 辛く 孤独で 悲しい面も
◎ 日本人は老人を「いたわる」だけで活用しようとしない
老年
ある種の触覚・感覚だけは研ぎ澄まされていく
次なる世界への媒介感覚
□年をとったことの功徳
老人から身辺雑事のすべてを取り除いてやると
- もう考えることは迫り来る死への恐怖や寂しさだけである
~ 何とも言えぬ寂寞感・孤独感
老齢とは共にこの世を過ごしてきた友や配偶者を今日一人明日一人と
失っていること
自分だけが取り残されポツンと孤独になること
功徳
① たいていのことを許せるようになる
② 価値を区別できる
□死は公平である
死は公平だ。どんな人にもやってくるから公平だ。死は不意にやってくる。
一遍
「死ぬときは死ぬがよろしい」
□イエスの心に重ね合わせて
デスマスク
~ 日本の能面
- 神秘な静謐さ