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「思えばいとしや出たとこ勝負」小沢昭一 東京新聞 2011年 ③(最終) /「なぜ学校に行かせるのか」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ②(後半)【再掲載 2014.4】 [読書記録 一般]

今回は、5月28日に続いて、小沢昭一さんの
「思えばいとしや出たとこ勝負」の紹介3回目 最終です。




出版社の紹介には


「まあ、飽きっぽいというか信念がないというか、 目標達成なんていうと負担
が重くて、 一言で言えば「出たとこ勝負」の人生だったと思うんです―芸能
生活ははや50年を越え、 舞台、映画、ラジオ、テレビなど、各方面で活躍
中の小沢昭一の自伝。 家族のこと、友人のこと、共演者のこと、そして残
してきた作品のこと…… いつもの聴きなれた、あの軽妙な語り口でその来
し方を綴りました。 また、随所にでてくる昭和の風俗は、どれも郷愁を感
じさせるものばかり。 さあ、肩の力を抜いて、小沢劇場をゆっくりお楽しみ
ください。」

 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「昭和24年11月1日俳優座養成所入所 
その際の母の言葉『やめなよ河原乞食は』」


・「劇団の離合集散にうんざり」


・「浅草コメディアン 
   渥美清 佐山俊二 長門勇 関敬六 谷幹一 ビートたけし」


・「ほどほどの貧乏、ほどほどの豊かさがちょうどいい」




もう一つ、再掲載になりますが、寺脇研さんの
「なぜ学校に行かせるのか」②を載せます。



<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。







☆「思えばいとしや出たとこ勝負」小沢昭一 東京新聞 2011年 ③(最終)

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◇戦争 反省 再出立
  望郷の海軍予科生活

   23年3月 海軍兵学校予科へ 
        16歳 長崎県針尾島の兵学校へ
入港早々ホームシック 
          → 脱走計画も
     防府で敗戦 
          殆ど座学  英語-集中的に学習

   焼け跡の灯火に涙  
     ゲートルなし 
     電気がついた 
     落語研究

   母の情けがお焦げ飯

   先生慰労の演芸会

   長生きする「ずれ」仲間
     なだいなだが同級生



◇河原乞食の世界に
   進駐軍と決死の闘い

   慰問芝居
     悲劇が喜劇に

   早稲田 
    「ともだち座」
     → 分裂した「学生劇場」に加藤武、大西信行と入る

   わすられようか落語
  早稲田に「芸能文化研究会」
  寄席研究家・正岡容先生の門下に
 
   今村昌平さんのこと
  「学生劇場」脱退  
     → 「オスカー」結成  加藤武 大西信行 北村和男
 
   ショック
     堀阿佐子の自死



◇俳優座 そして役者の道へ
   おやじとアラ煮と東条さん
  昭和24年
       10月31日父の葬式 
       11月1日俳優座養成所入所  母「やめなよ河原乞食は」
 
   俳優稼業へ第一歩
  アルバイト中心 早稲田養成所
  あこがれの千田是也先生から学ぶ
 
   畏友・早野寿郎のこと
  浦和高校 → 東大 
     中退して養成所へ  昭和58年に亡くなる
 
   稼ぎに忙しくて

   劇団新人会を結成
  昭和28年 「劇団新人会」
  昭和35年 「劇団俳優小劇場」

   劇団の離合集散にうんざり
  千田是也が面倒を見てくれず窮す → のち協力
  「総会」「自己批判」で対立 → 離合集散

 藤田伝、山口崇らと抜けた



◇舞台 映画 ストリップ
   映画デビューは「広場の孤独」

  「それ正解」の川島監督
  日活 川島雄三 今村昌平(小津組フォース)
  川島は何をやっても「正解です」

   キャラはエロ事師
  「SP」3本立てのスモプレピクチャー3本目
 
   井上ひさし作「浅草キヨシ伝」
  浅草コメディアン 
       渥美清 佐山俊二 長門勇 関敬六 谷幹一 ビートたけし
     昭和52年「キヨシ伝」

   ストリッパー群像
     一条さゆりと桐かおる



◇舞台に新境地を求めて
   歌いまくりの日々

   寄席と芝居 「武道館コンサート」

   昭和48年
     44歳の時にTBSラジオ「小沢昭一的こころ」

   昭和49年
     「花の御三家大激突1974ノーリターンコンサート」
野坂昭如 永六輔と
 
   芸能座は正統の破壊
  昭和50年 46歳 「芸能座」

   熱気と興奮の芸能座終演

   座員は一人「しゃぼん玉座」
 ↓
 「小沢昭一歌のステージ 唄って語ってぼくのハーモニカ」
  平成13~20年 144ステージ



◇今こそ鋳掛けや時代を
   いやしの俳句同人

   俳句は焼き鳥のタレ 
    「東京やなぎ句会」

   母トシ逝く
     平成13年1月21日 96歳
 
   世の中「貧主主義」がいい
  国本武春
       「世の中貧乏じゃないと浪花節はだめなんですよ」
  ◎ ほどほどの貧乏、ほどほどの豊かさがちょうどいい
     ◎ 今あえて貧 

   少年時代は黄金時代
     昭和45年~平成15年 「ドキュメント日本の諸演芸」



◇人生は短し されど…









☆「なぜ学校に行かせるのか」寺脇研 日本経済新聞社 1997年 ②(後半)【再掲載 2014.4】

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◇学校序列 
   どんな職業があるかどんな役割を果たしているかどんなやりがいがある
  か,その職業に就くにはどんな資格や勉強が必要か
→ ◎ 情報を的確に伝え将来の進路を選ぶ手助けをしてもらいたい
      (例)
        「医者がだめならこんな職業もあるよ」


◇飛び級   
  入学年齢の柔軟化
   → 入試制度改革


◇中高一貫  
  学校を一体化せず別の中学と高校が連携をとって実質的に一貫教育を
(一緒の学校だと大学入試に足を引っ張られる)


◇自信と責任 
  「明日を信じて」文部省 副教材
自分が自信と責任を持って仕事をすることの大切さを教えるのが、
    まず第一の進路指導
→ ◎ すべての職業が社会には必要


◇人権教育  
   体罰でしか対応できないほど状況が追いつめられている場合は即警察の
  出番
   = 事前にコンセンサスが必要

  体罰
   … 懲戒の内容が身体的性質のもの
       正座・直立は長時間に渡る場合


◇学校責任の肥大化
  週五日制
    ① ゆとりある生活
    ② 自分自身興味ある活動を伸び伸びと
    → 子供同士が面倒を見合っても良い

  ◎ 今こそ家庭・地域・子供自身の責任を明確に
     ~ 学校責任スリム化


◇どこまで学校責任
  親の判断 茶髪 
    ~ 学校に来る場合のみ禁止でも 
       = 家庭の責任


◇訴訟を恐れるな
  先生はすぐに頭を下げた方がよい
    - 責任は教育行政

 文部省
   「子供が学校で荒れているとしたら大人全体に責任がある」


◇子供は大人扱いしてもいけない
  子どもと大人は対等のパートナー
大人7:子供3


◇大人の責任 
  大人全体の責任
   すべての子供に大人の思いを分かってもらうためにも,真面目な対応
   をしていかなくてはならない
= 「いざとなったら徹夜までして何とかしてくれる」


◇心の教育  
  「金さえあればいい」という考えを持つ大人を一掃したいため


◇当たり前のこと
  縦割り行政の必要性
   = 責任の所在

 今こそ家庭教育と地域の教育力の再生を
   「子供と話そう」
→ ◎ 企業「子供と話そうデー」

  ◎ 学校はどんなに馬鹿にされても
  「友達と仲良くしよう」と言い続けよう
  「平和を守ろう」といい続けよう

  ◎ 馬鹿にされても結構
「大人よ自信を持とう」



◇「カツオここに座りなさい」
   家庭教育 = 「子供と話そう」
   「家族で活動しよう」


◇弱者いじめは絶対許されない
   根本的に大人が悪い
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