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「大人のための修学旅行 奈良の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ⑤ /「書くための聞く技術」小田豊二 サンマーク出版 2003年 ①【再掲載 2013.2】 [読書記録 一般]

今回は、5月19日に続いて武光誠さんの
「大人のための修学旅行 奈良の歴史」の紹介 5回目です。




出版社の紹介には

「学生時代に奈良を訪れたが、日本史の流れをしっかりふまえて旅することが
 できたら……大和朝廷から天平文化まで、この国の成り立ちが名所旧跡を通
 して理解できる『読む修学旅行』の本。」
 
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「法隆寺 五重塔の驚異の建築技術と錆びない釘(墨染め法)」


・「止利派 - 細長い目で笑った表情左右対称の神秘的な顔立ち
止利派は大化の改新で蘇我本家が滅んだ時解散したのだろう」


・「宝蔵殿の玉虫厨子は4542匹のタマムシを使った希有な技法」


・「法起寺は山背大兄王が住んでいた岡本宮を尼寺にした」



もう一つ、再掲載になりますが、小田豊二さんの
「書くための聞く技術」①を載せます。




<浜松のオリーブ園>

浜松にもオリーブ園ができました。
和Olieve 園のサイト





ふじのくに魅力ある個店
静岡県には、個性ある魅力ある個店がいくつもあります。
休みの日に、ここにあるお店を訪ねることを楽しみにしています。
機会があれば、ぜひお訪ねください。
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<浜松の新名所 浜松ジオラマファクトリー!>

  ものづくりのまちとも言われる浜松。
 山田卓司さんのすばらしい作品を 
 ザザシティ西館の浜松ジオラマファクトリーで味わえます。
 お近くにお寄りの時は ぜひ お訪ねください。





☆「大人のための修学旅行 奈良の歴史」武光誠 河出書房新社 2002年 ⑤

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◇中国の先進技術を取り込んだ 聖徳太子と飛鳥文化(2)

□先進技術に基づく金堂と五重塔 [法隆寺]
再建論争の行方 
     7世紀は天智天皇の時の再建か

   金堂の諸仏の特徴
  五重塔の驚異の建築技術 
     錆びない釘(墨染め法)



□謎に包まれた止利仏師
聖徳太子の頭身仏像

   止利仏師の実像に迫る
鞍作氏に盗りと言う人
「止利仏師 実像」

   仏像製作集団、止利派の消長
細長い目で笑った表情左右対称の神秘的な顔立ち

止利派は大化の改新で蘇我本家が滅んだ時解散したのだろう
個人を生かした白鳳仏



□独創性豊かな玉虫厨子
宝蔵殿

   古代建築の模型か?

   広がらなかった希有な技法 
     4542匹のタマムシ

   百済観音

 

□夢殿と秘仏、救世観音
斑鳩宮跡につくられた東院

   太子没後完成夢殿[八角堂]

   秘仏の封印を解いた外国人 
     1884年 フェノロサ 救世観音像

   斑鳩宮跡

 

□法隆寺と対を為す尼寺 [中宮寺]
  「鵤尼寺」いかるがにじ

穏やかな表情の本尊

   太子を忍ぶ工芸品

   法起寺
     山背大兄王が住んでいた岡本宮を尼寺にした



□山背大兄王が創建した寺 [法輪寺]
法起寺と対になる 622年

   法隆寺よりも古い歴史

   法隆寺を支えた人々
太子
      ~ 中央に高度な技術 - 地方豪族

◎ 斑鳩 








☆「書くための聞く技術」小田豊二 サンマーク出版 2003年 ①【再掲載 2013.2】

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◇はじめに
  「声高にものを言う人の意見のみが通り、お年寄りや子どもと言った弱者
の声が届かない世の中になった」

  ◎ 聞くことを無視し、話すこと(自分の意見や考えを伝えること)だけ
   を最優先してきたことから来る弊害
  ↓
 ◎ これからは聞く時代にしなければならない

 ※ 一人一人が他人の話に真剣に耳を預け、そして分からないことを静かに
  尋ねたそのあとで自分の意見を言うようになったら、この世の中は随分変
  わってくるだろう



◇誰に何を書くか
□うまく聞けない人 
   完璧なインタビューなどない
   うまくなくて当然


□インタビューとは「記憶の島」を地続きにすること
  インタビューをすることにより水位を少しずつ下げていくことにより島
  の数を増やす

 誰でも忘却という名の海底に沈んでしまっている記憶がある

 
□聞き手に問われる能力とは
  語り手に対する意識、愛情
 聞き手の持つ教養や体験、それなりの人生観、人間的魅力



◇[レベル1]と[レベル2]の実例

[レベル1]
(1)人の話を傾聴できない(内的傾聴)
  「自分の意見をいかに押さえられるか」
  傾聴するには根気が要る-黙って我慢

(2)話が続かずすぐにとぎれてしまう(自己決着)
  聞き手が自己決着をしない、結論を急がない

  語り手の好きなものに関して質問すると話が続く

(3)予備知識、事前準備が足りない(無認識)
  まず生年月日、出身地、略歴、家族構成、職業
 その人の活躍分野、作品、賞歴、趣味、特技
→ 安心感が話をスムーズに運ぶ

 ◎ 語り手は太鼓、聴き手は撥


[レベル2]の聞き手に必要なこと
(1)語り手の立場で考える(集中的傾聴)

(2)話を映像的に思い浮かべながら聞く(映像的想起)

(3)相手の話に弾みをつける(共鳴)
    リズムを整える

(4)相手から学ぶ気持ちをもつ(好奇心)
聞き手が語り手の生徒になる

 
□プロの聞くテクニック
レベル1 黙って傾聴する 「内的傾聴」

レベル2 分からないことを尋ねる 「集中的傾聴」

レベル3 どう傾聴しなぜ尋ねるのか、なぜ聞くのか 「積極的傾聴」
   

[レベル3]の聞く技術
(1)「語り手」の言いたいことを集約する
                (明確化のスキル)

(2)語り手の意見に反対することで新たな主張を得る
               (反論のスキル)

(3)「ちょっと待ってください」で整理する(中断のスキル)

(4)インタビューの場所を変える
                    (移動のスキル)

(5)ユーモアを働かせる
                 (浄化のスキル)1~2時間で

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