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「子は親を救うために心の病になる」高橋和己 筑摩書房 2010年 ①(前) /「デタラメ思考で幸せになる!」ひろさちや ヴィレッジブックス 2007年 ③【再掲載 2017.3】 [読書記録 一般]

今日は5月4日、土曜日です。

今回は、高橋和己さんの
「忘子は親を救うために心の病になる」の紹介 1回目です。


出版社の案内には、

「親のために、引きこもった男の子。摂食障害になった女の子。善悪が逆転した
 感覚を持ち『虐待の連鎖』に悩む子育てママ。親とのつながりを持てずに育っ
 た 女性の、『異邦人』のような存在感の希薄さ…。様々な症例を基に解明さ
 れる、親子という『生きづらさ』の原点と、その解決。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「心の発達とは、『この世界はこうである』と世界を理解し、その中で生きていく
  のに必要な『心の枠』を作り上げること 」


・「反抗期の激しさは親が教えた『心の矛盾』に比例する」


・「不登校・引きこもり問題の3つの背景、発達障害、精神障害、親子問題」



もう一つ、再掲載になりますが、ひろさちやさんの
「デタラメ思考で幸せになる!」③を載せます。
わたしは、ひろさちやさんの本を読むとほっとします。




☆「子は親を救うために心の病になる」高橋和己 筑摩書房 2010年 ①(前)

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◇心の「宇宙期」
  子どもは大人が忘れたことを知っている 
神経突起の刈り込み
心の発達
     ~「この世界はこうである」と世界を理解し、その中で生きていくの
      に必要な「心の枠」を作り上げること 

  子は母親から「心理システム」を学ぶ
生命システム  
     - 食べる・寝る・泣く
心理システム  
     - 人とのつきあい方、人生観、倫理観
     → 生きる意欲

  心の「宇宙期」とは何か
① 乳幼児期 
    ② 学生期 
    ③ 思春期 
    ④ 成人期 
    ⑤ 宇宙期


◇息子は親を救うために引きこもった
1 学生期は親の生き方を丸ごと取り入れる
初めての自由の獲得が第一反抗期
親も完璧でないから親の「心の矛盾」も子どもはコピーする
→ 思春期に爆発

2 反抗期の激しさは親が教えた「心の矛盾」に比例する
親のつらい生き方が子どもを苦しめる
親の生き方に修正を迫る思春期の心の病
   
3「ママの苦しみをとるためにぼくは不登校になった」 
不登校・引きこもり問題の3つの背景
① 発達障害  
           - 知能障害、LD、ADHD、自閉症
② 精神障害
           - 統合失調症
③ 親子問題が要因 
           - 子が親のつらい生き方を引き継いだため
「社会的引きこもり」
1番目の要求
       「ママぼくの苦しみに気づいて」
怒りの発火点はどこか?
暴力をふるう理由は、自分だけ我慢したのをわかって
           くれないから
「親のためにここまでやってあげているのにどうしてわか
              らないんだ」
      2番目の要求 
       「ママ」ぼくの苦しみをとって」
「何でも一人でやる」それが親の苦しみになった
甘える息子を許せないのがなぜかがわかる
一人息子の反抗に親が救われる
親が自分の苦しみに気づいたときに子どもの心の病は消えた

4 親の老後が心配なので僕は32才で引きこもった
突然家事手伝いになってしまった子 
      鬱病ではなく社会的引きこもり
      反抗期がなかった優しい子     
      父親の無念に応えてきた子  
父親が選択できなかった生き方、息子が望んだ生き方
父親の緊張がゆるんで息子は旅立った






☆「デタラメ思考で幸せになる!」ひろさちや ヴィレッジブックス 2007年 ③(最終)【再掲載 2017.3】

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◇青色青光(しょうしきしょうこう)
  
16.人生は「無意味」だとしっかり認識しておこう 
 生きる意味は無意味
      ~ ご縁の世界 ~


17.自由への第一歩はあるがままの自分を肯定する 
世間の奴隷になるな
    欲望の奴隷になるな
    自由に生きよう   
    ※ わたしの人生の主人公
      「俺は俺なんだ。俺は俺であってなぜ悪い」


18.自分を肯定した次は,しっかりと他人を肯定しましょう 
「阿弥陀経」
      - 青色青光,黄色黄光,赤色赤光,白色白光
    青色青光,黄色黄光 
      「愛」
    赤色赤光,白色白光 
     「慈悲」  若者と老人 


19.お金にしても病気にしても仏さまからの預かりものです 
この世は「ご縁の世界」相互依存関係
アリの法則
     - パレートの法則(イタリア経済学者1849-1923)
      2:6:2 ご縁の世界
       優秀な者と同時に劣等生が必要

黄色黄光,赤色赤光
     = 金持ちと貧乏人
  神や仏は金持ちに金を預けておられる
  → みんなのためになるように上手に使って欲しい
 カーネギー(1835-1919)
      「富は神より委託されたもの」
       「金持ちのまま死ぬ者は偉大ではない」 
    ◎ 慈善事業家として余生を送った

    赤色赤光,白色白光
     = 健康人と病人   
     一病息災
       - 松下幸之助 「病気となかよくした方がいいよ」


21.仏さまはデタラメです。そして人生は「空」なのです 
近くの人から順番に助ける(デタラメ)
    → ◎ 仏さまの物指しは「分からない」 不可思議・不思議
    50人いたら50人全員が救われる
     - 人間の物指し・世間の物指しを信用しない    
    ◎「人生は空」    


21.思うがままにならないことは,思うがままになりません 
× 努力主義  ←→  縁起の思想     因縁
    苦 
     = 思うようにならないこと      


22.人生の旅はいい加減にやるのがいちばんいいのです
    で・あ・い(仏教の教え) 
      で - でたらめ
      あ - あきらめ
      い - いい加減(中道)     
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