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樋口清之さんはこんなことを⑬(最終)-「神道からみたこの国の心」樋口清之 井沢元彦 徳間書店 1995年 ② /『基礎学力はこうしてつける』 杉田久信(富山市立五福小学校長)フォーラムA 2003年 ②【再掲載 2017.5】 [読書記録 歴史]

今日は6月5日、水曜日です。


今回は、6月2日に続いて「樋口清之さんはこんなことを」13回目、
「神道からみたこの国の心」の紹介2回目 最終です。


わたしは大変おもしろく読むことができました。


出版社の案内には、


「日本人はひとり残らず神道の信徒である。世界一宗教心の篤い国民の
 『内なる原理』とは何か」


とあります。




今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「出雲系(大国主命)国つ神と大和系(天照大神)天つ神の神社。遷
宮は魂の再生と経済的再生」


・「雲太 和二 京三」


・「日本の天皇は勝ち負けにこだわらない和の精神。将棋は取った駒を
使える。昨日の敵は今日の友というところに日本人的考え方や神道
的再生が表れている」


・「日本人における差別には差別か尊敬か分からないところがある。神
聖ゆえに敬遠するといったような敬遠の思想」



もう一つ、再掲載になりますが、杉田久信さんの
「基礎学力はこうしてつける」②を載せます。
かつてのスタンダードともいえることが記されています。



昨日、気になるラジオ番組を「らじるらじる」で聴き、
気になるTV番組を「NHK+」で見ました。
「伊集院光の百年ラヂオ」では、
弁護士・三淵嘉子さんの声を聴くことができました。
明るく若さあふれる声、朝ドラのもでるになるわけだと感じました。


「100分de名著 宮本常一“忘れられた日本人”」 では、
尊敬する宮本常一さんの映像を見ることができました。
これからが楽しみです。





☆樋口清之さんはこんなことを⑬(最終)-「神道からみたこの国の心」樋口清之 井沢元彦 徳間書店 1995年 ②

1.jpg

◇神道なくして日本人は語れない
出雲と大和の信仰の違い 
    神社 
      ① 出雲系(大国主命)国つ神
② 大和系(天照大神)天つ神
遷宮 
      = 魂の再生 + 経済的再生


  出雲大社の巨大さの謎
 高さ24㍍(もとは96㍍ → 48㍍ →24㍍に)
平安時代 
       源為憲 「口遊」(くちずさみ)
雲太    和二     京三
出雲大社 東大寺 京都御所
出雲太郎 大和二郎 京三郎


  シャーマンとしての天皇 
    ◎ 本来の天皇は祭祀のお祭主 
       → 国家元首
→ 国家元首的存在
= 日本独特の元首


  人間としての天皇
天皇は廻りのエゴイズムの犠牲になって過保護な教育
- 負けても知らなくても悔しいとか恥ずかしいとか思わない


  日本人-この神道的なるもの
日本の天皇は勝ち負けにこだわらない 
      = 和の精神
将棋 
      ~ 取った駒を使える 
      = 昨日の敵は今日の友 
          日本人的考え方   神道的再生          


  徹底的に勝たない(日本人的発想)
西洋では中尊寺金堂は残らない・ナチスなら焼いてしまう
→ 当時の日本人には遺体を保存することに意味
 自分たちを滅ぼした行為は憎いけれども遺体を残
         したことには大きな恩義を感じる藤原氏側の気持ち
= 徳川が豊臣を滅ぼして豊国大明神をなくしてしまって
       も,その後日光東照宮に秀吉を祀っている
一般人が祀るのは禁じているが祀りを絶やさない(死霊を宥める)
◎ 怨霊 言霊 禊ぎと祓い 和の精神
 


◇邪馬台国が語りかける
  卑弥呼の実像 
    卑弥呼「ヒメミコ」姫御子,皇女
神聖な人に仕える者
◎巫女さんの長 
       一人ではない


  卑弥呼は太陽信仰のシャーマン 
    女性 - ヒステリー現象になりやすい
自己催眠状態
日御子・日巫女


  現代の卑弥呼
   「さななぎ」シャーマンの言葉
翻訳者「さなぎ」
アーティクティク・ヒステリア(女性)
北半球的神懸かり
~ 神になりきる


  皇室に受け継がれた伝統
大嘗祭(天皇が霊力 カリスマを受け継ぐための儀式)


  どこから 
    日本人とツングース人(シベリア 中国東北部)
満州
日本人における差別 
      差別か尊敬か分からない
  天皇 霊性 = 神聖 ← 敬遠
敬遠の思想


  鏡はどこへ 
    凸面鏡 白銅鏡
      = 顔が非常にしろく映る
- あな おも(面) しろ(白)
- 顔がボーッと白く ← 神を見た
 


◇卑弥呼は天皇の現像  
  卑弥呼殺しに踏み切った日本人的こころ
死 二四八年頃-皆既日食
 


◇日本人の戦争嫌い   
  天皇の諡(おくりな)死後に
- 天皇の人生
日本人の「人の殺し方」





☆『基礎学力はこうしてつける』 杉田久信(富山市立五福小学校長)フォーラムA 2003年 ②【再掲載 2017.5】

1.JPG

◇「基礎学習時間」
□3点 
(1)明確な指示をする
   ① 一時に一事 
   ② 30秒以内の短い指示,しっかり確認する 

(2)しっかり確認する
   読ませる,見せ合う,指さし,教師に見せる 

(3)褒める・励ます・フォローする
① 褒め言葉の種類を増やし,力強く短く褒める
② 事実を褒める
③ 子どもの名前を言って褒める


□読み書き指導マニュアル
(1)音読指導法  
   短時間にテンポ良く
   ①追い読み
  ・教師の後を続けて読む
       ・一人ないし数人の子どもの後に続けて読む
     ②交代読み 
       ・教師と子ども全員で一文ずつ交代で読む
    ・グループで一文ずつ交代で読む
       ・二人一組で交代して読む
③全員一斉読み
       ・全員一緒に声をそろえて
④一人読み 
       ・一人で全文を読む
    ・一人ずつ交代で一文を読む
⑤音読の速さを変える
      ・ゆっくりから速く,音読速度を変えて読む
     ・一音の発音の長さを変えて読む
     (短く区切って,長く区切って など)
     ⑥音読の声の大きさを変える
       ・口を動かさず目で読む
      ・口をしっかり動かし,声を出さずに読む
     ・口をしっかり動かし微音で読む
     ・大きな声で読む
     ⑦学習形態 
      ・教師と子ども 上下横いろいろな方向で
    ・二人で向き合って読む
     ・グループ同士向き合って読む(男女,生活班,列)



□評価 
  ① 教師 
     観点別に上手だった子を紹介する…良い点で
     ・教科書をちゃんと持ってできたか?
     ・姿勢良く音読できたか?
     ・口をしっかり開けて読むことができたか?
     ・はっきりとした発音で読めたか?
     ・意味が分かるように正しく読めたか?
     ・大きな声で読めたか?
     ・よどみなくすらすら読めたか?
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