SSブログ

「中学教師 絶対知っておきたい叱り方の教科書」福地孝宏 学陽書房 2015年 ③ /「書物との対話」河合隼雄 潮出版社 1993年 【再掲載 2017.3】 [読書記録 教育]

今日は6月7日、金曜日です。


今回は、6月4日に続いて、福地孝宏さんの
「中学教師 絶対知って叱り方の教科書」の紹介 3回目です。


出版社の案内には、

「中学生をどう叱るといいのか? 
『絶対にここは叱らねばならない!』というポイントと、叱り方がわか
 る!」
とあります。



今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「準備ができていない生徒は門前払い」


・「『指導を受ける準備をして再登校しなさい』 + 親に電話」


・「説教のポイントは静かに端的に語ること」


・「授業をエスケープする生徒は普通教室の対象外である。教育を受け
させる義務をもつ保護者に連絡し、教育を受けさせる」


・「ダメな叱り方 - 人格を否定する、個性を否定する、感情の爆発
事故を起こす、生徒の反省を呑み込めない、昔の失敗を持ち出す」




もう一つ、再掲載になりますが、河合隼雄さんの
「書物との対話」を載せます。




☆「中学教師 絶対知っておきたい叱り方の教科書」福地孝宏 学陽書房 2015年 ③

1.jpg

◇朝の指導から学校の1日を決める
1 準備ができていない生徒は門前払い
   門前払いにすべき生徒
①伝染病 
     ②薬物使用 
     ③モーターバイク
④授業を受ける意思がない 
     ⑤対教師暴言暴力(必要に応じ通報)
⑥私服 
     ⑦何も持っていない
   【「指導を受ける準備をして再登校しなさい」 + 親に電話】
     別室に確保する場合
       危険 
        → 別室確保 
        → 保護者、児相に引き取る
                           
  (中略)

6 居眠り、読書や他教科の学習をする生徒

7 授業中、スマホ、携帯が鳴ったら
   「だれか間違えて不要物を持ってきたようですね。誰ですか。」
      → 預かり、放課後職員室で返却

8 無断でロッカーの荷物を取る生徒
   説教のポイント ― 静かに端的に語ること
※授業をエスケープする生徒は普通教室の対象外
 教育を受けさせる義務をもつ保護者に連絡し、教育を受け
     させる

9 テストの不正行為は厳罰に処す
   返却時の不正防止
     空欄は違う色で斜線



◇ダメな叱り方をしている先生
  人格を否定する先生
  個性を否定する先生
  感情の爆発事故を起こしている先生
  生徒の反省が呑み込めない先生
  昔の失敗を持ち出す先生






☆「書物との対話」河合隼雄 潮出版社 1993年 【再掲載 2017.3】
 
1.JPG

◇昔話と現代  
文化差を反映しつつ深いところでは人間にとって普遍的なものにつ
  ながっている

  自分の影の部分の自覚
   → 他人の苦しみや悲しみを共感


◇死者からのメッセージ
山田太一「異人たちとの夏」


◇「少年の日の思い出」
ヘルマン・ヘッセ
  非の打ち所のない人は人間的な感情を犠牲にしている
人間は心のつながりのある中で話すことによって癒される。
    聴き手は正義の名によって裁断するのではなく,共感すること
   によって心のつながりを求める。


◇天才と秀才
   天才はおもしろいと思ったら自分に不利だと思っても平気でしゃ
  べる。
   秀才は自分が損すると思うようなことは上手に隠す。
                          (桑原武夫)


◇「経験」に根ざした言葉
岩田慶治
   「からだ こころ たましい - 宗教の世界を旅する」
宗教
   「みる」こと,あるがままの自然を見ること
    - アニミズムは山や自然の中で出会い、頭にハッとして神を
     感じるひとときに成り立つ宗教。
    = 神経験
  シャーマニズム 
    病気の人をその人を取り巻く人々と共にそれまでとは違った
   環境の中に投げ入れ,病気に打ちかつ気力を取り戻させる。
神道 
    現代人は無限永遠の感じを忘れかけているのではないか


◇「モモ」      
時間は命
nice!(123)  コメント(2) 
共通テーマ:学校