「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ② /「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ④(最終)【再掲載 2015.8】 [読書記録 一般]
今日は7月31日、水曜日です。
今回は、7月28日に続いて、稲垣栄洋さんの
「働きアリの2割はサボっている」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「一生に一度しか糞をしない生き物とは?
カタツムリがブロック塀に集まるのはなぜ?
身近な生き物たちの世界はこんなに深い。」
とあります。
今回は夏の生物について。
とても楽しく読むことができます。
要約ではよく分からないと思いますが、
解説文は大変分かりやすいものです。
子どもたちにもお勧めです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「蛾の体に毛が生えているのはコウモリの音波を吸収してエコーを出さないため
か」
・「カタツムリはカルシウムが含まれているブロック塀を食べる。雌雄同
体で他の個体と出合うと愛が生まれる」
・「アメンボは焦げたべっこう飴の臭い(フライドポテトの臭い)がする。
足の先に細かい毛が生えていて洗剤があると浮けなくなる」
もう一つ、再掲載になりますが、門脇厚司さんの
「学校の社会力」④を載せます。
学校の社会力は高まっているのでしょうか。
☆「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ②
◇夏
□闇夜の空中戦! (コウモリ)
日本では害虫を食べる益獣
蛾の体に毛
- コウモリの音波を吸収してエコーを出さないためか
□進化してうるさい!(ハエ)
22℃で最も活発に
ハエの羽は二枚
- 一秒間に数百回羽ばたく
□地上4階の抜け殻の謎!(カゲロウ)
亜成虫
羽があり他の場所まで飛んでから脱皮する
□ブロック塀は海の味!(カタツムリ)
蝸牛はブロック塀を食べる(カルシウム)
雌雄同体 … 他の個体と出合うと愛が生まれる
□宿無しで悪いか! (ナメクジ)
フタスジナメクジ(日本)
チャコウナメクジ(アメリカ)勢力伸長
□雨上がりのフライドポテト!(アメンボ)
焦げたべっこう飴の臭い(フライドポテトの臭い)
足の先に細かい毛
- 洗剤があると浮けなくなる
□天然色の予報官!(アマガエル)
皮膚
… 黒・青・黄 三色細胞が三層に
□赤い腹にドキドキ!(イモリ)
水の中に潜んでいるから井守
ヤモリは爬虫類イモリは両生類
イモリの赤い腹
- 毒があるから食べないように天敵に警告
フグと同じテトロドキシン
□風に乗り浪漫飛行! (ウンカ)
齋藤実盛
- 稲株に躓き討ち取られたとの伝
→ 稲に怨みと伝
実盛虫 = ウンカ(セミの仲間)
ウンカは中国大陸・東南アジアからジェット気流に乗りやって来る
□愛を伝える光の通信!(ホタル)
幼虫や卵も光る
- もともと外的を威嚇して身を守るために光を放つ
→ 暗い夜の闇が必要
□(ヒキガエル)
春先水辺に産卵
→ 再び冬眠 地面の上をのそのそと
毒液に注意
別名 = ガマ(蝦蟇)
□刈られても刈られても!(イネ科牧草)
草食動物の食害から進化
成長点の位置
→ 一番低い株元に(先端を食べられても成長する)
すぐ成長できるため牧草として利用
また,芝生としても
□チームプレイの勝利!(ツユクサ)
おしべとめしべ
□幸福はどこにある!(シロツメクサ)
小さな花が下から順に咲く
四つ葉のクローバー
- 人に踏まれやすい場所に咲く
成長点が踏みつけられた奇形
セント・パトリック
<三葉 = 愛・希望・信仰> + 幸福
□ハートで勝負! (カタバミ)
戦国武将がカタバミを家紋に
… たくましい繁殖力
昔「鏡草」「黄金草」
- 十円玉や鏡を磨くとぴかぴかに(シュウ酸)
□踏まれても立ち上がれ!(オオバコ)
踏まれることを好む
種子はゼリー状 … 靴やタイヤについて広がる
□鳥も恐れる恐怖の目玉!(アゲハチョウ)
アゲハの幼虫
… 鳥を威嚇するために大きな目玉模様(ヘビ)
小さな幼虫は黒と白の混じった色
→ 鳥の糞に似せている
□本当に恨めしいのは誰?(ジャコウアゲハ)
毒を持っているので,わざと自分の存在を目立たせている
□真夏の夜の策略家!(マツヨウグサ)
黄色の花 … スズメガを呼び寄せている
長いおしべ + 粘る糸で繋がる
□頂点を目指せ! (ツタ)
ツタ 垂直な壁も登る
二種類
① ウコキ科のキヅタ(常緑)
② ブドウ科のツタ(秋に紅葉・落葉)
□つるは右まき左まき?(アサガオ)
つるの回旋運動はスピーディ
自分の茎で立たないので茎を頑丈にする必要がない
巻き付く支柱がなくなると横から新しいつるを伸ばす
□レストラン開店しました! (カミキリムシ)
「髪切り」由来
丈夫なあごで木に傷
→ 樹液
→ 森のレストラン
□古代からの飛行! (トンボ)
昆虫の羽
- 表皮が伸びてできたもの ~ 体温調節?
トンボの国と呼ばれた日本
→ 秋津(トンボ)古代より水辺に
日本書紀…神武天皇が大和の国を一望して
「秋津がつながっている姿のようだ」に由来
「田の神」「勝虫」
□オニと呼ばれる理由!(オニヤンマ)
ヤンマ類 時速50~100㎞
北東 - 丑虎
牛→日本の角 寅→トラのふんどし
オニヤンマ 日本最大 10㎝超
黄色と黒のしましまがトラのふんどしを連想
□究極の物真似芸!(ナナフシ)
枝そっくり
体を揺り動かしながら行く
□抜け殻からたどる物語!(セミ)
長寿のわけは粗食にあり
植物の導管から汁を吸う
→ 長い時間かけてゆっくり成長
□バブルな私生活!(アワフキムシ) (アワフキムシ)
泡状の巣 別名=ツバキムシ
いらなくなった大量の導管液をおしっことして排出
□働きアリの2割はサボっている!(アリ)
ルアール「33333…」 与謝野晶子「88888…」
働くのは8割で2割はサボる
□地獄の断食生活!(アリジゴク)
肛門を閉ざして成虫になるまで糞をしない
安息角(砂が崩れないぎりぎりの角度)
□明るい落とし穴!(夏の虫)
夜の蝶の名誉挽回
ガ(夜活動するので日中は地味な保護色で木の幹に隠れる)
□菜食者が悪者扱い! (ニジュウホシテントウ)
テントウムシ 肉食がいい虫で菜食が悪者
□芸術的な絵の秘密! (イモグリハエ)
「し」「ひ」「の」
- 絵描き虫が必死で逃げ回った跡
□母は強し肌は痒し! (カ)
夏の夕方
無数のオスのカが集まり蚊柱 羽音でメスのカを呼び寄せる
交尾終えたカが人間の血を吸いに行く
(おなかの卵を成熟させるタンパク源を求めて)
□逃げ足が速いわけ!(ゴキブリ)
雑食性
- 枯れた植物や動物の死骸を食べる「森の掃除屋」
細かな毛が無数に生えた尻葉・感覚器官が気流の変化を察知
複数の小さな脳や神経中枢を体の節目に持つ
□金持ちはどの虫だ? (コガネムシ)
金属色 - 昔はゴキブリをコガネムシと呼んでいた
すきま風のない暖かな家に住む
= ゴキブリは金持ちの象徴
□足が絡まない秘密!(ムカデ)
多足類 前後の足を少しずつ動かして前へ進む
昆虫も多足類のネオトニー(幼形成塾)
□一難去ってまた一難! (トカゲ)
しっぽ … 再生するが骨は再生しないので小さい
再生するのは一生に一度
再生した小さなしっぽのトカゲはメスにもてない
□ナノテクの使い手! (ヤモリ)
明かりに集まる虫を食べに来る
☆「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ④(最終)【再掲載 2015.8】
[出版社の案内]
いまや脳科学的にも実証されつつある子どもの学力低下。深刻な事態を、
親のしつけが悪いから、学校が『ゆとり教育』に走っているからといった、
素人分かりしやすいコトバで片付けてはならない。必要なのは、最も大事
な社会力を子どもたちの中に根付かせるための環境を整えることにある。
前著『子どもの社会力』で、人が人とつながり、社会をつくる力=社会力
を提案し、ひろく注目を集めた著者が、教育の本質に迫る。迷走する文部
科学省、混乱する教育現場、困惑する親たち、そして、子どもたちをとり
まくすべての大人たちへ、いま子どものために、何をすべきか、緊急提言。

<学校の社会力>
◇教師の社会力
「教師よ 社会人たれ」
教師の社会力不足
大人が嫌いなわが国の教師
子どもが好き = 大人が嫌い?
自分で考える力に欠ける日本の教師
武田忠
- 教師自身が自ら学び自ら考えるべき
→ 社会力をどう身に付けていくか
◇地域の社会力
地域に社会力があると言うこと
コミュニティか?
社会力を付けた地域社会
◇学校の社会力
社会力のある学校
① 学校が完全に地域に開かれている
② 地域住民が日常的に学校の教育に協力している
③ 子どもたちが地域づくりに参画している
地域に開かれている学校
三鷹市立第四小学校
教育ボランティアの動員
①コミュニティテーチャー 教科
②学習アドバイザー 教科で担任の補助
③きらめきボランティア 自分の趣味・特技
- 140人 日曜日,時間帯の登録
住民の協力が日常化している学校
千葉県習志野市立秋津小学校 秋津コミュニティ 岸祐司氏
子どもたちが地域づくりに参画する学校
神奈川県横須賀市立日枝小学校
今回は、7月28日に続いて、稲垣栄洋さんの
「働きアリの2割はサボっている」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「一生に一度しか糞をしない生き物とは?
カタツムリがブロック塀に集まるのはなぜ?
身近な生き物たちの世界はこんなに深い。」
とあります。
今回は夏の生物について。
とても楽しく読むことができます。
要約ではよく分からないと思いますが、
解説文は大変分かりやすいものです。
子どもたちにもお勧めです。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「蛾の体に毛が生えているのはコウモリの音波を吸収してエコーを出さないため
か」
・「カタツムリはカルシウムが含まれているブロック塀を食べる。雌雄同
体で他の個体と出合うと愛が生まれる」
・「アメンボは焦げたべっこう飴の臭い(フライドポテトの臭い)がする。
足の先に細かい毛が生えていて洗剤があると浮けなくなる」
もう一つ、再掲載になりますが、門脇厚司さんの
「学校の社会力」④を載せます。
学校の社会力は高まっているのでしょうか。
☆「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ②

◇夏
□闇夜の空中戦! (コウモリ)
日本では害虫を食べる益獣
蛾の体に毛
- コウモリの音波を吸収してエコーを出さないためか
□進化してうるさい!(ハエ)
22℃で最も活発に
ハエの羽は二枚
- 一秒間に数百回羽ばたく
□地上4階の抜け殻の謎!(カゲロウ)
亜成虫
羽があり他の場所まで飛んでから脱皮する
□ブロック塀は海の味!(カタツムリ)
蝸牛はブロック塀を食べる(カルシウム)
雌雄同体 … 他の個体と出合うと愛が生まれる
□宿無しで悪いか! (ナメクジ)
フタスジナメクジ(日本)
チャコウナメクジ(アメリカ)勢力伸長
□雨上がりのフライドポテト!(アメンボ)
焦げたべっこう飴の臭い(フライドポテトの臭い)
足の先に細かい毛
- 洗剤があると浮けなくなる
□天然色の予報官!(アマガエル)
皮膚
… 黒・青・黄 三色細胞が三層に
□赤い腹にドキドキ!(イモリ)
水の中に潜んでいるから井守
ヤモリは爬虫類イモリは両生類
イモリの赤い腹
- 毒があるから食べないように天敵に警告
フグと同じテトロドキシン
□風に乗り浪漫飛行! (ウンカ)
齋藤実盛
- 稲株に躓き討ち取られたとの伝
→ 稲に怨みと伝
実盛虫 = ウンカ(セミの仲間)
ウンカは中国大陸・東南アジアからジェット気流に乗りやって来る
□愛を伝える光の通信!(ホタル)
幼虫や卵も光る
- もともと外的を威嚇して身を守るために光を放つ
→ 暗い夜の闇が必要
□(ヒキガエル)
春先水辺に産卵
→ 再び冬眠 地面の上をのそのそと
毒液に注意
別名 = ガマ(蝦蟇)
□刈られても刈られても!(イネ科牧草)
草食動物の食害から進化
成長点の位置
→ 一番低い株元に(先端を食べられても成長する)
すぐ成長できるため牧草として利用
また,芝生としても
□チームプレイの勝利!(ツユクサ)
おしべとめしべ
□幸福はどこにある!(シロツメクサ)
小さな花が下から順に咲く
四つ葉のクローバー
- 人に踏まれやすい場所に咲く
成長点が踏みつけられた奇形
セント・パトリック
<三葉 = 愛・希望・信仰> + 幸福
□ハートで勝負! (カタバミ)
戦国武将がカタバミを家紋に
… たくましい繁殖力
昔「鏡草」「黄金草」
- 十円玉や鏡を磨くとぴかぴかに(シュウ酸)
□踏まれても立ち上がれ!(オオバコ)
踏まれることを好む
種子はゼリー状 … 靴やタイヤについて広がる
□鳥も恐れる恐怖の目玉!(アゲハチョウ)
アゲハの幼虫
… 鳥を威嚇するために大きな目玉模様(ヘビ)
小さな幼虫は黒と白の混じった色
→ 鳥の糞に似せている
□本当に恨めしいのは誰?(ジャコウアゲハ)
毒を持っているので,わざと自分の存在を目立たせている
□真夏の夜の策略家!(マツヨウグサ)
黄色の花 … スズメガを呼び寄せている
長いおしべ + 粘る糸で繋がる
□頂点を目指せ! (ツタ)
ツタ 垂直な壁も登る
二種類
① ウコキ科のキヅタ(常緑)
② ブドウ科のツタ(秋に紅葉・落葉)
□つるは右まき左まき?(アサガオ)
つるの回旋運動はスピーディ
自分の茎で立たないので茎を頑丈にする必要がない
巻き付く支柱がなくなると横から新しいつるを伸ばす
□レストラン開店しました! (カミキリムシ)
「髪切り」由来
丈夫なあごで木に傷
→ 樹液
→ 森のレストラン
□古代からの飛行! (トンボ)
昆虫の羽
- 表皮が伸びてできたもの ~ 体温調節?
トンボの国と呼ばれた日本
→ 秋津(トンボ)古代より水辺に
日本書紀…神武天皇が大和の国を一望して
「秋津がつながっている姿のようだ」に由来
「田の神」「勝虫」
□オニと呼ばれる理由!(オニヤンマ)
ヤンマ類 時速50~100㎞
北東 - 丑虎
牛→日本の角 寅→トラのふんどし
オニヤンマ 日本最大 10㎝超
黄色と黒のしましまがトラのふんどしを連想
□究極の物真似芸!(ナナフシ)
枝そっくり
体を揺り動かしながら行く
□抜け殻からたどる物語!(セミ)
長寿のわけは粗食にあり
植物の導管から汁を吸う
→ 長い時間かけてゆっくり成長
□バブルな私生活!(アワフキムシ) (アワフキムシ)
泡状の巣 別名=ツバキムシ
いらなくなった大量の導管液をおしっことして排出
□働きアリの2割はサボっている!(アリ)
ルアール「33333…」 与謝野晶子「88888…」
働くのは8割で2割はサボる
□地獄の断食生活!(アリジゴク)
肛門を閉ざして成虫になるまで糞をしない
安息角(砂が崩れないぎりぎりの角度)
□明るい落とし穴!(夏の虫)
夜の蝶の名誉挽回
ガ(夜活動するので日中は地味な保護色で木の幹に隠れる)
□菜食者が悪者扱い! (ニジュウホシテントウ)
テントウムシ 肉食がいい虫で菜食が悪者
□芸術的な絵の秘密! (イモグリハエ)
「し」「ひ」「の」
- 絵描き虫が必死で逃げ回った跡
□母は強し肌は痒し! (カ)
夏の夕方
無数のオスのカが集まり蚊柱 羽音でメスのカを呼び寄せる
交尾終えたカが人間の血を吸いに行く
(おなかの卵を成熟させるタンパク源を求めて)
□逃げ足が速いわけ!(ゴキブリ)
雑食性
- 枯れた植物や動物の死骸を食べる「森の掃除屋」
細かな毛が無数に生えた尻葉・感覚器官が気流の変化を察知
複数の小さな脳や神経中枢を体の節目に持つ
□金持ちはどの虫だ? (コガネムシ)
金属色 - 昔はゴキブリをコガネムシと呼んでいた
すきま風のない暖かな家に住む
= ゴキブリは金持ちの象徴
□足が絡まない秘密!(ムカデ)
多足類 前後の足を少しずつ動かして前へ進む
昆虫も多足類のネオトニー(幼形成塾)
□一難去ってまた一難! (トカゲ)
しっぽ … 再生するが骨は再生しないので小さい
再生するのは一生に一度
再生した小さなしっぽのトカゲはメスにもてない
□ナノテクの使い手! (ヤモリ)
明かりに集まる虫を食べに来る
☆「学校の社会力」門脇厚司 朝日新聞社 2002年 ④(最終)【再掲載 2015.8】
[出版社の案内]
いまや脳科学的にも実証されつつある子どもの学力低下。深刻な事態を、
親のしつけが悪いから、学校が『ゆとり教育』に走っているからといった、
素人分かりしやすいコトバで片付けてはならない。必要なのは、最も大事
な社会力を子どもたちの中に根付かせるための環境を整えることにある。
前著『子どもの社会力』で、人が人とつながり、社会をつくる力=社会力
を提案し、ひろく注目を集めた著者が、教育の本質に迫る。迷走する文部
科学省、混乱する教育現場、困惑する親たち、そして、子どもたちをとり
まくすべての大人たちへ、いま子どものために、何をすべきか、緊急提言。

<学校の社会力>
◇教師の社会力
「教師よ 社会人たれ」
教師の社会力不足
大人が嫌いなわが国の教師
子どもが好き = 大人が嫌い?
自分で考える力に欠ける日本の教師
武田忠
- 教師自身が自ら学び自ら考えるべき
→ 社会力をどう身に付けていくか
◇地域の社会力
地域に社会力があると言うこと
コミュニティか?
社会力を付けた地域社会
◇学校の社会力
社会力のある学校
① 学校が完全に地域に開かれている
② 地域住民が日常的に学校の教育に協力している
③ 子どもたちが地域づくりに参画している
地域に開かれている学校
三鷹市立第四小学校
教育ボランティアの動員
①コミュニティテーチャー 教科
②学習アドバイザー 教科で担任の補助
③きらめきボランティア 自分の趣味・特技
- 140人 日曜日,時間帯の登録
住民の協力が日常化している学校
千葉県習志野市立秋津小学校 秋津コミュニティ 岸祐司氏
子どもたちが地域づくりに参画する学校
神奈川県横須賀市立日枝小学校
「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ② /「笑いでつくろう健康長寿のイキイキ人生」元気で長生き研究所所長・医師 昇 幹夫 月刊誌『致知』より ①(前半)【再掲載 2014.5】 [読書記録 一般]
今日は7月30日、火曜日です。
今回は7月27日に続いて、齋藤孝さんの
「100%人に好かれる聞く力」の紹介 2回目です。
100%人に好かれることはありませんが、
読んでみようという気にさせてくれます。
出版社の案内には、
「好感度を上げ、よりよい人間関係を築き、クリエイティブな関係を作
る『聞く力』を上げる方法を具体的に解説。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『添いつつずらす』が構えの基本。文脈力がある方が対話を蔭でリー
ドする」
・「人間関係はそこら中に地雷がある。相手のコンプレックス品目にス
イッチがある」
・「気心が知れるとは、お互いに文脈を共有し合っていること」
・「日記を書くことは自分のことを自分で聞き取り文字にする作業」
もう一つ、再掲載になりますが、昇幹夫さんの
「笑いでつくろう健康長寿のイキイキ人生」①を載せます。
☆「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ②

◇聴く構えをつくる
1 相手との間合いをはかる
「添いつつずらす」が基本
-「添いつつずらす」が構えの基本
文脈力がある方が対話を蔭でリードする
「わたしたちはどういう関係なのか」
人間関係の空気を読む
相手のコンプレックスを見極める
心理的なこだわり
- 人間関係はそこら中に地雷がある
相手のコンプレックス品目にスイッチがある
気心が知れる
- お互いに文脈を共有し合っている
2 相手との共感をつくる
価値観に寄り添う
子どもには可塑性がある - しかし50,60人には無理
重要度で見極める
相手の中核に気を配る
コンプレックス - 仮想敵国
共通のライバルを持ち出す
「気付いた」というプレゼントを贈る
- 強弱を付けた反応
◇聞く力を鍛えるトレーニング
1 聞く技術 - 4つの基本
① 机の真ん中に白い紙を置く
◎ できる人は他人の言うことを聞いてそこから刺激を受けて
返せる
会話する二人の真中に白い紙を置く ~ 聞く力基本型
「マップ・コミュニケーション」
○ 90度 紙にキーワードを書き込んでいく
□ □○ = 関係性を図化
② ヒット&アウェイの練習
優秀なバーテンダーの会話の仕方
人生に関わりのない当たり障りのない話題から入る
③ 一般論禁止
優秀な販売員
- パーソナルに聞きパーソナルに返す
④ ビジュアル化するクセを作る
2「読む・書く・見る」を使ってトレーニング
優れた小説を読む
- 本を読むことで,文字から,ある状況をリアルに映像化する練習
読み聞かせのすすめ
ワールド感覚
大人に効果があるCDブック
映画は続編から見る
英文和訳の練習をする
正確に意味を把握する丹念な練習
日記を書く
自分のことを自分で聞き取り文字にする作業
☆「笑いでつくろう健康長寿のイキイキ人生」元気で長生き研究所所長・医師 昇 幹夫 月刊誌『致知』より ①(前半)【再掲載 2014.5】
◇心と体の密接な関係
人間の体内では、毎日五千個ものがん細胞ができているということを
ご存じでしょうか。
私たちの体は、毎日変化しています。
細胞分裂を繰り返しては、古い細胞に新しい細胞が取って代わってい
るのです。時には何らかの刺激で出来損ないの不良品、がん細胞が生ま
れます。
その数が、体内の各所で一日五千個できるといわれているのです。
にもかかわらず、私たちが健康でいられるのは、がん細胞や体外から
入ってきた細菌などの異物を毎日処理してくれる免疫というシステムが
体内にあるからです。
そのシステムを担当するのは白血球の一つ、リンパ球で、その一割を
占めるのが天然の殺し屋、ナチュラル・キラー(NK)細胞と呼ばれる
頼もしい細胞です。
NK細胞が活発に働いている人は、免疫力が高くて病気にかかりにく
く、健康で若々しい毎日を送ることができます。そして、このNK細胞
の活性度と深く関係しているのが、心の持ち方なのです。
同窓会などに出ると、若々しく元気な人もいれば、病気ばかりして老
け込んでいる人もおり、老化にかなり個人差があることに気づかれるで
しょう。
あるデータによれば、45歳で5年、55歳で6年、65歳では前後7年
の見かけと本当の年齢との開きが出るといわれます。
65歳の人を集めると、ある人は50代後半に、別の人は70過ぎに見
えるということです。
若々しく元気な人は、ネアカで前向き、プラス思考の極楽トンボ、好
奇心旺盛でいつも未知のことに興味を持ち続けています。
彼らは例外なく、笑いの絶えない楽しい毎日を送っており、体内では
NK細胞が非常に活発に働いているのです。
◇笑いが体にいい医学的根拠
笑うと免疫力が高まり健康になる。最近は、このことを裏付ける様々
な医学データが発表されるようになりました。
いまから十年前、吉本興業が大阪ミナミの本拠地「なんばグランド花
月」で実験を行いました。がんや心臓病の人を含む男女19人(20歳か
ら62歳)から開演前後に採血し、3時間の笑いの効果を調べたのです。
NK活性(NK細胞の元気度)は、笑う前に数値が低すぎた人は、す
べて正常範囲までアップし、高すぎた人の多くも正常範囲近くの数値に
戻りました。
免疫力のバランスを示す比も好ましい方向に変化しました。つまり、
大笑いすることは単に心理的な効果だけでなく、免疫系を正常化させる
生理学的効果もあることがわかったのです。
日本医科大学リウマチ科の吉野槇一教授の研究グループは、大学に落
語家の林家木久蔵師匠を招き、リウマチ患者26名に落語を聴かせてそ
の前後で血液検査をしました。
すると、リウマチと関係が深いインターロイキン6という物質と、ス
トレスホルモンと呼ばれるコルチゾールがいずれも減少しました。
実際、患者の大半は痛みが軽くなって鎮痛剤の使用量が減り、中には
その後三週間、鎮痛剤が必要なくなった人までいたのです。
こうした実験データは枚挙にいとまがなく、笑いが健康の増進、病気
や老化の予防、ひいては長生きにも役立つことは、現在では医学的にも
認められているのです。
◇いい顔はつくられる
人間の免疫システムの働きは年齢とともに低下していきます。二十代
をピークとすれば、四十代では半分、六十代ではさらにその半分です。
年齢が倍になるとがんの発生率は16倍になるといいます。ですから
私たちは、日頃から積極的に笑い、免疫力を高めることを心がける必要
があるのです。
ところが、笑いの習慣を失ってしまった人にはこれが案外難しいので
す。
人の体は使えば発達し、使わなければ退化します。いつも難しい顔を
していると、その表情筋だけが発達し、その顔つきのまま固まってしま
います。
これでは、いざ笑おうと思っても、顔が引きつって醜くゆがみ、相手
がギョッとしてしまいます。NK細胞も活性化されません。
逆に、いつもにこやかな顔をしていると、優しく魅力的な顔になりま
す。笑顔をつくる表情筋が発達し、人に出会っても自然に徹笑むことが
できます。
まず、笑顔づくりから始めましょう。
顔はその人の生活、健康、人生を映す鏡です。そして笑顔はその人の
魅力をアップさせます。人の顔は生まれたままではありません。
いい顔はつくられるものです。
明るい笑顔づくりには、まず鏡に向かってニッコリすること。これを
毎朝の習慣にするのです。続けているうちに必ずニッコリできるように
なります。
ニッコリを積み重ねていると、その明るい雰囲気に惹かれて、たくさ
んの人があなたの周りに集まってくるようになるでしょう。
これからの時代は、自分で別荘を持つよりも、別荘を持つ人を友人に
持つこと。つまり人財産を殖やすことが大切になります。そのためには、
人から好かれる人間、あの人が来ると楽しいと思われる人間でなければ
なりません。
いい顔づくりを心がけてください。
明るい顔は周りを明るくし、暗い顔は周りを暗くします。
仏教に、無財の七施という教えがあります。地位や財産がなくても、
他人にしてあげられる善行があり、その一つが和顔施、すなわち笑顔だ
といいます。
明るい顔づくり、いい笑顔づくりは一生の修行なのです。
今回は7月27日に続いて、齋藤孝さんの
「100%人に好かれる聞く力」の紹介 2回目です。
100%人に好かれることはありませんが、
読んでみようという気にさせてくれます。
出版社の案内には、
「好感度を上げ、よりよい人間関係を築き、クリエイティブな関係を作
る『聞く力』を上げる方法を具体的に解説。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『添いつつずらす』が構えの基本。文脈力がある方が対話を蔭でリー
ドする」
・「人間関係はそこら中に地雷がある。相手のコンプレックス品目にス
イッチがある」
・「気心が知れるとは、お互いに文脈を共有し合っていること」
・「日記を書くことは自分のことを自分で聞き取り文字にする作業」
もう一つ、再掲載になりますが、昇幹夫さんの
「笑いでつくろう健康長寿のイキイキ人生」①を載せます。
☆「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ②

◇聴く構えをつくる
1 相手との間合いをはかる
「添いつつずらす」が基本
-「添いつつずらす」が構えの基本
文脈力がある方が対話を蔭でリードする
「わたしたちはどういう関係なのか」
人間関係の空気を読む
相手のコンプレックスを見極める
心理的なこだわり
- 人間関係はそこら中に地雷がある
相手のコンプレックス品目にスイッチがある
気心が知れる
- お互いに文脈を共有し合っている
2 相手との共感をつくる
価値観に寄り添う
子どもには可塑性がある - しかし50,60人には無理
重要度で見極める
相手の中核に気を配る
コンプレックス - 仮想敵国
共通のライバルを持ち出す
「気付いた」というプレゼントを贈る
- 強弱を付けた反応
◇聞く力を鍛えるトレーニング
1 聞く技術 - 4つの基本
① 机の真ん中に白い紙を置く
◎ できる人は他人の言うことを聞いてそこから刺激を受けて
返せる
会話する二人の真中に白い紙を置く ~ 聞く力基本型
「マップ・コミュニケーション」
○ 90度 紙にキーワードを書き込んでいく
□ □○ = 関係性を図化
② ヒット&アウェイの練習
優秀なバーテンダーの会話の仕方
人生に関わりのない当たり障りのない話題から入る
③ 一般論禁止
優秀な販売員
- パーソナルに聞きパーソナルに返す
④ ビジュアル化するクセを作る
2「読む・書く・見る」を使ってトレーニング
優れた小説を読む
- 本を読むことで,文字から,ある状況をリアルに映像化する練習
読み聞かせのすすめ
ワールド感覚
大人に効果があるCDブック
映画は続編から見る
英文和訳の練習をする
正確に意味を把握する丹念な練習
日記を書く
自分のことを自分で聞き取り文字にする作業
☆「笑いでつくろう健康長寿のイキイキ人生」元気で長生き研究所所長・医師 昇 幹夫 月刊誌『致知』より ①(前半)【再掲載 2014.5】
◇心と体の密接な関係
人間の体内では、毎日五千個ものがん細胞ができているということを
ご存じでしょうか。
私たちの体は、毎日変化しています。
細胞分裂を繰り返しては、古い細胞に新しい細胞が取って代わってい
るのです。時には何らかの刺激で出来損ないの不良品、がん細胞が生ま
れます。
その数が、体内の各所で一日五千個できるといわれているのです。
にもかかわらず、私たちが健康でいられるのは、がん細胞や体外から
入ってきた細菌などの異物を毎日処理してくれる免疫というシステムが
体内にあるからです。
そのシステムを担当するのは白血球の一つ、リンパ球で、その一割を
占めるのが天然の殺し屋、ナチュラル・キラー(NK)細胞と呼ばれる
頼もしい細胞です。
NK細胞が活発に働いている人は、免疫力が高くて病気にかかりにく
く、健康で若々しい毎日を送ることができます。そして、このNK細胞
の活性度と深く関係しているのが、心の持ち方なのです。
同窓会などに出ると、若々しく元気な人もいれば、病気ばかりして老
け込んでいる人もおり、老化にかなり個人差があることに気づかれるで
しょう。
あるデータによれば、45歳で5年、55歳で6年、65歳では前後7年
の見かけと本当の年齢との開きが出るといわれます。
65歳の人を集めると、ある人は50代後半に、別の人は70過ぎに見
えるということです。
若々しく元気な人は、ネアカで前向き、プラス思考の極楽トンボ、好
奇心旺盛でいつも未知のことに興味を持ち続けています。
彼らは例外なく、笑いの絶えない楽しい毎日を送っており、体内では
NK細胞が非常に活発に働いているのです。
◇笑いが体にいい医学的根拠
笑うと免疫力が高まり健康になる。最近は、このことを裏付ける様々
な医学データが発表されるようになりました。
いまから十年前、吉本興業が大阪ミナミの本拠地「なんばグランド花
月」で実験を行いました。がんや心臓病の人を含む男女19人(20歳か
ら62歳)から開演前後に採血し、3時間の笑いの効果を調べたのです。
NK活性(NK細胞の元気度)は、笑う前に数値が低すぎた人は、す
べて正常範囲までアップし、高すぎた人の多くも正常範囲近くの数値に
戻りました。
免疫力のバランスを示す比も好ましい方向に変化しました。つまり、
大笑いすることは単に心理的な効果だけでなく、免疫系を正常化させる
生理学的効果もあることがわかったのです。
日本医科大学リウマチ科の吉野槇一教授の研究グループは、大学に落
語家の林家木久蔵師匠を招き、リウマチ患者26名に落語を聴かせてそ
の前後で血液検査をしました。
すると、リウマチと関係が深いインターロイキン6という物質と、ス
トレスホルモンと呼ばれるコルチゾールがいずれも減少しました。
実際、患者の大半は痛みが軽くなって鎮痛剤の使用量が減り、中には
その後三週間、鎮痛剤が必要なくなった人までいたのです。
こうした実験データは枚挙にいとまがなく、笑いが健康の増進、病気
や老化の予防、ひいては長生きにも役立つことは、現在では医学的にも
認められているのです。
◇いい顔はつくられる
人間の免疫システムの働きは年齢とともに低下していきます。二十代
をピークとすれば、四十代では半分、六十代ではさらにその半分です。
年齢が倍になるとがんの発生率は16倍になるといいます。ですから
私たちは、日頃から積極的に笑い、免疫力を高めることを心がける必要
があるのです。
ところが、笑いの習慣を失ってしまった人にはこれが案外難しいので
す。
人の体は使えば発達し、使わなければ退化します。いつも難しい顔を
していると、その表情筋だけが発達し、その顔つきのまま固まってしま
います。
これでは、いざ笑おうと思っても、顔が引きつって醜くゆがみ、相手
がギョッとしてしまいます。NK細胞も活性化されません。
逆に、いつもにこやかな顔をしていると、優しく魅力的な顔になりま
す。笑顔をつくる表情筋が発達し、人に出会っても自然に徹笑むことが
できます。
まず、笑顔づくりから始めましょう。
顔はその人の生活、健康、人生を映す鏡です。そして笑顔はその人の
魅力をアップさせます。人の顔は生まれたままではありません。
いい顔はつくられるものです。
明るい笑顔づくりには、まず鏡に向かってニッコリすること。これを
毎朝の習慣にするのです。続けているうちに必ずニッコリできるように
なります。
ニッコリを積み重ねていると、その明るい雰囲気に惹かれて、たくさ
んの人があなたの周りに集まってくるようになるでしょう。
これからの時代は、自分で別荘を持つよりも、別荘を持つ人を友人に
持つこと。つまり人財産を殖やすことが大切になります。そのためには、
人から好かれる人間、あの人が来ると楽しいと思われる人間でなければ
なりません。
いい顔づくりを心がけてください。
明るい顔は周りを明るくし、暗い顔は周りを暗くします。
仏教に、無財の七施という教えがあります。地位や財産がなくても、
他人にしてあげられる善行があり、その一つが和顔施、すなわち笑顔だ
といいます。
明るい顔づくり、いい笑顔づくりは一生の修行なのです。
「野菜づくりQ&A」藤田智 NHK出版 2014年 /「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑩【再掲載 2014.9】 [読書記録 一般]
今日は7月29日、月曜日です。
今回は、藤田智さんの
「野菜づくりQ&A」を紹介します。
夏野菜の収穫も一段落ついたところなのですが。
出版社の案内には、
「野菜栽培のお悩み解決! 菜園ライフが楽しくなる
野菜を育てているうちに、次から次へとわき上がってくる疑問の数々。
初心者からベテランまでの『なぜ?』を解決してくれるヒントが、こ
の本の中には必ず見つかるはずです。有機栽培やプランター栽培の、
Q&Aも満載。初心者でもすぐに野菜づくりが始められる栽培カレン
ダー付き。」
とあります。
わたしが必要と思ったところをメモしたものです。
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「一斉授業の復権」⑩を載せます。
一斉授業の指導のあり方が再び見直されることを私は期待します。
☆「野菜づくりQ&A」藤田智 NHK出版 2014年

◇インゲン
つるなし - ~55日
つるあり - 支柱 2か月で収穫
防鳥 - 種まき後不織布ベタがけ
◇エダマメ
極早生 - 早生がオススメ
種まき後 - 80~90日でエダマメ 130日で大豆
防虫ネット - 肥料は少なめ
◇エンドウ
秋 10月下旬~11月上旬直播き
→ 15~20㎝で冬越し
◇オクラ
一昼夜水につけてからまく
7~10㎝が食べ頃 - 早めに!
下の葉をとる - 風通し(60㎝以内の株間の場合)
◇カボチャ
地ばえ - 2m×2m(一株)
人工授粉 - 40~45日前後が収穫適期(日付ラベルを)
20~25日後 収穫できそうだが我慢
◇キュウリ
接ぎ木 … 生育旺盛 収穫期も長い
整枝 … 下から5節までのわき芽はすべて取り除く
6節より上は葉を1~2枚つけて先端を切る
一番果~3番果 若どりを!(小指~10㎝)
かぶが疲れない
支柱の上まできたら先端を摘心して押さえる
うどん粉病(白)べと病(黄色い斑点)
曲がり果 = かぶの老化
◇スイカ・メロン
スイカのつるの整枝
- 1株1~2個(大) 4果(小玉)
実の下にワラやスチロール
- 受粉後35~40日(小玉) 40~45日(大玉)
プリンスメロン 1株6~9個
◇トマト
接ぎ木苗 病害虫に強い 連作障害が出にくい 収量多い
苗の選び方 ①葉の色が濃い
②節目が詰まってかっちり
③病気でない
④双葉が残っている
⑤一組の花芽が付くか花が咲いている
⑥根がしっかり張っている
誘引 - 8の字
わき芽 すべて取る → 風通しをよくする
◇ナス
更新剪定 1 すべての枝を1/2~1/3の高さで剪定
2 スコップで根切り 半径30~40㎝の円
3 1㎡当たり30gの化成肥料
◇ピーマン
一番果は早めにとる
◇落花生
花が咲き始めたら 1㎡30gの化成肥料+小熊手で中耕
収穫 9月下旬~10月中旬~11月上旬
◇サトイモ
月に1回追肥と土寄せ
◇ジャガイモ
切り口乾燥 2~3日陰干し
秋じゃがはSサイズを切らずに植える
芽かき 5~6本出たら1~2本に
10~15㎝の時に(1か月)
◇ダイコン
株間は30㎝で
マルチなし 60㎝の畝幅に1列
マルチ有り 70~80㎝に2列
種まきより 60~70日後が収穫
◇ニンジン
ペレット粒 水切れに注意
発芽がポイント 覆土は薄く
種まき ~120日
☆「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑩【再掲載 2014.9】
[出版社の案内]
学力低下・学級崩壊を救うのは一斉授業だ!学力を真に鍛え、子ども一
人ひとりをいきいきさせる、その驚くべき“教育力”を示す理論と実践
の書。

◇言葉を征する者は授業を征する
授業中は丁寧語,大人には敬語を
馴れ合いの親子関係
→ そのまま教師に対してもなれなれしくする
「授業中は教師が仕切ります。遊び時間は自由にどうぞ」
「こうもり男」と「ささやき女」の授業妨害
ヒントまがいのささやきが飛び交うクラスではだめ
「話す」から「語る」へ,「聞く」から「尋ねる」へ
はなす しゃべる きく 聴く
話す 聞く
語る 尋ねる
4人の生活班を学習班に
- 国社算理の4教科分担「語りと尋ね」
<新しい学力観の嘘>
◇新しい学力観のもたらしたもの
「ゆとりと充実」ではなく,「言う通りの忠実」
パンドラの箱は開かれた
「新しい学力観の4つの過ち」
① 小学生の学力的自立を困難にするほどの教育内容の削減を行
い,低学力化を促進した。
②「個性の尊重」という美名のもとに個の成長を保障しない体験
至上主義のがさつな教育をはびこらせた。
③「指導すべきでない,支援すべきだ」という間違った指導理念
と態度主義の評価は子どもから「できる」喜びとやる気を奪っ
た。
④ 子どもの興味から授業を創るという嘘と幻想を振りまき,教
師の尊厳を傷つけ,一斉授業の技を萎えさせた。
◇学力的自立という観点から
学力的自立を意図的に押しとどめる教育課程
知識のネットワークをつくる
◇個性尊重という名の教育放棄
教えられない子どもの悲しさ
「知識を与えず,響き合わず,教育せず」
◇「指導ではなく支援を」の誤り
できないから楽しくない
「楽しい体育」?
できる喜びをすべての子どもに
日々の努力と少しの勇気
マットの仕組み 「視点の移動」
天井 → かべ → マット
公開授業で正しい学力観を広める
偶然の所産は教育ではない
図工 → がらくた遊びになってしまった
図工の不易
① 課題,材料,手法を限定し,同じ土俵で作品を作らせる。
(限定と指導)
② 新しい手法について丁寧に学習させる。(学習)
③ 制作についての思いや考えをつぶやかせ,交流させ,共通
な世界をもたせ,そこで個のイメージをふくらませ合いを組
織する。 (言語化による交流)
④ 作品製作の途中でも子どもの作品を取り上げ,評価し,参
考にさせる。 (中間評価と交流)
⑤ できた作品を見せ合いながら自分の好きなところなどを発
表し鑑賞と交流をする。 (自己評価・相互評価と鑑賞)
⑥ 同じ材料,同じ手法で2回取り組ませ,手法に習熟させる
とともに工夫させる。(習熟と工夫)
※ 日本の図工に欠けているのは習熟 2回目を
今回は、藤田智さんの
「野菜づくりQ&A」を紹介します。
夏野菜の収穫も一段落ついたところなのですが。
出版社の案内には、
「野菜栽培のお悩み解決! 菜園ライフが楽しくなる
野菜を育てているうちに、次から次へとわき上がってくる疑問の数々。
初心者からベテランまでの『なぜ?』を解決してくれるヒントが、こ
の本の中には必ず見つかるはずです。有機栽培やプランター栽培の、
Q&Aも満載。初心者でもすぐに野菜づくりが始められる栽培カレン
ダー付き。」
とあります。
わたしが必要と思ったところをメモしたものです。
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「一斉授業の復権」⑩を載せます。
一斉授業の指導のあり方が再び見直されることを私は期待します。
☆「野菜づくりQ&A」藤田智 NHK出版 2014年

◇インゲン
つるなし - ~55日
つるあり - 支柱 2か月で収穫
防鳥 - 種まき後不織布ベタがけ
◇エダマメ
極早生 - 早生がオススメ
種まき後 - 80~90日でエダマメ 130日で大豆
防虫ネット - 肥料は少なめ
◇エンドウ
秋 10月下旬~11月上旬直播き
→ 15~20㎝で冬越し
◇オクラ
一昼夜水につけてからまく
7~10㎝が食べ頃 - 早めに!
下の葉をとる - 風通し(60㎝以内の株間の場合)
◇カボチャ
地ばえ - 2m×2m(一株)
人工授粉 - 40~45日前後が収穫適期(日付ラベルを)
20~25日後 収穫できそうだが我慢
◇キュウリ
接ぎ木 … 生育旺盛 収穫期も長い
整枝 … 下から5節までのわき芽はすべて取り除く
6節より上は葉を1~2枚つけて先端を切る
一番果~3番果 若どりを!(小指~10㎝)
かぶが疲れない
支柱の上まできたら先端を摘心して押さえる
うどん粉病(白)べと病(黄色い斑点)
曲がり果 = かぶの老化
◇スイカ・メロン
スイカのつるの整枝
- 1株1~2個(大) 4果(小玉)
実の下にワラやスチロール
- 受粉後35~40日(小玉) 40~45日(大玉)
プリンスメロン 1株6~9個
◇トマト
接ぎ木苗 病害虫に強い 連作障害が出にくい 収量多い
苗の選び方 ①葉の色が濃い
②節目が詰まってかっちり
③病気でない
④双葉が残っている
⑤一組の花芽が付くか花が咲いている
⑥根がしっかり張っている
誘引 - 8の字
わき芽 すべて取る → 風通しをよくする
◇ナス
更新剪定 1 すべての枝を1/2~1/3の高さで剪定
2 スコップで根切り 半径30~40㎝の円
3 1㎡当たり30gの化成肥料
◇ピーマン
一番果は早めにとる
◇落花生
花が咲き始めたら 1㎡30gの化成肥料+小熊手で中耕
収穫 9月下旬~10月中旬~11月上旬
◇サトイモ
月に1回追肥と土寄せ
◇ジャガイモ
切り口乾燥 2~3日陰干し
秋じゃがはSサイズを切らずに植える
芽かき 5~6本出たら1~2本に
10~15㎝の時に(1か月)
◇ダイコン
株間は30㎝で
マルチなし 60㎝の畝幅に1列
マルチ有り 70~80㎝に2列
種まきより 60~70日後が収穫
◇ニンジン
ペレット粒 水切れに注意
発芽がポイント 覆土は薄く
種まき ~120日
☆「一斉授業の復権」久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑩【再掲載 2014.9】
[出版社の案内]
学力低下・学級崩壊を救うのは一斉授業だ!学力を真に鍛え、子ども一
人ひとりをいきいきさせる、その驚くべき“教育力”を示す理論と実践
の書。

◇言葉を征する者は授業を征する
授業中は丁寧語,大人には敬語を
馴れ合いの親子関係
→ そのまま教師に対してもなれなれしくする
「授業中は教師が仕切ります。遊び時間は自由にどうぞ」
「こうもり男」と「ささやき女」の授業妨害
ヒントまがいのささやきが飛び交うクラスではだめ
「話す」から「語る」へ,「聞く」から「尋ねる」へ
はなす しゃべる きく 聴く
話す 聞く
語る 尋ねる
4人の生活班を学習班に
- 国社算理の4教科分担「語りと尋ね」
<新しい学力観の嘘>
◇新しい学力観のもたらしたもの
「ゆとりと充実」ではなく,「言う通りの忠実」
パンドラの箱は開かれた
「新しい学力観の4つの過ち」
① 小学生の学力的自立を困難にするほどの教育内容の削減を行
い,低学力化を促進した。
②「個性の尊重」という美名のもとに個の成長を保障しない体験
至上主義のがさつな教育をはびこらせた。
③「指導すべきでない,支援すべきだ」という間違った指導理念
と態度主義の評価は子どもから「できる」喜びとやる気を奪っ
た。
④ 子どもの興味から授業を創るという嘘と幻想を振りまき,教
師の尊厳を傷つけ,一斉授業の技を萎えさせた。
◇学力的自立という観点から
学力的自立を意図的に押しとどめる教育課程
知識のネットワークをつくる
◇個性尊重という名の教育放棄
教えられない子どもの悲しさ
「知識を与えず,響き合わず,教育せず」
◇「指導ではなく支援を」の誤り
できないから楽しくない
「楽しい体育」?
できる喜びをすべての子どもに
日々の努力と少しの勇気
マットの仕組み 「視点の移動」
天井 → かべ → マット
公開授業で正しい学力観を広める
偶然の所産は教育ではない
図工 → がらくた遊びになってしまった
図工の不易
① 課題,材料,手法を限定し,同じ土俵で作品を作らせる。
(限定と指導)
② 新しい手法について丁寧に学習させる。(学習)
③ 制作についての思いや考えをつぶやかせ,交流させ,共通
な世界をもたせ,そこで個のイメージをふくらませ合いを組
織する。 (言語化による交流)
④ 作品製作の途中でも子どもの作品を取り上げ,評価し,参
考にさせる。 (中間評価と交流)
⑤ できた作品を見せ合いながら自分の好きなところなどを発
表し鑑賞と交流をする。 (自己評価・相互評価と鑑賞)
⑥ 同じ材料,同じ手法で2回取り組ませ,手法に習熟させる
とともに工夫させる。(習熟と工夫)
※ 日本の図工に欠けているのは習熟 2回目を
「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ① /不登校について⑨ - ふえる一方の不登校をどうとらるか(中)「心をほどく人間関係の大切さについて」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 2001年 【再掲載 2015.5】 [読書記録 一般]
今日は7月28日、日曜日です。
今回は、稲垣栄洋さんの
「働きアリの2割はサボっている」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「一生に一度しか糞をしない生き物とは?
カタツムリがブロック塀に集まるのはなぜ?
身近な生き物たちの世界はこんなに深い。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ツクシという種類の植物があるわけではなく、スギナ『本体』が生え
てくる前に、同じ地下茎から先に出てくるものが、ツクシとよばれて
いる」
・「『わたしは臭い虫です。食べられるものなら食べてみなさい』
- テントウムシ」
・「『マルハナバチのパラドックス』とは[自分の体重と同じ重さの蜜+自
分の体重の2割の重さ花粉]を運搬可能なのは?」
・「アブが黄色を好むので早春に咲く花(菜の花やタンポポなど)は黄色」
楽しく読め、また、少し利口になった気分にさせてくれます。
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤友宣さんの
「増える一方の不登校をどうとらえるか(中)」を載せます。
長引く不登校を脱するにはどうすればよいのか、
方法は子どもそれぞれに違うとは思いますが、考えさせてくれます。
☆「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ①

◇春
□ツクシは誰の子か?
ツクシが育ってもスギナにはならない
- 地下で繋がっている
= 同じ体の一部 - ツクシは胞子を飛ばすための器官
□可愛い模様は何のため? (テントウムシ)
足の関節から黄色く臭い汁
「わたしは臭い虫です。食べられるものなら食べてみなさい」
それにあやかる虫も
- テントウダマシ
□血の滲む努力!(レンゲ)
根に根粒(白コブ)
- 根粒菌(窒素を取り込み栄養分を作る)
酸素を自在に運べるのはヘモグロビンがあるから
- 切ると血が滲むように赤くなる
□働き者はおばあさん!(ミツバチ)
働き蜂は皆メス
最初 → 掃除や幼虫の世話
ベテラン → 蜜・花粉集め
寿命約1か月
□空飛ぶぬいぐるみ!(マルハナバチ)
綽名「空飛ぶぬいぐるみ」
= 体温を逃がさないための工夫
「マルハナバチのパラドックス」
= どうして飛べるのか?
[自分の体重と同じ重さの蜜+2割の花粉]の運搬可能
□誘惑と裏切りの甘い蜜(カラスノエンドウ)
葉の付け根から蜜
- サクラ・カメガシ・イタドリ・ソラマメ
花外蜜線
- アリを呼び寄せる役目 アリが害虫を追い払う
しかし,アブラムシが…
アブラムシがお知りからあまい汁を出して誘惑する
アリはテントウムシなどの天敵からアブラムシを守る
□運び屋 雇います!(スミレ)
スミレの種子にエライオソーム(ゼリー状)
→ アリのエサ アリは自分の巣に持ち帰る
アリは種子を巣の外に捨てる
□タンポポ゚体操の不思議!(タンポポ)
前屈運動(タンポポ゚体操)
花びらが実は花(100以上の小花の集合)
□春告げる黄色の謎!(アブ)
アブが黄色を好むので早春に咲く花は黄色(菜の花,タンポポ等)
アブはハチのように花を選ばない
- 節操なく飛び回る
□実は増毛しています!(ヨモギ)
ヨモギ餅
- 葉の裏の白毛が餅に粘り気を出す
ヨモギ葉の毛からモグサ
□野の花の薬屋さん(薬草)
キランソウ 「地獄の釜のふた」
ゲンノショウコ 「現の証拠」(下痢止め)
ハシリドコロ 「鬼見草」狂乱して走りまわる
□しっぽはどこへ消えた?(オタマジャクシ)
しっぽの細胞が自らのプログラムにより死滅され分解される
(アポトーシス)
胎児
指の間に水かき
→ やがてアポトーシス
→ 5本指に
□太らせた君が好き!(チガヤ)
チガヤ「茅」
若い穂は「つばな」
昔の子はおやつの代わりに
□血吸いバッタの執念!(クギキリキス)
クビキリキス
-「ジー」高音で鳴く 口の周りが真っ赤
別名「血吸いバッタ」
=「首切りキリギリス」の意味
手ぬぐいにかみつかせて引っ張って遊んだ
→ 首が取れた
□多芸な一文無し!(ケラ)
ケラ芸
… 多芸ながら秀でた芸がない
英語「モグラコオロギ」
□僕らだって生きている! (ミミズ)
余計なものを無くした体に進化
雌雄同体 白い帯2匹が交尾
土中で生活するミミズは他の個体と出会うチャンスがそうない
→ 少ないチャンスをものにするため雌雄同体に
□息つく暇もない! (ヒバリ)
「気のう」9つ
- 息継ぎしなくても泣き続ける
□泣き声が悪かった! (燕)
ツバメ
稲の害虫を食べる - 人間の家に巣
☆不登校について⑨ - ふえる一方の不登校をどうとらるか(中)「心をほどく人間関係の大切さについて」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 2001年 【再掲載 2015.5】

◇分かってやれるかの気遣いが勝負
だいたい乳幼児時期に親によくかまわれてきた子の常で、大介はひとの
ことに干渉したがる性ではない。
口うるさい女の子達のなにかにつけても遊びのいい相手にされるが、い
かにもうっとうしいのに、その不本意さを払いのける工夫が分からない。
されるに任せていやになるばかりであったのですね。
自分の主体性を発揮する心の発散の習慣を体験しないままの、くすぶり
続けの日々を、親にも残念がられ続けてきたわけです。
うとましがられながら、同時に、同情されるのに慣れてきて、自分は周
りの期待に反する子なのだと思い込む癖が身についてしまっている。
一般に長年の不登校が、そんなマイナスの自己認定を深めるだけ深めき
せられてしまっているわけですよ。
私の講演を開いた大介少年が、鼻歌が出る程元気づいたというのは、私
の話が、不登校児の心の真にかくれてしまっている自負の思い、自尊の思
いをまずとにかく分かろうとしてやることが、なにもかもの先決の仕事で
あるべきだと、声高らかにプラス発想の展開を主張し続けたものであった
からに違いありません。
私の前で、当人が、
「中学に入るまでに、気持を立て直さないといけないと思う」
という向きで、誇らかに自己表現をするのには、母親が息をのんでいました。
あとで子のいないところで、親は私に隠し事を打ち明ける調子で、
「あんな格好いいことを言っておきながら、実際はいつも腰くだけなんです
よ」
というので、私は、
「あなたのそういう言い方のなかに、すべての問題がひそんでいますよ」
と返さざる得なかった、そのポイントの詳述は、次回にくわしく述べたいと
思います。
その母親から、水田大介君がこの4月には
「どうにかこうにか、中学へは行きはじめてくれています」
と連絡を受けました。
会えば、
「変わらんとあかんと思うことが、私の方がいっぱいあって」
と、母親は反省しきりですが、もう2学期も半ば、まあ大丈夫でしょう。
今回は、稲垣栄洋さんの
「働きアリの2割はサボっている」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「一生に一度しか糞をしない生き物とは?
カタツムリがブロック塀に集まるのはなぜ?
身近な生き物たちの世界はこんなに深い。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「ツクシという種類の植物があるわけではなく、スギナ『本体』が生え
てくる前に、同じ地下茎から先に出てくるものが、ツクシとよばれて
いる」
・「『わたしは臭い虫です。食べられるものなら食べてみなさい』
- テントウムシ」
・「『マルハナバチのパラドックス』とは[自分の体重と同じ重さの蜜+自
分の体重の2割の重さ花粉]を運搬可能なのは?」
・「アブが黄色を好むので早春に咲く花(菜の花やタンポポなど)は黄色」
楽しく読め、また、少し利口になった気分にさせてくれます。
もう一つ、再掲載になりますが、伊藤友宣さんの
「増える一方の不登校をどうとらえるか(中)」を載せます。
長引く不登校を脱するにはどうすればよいのか、
方法は子どもそれぞれに違うとは思いますが、考えさせてくれます。
☆「働きアリの2割はサボっている」稲垣栄洋 家の光協会 2008年 ①

◇春
□ツクシは誰の子か?
ツクシが育ってもスギナにはならない
- 地下で繋がっている
= 同じ体の一部 - ツクシは胞子を飛ばすための器官
□可愛い模様は何のため? (テントウムシ)
足の関節から黄色く臭い汁
「わたしは臭い虫です。食べられるものなら食べてみなさい」
それにあやかる虫も
- テントウダマシ
□血の滲む努力!(レンゲ)
根に根粒(白コブ)
- 根粒菌(窒素を取り込み栄養分を作る)
酸素を自在に運べるのはヘモグロビンがあるから
- 切ると血が滲むように赤くなる
□働き者はおばあさん!(ミツバチ)
働き蜂は皆メス
最初 → 掃除や幼虫の世話
ベテラン → 蜜・花粉集め
寿命約1か月
□空飛ぶぬいぐるみ!(マルハナバチ)
綽名「空飛ぶぬいぐるみ」
= 体温を逃がさないための工夫
「マルハナバチのパラドックス」
= どうして飛べるのか?
[自分の体重と同じ重さの蜜+2割の花粉]の運搬可能
□誘惑と裏切りの甘い蜜(カラスノエンドウ)
葉の付け根から蜜
- サクラ・カメガシ・イタドリ・ソラマメ
花外蜜線
- アリを呼び寄せる役目 アリが害虫を追い払う
しかし,アブラムシが…
アブラムシがお知りからあまい汁を出して誘惑する
アリはテントウムシなどの天敵からアブラムシを守る
□運び屋 雇います!(スミレ)
スミレの種子にエライオソーム(ゼリー状)
→ アリのエサ アリは自分の巣に持ち帰る
アリは種子を巣の外に捨てる
□タンポポ゚体操の不思議!(タンポポ)
前屈運動(タンポポ゚体操)
花びらが実は花(100以上の小花の集合)
□春告げる黄色の謎!(アブ)
アブが黄色を好むので早春に咲く花は黄色(菜の花,タンポポ等)
アブはハチのように花を選ばない
- 節操なく飛び回る
□実は増毛しています!(ヨモギ)
ヨモギ餅
- 葉の裏の白毛が餅に粘り気を出す
ヨモギ葉の毛からモグサ
□野の花の薬屋さん(薬草)
キランソウ 「地獄の釜のふた」
ゲンノショウコ 「現の証拠」(下痢止め)
ハシリドコロ 「鬼見草」狂乱して走りまわる
□しっぽはどこへ消えた?(オタマジャクシ)
しっぽの細胞が自らのプログラムにより死滅され分解される
(アポトーシス)
胎児
指の間に水かき
→ やがてアポトーシス
→ 5本指に
□太らせた君が好き!(チガヤ)
チガヤ「茅」
若い穂は「つばな」
昔の子はおやつの代わりに
□血吸いバッタの執念!(クギキリキス)
クビキリキス
-「ジー」高音で鳴く 口の周りが真っ赤
別名「血吸いバッタ」
=「首切りキリギリス」の意味
手ぬぐいにかみつかせて引っ張って遊んだ
→ 首が取れた
□多芸な一文無し!(ケラ)
ケラ芸
… 多芸ながら秀でた芸がない
英語「モグラコオロギ」
□僕らだって生きている! (ミミズ)
余計なものを無くした体に進化
雌雄同体 白い帯2匹が交尾
土中で生活するミミズは他の個体と出会うチャンスがそうない
→ 少ないチャンスをものにするため雌雄同体に
□息つく暇もない! (ヒバリ)
「気のう」9つ
- 息継ぎしなくても泣き続ける
□泣き声が悪かった! (燕)
ツバメ
稲の害虫を食べる - 人間の家に巣
☆不登校について⑨ - ふえる一方の不登校をどうとらるか(中)「心をほどく人間関係の大切さについて」 伊藤友宣(神戸心療親子研究室・主宰) 2001年 【再掲載 2015.5】

◇分かってやれるかの気遣いが勝負
だいたい乳幼児時期に親によくかまわれてきた子の常で、大介はひとの
ことに干渉したがる性ではない。
口うるさい女の子達のなにかにつけても遊びのいい相手にされるが、い
かにもうっとうしいのに、その不本意さを払いのける工夫が分からない。
されるに任せていやになるばかりであったのですね。
自分の主体性を発揮する心の発散の習慣を体験しないままの、くすぶり
続けの日々を、親にも残念がられ続けてきたわけです。
うとましがられながら、同時に、同情されるのに慣れてきて、自分は周
りの期待に反する子なのだと思い込む癖が身についてしまっている。
一般に長年の不登校が、そんなマイナスの自己認定を深めるだけ深めき
せられてしまっているわけですよ。
私の講演を開いた大介少年が、鼻歌が出る程元気づいたというのは、私
の話が、不登校児の心の真にかくれてしまっている自負の思い、自尊の思
いをまずとにかく分かろうとしてやることが、なにもかもの先決の仕事で
あるべきだと、声高らかにプラス発想の展開を主張し続けたものであった
からに違いありません。
私の前で、当人が、
「中学に入るまでに、気持を立て直さないといけないと思う」
という向きで、誇らかに自己表現をするのには、母親が息をのんでいました。
あとで子のいないところで、親は私に隠し事を打ち明ける調子で、
「あんな格好いいことを言っておきながら、実際はいつも腰くだけなんです
よ」
というので、私は、
「あなたのそういう言い方のなかに、すべての問題がひそんでいますよ」
と返さざる得なかった、そのポイントの詳述は、次回にくわしく述べたいと
思います。
その母親から、水田大介君がこの4月には
「どうにかこうにか、中学へは行きはじめてくれています」
と連絡を受けました。
会えば、
「変わらんとあかんと思うことが、私の方がいっぱいあって」
と、母親は反省しきりですが、もう2学期も半ば、まあ大丈夫でしょう。
「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ① /「大研究落語と講談の図鑑」国土社編集部 国土社 2016年 ①【再掲載 2018.1】 [読書記録 一般]
今日は7月27日、土曜日です。
今回は齋藤孝さんの
「100%人に好かれる聞く力」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「好感度を上げ、よりよい人間関係を築き、クリエイティブな関係を作
る『聞く力』を上げる方法を具体的に解説。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「林竹二のとる子どもたちに徹底的に質問する方法。ある子どもは、
『林先生は,質問して誰かが答えを出すとどこまでも追いつめてく
る。でも,考える力が伸びてくる。そして,すっと頭に入ってくる』
と語った」
・「一人では決して生まれなかったものを生み出すのが聞く力」
・「アクティブ・リスニング(傾聴法)とは、相手の言うことを、肯定も
否定もせずひたすら共感をもって受け止めて聴くこと」
・「表情の固まっている人には要注意。アイデアがわかないので、つっ
こまれまいとしているだけ」
もう一つ、再掲載になりますが、国土社編集部による
「大研究 落語と講談の図鑑」①を載せます。
児童向けに、図版入りでわかりやすくかかれています。
☆「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ①

◇聞く力が生きる力を上げる
人間関係の基本は「聞く」
話すが1で聞くが10
聞く力は教育力
林竹二
「…ソクラテスは,対話というのは相手の意見を出させてそれ
を吟味することによって相手の魂を裸にして調べることだと
言っている」
林竹二
- 子どもたちに徹底的に質問する方法
子ども
「林先生は,質問して誰かが答えを出すとどこまでも追いつ
めてくる。でも,考える力が伸びてくる。そして,すっと
頭に入ってくる。」
特別な人間関係を築ける
指導者に要求されるのも「聞く力」
自分の心の声に耳を澄ます
野口三千三「野口体操-からだにきく」
新しいものを生み出す力
一人では決して生まれなかったものを生み出すのが聞く力
◇聞く力とは何か
1 聞くセンスを持とう
アクティブに聞くとは、自分だけでなく相手もインスパイア
される聞き方が理想相手に委ねる聞き方
- 鈴木秀子「心の対話者」
アクティブ・リスニング = 傾聴法
◎ 相手の言うことを、肯定も否定もせずひたすら共感を
もって受け止めていく
わざとぼける聞き方
少しゆるめの感じで
-「利口でややゆるめの人」
○ゲーテとエッカーマン
○ピッチャーとよいキャッチャー
話の水位感覚を持つ
センスでなくサンスをもつ
意味を感覚・方向性としてとらえる
2 聞くことの本質を掴む
人と分かり合う場をつくる
ロジャースのエンカウンター
自分のコミュニケーションスタイルを掴む
ファシリテーター
- 聞く耳を傾け発言を蔭で促し続けるプロのような存在
笑いのクセにその人の本質が現れる
◎表情の固まっている人には要注意
~ アイデアがわかない
つっこまれまいとしているだけ
3 一歩ゆく聞く力
キャラクターを掴む
クセを認めて寄り添う
クセを集めて成功した「ちびまる子ちゃん」
スタイルとは「クセ」の総合体
「構え」というクセの集積
自分の内側にセンサーを持つ
聞く力に注目したのが竹内敏晴『話しかけのレッスン』
話かけのレッスン
→ 言葉が自分のどこに届くのか
自分のセンサーを持ち,半分は相手の文脈に,半分は自分の内側に焦点
4 聞く力が可能性を拓く
相手の話を聞くスペースを心につくる
一緒にダンスを踊れるか
- 相手の懐に入る
寄り添う気持ちの重要性
カウンセラー
- 自分の内側に全面的にスペースを空け相手の心に寄り添う
心理学者・佐治守夫先生
人は相手から受け入れられることで大きな力を得る
向井義氏(宇治少年院 主席専門官)
「心からのごめんなさいへ」品川裕香
☆「大研究落語と講談の図鑑」国土社編集部 国土社 2016年 ①【再掲載 2018.1】
[出版社の案内]
時代をこえて受け継がれる伝統芸能の中で、しゃべりや語り、見ぶりだ
けで1人何役もこなす話芸の代表格、落語と講談。基礎知識から演目の
キャラクターやストーリー、声に出して読むところまで、写真とイラスト
でやさしく解説。

◇寄席に行ってみよう
□寄席ってどんなところ? 新宿末広亭
メインは落語(大人の知恵やユーモア)
寄席文字(空きが少なく右上がり)
床の間(掛け軸) 高座 緞帳 めくり(見出し)
上手(右側) 上
手奥にお囃子 座席(末広亭には左右に桟敷席)
□どんな芸?
落語 講談 漫才 紙切り 浪曲 大神楽
開場
- 前座
- 二つ目
- 落語・色物
- 中入り
- くいつき
- 落語・色物
- ひざかわり-トリ
- 終演
□寄席を支えるいろいろな仕事
お囃子 太鼓 高座返し めくり 根多帳書き
□いろいろな寄席
浅草演芸ホール 池袋演芸場 鈴本演芸場 新宿末広亭
浅草木馬亭(浪曲) 国立演芸場 お江戸日本橋亭
お江戸上野広小路亭(1-15日) お江戸両国亭(1-15日)
横浜にぎわい亭(1-7日) 天満天神繁昌亭 大須演芸場(1-10日)
◇落語を観に行こう
□落語ってどんなもの?
小咄小噺 人情噺 階段噺 芝居噺
落語家(扇子・手拭い)
□よく出るキャラクター
江戸っ子(気が短くて涙もろく人情に厚い人が多い)
大工(熊さん、八つぁん) 御隠居 長屋の女将さん
和尚さん 若旦那 たにまち 武士 お殿様
□落語の噺の流れ
マクラ
- 本題
- オチ
マンガ
「寿限無」「まんじゅうこわい」「転失気」「牛ほめ」「時そば」
「強情灸」「元犬」「地獄八景亡者戯」
□陽気で賑やかな上方落語
上方
~ 屋外が多い(神社境内など)
→ 三味線伴奏 見台をたたく
高座
手ぬぐい扇子
見台 - 小拍子・叩き・膝隠し
にぎやかな「はめもの」
三味線・太鼓・笛
□着物と道具
特別な日(三が日など)は黒紋付き、黒紋付き+はかま
□落語の歴史
はじまり
戦国時代のお伽衆
秀吉 - 曽呂利新左衛門
17世紀末
京都 - 露の五郎兵衛
大阪 - 米澤彦八
江戸 - 鹿野武左衛門
↓(興行)
江戸 : 烏亭えん馬、三笑亭可楽 が活躍
三遊亭圓朝(幕末~明治)
近代落語の祖 - たくさんの落語を自分で創った
「怪談牡丹灯籠」「芝浜」
伝統と新作
現在、東西に800人
新作落語
- 桂文枝 三遊亭円丈 桂小春団治 立川志の輔
柳家喬太郎 三遊亭白鳥
□人間国宝になった落語家
柳家小さん(五代目)
- 「長屋の花見」「禁酒番屋」 滑稽話の名人
桂米朝(三代目)
- 「地獄八景亡者戯」「算段の平兵衛」研究者 知的
柳家小三治(十代目)
- 「芝浜」「小言念仏」 小さんの弟子 楽しい
□亭号
江戸 ~ 現代
東京
- 柳家、三遊亭、古今亭、三笑亭、林家、金原亭、橘家、雷門、桂
上方
- 桂、笑福亭、露の、林家、月亭、森乃
□落語家になるには
1前座見習い
2前座
3二つ目(着物・羽織・袴-許可)
4真打ち トリ
今回は齋藤孝さんの
「100%人に好かれる聞く力」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「好感度を上げ、よりよい人間関係を築き、クリエイティブな関係を作
る『聞く力』を上げる方法を具体的に解説。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「林竹二のとる子どもたちに徹底的に質問する方法。ある子どもは、
『林先生は,質問して誰かが答えを出すとどこまでも追いつめてく
る。でも,考える力が伸びてくる。そして,すっと頭に入ってくる』
と語った」
・「一人では決して生まれなかったものを生み出すのが聞く力」
・「アクティブ・リスニング(傾聴法)とは、相手の言うことを、肯定も
否定もせずひたすら共感をもって受け止めて聴くこと」
・「表情の固まっている人には要注意。アイデアがわかないので、つっ
こまれまいとしているだけ」
もう一つ、再掲載になりますが、国土社編集部による
「大研究 落語と講談の図鑑」①を載せます。
児童向けに、図版入りでわかりやすくかかれています。
☆「100%人に好かれる聞く力」齋藤孝 大和書房 2007年 ①

◇聞く力が生きる力を上げる
人間関係の基本は「聞く」
話すが1で聞くが10
聞く力は教育力
林竹二
「…ソクラテスは,対話というのは相手の意見を出させてそれ
を吟味することによって相手の魂を裸にして調べることだと
言っている」
林竹二
- 子どもたちに徹底的に質問する方法
子ども
「林先生は,質問して誰かが答えを出すとどこまでも追いつ
めてくる。でも,考える力が伸びてくる。そして,すっと
頭に入ってくる。」
特別な人間関係を築ける
指導者に要求されるのも「聞く力」
自分の心の声に耳を澄ます
野口三千三「野口体操-からだにきく」
新しいものを生み出す力
一人では決して生まれなかったものを生み出すのが聞く力
◇聞く力とは何か
1 聞くセンスを持とう
アクティブに聞くとは、自分だけでなく相手もインスパイア
される聞き方が理想相手に委ねる聞き方
- 鈴木秀子「心の対話者」
アクティブ・リスニング = 傾聴法
◎ 相手の言うことを、肯定も否定もせずひたすら共感を
もって受け止めていく
わざとぼける聞き方
少しゆるめの感じで
-「利口でややゆるめの人」
○ゲーテとエッカーマン
○ピッチャーとよいキャッチャー
話の水位感覚を持つ
センスでなくサンスをもつ
意味を感覚・方向性としてとらえる
2 聞くことの本質を掴む
人と分かり合う場をつくる
ロジャースのエンカウンター
自分のコミュニケーションスタイルを掴む
ファシリテーター
- 聞く耳を傾け発言を蔭で促し続けるプロのような存在
笑いのクセにその人の本質が現れる
◎表情の固まっている人には要注意
~ アイデアがわかない
つっこまれまいとしているだけ
3 一歩ゆく聞く力
キャラクターを掴む
クセを認めて寄り添う
クセを集めて成功した「ちびまる子ちゃん」
スタイルとは「クセ」の総合体
「構え」というクセの集積
自分の内側にセンサーを持つ
聞く力に注目したのが竹内敏晴『話しかけのレッスン』
話かけのレッスン
→ 言葉が自分のどこに届くのか
自分のセンサーを持ち,半分は相手の文脈に,半分は自分の内側に焦点
4 聞く力が可能性を拓く
相手の話を聞くスペースを心につくる
一緒にダンスを踊れるか
- 相手の懐に入る
寄り添う気持ちの重要性
カウンセラー
- 自分の内側に全面的にスペースを空け相手の心に寄り添う
心理学者・佐治守夫先生
人は相手から受け入れられることで大きな力を得る
向井義氏(宇治少年院 主席専門官)
「心からのごめんなさいへ」品川裕香
☆「大研究落語と講談の図鑑」国土社編集部 国土社 2016年 ①【再掲載 2018.1】
[出版社の案内]
時代をこえて受け継がれる伝統芸能の中で、しゃべりや語り、見ぶりだ
けで1人何役もこなす話芸の代表格、落語と講談。基礎知識から演目の
キャラクターやストーリー、声に出して読むところまで、写真とイラスト
でやさしく解説。

◇寄席に行ってみよう
□寄席ってどんなところ? 新宿末広亭
メインは落語(大人の知恵やユーモア)
寄席文字(空きが少なく右上がり)
床の間(掛け軸) 高座 緞帳 めくり(見出し)
上手(右側) 上
手奥にお囃子 座席(末広亭には左右に桟敷席)
□どんな芸?
落語 講談 漫才 紙切り 浪曲 大神楽
開場
- 前座
- 二つ目
- 落語・色物
- 中入り
- くいつき
- 落語・色物
- ひざかわり-トリ
- 終演
□寄席を支えるいろいろな仕事
お囃子 太鼓 高座返し めくり 根多帳書き
□いろいろな寄席
浅草演芸ホール 池袋演芸場 鈴本演芸場 新宿末広亭
浅草木馬亭(浪曲) 国立演芸場 お江戸日本橋亭
お江戸上野広小路亭(1-15日) お江戸両国亭(1-15日)
横浜にぎわい亭(1-7日) 天満天神繁昌亭 大須演芸場(1-10日)
◇落語を観に行こう
□落語ってどんなもの?
小咄小噺 人情噺 階段噺 芝居噺
落語家(扇子・手拭い)
□よく出るキャラクター
江戸っ子(気が短くて涙もろく人情に厚い人が多い)
大工(熊さん、八つぁん) 御隠居 長屋の女将さん
和尚さん 若旦那 たにまち 武士 お殿様
□落語の噺の流れ
マクラ
- 本題
- オチ
マンガ
「寿限無」「まんじゅうこわい」「転失気」「牛ほめ」「時そば」
「強情灸」「元犬」「地獄八景亡者戯」
□陽気で賑やかな上方落語
上方
~ 屋外が多い(神社境内など)
→ 三味線伴奏 見台をたたく
高座
手ぬぐい扇子
見台 - 小拍子・叩き・膝隠し
にぎやかな「はめもの」
三味線・太鼓・笛
□着物と道具
特別な日(三が日など)は黒紋付き、黒紋付き+はかま
□落語の歴史
はじまり
戦国時代のお伽衆
秀吉 - 曽呂利新左衛門
17世紀末
京都 - 露の五郎兵衛
大阪 - 米澤彦八
江戸 - 鹿野武左衛門
↓(興行)
江戸 : 烏亭えん馬、三笑亭可楽 が活躍
三遊亭圓朝(幕末~明治)
近代落語の祖 - たくさんの落語を自分で創った
「怪談牡丹灯籠」「芝浜」
伝統と新作
現在、東西に800人
新作落語
- 桂文枝 三遊亭円丈 桂小春団治 立川志の輔
柳家喬太郎 三遊亭白鳥
□人間国宝になった落語家
柳家小さん(五代目)
- 「長屋の花見」「禁酒番屋」 滑稽話の名人
桂米朝(三代目)
- 「地獄八景亡者戯」「算段の平兵衛」研究者 知的
柳家小三治(十代目)
- 「芝浜」「小言念仏」 小さんの弟子 楽しい
□亭号
江戸 ~ 現代
東京
- 柳家、三遊亭、古今亭、三笑亭、林家、金原亭、橘家、雷門、桂
上方
- 桂、笑福亭、露の、林家、月亭、森乃
□落語家になるには
1前座見習い
2前座
3二つ目(着物・羽織・袴-許可)
4真打ち トリ
山折哲雄さんはこんなことを ⑪-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年(3) /「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ③(最終)【再掲載 2014.7】 [読書記録 宗教]
今日は7月26日、金曜日です。
今回は、7月23日に続き、山折哲雄さんはこんなことをの紹介10回目、
「悩め、人間よ」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を丹念に
読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「親鸞は29歳で山を下り京都六角堂に百日参籠し、聖徳太子の示現に
より法然に六年間。名前を綽空(しゃくくう)、善信(ぜんしん)と
二度変える」
・「恵信尼との出会いにより、僧を否定し俗を放棄する『非俗非僧』に
生きた」
・「十年間の石山戦争後、顕如が石山を退去し、顕如の死により跡目相
続、お家騒動となった。長男教如が秀吉の命を受け法王となり隠居
後、別寺東本願寺に分かれた。三男、准如が跡を継ぐことになった」
もう一つ、再掲載になりますが、仲田紀夫さんの
「仲田紀夫の算数数学授業術」③を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑪-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年(3)

◇親鸞
流刑地
居多ガ浜(現上越市) 海のイメージ
比叡山から法然,そして越後へ
20年間比叡山(9~29歳)
29歳で山を下り京都六角堂に百日参籠
聖徳太子の示現
→ 法然のもとに六年間
名前を二度変える 綽空(しゃくくう)・善信(ぜんしん)
承元元年 専修念仏停止事件
流刑 法然は土佐 親鸞は越後…初めて海を見た
「教行信証」海のイメージ
親鸞の海 良寛の雪
恵信尼との出会いが生んだもの
「非俗非僧」に生きる
僧を否定し俗を放棄する
稲田
信仰者本来の姿を求めて
自ら進んで東国を捨て弟子たちを捨てた
◇親鸞,蓮如と明治維新
本願寺教団が生き延びた秘密
たどり着いた浄土信仰
十年続いた石山戦争
石山本願寺による顕如が信長の軍門に
1580年(1570~1580石山戦争)
顕如が石山を退去
顕如の死 跡目相続 お家騒動
長男 教如が秀吉の命を受け法王 隠居し 別寺 東本願寺
→ 翌年 三男 准如が跡を継ぐことに
家康による東西分断
家康の巧妙な分断政策
「宗門改め」と「寺請制度」
☆「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ③(最終)【再掲載 2014.7】
◇教育実習生から学ぶ
1.「人格か技術か」論争(ディベート)
対立事項とするのではない
◎ヘルベルト五段教授法
① 予備 → 導入
② 提示 → 本時
③ 比較 →
④ 概括 → まとめ
⑤ 応用 → 宿題
◎日々の授業の小技術チェックリスト
① 話し方(間,ユーモア)
② 発問
③ 指名
④ 子どもとの問答,応答
⑤ クラス内の討論
⑥ グループで
⑦ 板書(書き方,消し方)
⑧ 教具(示し方)
⑨ 机間巡視(ノートから 等) つかめ
⑩ 五感活動(つぶやきを拾う) 教具
⑪ 授業のまとめ ノートで
⑫ その他
○まとめ
子どもを指名しまとめさせる
○次時への発展
2.子どもとの親密距離と授業
◇資格化,映像化への工夫
1.疑問も図表現で納得一発
2.高校数学界でも「モデル」で
3.「動くもの」(関数)は動く映像で理解
今回は、7月23日に続き、山折哲雄さんはこんなことをの紹介10回目、
「悩め、人間よ」3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を丹念に
読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「親鸞は29歳で山を下り京都六角堂に百日参籠し、聖徳太子の示現に
より法然に六年間。名前を綽空(しゃくくう)、善信(ぜんしん)と
二度変える」
・「恵信尼との出会いにより、僧を否定し俗を放棄する『非俗非僧』に
生きた」
・「十年間の石山戦争後、顕如が石山を退去し、顕如の死により跡目相
続、お家騒動となった。長男教如が秀吉の命を受け法王となり隠居
後、別寺東本願寺に分かれた。三男、准如が跡を継ぐことになった」
もう一つ、再掲載になりますが、仲田紀夫さんの
「仲田紀夫の算数数学授業術」③を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑪-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年(3)

◇親鸞
流刑地
居多ガ浜(現上越市) 海のイメージ
比叡山から法然,そして越後へ
20年間比叡山(9~29歳)
29歳で山を下り京都六角堂に百日参籠
聖徳太子の示現
→ 法然のもとに六年間
名前を二度変える 綽空(しゃくくう)・善信(ぜんしん)
承元元年 専修念仏停止事件
流刑 法然は土佐 親鸞は越後…初めて海を見た
「教行信証」海のイメージ
親鸞の海 良寛の雪
恵信尼との出会いが生んだもの
「非俗非僧」に生きる
僧を否定し俗を放棄する
稲田
信仰者本来の姿を求めて
自ら進んで東国を捨て弟子たちを捨てた
◇親鸞,蓮如と明治維新
本願寺教団が生き延びた秘密
たどり着いた浄土信仰
十年続いた石山戦争
石山本願寺による顕如が信長の軍門に
1580年(1570~1580石山戦争)
顕如が石山を退去
顕如の死 跡目相続 お家騒動
長男 教如が秀吉の命を受け法王 隠居し 別寺 東本願寺
→ 翌年 三男 准如が跡を継ぐことに
家康による東西分断
家康の巧妙な分断政策
「宗門改め」と「寺請制度」
☆「仲田紀夫の算数数学授業術」 仲田紀夫 黎明書房 2006年 ③(最終)【再掲載 2014.7】
◇教育実習生から学ぶ
1.「人格か技術か」論争(ディベート)
対立事項とするのではない
◎ヘルベルト五段教授法
① 予備 → 導入
② 提示 → 本時
③ 比較 →
④ 概括 → まとめ
⑤ 応用 → 宿題
◎日々の授業の小技術チェックリスト
① 話し方(間,ユーモア)
② 発問
③ 指名
④ 子どもとの問答,応答
⑤ クラス内の討論
⑥ グループで
⑦ 板書(書き方,消し方)
⑧ 教具(示し方)
⑨ 机間巡視(ノートから 等) つかめ
⑩ 五感活動(つぶやきを拾う) 教具
⑪ 授業のまとめ ノートで
⑫ その他
○まとめ
子どもを指名しまとめさせる
○次時への発展
2.子どもとの親密距離と授業
◇資格化,映像化への工夫
1.疑問も図表現で納得一発
2.高校数学界でも「モデル」で
3.「動くもの」(関数)は動く映像で理解
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ③ /「強く生きたいと願う君へ」坂本光司 WAVE出版 2012年 ②【再掲載 2014.6】 [読書記録 教育]
今日は7月25日、木曜日です。
今回は、7月22日に続いて伊垣尚人さんの
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑
に行うための『クラス・ルール』を紹介した一冊。上から押しつけた規
律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした
枠組みを提供することを、本書では『ルール』と呼んでいます。『あい
さつ・対話』『学習環境』『学習活動』『学級活動』の4つに分け、それ
ぞれの場面で必要になる『ルール』を具体例を交えながら解説していま
す。」
とあります。
印象に残った言葉は…
・「継続できない子には、『教わりたい人に弟子入りする』サポーター
制を!」
・「教師からのコメントを、プリント等の手渡し時に一言声掛けることで
5分で終わるし、効果的」
・「子どもの目に入るところに気が散るものは置かない」
・「感想をフィードバックし学習意欲へとつなげる」
もう一つ、再掲載になりますが、坂本光司さんの
「強く生きたいと願う君へ」②を載せます。
☆「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ③

◇学習活動
□「自ら学ぶ力」
01 まずは「学習の型」から身に付ける
学習内容は強制ではなく、提案として投げかける
02 学習計画のカレンダーをつくる
03 自主学習には保護者にも関わってもらう
04 自主学習ノートはクラスで共有する
05 継続できない子にはサポーター制を!
サポーター制 「教わりたい人に弟子入りする」
※ 教師からのコメント
手渡しなら一言声掛け ~ 5分で!
06 効果的な学習をライブラリー化する
自主学習コーナー
□授業を静かに聴く態度を身に付けるルール
07 教師と子どもの間に「聴き合う関係」をつくる
まず教師が子どもの話を聞く態度を示す
08 クラスの会話は「相手に聞こえる声量」で
話の聴き方
・目を見て聞く ・うなずく ・身体を向けて聴く
・質問をする ・笑顔で聴く ・感想を伝える
09 教師の発言は手短にし、視覚情報を活用する
集中して聴けたとき「ありがとう」
「クラスみんなで静かさを作り上げよう」提案
目標は10秒から ~ 2分で一体感
10 騒がしくしてしまったらルールに沿ってやり直す
教室移動を通じてクラスの外での振る舞いを考えさせる
やり直し
11 集中の妨げとなるものはできる限り排除する
子どもの目に入るところに気が散るものは置かない
□全員が分かることを目指す学び合い、教え合いのルール
12 学び合いの場を授業の中にデザインする
学び合いのルールは「問題の答えが分かり説明できる」こと
13 クラス全員の学習状況を子どもたちに把握させる
名札マグネットや名簿で学習状況を見えるようにする
「もやもやコーナー」と「すっきりコーナー」磁石
シール
□日々の学びで明日につながる「振り返り日記」のルール
14 帰りの会の5分間は「振り返り日記」の時間
日誌に書く内容は
①よかった点、②改善点、③自由記録の3項目
(お題)
5分間 長くても10分間
→ 書けたらハイタッチ さようなら
15 自立するまでは教師のコメントで励ます
教師からの具体的なアドバイスで振り返りのコツを伝えていく
16 書けない子にはモニタリングパートナーを
17 振り返りサイクルを授業でも活用する
授業の初めに自分のめあて → 机に
18 日誌は公開しないが、よい意見は共有する
B5版ノートを裁断機で三等分
□異学年の豊かな交流を生む「寺子屋学習」のルール
19 異学年のクラスを混合し、同じ教室で学習する
学習の分からないところを高学年のお兄さん・お姉さんに教え
てもらう
20 感想をフィードバックし学習意欲へとつなげる
低学年のお礼が高学年の自信に!
人との関わり
イクスクルージョン(区別)教育とインクルージョン(共生)教育
21 遊びにも寺子屋方式を導入する
高学年から呼びかけ、ルールを確認しながら(?)一緒に遊ぶ
□計画的に学ぶ力を育てる「自立学習」のルール
22 子どもの進度に合わせた3つのコース
23「自立学習」は2時間続きで
1日2時間 × 5日間 10時間
24 計画通りに進まない子には個別指導
25 復習テストの授業は子ども同士相互に
アドバイスしながら 段階的な合格ライン
<以下略>
☆「強く生きたいと願う君へ」坂本光司 WAVE出版 2012年 ②【再掲載 2014.6】
[出版社の案内]
40年にわたり、6600社の働く人々の生き様を見てきてわかったこと
―「勝つ」から強いんじゃない。60万部!『日本でいちばん大切にし
たい会社』シリーズ著者が贈る、人生の教科書!動じない心をつくる
15の法則。

◇「なくてはならない人」になる(2)
いまたたかうことが、強い生き方とは限らない
無益な反発はしない
◎ 多くの企業は外注起業をまるで虫けらのように扱ってきた
= コストダウンの強要
正しいことをするには地位を高める必要がある
ある大学の講師
書籍代の配分が低いと意見を言うが黙殺
→ 教授に「若い人に厚く!」と進言も黙殺
→ 別の大学に移籍
◎ 今は耐えるとき、正しいことを行うためにもその会社
で力を付けて地位を高めるべき
○「知的パワー」×「政治力」
依存を脱し、自立する
浜松 自動車部品工場の近藤さん
親会社から2割のコストダウンを申し渡された
- コストダウンは3度目
しかし、その時の依存度は9割
◎「今回は甘んじて受け入れた方がいいでしょう。次の不況が
来れば同じこと。そのためには、その会社への依存度を、
2~3割にしていかなければ。技術者を採用し、独自の技
術力を高めるのです。設計も自分でできるようにして、独
自技術を図るには…」
→ 6年後 発注会社からコストダウンの要請
しかし、その時の依存度は2割
◎「…引き上げてくださって結構です。今まで利益ゼロでお宅
の仕事をやってきましたが、これはこれまでお世話になっ
た謝礼のつもりでした。しかし、これ以上のコストダウン
を受け入れることはできません」
→◎発注会社は「代わりはいくらでもいる」と即座に発注停止
→ しかし…
技術者派遣で折り合い
= ホンモノの強さ
6年もの間、発注起業の理不尽に耐えながら「他には
代えられない」だけの「力」を身に付けていき、ついに
理不尽な要求を跳ね返した
◎理不尽に耐えるのも強さ
時間は掛かるかもしれません。しかし正しく努力すれば必ず
理不尽な物事を正すことができます。
いま戦うことが必ずしも強い生き方というわけではないので
す。
今回は、7月22日に続いて伊垣尚人さんの
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑
に行うための『クラス・ルール』を紹介した一冊。上から押しつけた規
律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした
枠組みを提供することを、本書では『ルール』と呼んでいます。『あい
さつ・対話』『学習環境』『学習活動』『学級活動』の4つに分け、それ
ぞれの場面で必要になる『ルール』を具体例を交えながら解説していま
す。」
とあります。
印象に残った言葉は…
・「継続できない子には、『教わりたい人に弟子入りする』サポーター
制を!」
・「教師からのコメントを、プリント等の手渡し時に一言声掛けることで
5分で終わるし、効果的」
・「子どもの目に入るところに気が散るものは置かない」
・「感想をフィードバックし学習意欲へとつなげる」
もう一つ、再掲載になりますが、坂本光司さんの
「強く生きたいと願う君へ」②を載せます。
☆「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ③

◇学習活動
□「自ら学ぶ力」
01 まずは「学習の型」から身に付ける
学習内容は強制ではなく、提案として投げかける
02 学習計画のカレンダーをつくる
03 自主学習には保護者にも関わってもらう
04 自主学習ノートはクラスで共有する
05 継続できない子にはサポーター制を!
サポーター制 「教わりたい人に弟子入りする」
※ 教師からのコメント
手渡しなら一言声掛け ~ 5分で!
06 効果的な学習をライブラリー化する
自主学習コーナー
□授業を静かに聴く態度を身に付けるルール
07 教師と子どもの間に「聴き合う関係」をつくる
まず教師が子どもの話を聞く態度を示す
08 クラスの会話は「相手に聞こえる声量」で
話の聴き方
・目を見て聞く ・うなずく ・身体を向けて聴く
・質問をする ・笑顔で聴く ・感想を伝える
09 教師の発言は手短にし、視覚情報を活用する
集中して聴けたとき「ありがとう」
「クラスみんなで静かさを作り上げよう」提案
目標は10秒から ~ 2分で一体感
10 騒がしくしてしまったらルールに沿ってやり直す
教室移動を通じてクラスの外での振る舞いを考えさせる
やり直し
11 集中の妨げとなるものはできる限り排除する
子どもの目に入るところに気が散るものは置かない
□全員が分かることを目指す学び合い、教え合いのルール
12 学び合いの場を授業の中にデザインする
学び合いのルールは「問題の答えが分かり説明できる」こと
13 クラス全員の学習状況を子どもたちに把握させる
名札マグネットや名簿で学習状況を見えるようにする
「もやもやコーナー」と「すっきりコーナー」磁石
シール
□日々の学びで明日につながる「振り返り日記」のルール
14 帰りの会の5分間は「振り返り日記」の時間
日誌に書く内容は
①よかった点、②改善点、③自由記録の3項目
(お題)
5分間 長くても10分間
→ 書けたらハイタッチ さようなら
15 自立するまでは教師のコメントで励ます
教師からの具体的なアドバイスで振り返りのコツを伝えていく
16 書けない子にはモニタリングパートナーを
17 振り返りサイクルを授業でも活用する
授業の初めに自分のめあて → 机に
18 日誌は公開しないが、よい意見は共有する
B5版ノートを裁断機で三等分
□異学年の豊かな交流を生む「寺子屋学習」のルール
19 異学年のクラスを混合し、同じ教室で学習する
学習の分からないところを高学年のお兄さん・お姉さんに教え
てもらう
20 感想をフィードバックし学習意欲へとつなげる
低学年のお礼が高学年の自信に!
人との関わり
イクスクルージョン(区別)教育とインクルージョン(共生)教育
21 遊びにも寺子屋方式を導入する
高学年から呼びかけ、ルールを確認しながら(?)一緒に遊ぶ
□計画的に学ぶ力を育てる「自立学習」のルール
22 子どもの進度に合わせた3つのコース
23「自立学習」は2時間続きで
1日2時間 × 5日間 10時間
24 計画通りに進まない子には個別指導
25 復習テストの授業は子ども同士相互に
アドバイスしながら 段階的な合格ライン
<以下略>
☆「強く生きたいと願う君へ」坂本光司 WAVE出版 2012年 ②【再掲載 2014.6】
[出版社の案内]
40年にわたり、6600社の働く人々の生き様を見てきてわかったこと
―「勝つ」から強いんじゃない。60万部!『日本でいちばん大切にし
たい会社』シリーズ著者が贈る、人生の教科書!動じない心をつくる
15の法則。

◇「なくてはならない人」になる(2)
いまたたかうことが、強い生き方とは限らない
無益な反発はしない
◎ 多くの企業は外注起業をまるで虫けらのように扱ってきた
= コストダウンの強要
正しいことをするには地位を高める必要がある
ある大学の講師
書籍代の配分が低いと意見を言うが黙殺
→ 教授に「若い人に厚く!」と進言も黙殺
→ 別の大学に移籍
◎ 今は耐えるとき、正しいことを行うためにもその会社
で力を付けて地位を高めるべき
○「知的パワー」×「政治力」
依存を脱し、自立する
浜松 自動車部品工場の近藤さん
親会社から2割のコストダウンを申し渡された
- コストダウンは3度目
しかし、その時の依存度は9割
◎「今回は甘んじて受け入れた方がいいでしょう。次の不況が
来れば同じこと。そのためには、その会社への依存度を、
2~3割にしていかなければ。技術者を採用し、独自の技
術力を高めるのです。設計も自分でできるようにして、独
自技術を図るには…」
→ 6年後 発注会社からコストダウンの要請
しかし、その時の依存度は2割
◎「…引き上げてくださって結構です。今まで利益ゼロでお宅
の仕事をやってきましたが、これはこれまでお世話になっ
た謝礼のつもりでした。しかし、これ以上のコストダウン
を受け入れることはできません」
→◎発注会社は「代わりはいくらでもいる」と即座に発注停止
→ しかし…
技術者派遣で折り合い
= ホンモノの強さ
6年もの間、発注起業の理不尽に耐えながら「他には
代えられない」だけの「力」を身に付けていき、ついに
理不尽な要求を跳ね返した
◎理不尽に耐えるのも強さ
時間は掛かるかもしれません。しかし正しく努力すれば必ず
理不尽な物事を正すことができます。
いま戦うことが必ずしも強い生き方というわけではないので
す。
「静岡の中堅130社」日本経済新聞社 1999年 /「基礎学力をつける22のテクニックと5つの柱」 杉田久信・久保斎 清風堂書店 2004年 ②【再掲載 2014.10】 [読書記録 一般]
今日は7月24日、水曜日です。
今回は、
「静岡の中堅130社」を紹介します。
出版社の案内には、
「健全経営を誇る地元金融機関の存在、豊富な水産資源、精密工業を中
心に培った技術を背景に、不況下でも堅実経営を続ける優良企業が集
積する静岡県。現場記者が特にイキのいい中堅130社を厳選し、紹介
する。」
とあります。
平成の大合併以前の浜松市内のいくつかだけまとめました。
この企業が市内にあるのだと気付いたものもあります。
四半世紀の間に大きな変化のあったところもあります。
もう一つ、再掲載になりますが、杉田久信さん、久保齋さんの
「基礎学力をつける22のテクニックと5つの柱」②を載せます。
- ダミーの数字を入れる
有効です。
問題-「公園ではおばさんが6人話していました。そこに、男の子が
5人、女の子が8人遊びにやってきました。子どもはあわせ
て何人いますか。」
問題をよく読まずに、「6+5+8」と書く児童も案外います。
低学年の算数指導では、わたしは、絵や図をかくことと共に
「わたかず」指導に力を入れました。
昨日、早朝と夕方、それぞれ2時間、甘藷畑の草取りをしました。
太陽の照りが強くはなくても、寝過ごしてしまいました。
できるだけ上手に暑さに対処していきます。
☆「静岡の中堅130社」日本経済新聞社 1999年

オーエムソーラー協会 長鶴町
中村建設 中沢町
日管 池町
富士ハウス 砂山町
マッキンリー 引佐町白岩
池島フーズ 浜北寺島
三立製菓 常盤町
春華堂 鍛治町
ヤタロー 丸塚町
りょくけん 都田町 永田農法 りょくけん トマト
鈴木楽器 領家
大和染工 木戸町
テイボー 向宿
旭技研 浜北平口
オーム電機 住吉
クラベ 高塚町
庄田鉄工 大蒲町
大学産業 芳川町
電興社 卸本町
日星電機 大久保町
平安コーポレーション 三島町
浅沼技研 湖東町
エンケイ 板屋町
小楠金属工業 篠原町
東洋沪機 浜北中瀬
中部印刷 東若林町 開明堂 オフセット印刷
杏林堂 伝馬町
五味八珍 小池町
生活創庫 丸塚町
ブルドッグ 浜北平口
さわやか 和合町
遠州鉄道 旭町
浜松倉庫 板屋町
アルモニユス 旭町
三栄ハイテックス 子安町
システック 新都田
☆「基礎学力をつける22のテクニックと5つの柱」 杉田久信・久保斎 清風堂書店 2004年 ②【再掲載 2014.10】

◇100マス計算は学習に集中できる子どもを作り出す
1年生は30マスから
◎初めに書き方から丁寧に説明する
100マス計算の扱いは慎重に
最高記録目標,100%の力,学習意欲,自己肯定感
3原則
① 手順はゆっくり何回も教える
遅い子・間違える子には個別指導
最初はタイムを計らない
→ 全員できるようになってからタイム
② 昨日の自分に勝つことを目標にする
自己最高記録の子を起立させ,拍手
③ タイムが伸びない子の問題点克服の援助をする
伸びない子への援助
五福小
・あわてず慎重に進める 時間感覚を育てる
- 切り替えの早い子に
・全員ができるようになってから100マス計算に取り組む
50マスで時間をかける
・子どもが達成感を得られるまで続ける
・決して人と比べない
◇生活感覚を取り入れた算数文章題で子どもの興味を高める
関係のない「おばさんが6人」を付け加える
◎問題にダミーの数字を入れる
生活に近い文章題で算数の力を付ける
◇「読む・書く」を徹底して「話す・聞く」を伸ばす
「話す」「聞く」はゲノムの中に組み込まれている
小学校では文字言語による情報のやりとりの力を付ける
◇元気な声,表情豊かな音読で脳を活性化する
音読は脳を活性化させ子どもを落ち着かせる
バリエーション豊かにテンポ良く
追い読み,交代読み,全員一斉読み,一人読み,速さを変える
声の大きさを変える,学習の形態
最後に教師が褒め自己評価させる
評価観点
・教科書をきちんと持ったか ・学習が良くできたか
・口をしっかり開いたか ・はっきり発言したか
・意味が分かるように読めたか ・大きな声で読めたか
・よどみなくすらすら読めたか
◇教師の発問と友だちの意見で読解力を育む
読解力がないと国語以外の科目も成績が上がらない
◎ 教師の発問で「問う力」を付ける
① 予め教科書を読み込む
② 授業では的確な発問をする
③ 授業中子ども同士の交流を十分保障する
④ 間違った答えは間違いだときちんと指摘する
子どもの力量より半歩高い問いを出す
友だちとの交流が読解を高める
今回は、
「静岡の中堅130社」を紹介します。
出版社の案内には、
「健全経営を誇る地元金融機関の存在、豊富な水産資源、精密工業を中
心に培った技術を背景に、不況下でも堅実経営を続ける優良企業が集
積する静岡県。現場記者が特にイキのいい中堅130社を厳選し、紹介
する。」
とあります。
平成の大合併以前の浜松市内のいくつかだけまとめました。
この企業が市内にあるのだと気付いたものもあります。
四半世紀の間に大きな変化のあったところもあります。
もう一つ、再掲載になりますが、杉田久信さん、久保齋さんの
「基礎学力をつける22のテクニックと5つの柱」②を載せます。
- ダミーの数字を入れる
有効です。
問題-「公園ではおばさんが6人話していました。そこに、男の子が
5人、女の子が8人遊びにやってきました。子どもはあわせ
て何人いますか。」
問題をよく読まずに、「6+5+8」と書く児童も案外います。
低学年の算数指導では、わたしは、絵や図をかくことと共に
「わたかず」指導に力を入れました。
昨日、早朝と夕方、それぞれ2時間、甘藷畑の草取りをしました。
太陽の照りが強くはなくても、寝過ごしてしまいました。
できるだけ上手に暑さに対処していきます。
☆「静岡の中堅130社」日本経済新聞社 1999年

オーエムソーラー協会 長鶴町
中村建設 中沢町
日管 池町
富士ハウス 砂山町
マッキンリー 引佐町白岩
池島フーズ 浜北寺島
三立製菓 常盤町
春華堂 鍛治町
ヤタロー 丸塚町
りょくけん 都田町 永田農法 りょくけん トマト
鈴木楽器 領家
大和染工 木戸町
テイボー 向宿
旭技研 浜北平口
オーム電機 住吉
クラベ 高塚町
庄田鉄工 大蒲町
大学産業 芳川町
電興社 卸本町
日星電機 大久保町
平安コーポレーション 三島町
浅沼技研 湖東町
エンケイ 板屋町
小楠金属工業 篠原町
東洋沪機 浜北中瀬
中部印刷 東若林町 開明堂 オフセット印刷
杏林堂 伝馬町
五味八珍 小池町
生活創庫 丸塚町
ブルドッグ 浜北平口
さわやか 和合町
遠州鉄道 旭町
浜松倉庫 板屋町
アルモニユス 旭町
三栄ハイテックス 子安町
システック 新都田
☆「基礎学力をつける22のテクニックと5つの柱」 杉田久信・久保斎 清風堂書店 2004年 ②【再掲載 2014.10】

◇100マス計算は学習に集中できる子どもを作り出す
1年生は30マスから
◎初めに書き方から丁寧に説明する
100マス計算の扱いは慎重に
最高記録目標,100%の力,学習意欲,自己肯定感
3原則
① 手順はゆっくり何回も教える
遅い子・間違える子には個別指導
最初はタイムを計らない
→ 全員できるようになってからタイム
② 昨日の自分に勝つことを目標にする
自己最高記録の子を起立させ,拍手
③ タイムが伸びない子の問題点克服の援助をする
伸びない子への援助
五福小
・あわてず慎重に進める 時間感覚を育てる
- 切り替えの早い子に
・全員ができるようになってから100マス計算に取り組む
50マスで時間をかける
・子どもが達成感を得られるまで続ける
・決して人と比べない
◇生活感覚を取り入れた算数文章題で子どもの興味を高める
関係のない「おばさんが6人」を付け加える
◎問題にダミーの数字を入れる
生活に近い文章題で算数の力を付ける
◇「読む・書く」を徹底して「話す・聞く」を伸ばす
「話す」「聞く」はゲノムの中に組み込まれている
小学校では文字言語による情報のやりとりの力を付ける
◇元気な声,表情豊かな音読で脳を活性化する
音読は脳を活性化させ子どもを落ち着かせる
バリエーション豊かにテンポ良く
追い読み,交代読み,全員一斉読み,一人読み,速さを変える
声の大きさを変える,学習の形態
最後に教師が褒め自己評価させる
評価観点
・教科書をきちんと持ったか ・学習が良くできたか
・口をしっかり開いたか ・はっきり発言したか
・意味が分かるように読めたか ・大きな声で読めたか
・よどみなくすらすら読めたか
◇教師の発問と友だちの意見で読解力を育む
読解力がないと国語以外の科目も成績が上がらない
◎ 教師の発問で「問う力」を付ける
① 予め教科書を読み込む
② 授業では的確な発問をする
③ 授業中子ども同士の交流を十分保障する
④ 間違った答えは間違いだときちんと指摘する
子どもの力量より半歩高い問いを出す
友だちとの交流が読解を高める
山折哲雄さんはこんなことを ⑩-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (2) /「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ④【再掲載 2014.8】 [読書記録 宗教]
今日は7月22日、火曜日です。
今回は、7月20日に続き、山折哲雄さんはこんなことをの紹介10回目、
「悩め、人間よ」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を写真丹
念に読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあれります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「耳掻きは大切なコミュニケーション(コミミケーション)であり膝
枕は愛情判定機といえる」
・「密教は『人間がいかに生きるべきか』 浄土教は『人間いかに死
すべきか』」
・「浄土教末法思想は国家の衰減を前提としているとして日蓮は浄土宗
を攻撃した」
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さんの
「教師の現在 教職の未来」④を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑩-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (2)

◇耳掻き
大切なのはコミニュケーション(コミミケーション)
膝枕 = 愛情判定機
◇空海
徳一,会津から論争を挑む 一乗(大乗)に対して
「生」の意味を追究した密教
密教 - 人間がいかに生きるべきか 即身成仏
浄土教 - 人間いかに死すべきか
源信(942~1017)「往生要集」で体系化
「性」肯定的な禁欲
禁欲 抑圧的なもの 天台 性否定
昇華的なもの 真言 性肯定
東寺講堂に潜む五という数字
五大(地水火風空の五大要素)
五智(如来の五種の智恵)
五方位(中央東西南北)
五色(青・赤・黄・白・黒)
五季節(春夏秋冬土用)
五臓(肝肺心腎脾)
五星(天上)五神(地上)の体系
- ◎浄土教の死の哲学に関し,密教のおおらかな生命科学
空海と最澄を分かつもの
最澄も密教に関心を持っていたが深入りしなかった
→ 密教の官能的世界に対する違和感
密教による「国家略奪」を策する
空海の政治志向
◇死と引き替えの「真言宗」建立
「玉射の安穏」
天皇の健康と長寿
- 加持祈祷による国王の略奪
密教による国家の略奪
◇日蓮
鎌倉を襲った震度7の大地震
正嘉元年(1257年)日蓮37歳から毎年のように災害
1260年「立正安国論」を北条時頼に
天変地異の原因を明らかにし,原因を排除するための方法
を示し,対策を怠れば悲惨な運命がおとずれる … 【予言】
→ 悪法 法然(源信)の浄土教弾圧
日蓮が浄土宗を攻撃した理由
法然浄土教の流れを汲む親鸞は京都で孤独な晩年
道元も近づかない
→ 1261年5月 日蓮 伊豆流刑(第一回法難)
批判の理由
… 現実政治への発言回避
死活の問題は死後の世界に置かれていた
= 目前の国家は危機に
浄土教末法思想は国家の衰減を前提としているとして
日蓮は「日本の仏法」をというナショナリスト
蒙古襲来を読んだ日蓮の戦略
モンゴル襲来 … 「立正安国論」で再び幕府の有力者に
→ しかし、無視され浄土教への攻撃、禅宗・律宗への批判
→ 佐渡へ流罪(第二回法難)「法華経」
◇日蓮主義 田中智学 藤井日達
国家を意識した田中智学
日蓮信仰 = 「法華経」信仰
田中智学(1861~1939)
大正3年 国柱会 井上昭 石原完爾に影響
国家を強く意識 法華経 … 神話 神学 呪術
藤井日達の国土観と国際感覚
藤井日達(1886~1985)
富士山が国の中心 国土観と国際主義的感覚
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ④【再掲載 2014.8】

◇日教組
昭和33年 86.3%の組織率
70万人超
→ 近年は3割台 無所属が45%に
課題
① 果たしてどれだけ「教育の現場」を代表しえたのか
② 地域レベルでの行政と組合との対立
③ 批判勢力が存在しない社会が果たして健全か
◇<制度の中の教師>教師は子供に向き合えるか 石川忠彦(静岡大学)
制度的制約のもとでの教師
マスコミ報道
「十年一日の如く」
「狼が来た」
1990年代 凶悪犯罪発生率最低レベル
国際的にも超低水準 → しかし 文部省が対策
「本当の狼は今どこにいるのか」
人が向き合うこと
文部省の対策
= 教師による生徒操作に力点
「毅然とした態度」「正当防衛」
「カウンセリングによる生徒理解」
エリクソン「絶対的信頼感」
二元論
① 家族的親密性 内なる 善なる 安全な
② 社会的諸関係 外なる 邪悪な 欲望充足の
オールラウンドの幻想
教師
・生物としての「ヒト」が,社会的存在としての「人間」に
発達する援助者である。(発達論者)
・家族的で私的な独善性を,法とルールに従う市民として成
熟させる導き手(為政者)
・依存から自立へ,出世への道を保証すべき文部省の役人
(家族)
家族と社会の中間
あらゆる立場の人々からアプリオリに期待される内でもない
外でもない,夢でもない悪でもない安全と充足がほどほどにバ
ランス
= オールラウンドな関係性
◎ 神官の宗教性と同じ
オールラウンドな人間関係が成立するためには,公教育
の目的に対する十分な教育環境の整備と国民的合意や子供
の納得が前提となる
狼の所在:前提部分の崩壊にある
① 十分な教育環境の整備
② 国民的合意
③ 子供の納得
臨床的直観
1+1=2
算数「十進法という現代社会の約束事」を洗脳しているだけ
= 1+1=2となる不思議こそ近代教育の基本
半熟卵
親を縛り子供にタブーによる呪い
すれ違いと排除
「算数が分からないといった程度のことで,どうして子供
が悩むような教育をするのか?」
「子供は大人の好みに合わせ自己を演じる天才である」
教師の幻想 「分からないとつまらないだろう」
子供の演技は次のことを隠すため
・わからないことよりもっと分からないこと
・つまらないことよりずっと耐え難い恐ろしいこと
◎ わからなさを豊かに内包している現実世界でこそトータル
な関係性も生まれ得る
調査結果から
調査概要 1995マルタ共和国 小6~中3追跡調査
生徒の教師観
- 教師のリーダーシップに応じて二極分化
教師の生徒観
- 生徒の評価も二極分化
リーダーシップVS生徒観 学業的評価が…
◎ 不登校児童に代表される逸脱行動は,個人の特殊病理の結果
というよりは,その国の子供集団一般が感じている反学校感情
の有り様を反映した物と考えられ,とりわけ生徒の教師観や教
師の生徒観を規定する成績評価と密接な関係を持つ
日本の現状
日本の教師の生徒観 二つの評価軸
①成績評価軸
②行動評価軸
リーダーシップは行動評価と相関
マルタ共和国 - 怠学的因子
日本 - 神経症的登校拒否
マルタ共和国
- 社会教育や情操教育などは地域・家庭・教会に委ねられる
日本
- ◎社会教育を学校が全面的に負う
◎教師が道徳的な道師の役割
大人と子供が生き合うために
演技的人間関係
日本 「道徳的な評価軸」が「神経症的登校拒否」の因子
不登校児
「学校は大きくて怖い」 「学校はウソっぽい」
「学校で生きるには無意識に仮面を被り,仮面を被って生きて
いることさえ気付かないようにしないといけない」
日本の課題
◎ 学校とは経済至上主義が生み出した(能力中心主義)ヨー
ロッパの近代を特色づける人間養成機関
= 近代市民の資格を取るための儀式の場 教宗分離
日本 教宗非分離の独自システム(天皇制イデオロギー重視)
和魂洋才
◎日本的基準(和魂)こそ道徳的評価
※ 無理
近代に共通する課題
先進国の問題行動様式の類似
◎ 再生能力を奪われた社会での学校の価値観の優位性は世界
中どこでも子供を疲弊させつつある
今回は、7月20日に続き、山折哲雄さんはこんなことをの紹介10回目、
「悩め、人間よ」2回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を写真丹
念に読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあれります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「耳掻きは大切なコミュニケーション(コミミケーション)であり膝
枕は愛情判定機といえる」
・「密教は『人間がいかに生きるべきか』 浄土教は『人間いかに死
すべきか』」
・「浄土教末法思想は国家の衰減を前提としているとして日蓮は浄土宗
を攻撃した」
もう一つ、再掲載になりますが、油布佐和子さんの
「教師の現在 教職の未来」④を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑩-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (2)

◇耳掻き
大切なのはコミニュケーション(コミミケーション)
膝枕 = 愛情判定機
◇空海
徳一,会津から論争を挑む 一乗(大乗)に対して
「生」の意味を追究した密教
密教 - 人間がいかに生きるべきか 即身成仏
浄土教 - 人間いかに死すべきか
源信(942~1017)「往生要集」で体系化
「性」肯定的な禁欲
禁欲 抑圧的なもの 天台 性否定
昇華的なもの 真言 性肯定
東寺講堂に潜む五という数字
五大(地水火風空の五大要素)
五智(如来の五種の智恵)
五方位(中央東西南北)
五色(青・赤・黄・白・黒)
五季節(春夏秋冬土用)
五臓(肝肺心腎脾)
五星(天上)五神(地上)の体系
- ◎浄土教の死の哲学に関し,密教のおおらかな生命科学
空海と最澄を分かつもの
最澄も密教に関心を持っていたが深入りしなかった
→ 密教の官能的世界に対する違和感
密教による「国家略奪」を策する
空海の政治志向
◇死と引き替えの「真言宗」建立
「玉射の安穏」
天皇の健康と長寿
- 加持祈祷による国王の略奪
密教による国家の略奪
◇日蓮
鎌倉を襲った震度7の大地震
正嘉元年(1257年)日蓮37歳から毎年のように災害
1260年「立正安国論」を北条時頼に
天変地異の原因を明らかにし,原因を排除するための方法
を示し,対策を怠れば悲惨な運命がおとずれる … 【予言】
→ 悪法 法然(源信)の浄土教弾圧
日蓮が浄土宗を攻撃した理由
法然浄土教の流れを汲む親鸞は京都で孤独な晩年
道元も近づかない
→ 1261年5月 日蓮 伊豆流刑(第一回法難)
批判の理由
… 現実政治への発言回避
死活の問題は死後の世界に置かれていた
= 目前の国家は危機に
浄土教末法思想は国家の衰減を前提としているとして
日蓮は「日本の仏法」をというナショナリスト
蒙古襲来を読んだ日蓮の戦略
モンゴル襲来 … 「立正安国論」で再び幕府の有力者に
→ しかし、無視され浄土教への攻撃、禅宗・律宗への批判
→ 佐渡へ流罪(第二回法難)「法華経」
◇日蓮主義 田中智学 藤井日達
国家を意識した田中智学
日蓮信仰 = 「法華経」信仰
田中智学(1861~1939)
大正3年 国柱会 井上昭 石原完爾に影響
国家を強く意識 法華経 … 神話 神学 呪術
藤井日達の国土観と国際感覚
藤井日達(1886~1985)
富士山が国の中心 国土観と国際主義的感覚
☆「教師の現在 教職の未来」油布佐和子 教育出版 1999年 ④【再掲載 2014.8】

◇日教組
昭和33年 86.3%の組織率
70万人超
→ 近年は3割台 無所属が45%に
課題
① 果たしてどれだけ「教育の現場」を代表しえたのか
② 地域レベルでの行政と組合との対立
③ 批判勢力が存在しない社会が果たして健全か
◇<制度の中の教師>教師は子供に向き合えるか 石川忠彦(静岡大学)
制度的制約のもとでの教師
マスコミ報道
「十年一日の如く」
「狼が来た」
1990年代 凶悪犯罪発生率最低レベル
国際的にも超低水準 → しかし 文部省が対策
「本当の狼は今どこにいるのか」
人が向き合うこと
文部省の対策
= 教師による生徒操作に力点
「毅然とした態度」「正当防衛」
「カウンセリングによる生徒理解」
エリクソン「絶対的信頼感」
二元論
① 家族的親密性 内なる 善なる 安全な
② 社会的諸関係 外なる 邪悪な 欲望充足の
オールラウンドの幻想
教師
・生物としての「ヒト」が,社会的存在としての「人間」に
発達する援助者である。(発達論者)
・家族的で私的な独善性を,法とルールに従う市民として成
熟させる導き手(為政者)
・依存から自立へ,出世への道を保証すべき文部省の役人
(家族)
家族と社会の中間
あらゆる立場の人々からアプリオリに期待される内でもない
外でもない,夢でもない悪でもない安全と充足がほどほどにバ
ランス
= オールラウンドな関係性
◎ 神官の宗教性と同じ
オールラウンドな人間関係が成立するためには,公教育
の目的に対する十分な教育環境の整備と国民的合意や子供
の納得が前提となる
狼の所在:前提部分の崩壊にある
① 十分な教育環境の整備
② 国民的合意
③ 子供の納得
臨床的直観
1+1=2
算数「十進法という現代社会の約束事」を洗脳しているだけ
= 1+1=2となる不思議こそ近代教育の基本
半熟卵
親を縛り子供にタブーによる呪い
すれ違いと排除
「算数が分からないといった程度のことで,どうして子供
が悩むような教育をするのか?」
「子供は大人の好みに合わせ自己を演じる天才である」
教師の幻想 「分からないとつまらないだろう」
子供の演技は次のことを隠すため
・わからないことよりもっと分からないこと
・つまらないことよりずっと耐え難い恐ろしいこと
◎ わからなさを豊かに内包している現実世界でこそトータル
な関係性も生まれ得る
調査結果から
調査概要 1995マルタ共和国 小6~中3追跡調査
生徒の教師観
- 教師のリーダーシップに応じて二極分化
教師の生徒観
- 生徒の評価も二極分化
リーダーシップVS生徒観 学業的評価が…
◎ 不登校児童に代表される逸脱行動は,個人の特殊病理の結果
というよりは,その国の子供集団一般が感じている反学校感情
の有り様を反映した物と考えられ,とりわけ生徒の教師観や教
師の生徒観を規定する成績評価と密接な関係を持つ
日本の現状
日本の教師の生徒観 二つの評価軸
①成績評価軸
②行動評価軸
リーダーシップは行動評価と相関
マルタ共和国 - 怠学的因子
日本 - 神経症的登校拒否
マルタ共和国
- 社会教育や情操教育などは地域・家庭・教会に委ねられる
日本
- ◎社会教育を学校が全面的に負う
◎教師が道徳的な道師の役割
大人と子供が生き合うために
演技的人間関係
日本 「道徳的な評価軸」が「神経症的登校拒否」の因子
不登校児
「学校は大きくて怖い」 「学校はウソっぽい」
「学校で生きるには無意識に仮面を被り,仮面を被って生きて
いることさえ気付かないようにしないといけない」
日本の課題
◎ 学校とは経済至上主義が生み出した(能力中心主義)ヨー
ロッパの近代を特色づける人間養成機関
= 近代市民の資格を取るための儀式の場 教宗分離
日本 教宗非分離の独自システム(天皇制イデオロギー重視)
和魂洋才
◎日本的基準(和魂)こそ道徳的評価
※ 無理
近代に共通する課題
先進国の問題行動様式の類似
◎ 再生能力を奪われた社会での学校の価値観の優位性は世界
中どこでも子供を疲弊させつつある
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ② /「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ②【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]
今日は7月22日、月曜日です。
今回は、7月19日に続いて伊垣尚人さんの
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑
に行うための『クラス・ルール』を紹介した一冊。上から押しつけた規
律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした
枠組みを提供することを、本書では『ルール』と呼んでいます。『あい
さつ・対話』『学習環境』『学習活動』『学級活動』の4つに分け、それ
ぞれの場面で必要になる「ルール」を具体例を交えながら解説していま
す。」
とあります。
それぞれの学級でのルール、納得が大切だと思います。
もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」②をのせます。
- 人生の本番は45歳から
わたしは、本番の第二期にいることになります。
会田雄次さんのようなご意見番がいなくなったように感じます。
本日は内科と歯科、2つの診療所に予約をとっています。
年齢を重ねてきていることを実感します。
☆「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ②

◇学習環境
□みんなが納得できる席替えのルール
01 席順は子どもたちで話し合って決める
02 みんなが納得するまで粘り強く話し合う
うまくいかないときこそ学びのチャンス
□心地よく学べる教室レイアウトのルール
03「学びやすい環境」を子どもたち自身が考える
04 教室にリビングスペースをつくる
コルクマットや畳、ゴザなどでリラックスできるスペースをつ
くる (ゴザ + テーブル)
□責任感を育てる
05 掃除分担を場所ごとの専門性にする
専門 → 愛着 1か月ごとでも
06 子どもたち自身で掃除の評価基準を作る
「毎日やる仕事」
「たまにやるといいこと」
「工夫してみたいこと」
07 できない子には掃除の仕方から指導する
3学期は当番制にしてそれまでの工夫をいかす
□忘れ物をなくすルール
08 事前指導で一週間先までの見通しを持たせる
一週間先までの学習の予定
09 忘れ物をしてしまったら3つの手順で報告する
① 何を忘れたのか伝え、その持ち物を連絡帳に赤鉛筆で書い
て教師に見せる
② 今日、この時間はどうするかを伝える
③ これから忘れないようにするにはどんな工夫をするのか伝
える
【貸し出しコーナー】糊、鉛筆、三角定規、分度器、コンパス
10 家庭での連絡事項のルール決めをお願いする
☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ②【再掲載 2014.11】
[出版社の案内]
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済
界。呆然自失の国民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この
衰亡を食いとめることは出来るのか。今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時
が来た。

◇急がぬ生き方
□ヨーロッパは青壮年だけの世界
子供は厳しく訓練される(ヨーロッパ)
理性 知識 + 自己抑制
~ 社会ルールを身に付けて、初めて人間として
→ ◎習得の度合いによって「自由」が与えられる
↑↓
日本はその反対
「人間は生まれ落ちるなり人間」
理性が発達していないから自己制御能力を持たない
→ 子供には完全な自由
本質的な責任は問われない
→ その代わり長ずるに従って社会のしきたり,人間としての心
得が教えられる。
= ◎ 大人になるにつれ規律が加えられ責任が問われてくる
日本の小学校はやかましい
ヨーロッパ
「未だ人間でない子供は厳しく大人社会のルールに合うべく規
制されていく」
= 家庭でも
◎そういった躾を持つ学校であって初めて「中流家庭」
□取り残されまいとする老人たち
ヨーロッパ
◎「老人は人間の腐ったもので,もう人間ではない」
- ヨーロッパは人間としての老廃物である老人など早く
死んでしまえという世界
欧米人には若さを誇示していないと邪魔者扱いされる世界
= そのために涙ぐましい努力
□「おばあちゃんの智慧」を大事にする日本
稲作 - 苦しい姿勢・細かな配慮・忍耐
筋力は要らない - 女も男も対等
◎ 老人の親身な労働の方がずっと効率が良かった
稲作の豊凶は気候に大きく支配される
気象も短期間に激変 = ◎経験がものを言う
→ 日本では老人が大切にされる
老人を水準とした社会
食事も老人向き
□積極的な意味を持った隠居
現役引退が早い
現役
① 老人の労働も不可欠な実労働
→ 農業指導
② 孫の世話や教育
「おじいいさんは山へ柴刈りに,おばあさんは川へ洗濯
に」
ヨーロッパは万年飢饉
余裕なし
子供はできるだけ早く次々に出し,親が老齢になってから
の子に跡を継がす = 末子相続
親子の年齢離れすぎる
→ 老女が魔女として‥
隠居
= リタイアでなく積極的な意味
村の行事
村の政治 ~ 隠居しても日本では威張れる
◎ かなり違う老人期を持っていた日本は,必ずしもヨーロッパの
真似をする必要はない
□道徳訓好き輩出の風土
道徳訓好きは田舎者
□封建道徳 + 近代化 の奇蹟
□老後のために働く日本特有の思想
□定年後に知った人生の味
人生の本番は45歳から
今回は、7月19日に続いて伊垣尚人さんの
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」の紹介 2回目です。
出版社の案内には、
「小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑
に行うための『クラス・ルール』を紹介した一冊。上から押しつけた規
律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした
枠組みを提供することを、本書では『ルール』と呼んでいます。『あい
さつ・対話』『学習環境』『学習活動』『学級活動』の4つに分け、それ
ぞれの場面で必要になる「ルール」を具体例を交えながら解説していま
す。」
とあります。
それぞれの学級でのルール、納得が大切だと思います。
もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」②をのせます。
- 人生の本番は45歳から
わたしは、本番の第二期にいることになります。
会田雄次さんのようなご意見番がいなくなったように感じます。
本日は内科と歯科、2つの診療所に予約をとっています。
年齢を重ねてきていることを実感します。
☆「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ②

◇学習環境
□みんなが納得できる席替えのルール
01 席順は子どもたちで話し合って決める
02 みんなが納得するまで粘り強く話し合う
うまくいかないときこそ学びのチャンス
□心地よく学べる教室レイアウトのルール
03「学びやすい環境」を子どもたち自身が考える
04 教室にリビングスペースをつくる
コルクマットや畳、ゴザなどでリラックスできるスペースをつ
くる (ゴザ + テーブル)
□責任感を育てる
05 掃除分担を場所ごとの専門性にする
専門 → 愛着 1か月ごとでも
06 子どもたち自身で掃除の評価基準を作る
「毎日やる仕事」
「たまにやるといいこと」
「工夫してみたいこと」
07 できない子には掃除の仕方から指導する
3学期は当番制にしてそれまでの工夫をいかす
□忘れ物をなくすルール
08 事前指導で一週間先までの見通しを持たせる
一週間先までの学習の予定
09 忘れ物をしてしまったら3つの手順で報告する
① 何を忘れたのか伝え、その持ち物を連絡帳に赤鉛筆で書い
て教師に見せる
② 今日、この時間はどうするかを伝える
③ これから忘れないようにするにはどんな工夫をするのか伝
える
【貸し出しコーナー】糊、鉛筆、三角定規、分度器、コンパス
10 家庭での連絡事項のルール決めをお願いする
☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ②【再掲載 2014.11】
[出版社の案内]
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済
界。呆然自失の国民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この
衰亡を食いとめることは出来るのか。今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時
が来た。

◇急がぬ生き方
□ヨーロッパは青壮年だけの世界
子供は厳しく訓練される(ヨーロッパ)
理性 知識 + 自己抑制
~ 社会ルールを身に付けて、初めて人間として
→ ◎習得の度合いによって「自由」が与えられる
↑↓
日本はその反対
「人間は生まれ落ちるなり人間」
理性が発達していないから自己制御能力を持たない
→ 子供には完全な自由
本質的な責任は問われない
→ その代わり長ずるに従って社会のしきたり,人間としての心
得が教えられる。
= ◎ 大人になるにつれ規律が加えられ責任が問われてくる
日本の小学校はやかましい
ヨーロッパ
「未だ人間でない子供は厳しく大人社会のルールに合うべく規
制されていく」
= 家庭でも
◎そういった躾を持つ学校であって初めて「中流家庭」
□取り残されまいとする老人たち
ヨーロッパ
◎「老人は人間の腐ったもので,もう人間ではない」
- ヨーロッパは人間としての老廃物である老人など早く
死んでしまえという世界
欧米人には若さを誇示していないと邪魔者扱いされる世界
= そのために涙ぐましい努力
□「おばあちゃんの智慧」を大事にする日本
稲作 - 苦しい姿勢・細かな配慮・忍耐
筋力は要らない - 女も男も対等
◎ 老人の親身な労働の方がずっと効率が良かった
稲作の豊凶は気候に大きく支配される
気象も短期間に激変 = ◎経験がものを言う
→ 日本では老人が大切にされる
老人を水準とした社会
食事も老人向き
□積極的な意味を持った隠居
現役引退が早い
現役
① 老人の労働も不可欠な実労働
→ 農業指導
② 孫の世話や教育
「おじいいさんは山へ柴刈りに,おばあさんは川へ洗濯
に」
ヨーロッパは万年飢饉
余裕なし
子供はできるだけ早く次々に出し,親が老齢になってから
の子に跡を継がす = 末子相続
親子の年齢離れすぎる
→ 老女が魔女として‥
隠居
= リタイアでなく積極的な意味
村の行事
村の政治 ~ 隠居しても日本では威張れる
◎ かなり違う老人期を持っていた日本は,必ずしもヨーロッパの
真似をする必要はない
□道徳訓好き輩出の風土
道徳訓好きは田舎者
□封建道徳 + 近代化 の奇蹟
□老後のために働く日本特有の思想
□定年後に知った人生の味
人生の本番は45歳から
「発達障害児へのライフスキルトレーニング」平岩幹男 合同出版 2015年 ③ /読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」 ⑪-「遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 8【再掲載 2014.7】 [読書記録 教育]
今日は7月21日、日曜日です。
今回は、7月18日に続いて、平岩幹男さんの
「発達障害児へのライフスキルトレーニング」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「発達障害を抱える子どもにとって、現時点で抱えている課題や困難に、
その時々対応することはもちろん必要ですが、今だけではなく、20歳
になったときの『生活の質』をどのように確保するかという視点が
とても重要です。
ライフスキルとは、社会生活を送っていくうえで必要なさまざまな技
術です。コミュニケーションスキルやソーシャルスキルを含んだスキ
ルともいえます。
その場かぎりでない基本的な対応と、どこでも・だれでもできる再現
性のあるトレーニング法をイラストや図を交えてわかりやすく紹介!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「問題行動への介入の原則は次の5つ
1注意する 2無視する 3タイムアウトする
4褒めて消す 5切り替える」
・「ほめるは1秒 叱るは3秒
1秒以内にすかさず褒める。叱るのは(基本)3秒待ってみる」
・「やったね、さいこう、さすが、かっこいい、かわいい、すばらしい、
グッド、すごいね、うれしい、できたね などのほめ言葉を1秒以
内に」
・「お手伝いをしてもらってありがとうを1日50回言いましょう。そ
れは、子供を50回ほめているということですから、それだけで親
子関係は変わってきます」
もう一つ、再掲載になりますが、
読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑪を載せます。
☆「発達障害児へのライフスキルトレーニング」平岩幹男 合同出版 2015年 ③

◇ライフスキルトレーニングの基本技術(2)
□問題行動への介入の原則
1 注意する
→ その時は止まっても何が問題か分かっていなければ再発
2 無視する
→ 注意されずつまらなくなり止めることもあるが関係性は悪くなる
3 タイムアウトする
→ A 外に連れ出す B 一人残してみんな外へ
※ 冷静になるとは限らない
4 褒めて消す
→ 時間が掛かり技術も必要
5 切り替える
→ 別の望ましい行動への指示を出す
□LST:問題行動のABC分析と介入の例
A 先生が指示を出した
B 聞いていなかったので実行しなかった
C 叱られた
↓
Cの叱られたを変えることが目的
① Bで聞いていられるように、Aで予め注意を引いてから分
かりやすく話す
② Bで聞いていなくても、Bでみんなの行動を見てそれに倣
い、動くように練習する
□ほめるは1秒 叱るは3秒
1秒以内にすかさず褒める(秒速で褒める)
叱るは(基本)3秒待ってみる
1秒ルール 3秒ルール
◎LST:3秒待って「やめなさい」と言う練習
練習1[声]
1・2・3と声を出してから「やめなさい」
練習2[指]
目の前で指を折って1・2・3と数えてから(声は出さずに)
「やめなさい」
練習3[心]
心の中で1・2・3と数えてから「やめなさい」
□ほめる練習
ほめ言葉
やったね、さいこう、さすが、かっこいい、かわいい、
すばらしい、グッド、すごいね、うれしい、できたね
(ほめ言葉の練習)
→ ◎1秒以内
□ほめるのがうまい人、下手な人
ほめるのを「待つ」か「待たないか」
40問 → 全部待ってから チャンスは1回
4問ずつ チャンスは10回
□ありがとうの効果
お手伝いをさせて
→ 「ありがとう」
わざと鉛筆を落として
→ 拾わせて
→ 「ありがとう」
◎LST:ほめるためのサイクルを回す
サイクルを回す
指示する
→ ほめる できる
「お手伝いをしてもらってありがとうを1日50回言いましょ
う。それは、子供を50回ほめているということですから、
それだけで親子関係は変わってきます」
※ 意識して練習
□ハイタッチ
◎ハイタッチの仕方
1 お互いの手は目より上に上げる
2 できればお互いの目の高さをそろえる
3 パチンと音を出す
□御褒美の仕方
シール
うまくいったらその都度
連絡帳にシール
トークンエコノミー
まとめて御褒美
子供と相談して
学校 - 本の貸し出し ボードゲーム
家 - 食べ物・お出かけ・すぐに終わる(消える)
(物だとエスカレートする)
砂時計
◎ 練習・仕込みをする時は砂時計を使う
□失敗させないこと
指示する → できる → ほめる
↑↓
指示する → できない → 注意する、叱る
◎どっちのサイクル?
指示する 指示する
注意する できない ほめる できる
◎「手伝ってもできたらほめる」
□我慢したらほめられる
基本(最初)
「我慢したらほめられる」を子供に学習してもらう
◎LST:1分間我慢できたらほめる まずは1日1回
我慢は努力
◎できた「我慢」は必ずほめる
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」 ⑪-「遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 8【再掲載 2014.7】
[出版社の案内]
亡くなってから約10年が経とうとしている今も、決して色あせること
のない遠藤周作の作品。その真摯に、時にはユーモアを交えて描かれた
膨大な作品の中から、人生・愛情・宗教・病気・生命・仕事などについ
ての選り抜きの言葉を集めた珠玉のアンソロジー。温かくて優しい、け
れども鋭い人生観・人間観は、今後生きていく上での支えとなり、また
道しるべとなって、私たちの胸に刻まれてゆく。

◇不幸がなければ幸福は存在しない(2)
□自己所有欲と母性愛を混同していないか
本当の母性愛とは自己所有欲の変形ではない
母性
① 相手を慈しみ育てる感情
② 相手を拘束して自由を奪う執着
矛盾と混沌を持っている
□人間教育は家庭という場でのみ成功する
1 教育とは親の人生観幸福感なしには成立しない。
2 学校とはいろいろな子が互いにもまれる場所である。
= ◎ 雑多な性格や個性の相手を仲間にする能力を育てること
□不幸がなければ幸福は存在しない
すべての価値観は相対的
一人だけで苦しんでいるのではない
マイナスはプラスに転じる
一流会社の社長 = 信頼感「この人なら大丈夫」
スランプには逆らわないで辛抱する
マイナスをプラスに転じる
動かずにいて蓄電する
スランプは必ず去る
~ 去らないときは死ぬとき
□嫉妬は苦しみの効用
情熱と嫉妬
自分に自信のない場合
過度の想像
□落ち込んだときこそ人生の本質に触れるチャンス
抑圧したものに然るべき出口を
滅入ったときには孤独になれ
~ 対話 読書 芸術
善悪不二
□挫折は人生のエネルギー源
挫折があるから生きがいを感じる
◇心の不思議・心の暗闇
□心の底まで掘り尽くすと何があるのか
どんな人間にも、それを人に知られるぐらいなら死んだ方がまし
だと思うほどの秘密が心の底に隠されている。(正宗白鳥)
□無意識の力と共時性の働き
人間にはそれぞれ当人の知らぬ無意識の力がある
□生命の波動と死の波動
良い意味のアニミズムを
□地球は生きている
本当の男は礼儀正しいもの
偽物は本物に比べて品がない
今回は、7月18日に続いて、平岩幹男さんの
「発達障害児へのライフスキルトレーニング」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「発達障害を抱える子どもにとって、現時点で抱えている課題や困難に、
その時々対応することはもちろん必要ですが、今だけではなく、20歳
になったときの『生活の質』をどのように確保するかという視点が
とても重要です。
ライフスキルとは、社会生活を送っていくうえで必要なさまざまな技
術です。コミュニケーションスキルやソーシャルスキルを含んだスキ
ルともいえます。
その場かぎりでない基本的な対応と、どこでも・だれでもできる再現
性のあるトレーニング法をイラストや図を交えてわかりやすく紹介!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「問題行動への介入の原則は次の5つ
1注意する 2無視する 3タイムアウトする
4褒めて消す 5切り替える」
・「ほめるは1秒 叱るは3秒
1秒以内にすかさず褒める。叱るのは(基本)3秒待ってみる」
・「やったね、さいこう、さすが、かっこいい、かわいい、すばらしい、
グッド、すごいね、うれしい、できたね などのほめ言葉を1秒以
内に」
・「お手伝いをしてもらってありがとうを1日50回言いましょう。そ
れは、子供を50回ほめているということですから、それだけで親
子関係は変わってきます」
もう一つ、再掲載になりますが、
読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」⑪を載せます。
☆「発達障害児へのライフスキルトレーニング」平岩幹男 合同出版 2015年 ③

◇ライフスキルトレーニングの基本技術(2)
□問題行動への介入の原則
1 注意する
→ その時は止まっても何が問題か分かっていなければ再発
2 無視する
→ 注意されずつまらなくなり止めることもあるが関係性は悪くなる
3 タイムアウトする
→ A 外に連れ出す B 一人残してみんな外へ
※ 冷静になるとは限らない
4 褒めて消す
→ 時間が掛かり技術も必要
5 切り替える
→ 別の望ましい行動への指示を出す
□LST:問題行動のABC分析と介入の例
A 先生が指示を出した
B 聞いていなかったので実行しなかった
C 叱られた
↓
Cの叱られたを変えることが目的
① Bで聞いていられるように、Aで予め注意を引いてから分
かりやすく話す
② Bで聞いていなくても、Bでみんなの行動を見てそれに倣
い、動くように練習する
□ほめるは1秒 叱るは3秒
1秒以内にすかさず褒める(秒速で褒める)
叱るは(基本)3秒待ってみる
1秒ルール 3秒ルール
◎LST:3秒待って「やめなさい」と言う練習
練習1[声]
1・2・3と声を出してから「やめなさい」
練習2[指]
目の前で指を折って1・2・3と数えてから(声は出さずに)
「やめなさい」
練習3[心]
心の中で1・2・3と数えてから「やめなさい」
□ほめる練習
ほめ言葉
やったね、さいこう、さすが、かっこいい、かわいい、
すばらしい、グッド、すごいね、うれしい、できたね
(ほめ言葉の練習)
→ ◎1秒以内
□ほめるのがうまい人、下手な人
ほめるのを「待つ」か「待たないか」
40問 → 全部待ってから チャンスは1回
4問ずつ チャンスは10回
□ありがとうの効果
お手伝いをさせて
→ 「ありがとう」
わざと鉛筆を落として
→ 拾わせて
→ 「ありがとう」
◎LST:ほめるためのサイクルを回す
サイクルを回す
指示する
→ ほめる できる
「お手伝いをしてもらってありがとうを1日50回言いましょ
う。それは、子供を50回ほめているということですから、
それだけで親子関係は変わってきます」
※ 意識して練習
□ハイタッチ
◎ハイタッチの仕方
1 お互いの手は目より上に上げる
2 できればお互いの目の高さをそろえる
3 パチンと音を出す
□御褒美の仕方
シール
うまくいったらその都度
連絡帳にシール
トークンエコノミー
まとめて御褒美
子供と相談して
学校 - 本の貸し出し ボードゲーム
家 - 食べ物・お出かけ・すぐに終わる(消える)
(物だとエスカレートする)
砂時計
◎ 練習・仕込みをする時は砂時計を使う
□失敗させないこと
指示する → できる → ほめる
↑↓
指示する → できない → 注意する、叱る
◎どっちのサイクル?
指示する 指示する
注意する できない ほめる できる
◎「手伝ってもできたらほめる」
□我慢したらほめられる
基本(最初)
「我慢したらほめられる」を子供に学習してもらう
◎LST:1分間我慢できたらほめる まずは1日1回
我慢は努力
◎できた「我慢」は必ずほめる
☆読書ノート「遠藤周作さんはこんなことを」 ⑪-「遠藤周作 人生には何一つ無駄なものがない」 鈴木秀子監修 海竜社 1998年 8【再掲載 2014.7】
[出版社の案内]
亡くなってから約10年が経とうとしている今も、決して色あせること
のない遠藤周作の作品。その真摯に、時にはユーモアを交えて描かれた
膨大な作品の中から、人生・愛情・宗教・病気・生命・仕事などについ
ての選り抜きの言葉を集めた珠玉のアンソロジー。温かくて優しい、け
れども鋭い人生観・人間観は、今後生きていく上での支えとなり、また
道しるべとなって、私たちの胸に刻まれてゆく。

◇不幸がなければ幸福は存在しない(2)
□自己所有欲と母性愛を混同していないか
本当の母性愛とは自己所有欲の変形ではない
母性
① 相手を慈しみ育てる感情
② 相手を拘束して自由を奪う執着
矛盾と混沌を持っている
□人間教育は家庭という場でのみ成功する
1 教育とは親の人生観幸福感なしには成立しない。
2 学校とはいろいろな子が互いにもまれる場所である。
= ◎ 雑多な性格や個性の相手を仲間にする能力を育てること
□不幸がなければ幸福は存在しない
すべての価値観は相対的
一人だけで苦しんでいるのではない
マイナスはプラスに転じる
一流会社の社長 = 信頼感「この人なら大丈夫」
スランプには逆らわないで辛抱する
マイナスをプラスに転じる
動かずにいて蓄電する
スランプは必ず去る
~ 去らないときは死ぬとき
□嫉妬は苦しみの効用
情熱と嫉妬
自分に自信のない場合
過度の想像
□落ち込んだときこそ人生の本質に触れるチャンス
抑圧したものに然るべき出口を
滅入ったときには孤独になれ
~ 対話 読書 芸術
善悪不二
□挫折は人生のエネルギー源
挫折があるから生きがいを感じる
◇心の不思議・心の暗闇
□心の底まで掘り尽くすと何があるのか
どんな人間にも、それを人に知られるぐらいなら死んだ方がまし
だと思うほどの秘密が心の底に隠されている。(正宗白鳥)
□無意識の力と共時性の働き
人間にはそれぞれ当人の知らぬ無意識の力がある
□生命の波動と死の波動
良い意味のアニミズムを
□地球は生きている
本当の男は礼儀正しいもの
偽物は本物に比べて品がない
山折哲雄さんはこんなことを ⑨-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (1) /「一斉授業の復権」 久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑨【再掲載 2014.9】 [読書記録 宗教]
今日は7月20日、土曜日です。
今回は、山折哲雄さんはこんなことをの紹介9回目、
「悩め、人間よ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を写真を
丹念に読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「七高僧とは、インドの竜樹・天親、中国の曇鸞・道綽・善導、日本
の源信・源空(法然)」
・「最澄は変革・転換の時代に顧みられる。空海は安定と発展の時代
に蘇る」
・「天台の僧たらんとする者は12年の間山にこもり戒を守って修行・学
問する『籠もり』の精神。鎌倉仏教は『巡り』の精神」
・「モダンな時代の転換期に空海は水を得た魚のように泳ぎ回った」
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「一斉授業の復権」⑨を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑨-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (1)

◇四つの時間
① デカルトの時間
② イエスの時間
③ 仏陀の時間
④ 臨終の時間
◇久隔帖と風信帖
最澄と空海
久隔帖(最澄)813年
- 静か
風信帖(空海)
- 燃える
◇七高僧
インド
… 竜樹・天親
中国
…曇鸞・道綽・善導
日本
… 源信・源空(法然)
◇最澄
日本仏教 すべての先駆者として
最澄
… 変革・転換の時代に顧みられる
空海
… 安定と発展の時代に蘇る性格
最澄
767年 近江生まれ ~822年
12歳で近江国分寺
14歳の時国分寺に欠員 → パス
国家公認の出家者に=得度
→785年 奈良・東大寺で受戒(資格試験)
(延暦4年)具足戒
7月 比叡山に入って瞑想と修学の日々
「願文」20歳の青年
◎ 人生の無常を嘆いて出家の志を述べ,ついで自分が徹底
的な愚者であることを反省することから始められている
- 自己抑制 「五大誓願」
道心 = 道を求める心
803年 遣唐使
~ 天台山 8ヶ月間
806年 エリート僧に
天台宗に二人の年分度者枠を確保
「万人成仏」への道を開く
1 大乗精神の注入
大衆路線
2 「止観」思想を日本の伝統仏教の中に
精神の集中と瞑想修行を日本の風土の中で
①「法華教」→「一切衆生悉皆有仏性」
②「顕教」「密教」二本立ての修行
「止観業」-顕教
「遮那業」(大日教)-密教
山家学生式
= 天台の僧たらんとする者は12年の間山にこもり戒を
守って修行・学問
= 「籠もり」の精神
↓↑
「巡り」の精神(鎌倉仏教)
◇空海
空海(774~835)
モダンな時代の転換期 空海は水を得た魚のように泳ぎ回った
|
平安遷都後22年経ってから活動を開始した
高野山と比叡山
高野山
…大坂南方
→823年勅許を得て平安京南部に教王護国寺(東寺)
テキスト
「密教教典」~真言
八つの嶺
☆「一斉授業の復権」 久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑨【再掲載 2014.9】

◇計算力をどう付けるのか 百マス計算を「かくれたカリキュラム」にする。
「計算力は学力回復を牽引する」
百マス計算の特性
① 網羅性
0+0から9+9まで,すべての計算が百マスの中にある
② 簡便性
いつでもどこでもだれでもできる
③ 評価の明確さ
タイムを測定でき,伸びが瞬時に分かる + 壁がある
練習量を増やせば大人と同等
(なわとび,側転,逆立ち,立ちブリッジ,リコーダー)
※ 実態を調査して<さかのぼり学習>を
言葉は認識能力の基礎になる
「変身」のイメージで十進構造を学ぶ
指算の克服
◇「算術から算数へ」と進む
文章題
- 学力格差を活用して<さかのぼり学習>
「人に教えられる所まで頭も心も鍛えられた時本当に力が
付いたという」
小学校ではわり算を最重視する(わり算が分水嶺)
「原始人ニコニコわり算」
= 等分除
「栗拾いに行った原始人が余りの処理を巡ってけんかにな
り,けんかしないでうまくわける方法を考える」
◎等分除
12こ÷3人=4こ
「宇宙人ガバガバ変身わり算」
= 包含除
同じ量ずつ 単位が変わるから変身わり算
13人,長ズボンをはいた子が26人です。女子は35人で
すが,スカートをはいていない子が7人います。3年生は2
年生より8人多いそうです。2年生は全部で何人ですか。」
授業の最後に文章題を
例題
「テーブルの上にパンが3枚,ミカンが7個あります。お母さん
がパンを7枚と,リンゴを6つ持ってきました。果物は全部で
いくつになりましたか。」
↓
◎ 解くことのできる喜び
教科書の問題+「先生の問題」(先問)
→ 「実際の数字を使用禁止にして班で解く手順を話し合わせる」
<実数使用禁止による手順の発表>
今回は、山折哲雄さんはこんなことをの紹介9回目、
「悩め、人間よ」1回目の紹介です。
出版社の案内には、
「親鸞、最澄、空海、日蓮、一休などの誰もが知っている肉筆を写真を
丹念に読み説くことで、知られざる人間像が浮かぶ。新発見ぞくぞく。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「七高僧とは、インドの竜樹・天親、中国の曇鸞・道綽・善導、日本
の源信・源空(法然)」
・「最澄は変革・転換の時代に顧みられる。空海は安定と発展の時代
に蘇る」
・「天台の僧たらんとする者は12年の間山にこもり戒を守って修行・学
問する『籠もり』の精神。鎌倉仏教は『巡り』の精神」
・「モダンな時代の転換期に空海は水を得た魚のように泳ぎ回った」
もう一つ、再掲載になりますが、久保齋さんの
「一斉授業の復権」⑨を載せます。
☆山折哲雄さんはこんなことを ⑨-「悩め,人間よ」文藝春秋・ネスコ 1997年 (1)

◇四つの時間
① デカルトの時間
② イエスの時間
③ 仏陀の時間
④ 臨終の時間
◇久隔帖と風信帖
最澄と空海
久隔帖(最澄)813年
- 静か
風信帖(空海)
- 燃える
◇七高僧
インド
… 竜樹・天親
中国
…曇鸞・道綽・善導
日本
… 源信・源空(法然)
◇最澄
日本仏教 すべての先駆者として
最澄
… 変革・転換の時代に顧みられる
空海
… 安定と発展の時代に蘇る性格
最澄
767年 近江生まれ ~822年
12歳で近江国分寺
14歳の時国分寺に欠員 → パス
国家公認の出家者に=得度
→785年 奈良・東大寺で受戒(資格試験)
(延暦4年)具足戒
7月 比叡山に入って瞑想と修学の日々
「願文」20歳の青年
◎ 人生の無常を嘆いて出家の志を述べ,ついで自分が徹底
的な愚者であることを反省することから始められている
- 自己抑制 「五大誓願」
道心 = 道を求める心
803年 遣唐使
~ 天台山 8ヶ月間
806年 エリート僧に
天台宗に二人の年分度者枠を確保
「万人成仏」への道を開く
1 大乗精神の注入
大衆路線
2 「止観」思想を日本の伝統仏教の中に
精神の集中と瞑想修行を日本の風土の中で
①「法華教」→「一切衆生悉皆有仏性」
②「顕教」「密教」二本立ての修行
「止観業」-顕教
「遮那業」(大日教)-密教
山家学生式
= 天台の僧たらんとする者は12年の間山にこもり戒を
守って修行・学問
= 「籠もり」の精神
↓↑
「巡り」の精神(鎌倉仏教)
◇空海
空海(774~835)
モダンな時代の転換期 空海は水を得た魚のように泳ぎ回った
|
平安遷都後22年経ってから活動を開始した
高野山と比叡山
高野山
…大坂南方
→823年勅許を得て平安京南部に教王護国寺(東寺)
テキスト
「密教教典」~真言
八つの嶺
☆「一斉授業の復権」 久保齋 子どもの未来社 2005年 ⑨【再掲載 2014.9】

◇計算力をどう付けるのか 百マス計算を「かくれたカリキュラム」にする。
「計算力は学力回復を牽引する」
百マス計算の特性
① 網羅性
0+0から9+9まで,すべての計算が百マスの中にある
② 簡便性
いつでもどこでもだれでもできる
③ 評価の明確さ
タイムを測定でき,伸びが瞬時に分かる + 壁がある
練習量を増やせば大人と同等
(なわとび,側転,逆立ち,立ちブリッジ,リコーダー)
※ 実態を調査して<さかのぼり学習>を
言葉は認識能力の基礎になる
「変身」のイメージで十進構造を学ぶ
指算の克服
◇「算術から算数へ」と進む
文章題
- 学力格差を活用して<さかのぼり学習>
「人に教えられる所まで頭も心も鍛えられた時本当に力が
付いたという」
小学校ではわり算を最重視する(わり算が分水嶺)
「原始人ニコニコわり算」
= 等分除
「栗拾いに行った原始人が余りの処理を巡ってけんかにな
り,けんかしないでうまくわける方法を考える」
◎等分除
12こ÷3人=4こ
「宇宙人ガバガバ変身わり算」
= 包含除
同じ量ずつ 単位が変わるから変身わり算
13人,長ズボンをはいた子が26人です。女子は35人で
すが,スカートをはいていない子が7人います。3年生は2
年生より8人多いそうです。2年生は全部で何人ですか。」
授業の最後に文章題を
例題
「テーブルの上にパンが3枚,ミカンが7個あります。お母さん
がパンを7枚と,リンゴを6つ持ってきました。果物は全部で
いくつになりましたか。」
↓
◎ 解くことのできる喜び
教科書の問題+「先生の問題」(先問)
→ 「実際の数字を使用禁止にして班で解く手順を話し合わせる」
<実数使用禁止による手順の発表>