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山折哲雄さんはこんなことを ⑧-「オカルトジャパン」山折哲雄・鎌田東二 平凡社 1987年 /「教え力」齋藤孝 宝島社 2004年 ②【再掲載 2014.8】 [読書記録 宗教]

今日は7月11日、木曜日です。


今回は、7月8日に続いて、「山折哲雄さんはこんなことを」8回目、
「オカルトジャパン」を紹介します。


山折哲雄さんと鎌田東二さんの対談集です。


出版社の案内には、

「練達の宗教思想史家と若き霊学者が透視した日本のエゾテリスム(秘
教)とは何か?糞尿論、密教論、妖怪論、身体技法論…、全く新しい
 論点から『言霊のさきわう国』の秘奥を開帳する破天荒な試み。」

とあります。


今回紹介分から強く印象に残った言葉は…

・「『男が女(母)にならなければ暴力はなくならない』 ガンジー」


・「括約筋のコントロールがアイデンティティ形成と深い関わる」


・「『動物は同じ種同士では決して殺し合いをしない。威嚇しても最後
のところで矛を収めてしまう』 コンラート・ローレンツ」


・「本居宣長は『もののあはれ』の国学。平田篤胤は『もののけ』の国
学」


もう一つ、再掲載になりますが、齋藤隆さんの
「教え力」②を載せます。
- 子どもに相談を持ちかける
良い手立てだと思います。


昨日は所用で静岡市に出かけました。
途中、静岡県庁別館21階富士山展望ロビーに寄りました。
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駿府公園の、駿府城発掘調査現場にも。
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☆山折哲雄さんはこんなことを ⑧-「オカルトジャパン」山折哲雄・鎌田東二 平凡社 1987年
 
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◇ガンジー
男が女(母)にならなければ暴力はなくならない
 ジェンダーとセックスの問題
 攻撃性と非暴力の問題
 

◇両性具有のトポス
性を乗り越える
    ~ 翁になる
母性と女性 
    マリア崇拝 観音崇拝
仏は若く神は老人 ←→ 禁欲
円空と木喰 
    円空は赤ん坊から出発
木喰は老人から出発
 

◇括約筋の秘密
括約筋のコントロールがアイデンティティ形成と深い関わり
ローレンツ 
    動物は同じ種同士では決して殺し合いをしない 
威嚇しても最後のところで矛を収めてしまう
 

◇身体感覚の変化
人間は痛みを知らなくなった
   → 病気を生きる  痛みを生きる
病気に慣れる
日本は疱瘡文化
ヨーロッパはペスト文化
 

◇マレビト
折口信夫  
    海の彼方の常世から来訪する霊的存在
その訪れを演じる所作から芸能が発生したとされる
 

◇国学  
  本居宣長 「もののあはれ」の国学
平田篤胤 「もののけ」の国学





☆「教え力」齋藤孝 宝島社 2004年 ②【再掲載 2014.8】

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◇相手に足りない力を見抜く評価力
  評価を避ける姿勢は学ぶ側のためにならない    
   自己客観視能力は評価されることにより育つ

  学ぶ側の上達を早める「評価力」の本質 
   ① 良い所・悪い所を見抜く
  ② コメントができる
        練習メニューを与えられる
   ③ 評価力を学ぶ側に伝えることができる
   立ち止まって考える
    
  適切な評価をするために不可欠な眼力 
  「良いものはどういうものか」を間違わない 
    いろいろな観点を持つ
  
  丁寧に切り分けて良い所・悪い所を示す
    全部ダメだと思わせないために 
    対話しながら悪い所を探り当てる
  
  眼力,評価力を生かすのは「コメント力」だ
    言ってもしょうがない所は言われなくていい 
   ◎ コメント力がないとただの「分析屋」
    良い状態を意識化させるとっておきのコメント 

  学ぶ側にも評価の眼を育てる
  第三者を一緒に評価する


◇優れた練習メニューのためのテキスト力(素材力)
  オリジナルのテキストが学ぶ側の感動を呼び起こす
    憧れる力はテキスト力に次ぐ
  
  良いテキスト悪いテキスト
    映画はテキストの宝庫
    「ミスター・ビーン」5分間 
      → 何が面白いか書いていく
  
  家庭では毎日がテキスト選び    
  子どもに相談を持ちかける
     - パソコンを買う相談
  
  練習メニューを組み立てる「テキスト構成力」
  一回ごとの練習メニューと時間配分を考えておく
   ① アウトライン(目的・ねらい・ゴール)を説明する
  ② やらせてみる
      ③ 見本(お手本)を見せる=違いを認識させる
      ④ もう一度やらせる
      ⑤ 反復練習させる
  
  何かと何かを比較させるというのが絶対失敗しない教え方の正道
    いじめ-「葬式ごっこ八年後の証言」(風雅書房) 


◇ライブ能力
  メニューを臨機応変に変える心構えで臨め

  ライブなコミュニケーション
    「メリハリ」

  時間と空間のマネジメント  
    意識の活性化に力を注ぐ

  達成感をめきめき上げる「発問力」


◇自立を促す育てる力   
  自立とは「自分で自分を伸ばす力」がついた状態

  自立を促す教え方のコツ
  あとは自分でやってごらん  
    得意技を常に問いかける
 量をこなさせることで質的な変化を促す
  
  だれかに教えることができる人間を作る
 別の人に教えてみなさい
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