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「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ② /「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ②【再掲載 2014.11】 [読書記録 教育]

今日は7月22日、月曜日です。


今回は、7月19日に続いて伊垣尚人さんの
「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」の紹介 2回目です。


出版社の案内には、

「小学校教諭に向けた、子どもの自主性を生かしつつ、クラス運営を円滑
 に行うための『クラス・ルール』を紹介した一冊。上から押しつけた規
 律ではなく、子どもたち自身が自分たちで考え、行動できるようにした
 枠組みを提供することを、本書では『ルール』と呼んでいます。『あい
 さつ・対話』『学習環境』『学習活動』『学級活動』の4つに分け、それ
 ぞれの場面で必要になる「ルール」を具体例を交えながら解説していま
 す。」

とあります。


それぞれの学級でのルール、納得が大切だと思います。



もう一つ、再掲載になりますが、会田雄次さんの
「たどり来し道」②をのせます。
- 人生の本番は45歳から
 わたしは、本番の第二期にいることになります。
 会田雄次さんのようなご意見番がいなくなったように感じます。


本日は内科と歯科、2つの診療所に予約をとっています。
年齢を重ねてきていることを実感します。



☆「子どもの力を引き出すクラスルールの作り方」伊垣尚人 ナツメ社 2011年 ②

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◇学習環境
□みんなが納得できる席替えのルール
01 席順は子どもたちで話し合って決める

02 みんなが納得するまで粘り強く話し合う
うまくいかないときこそ学びのチャンス


□心地よく学べる教室レイアウトのルール
03「学びやすい環境」を子どもたち自身が考える

04 教室にリビングスペースをつくる     
コルクマットや畳、ゴザなどでリラックスできるスペースをつ
   くる (ゴザ + テーブル)


□責任感を育てる
05 掃除分担を場所ごとの専門性にする
    専門 → 愛着  1か月ごとでも

06 子どもたち自身で掃除の評価基準を作る
    「毎日やる仕事」
    「たまにやるといいこと」
    「工夫してみたいこと」

07 できない子には掃除の仕方から指導する
   3学期は当番制にしてそれまでの工夫をいかす


□忘れ物をなくすルール
08 事前指導で一週間先までの見通しを持たせる
    一週間先までの学習の予定

09 忘れ物をしてしまったら3つの手順で報告する
    ① 何を忘れたのか伝え、その持ち物を連絡帳に赤鉛筆で書い
     て教師に見せる
    ② 今日、この時間はどうするかを伝える    
③ これから忘れないようにするにはどんな工夫をするのか伝
     える
【貸し出しコーナー】糊、鉛筆、三角定規、分度器、コンパス

10 家庭での連絡事項のルール決めをお願いする








☆「たどり来し道」会田雄次 新潮社 1996年 ②【再掲載 2014.11】

[出版社の案内]
志を消失し、金権万能の信者になった政治家。醜悪な馬脚を現した経済
界。呆然自失の国民。もはや、日本は国家ではなくなったのか…。この
衰亡を食いとめることは出来るのか。今こそ歴史家の言葉に耳傾ける時
が来た。

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◇急がぬ生き方
□ヨーロッパは青壮年だけの世界
子供は厳しく訓練される(ヨーロッパ)
理性 知識 + 自己抑制 
      ~ 社会ルールを身に付けて、初めて人間として
→ ◎習得の度合いによって「自由」が与えられる
   ↑↓
  日本はその反対
    「人間は生まれ落ちるなり人間」
      理性が発達していないから自己制御能力を持たない
   → 子供には完全な自由
本質的な責任は問われない
    → その代わり長ずるに従って社会のしきたり,人間としての心
     得が教えられる。
    = ◎ 大人になるにつれ規律が加えられ責任が問われてくる
  日本の小学校はやかましい
ヨーロッパ 
     「未だ人間でない子供は厳しく大人社会のルールに合うべく規
      制されていく」
     = 家庭でも
 ◎そういった躾を持つ学校であって初めて「中流家庭」
        

□取り残されまいとする老人たち
ヨーロッパ
    ◎「老人は人間の腐ったもので,もう人間ではない」
      - ヨーロッパは人間としての老廃物である老人など早く
       死んでしまえという世界
  欧米人には若さを誇示していないと邪魔者扱いされる世界
    = そのために涙ぐましい努力


□「おばあちゃんの智慧」を大事にする日本
稲作 - 苦しい姿勢・細かな配慮・忍耐
   筋力は要らない - 女も男も対等
       ◎ 老人の親身な労働の方がずっと効率が良かった
    稲作の豊凶は気候に大きく支配される
    気象も短期間に激変 = ◎経験がものを言う
      → 日本では老人が大切にされる
老人を水準とした社会
    食事も老人向き


□積極的な意味を持った隠居
 現役引退が早い 
    現役 
     ① 老人の労働も不可欠な実労働 
        → 農業指導
     ② 孫の世話や教育
「おじいいさんは山へ柴刈りに,おばあさんは川へ洗濯
        に」
  ヨーロッパは万年飢饉
  余裕なし  
      子供はできるだけ早く次々に出し,親が老齢になってから
     の子に跡を継がす = 末子相続
親子の年齢離れすぎる 
     → 老女が魔女として‥
  隠居 
   = リタイアでなく積極的な意味
村の行事
村の政治 ~ 隠居しても日本では威張れる
  ◎ かなり違う老人期を持っていた日本は,必ずしもヨーロッパの
   真似をする必要はない


□道徳訓好き輩出の風土  
  道徳訓好きは田舎者


□封建道徳 + 近代化  の奇蹟


□老後のために働く日本特有の思想


□定年後に知った人生の味 
  人生の本番は45歳から
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