「下り坂をそろそろと下る」平田オリザ 講談社現代新書 2016年 ① /「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ②【再掲載 2016.5】 [読書記録 一般]
今日は9月7日土曜日です。
今回は、平田オリザさんの
「下り坂をそろそろと下る」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「成長社会に戻ることのないいま、私たちは、そろそろ価値観を転換し
なければならないのではないか。あたらしい『この国のかたち』を模
索し、私たち日本人のあり方を考察した、これからの日本論!
絶賛の声、続々!
内田樹氏:背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する“超
リアリスト”平田オリザの「立国宣言」。
藻谷浩介氏:避けてきた本質論を突きつけられた。経済や人口に先立
つのは、やはり『文化』なのだ。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3つの寂しさと向き合う。①日本はもはや工業立国ではない ②も
はや成長はせず長い後退戦を戦っていかなければならない ③日本
はアジア唯一の先進国ではないということ」
・「子育て中のお母さんが昼間に子供を保育所に預けて芝居や映画を観
に行っても後ろ指をさされない社会をつくること」
下り坂をいそいで下りて思いのほか下に一気に行ってしまわないように、
そろそろと下りながら緩やかな坂に着地できればいいですね。
もう一つ、再掲載になりますが、
「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」②を載せます。
☆「下り坂をそろそろと下る」平田オリザ 講談社現代新書 2016年 ①
◇下り坂をそろそろと下る
3つの寂しさと向き合う
① 日本はもはや工業立国ではない。
② もはや成長はせず長い後退戦を戦っていかなければならない
③ 日本はアジア唯一の先進国ではないということ
「子育て中のお母さんが昼間に子供を保育所に預けて芝居や映画を観
に行っても後ろ指をさされない社会をつくること」
◇小さな島の挑戦―瀬戸内・小豆島
島の子供たち
愛媛県西条市
- コミュニケーション教育をしない全校で実施
~ 演劇教育
キラリ科
香川県綾川町陶小学校
2005年から 文科省研究開発校「キラリ科」新設
※ 豊かな表現力とコミュニケーション能力
キラリ科
小学校全学年 週に2時間(年間70時間)演劇と教育
なぜコミュニケーション教育なのか
四国 三本の橋
→ ストロー効果「他者とのコミュニケーション」
人口動態の変化
人口約1万5000人の小豆島町
年間100人以上のIターン者
Iターン者の増加
1 雇用
2 豊かな自然
3 意外な便利さ
4 小豆島の知名度
島に出合った理由
2010年 瀬戸内国際芸術祭
3年に一度 2010年夏から秋
利益共同体
― 関心共同体
― 地縁血縁型共同体
農村歌舞伎の島
「観光から関係へ」 「関係人口」
町の取り組み
小豆島高校
甲子園出場 複数の役割
◇コウノトリの郷 - 但馬・豊岡
環境と経済の共生 コウノトリ
城崎国際アートセンター
短期的な成果を問わない
城崎という街
◇3年 学びの広場をつくる
四国学院大学
大学入試改革
大阪大学リーディング大学選抜試験
三味一体改革の本質
かわれない地域
☆「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ②【再掲載 2016.5】
<嵐山光三郎の徒然草>
◇徒然草・たいくつしのぎに(2)
大事なことをなしとげようと思ったら
かわいいなぞなぞ
万能の薬
大根が命助け
わたしだけでしょうか
「既視感」デ・ジャ・ビュ
下品なもの
枕草子への対抗
知ったかぶり
新しがり屋
教養のある人は
知っている振りをしない 発言したがらない
賢い人を見習う人は
酒癖の悪い男に
世にも珍しいもの
ねこまた
二本の矢を持ってはいけない
◎「今の一瞬を生きる」
大きな得
害をもたらすもの
シラミ,ネズミ,盗賊,人の財産,君子の仁義,坊主に仏法
愚劣なのが女
木登りの名人
負けないように打つ
◎双六 … 負けまいとして打て
囲碁や双六
ぼろぼろ
けんかばっかりする気ままな連中
良い友悪い友
悪い友
① 身分の高い人
② 若い人
③ 健康な者
④ 酒飲み
⑤ 武士
⑥ 嘘つき
⑦ 欲深い人
良い友
① 物をくれる友
② 医者
③ 知恵ある者
鯉・鰹
得難い宝を有り難がるな
家で飼うのは
馬と牛,犬以外は無用
人が備えるべき才能
[古典の学問と医術・乗馬や弓 ] + [ 料理 手細工 ]
あらためても
改めても役に立たなければ改めない方がよい
他人の心を傷つけるな
身の程をわきまえないと
できないことはすぐやめるべき
物知り自まん
始めと終わりに風情あり
すべてのことはまっさかりよりも始めと終わりがいい
男女の恋も同じ
「真っ盛り」好きは田舎者
賀茂祭り
賑やかな行列よりも人のいなくなった祭りの後の大通りを見
ている方が実は祭りを見ていることになる
人が死をまぬかれないのは双六ゲームと同じ
月や花を見る態度
… 美の感動は物事の始めと終わりにあり,それは人間の生死
と深く関わる
枯れた葵の葉
自然に枯れていくのがよい
庭に植えておきたい樹木
松と桜,白梅,薄紅梅
死後に財宝を残すのは
生きているうちにやってしまいなさい
ものの見方
子をもって分かる人の情け
人が飢え死にしない政治が大切
人間は生業がないと良心もなくなる
◎ 上に立つ者が贅沢せず人々を大切にし,農業を奨励すれば
自ずと人々に利益がもたらされる
人が死ぬ時
「平静で取り乱すことがなかった」とだけ言えばよい
明恵上人
落馬の相
険難の相
脳を食う虫
うまくなる人
悪口を言われて成長する
五十才を過ぎたら
50才まで
尊いお姿
うらやましい人
外面の大切さ
盃の底の酒
自分の口の付いたところを洗い流すため
みな結び
額を打つ
鳥を殺す坊主
つまらない話
京都の人が関東へ
雪仏
春の日の雪だるま
長所を自慢せず
「うらやましい。どうして習わなかったんだろう。」が正解
◎ 人間は自分の長所を自慢せず他人と争わないのがよい。他
人より勝る才能があるのは実は欠点。
※ 一つの道で本当に優れている人は現在の自分に不満で自
慢をしないのである。
今回は、平田オリザさんの
「下り坂をそろそろと下る」の紹介 1回目です。
出版社の案内には、
「成長社会に戻ることのないいま、私たちは、そろそろ価値観を転換し
なければならないのではないか。あたらしい『この国のかたち』を模
索し、私たち日本人のあり方を考察した、これからの日本論!
絶賛の声、続々!
内田樹氏:背筋のきりっと通った「弱国」への軟着陸を提案する“超
リアリスト”平田オリザの「立国宣言」。
藻谷浩介氏:避けてきた本質論を突きつけられた。経済や人口に先立
つのは、やはり『文化』なのだ。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「3つの寂しさと向き合う。①日本はもはや工業立国ではない ②も
はや成長はせず長い後退戦を戦っていかなければならない ③日本
はアジア唯一の先進国ではないということ」
・「子育て中のお母さんが昼間に子供を保育所に預けて芝居や映画を観
に行っても後ろ指をさされない社会をつくること」
下り坂をいそいで下りて思いのほか下に一気に行ってしまわないように、
そろそろと下りながら緩やかな坂に着地できればいいですね。
もう一つ、再掲載になりますが、
「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」②を載せます。
☆「下り坂をそろそろと下る」平田オリザ 講談社現代新書 2016年 ①
◇下り坂をそろそろと下る
3つの寂しさと向き合う
① 日本はもはや工業立国ではない。
② もはや成長はせず長い後退戦を戦っていかなければならない
③ 日本はアジア唯一の先進国ではないということ
「子育て中のお母さんが昼間に子供を保育所に預けて芝居や映画を観
に行っても後ろ指をさされない社会をつくること」
◇小さな島の挑戦―瀬戸内・小豆島
島の子供たち
愛媛県西条市
- コミュニケーション教育をしない全校で実施
~ 演劇教育
キラリ科
香川県綾川町陶小学校
2005年から 文科省研究開発校「キラリ科」新設
※ 豊かな表現力とコミュニケーション能力
キラリ科
小学校全学年 週に2時間(年間70時間)演劇と教育
なぜコミュニケーション教育なのか
四国 三本の橋
→ ストロー効果「他者とのコミュニケーション」
人口動態の変化
人口約1万5000人の小豆島町
年間100人以上のIターン者
Iターン者の増加
1 雇用
2 豊かな自然
3 意外な便利さ
4 小豆島の知名度
島に出合った理由
2010年 瀬戸内国際芸術祭
3年に一度 2010年夏から秋
利益共同体
― 関心共同体
― 地縁血縁型共同体
農村歌舞伎の島
「観光から関係へ」 「関係人口」
町の取り組み
小豆島高校
甲子園出場 複数の役割
◇コウノトリの郷 - 但馬・豊岡
環境と経済の共生 コウノトリ
城崎国際アートセンター
短期的な成果を問わない
城崎という街
◇3年 学びの広場をつくる
四国学院大学
大学入試改革
大阪大学リーディング大学選抜試験
三味一体改革の本質
かわれない地域
☆「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ②【再掲載 2016.5】
<嵐山光三郎の徒然草>
◇徒然草・たいくつしのぎに(2)
大事なことをなしとげようと思ったら
かわいいなぞなぞ
万能の薬
大根が命助け
わたしだけでしょうか
「既視感」デ・ジャ・ビュ
下品なもの
枕草子への対抗
知ったかぶり
新しがり屋
教養のある人は
知っている振りをしない 発言したがらない
賢い人を見習う人は
酒癖の悪い男に
世にも珍しいもの
ねこまた
二本の矢を持ってはいけない
◎「今の一瞬を生きる」
大きな得
害をもたらすもの
シラミ,ネズミ,盗賊,人の財産,君子の仁義,坊主に仏法
愚劣なのが女
木登りの名人
負けないように打つ
◎双六 … 負けまいとして打て
囲碁や双六
ぼろぼろ
けんかばっかりする気ままな連中
良い友悪い友
悪い友
① 身分の高い人
② 若い人
③ 健康な者
④ 酒飲み
⑤ 武士
⑥ 嘘つき
⑦ 欲深い人
良い友
① 物をくれる友
② 医者
③ 知恵ある者
鯉・鰹
得難い宝を有り難がるな
家で飼うのは
馬と牛,犬以外は無用
人が備えるべき才能
[古典の学問と医術・乗馬や弓 ] + [ 料理 手細工 ]
あらためても
改めても役に立たなければ改めない方がよい
他人の心を傷つけるな
身の程をわきまえないと
できないことはすぐやめるべき
物知り自まん
始めと終わりに風情あり
すべてのことはまっさかりよりも始めと終わりがいい
男女の恋も同じ
「真っ盛り」好きは田舎者
賀茂祭り
賑やかな行列よりも人のいなくなった祭りの後の大通りを見
ている方が実は祭りを見ていることになる
人が死をまぬかれないのは双六ゲームと同じ
月や花を見る態度
… 美の感動は物事の始めと終わりにあり,それは人間の生死
と深く関わる
枯れた葵の葉
自然に枯れていくのがよい
庭に植えておきたい樹木
松と桜,白梅,薄紅梅
死後に財宝を残すのは
生きているうちにやってしまいなさい
ものの見方
子をもって分かる人の情け
人が飢え死にしない政治が大切
人間は生業がないと良心もなくなる
◎ 上に立つ者が贅沢せず人々を大切にし,農業を奨励すれば
自ずと人々に利益がもたらされる
人が死ぬ時
「平静で取り乱すことがなかった」とだけ言えばよい
明恵上人
落馬の相
険難の相
脳を食う虫
うまくなる人
悪口を言われて成長する
五十才を過ぎたら
50才まで
尊いお姿
うらやましい人
外面の大切さ
盃の底の酒
自分の口の付いたところを洗い流すため
みな結び
額を打つ
鳥を殺す坊主
つまらない話
京都の人が関東へ
雪仏
春の日の雪だるま
長所を自慢せず
「うらやましい。どうして習わなかったんだろう。」が正解
◎ 人間は自分の長所を自慢せず他人と争わないのがよい。他
人より勝る才能があるのは実は欠点。
※ 一つの道で本当に優れている人は現在の自分に不満で自
慢をしないのである。