「ブッククラブで愉しむクリティカルリーディング入門」有元秀文 ナカニシヤ出版 2010年 ③ /「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ③【再掲載 2016.5】 [読書記録 一般]
今日は9月12日木曜日です。
今回は、9月9日に続いて、有元秀文さんの
「ブッククラブで楽しく学ぶクリティカル・リーディング入門」
3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「読書会でクリティカルに読む力をみがく!
2010年は『国民読書年』-本書を片手にブッククラブに参加し、書
かれた情報を鵜呑みにせず、本当に正しい情報か、価値のある情報
か評価し,批判しながら読むクリティカル・リーディングの力をみ
がきませんか!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『なぜ』を明確に」
・「キーワード タイトル キーセンテンス」
・「タイトルや表紙の絵から内容を予測する」
もう一つ、再掲載になりますが、
「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」③を載せます。
☆「ブッククラブで愉しむクリティカルリーディング入門」有元秀文 ナカニシヤ出版 2010年 ③
◇だれでもクリティカル・リーディングができる14のストラテジー
1.ブッククラブの発問
① 読みのストラテジーとは何か?
ストラテジー(戦略)
② なぜ問いがストラテジーになるのか
「なぜ」を明確に
③ 読みのストラテジーをどう使うか
④バックランド・ナリッジの問い
2.14の「読みのストラテジー」
① 基礎知識
キツネについて 戦争について
② 体験
今までの体験 「正確な理解」の問い
③ キーワードの理解
キーワード タイトル キーセンテンス
④ キーセンテンスの理解
主題に関連する重大な文
⑤ 文章構造の理解
欧米 ○このお話で最初の問題は何でしたか?
○登場人物はその問題を解決しましたか?
○その問題はうまく解決しましたか
⑥ イラスト、図表の理解
○どんな性格かな
○グラフの目的は何だろう
○グラフを信用していいのかな
○もっと分かりやすいグラフにできないか
「深い理解」の問い
⑦ 解釈
⑧ 予測
○タイトルから内容を予測する
○表紙の絵から内容を予測する
○物語の転換のところで内容を予測する
⑨ 要約
⑩ 主題
⑪ クリティカル・リーディングの問い
⑫ クリエイティブ・リーディングの問い
⑬ パーソナル・リーディングの問い
⑭ 視点を変える問い
☆「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ③【再掲載 2016.5】
◇徒然草・たいくつしのぎに(3)
したり顔の老人
たいした用事もないのに
若い時は
若さ
~ 色気の方へ心がひっぱられて,後々の世まで語り草にな
る失敗をしでかす。身を誤るのは若い時にやること。
小野小町
小鷹狩りの犬
小鷹狩り用の犬を大鷹狩りに使うと小鷹狩りには適さなくなる。
→ 仏道が大道
酒飲みには可愛いところがあって憎めない
ふれふれ粉雪
鮭の白干し
人に噛みつく犬は飼ってはならない
素晴らしい教育
時頼の母・松下禅尼
世を治める道は倹約が基本
乗馬の名手
安達泰盛-用心深い
気に掛かるところがあればその馬に乗ってはならない
専門家
一般の振る舞いは不器用であっても慎み深い方が成功する
器用でも勝手気ままにやるとうまくいかないもの
一番大事なこと
やりたいと思う一つのことにだけ励むのが大切
→ あれもこれもと執着していると一つのことを成し遂げられ
ない
◎ 一つのことをやり遂げようとしたならば他のことがダメに
なるのを嘆いてはいけない。他人があざけり笑っても恥じる
ことはない。他のあらゆることを犠牲にしなくては一つのこ
とを成し遂げられない。
論語 「敏速にやれば成功する」
この世は不確か
毎日が前もって予想していたようにはならない
夜に映えるもの
夜はきらきらした派手やかな服がいい
容姿も声も夜はよく思えてしまう
愚か者十人十色
十通りの嘘
神無月
十月 神社の祭礼がない
諸神社への天皇の行幸は多いが殆どがめでたくない事例
罪人の縛り方
自白第一
拷問具 - 鞭打ち
悪いこと
いい酒いい時代
最明寺入道(時頼)と平宣時
味噌を肴に…質素倹約
ちょっといい話
倹約質素 - ケチとは違う
きつね
キツネは人に噛みつく
名工の妙観
うまい細工師は少し切れ味の悪い小刀を使うといい
名工の妙観の小刀はあまり切れない
- 利きすぎる腕と鈍い刃の必要
鯉を切る
わざとらしくないのがいい
利口そうな人
すべて人間は何の知恵も能力もないようにしているのがいい
口数は少なく
すべてに失敗がないように思うなら何ごとにも誠意を示し,人
を分け隔てせず,だれに対しても同じように敬意を表して口数を
少なくしているのがいい。老若男女すべてそう。若くて容貌が良
く言葉遣いがきちんとしている人は何か忘れがたくて心が引きつ
けられる。
自分本位
はっきりと答えることが相手に対する礼儀
人のいない家
自分の心に実体があればこそ,いろいろな雑念は入ってこない
三つの欲
(1)名声 ①行い ②学問学芸
(2)感覚的な欲望
(3)食欲
今回は、9月9日に続いて、有元秀文さんの
「ブッククラブで楽しく学ぶクリティカル・リーディング入門」
3回目の紹介です。
出版社の案内には、
「読書会でクリティカルに読む力をみがく!
2010年は『国民読書年』-本書を片手にブッククラブに参加し、書
かれた情報を鵜呑みにせず、本当に正しい情報か、価値のある情報
か評価し,批判しながら読むクリティカル・リーディングの力をみ
がきませんか!」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「『なぜ』を明確に」
・「キーワード タイトル キーセンテンス」
・「タイトルや表紙の絵から内容を予測する」
もう一つ、再掲載になりますが、
「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」③を載せます。
☆「ブッククラブで愉しむクリティカルリーディング入門」有元秀文 ナカニシヤ出版 2010年 ③
◇だれでもクリティカル・リーディングができる14のストラテジー
1.ブッククラブの発問
① 読みのストラテジーとは何か?
ストラテジー(戦略)
② なぜ問いがストラテジーになるのか
「なぜ」を明確に
③ 読みのストラテジーをどう使うか
④バックランド・ナリッジの問い
2.14の「読みのストラテジー」
① 基礎知識
キツネについて 戦争について
② 体験
今までの体験 「正確な理解」の問い
③ キーワードの理解
キーワード タイトル キーセンテンス
④ キーセンテンスの理解
主題に関連する重大な文
⑤ 文章構造の理解
欧米 ○このお話で最初の問題は何でしたか?
○登場人物はその問題を解決しましたか?
○その問題はうまく解決しましたか
⑥ イラスト、図表の理解
○どんな性格かな
○グラフの目的は何だろう
○グラフを信用していいのかな
○もっと分かりやすいグラフにできないか
「深い理解」の問い
⑦ 解釈
⑧ 予測
○タイトルから内容を予測する
○表紙の絵から内容を予測する
○物語の転換のところで内容を予測する
⑨ 要約
⑩ 主題
⑪ クリティカル・リーディングの問い
⑫ クリエイティブ・リーディングの問い
⑬ パーソナル・リーディングの問い
⑭ 視点を変える問い
☆「嵐山光三郎の徒然草 三木卓の方丈記」講談社 2001年 ③【再掲載 2016.5】
◇徒然草・たいくつしのぎに(3)
したり顔の老人
たいした用事もないのに
若い時は
若さ
~ 色気の方へ心がひっぱられて,後々の世まで語り草にな
る失敗をしでかす。身を誤るのは若い時にやること。
小野小町
小鷹狩りの犬
小鷹狩り用の犬を大鷹狩りに使うと小鷹狩りには適さなくなる。
→ 仏道が大道
酒飲みには可愛いところがあって憎めない
ふれふれ粉雪
鮭の白干し
人に噛みつく犬は飼ってはならない
素晴らしい教育
時頼の母・松下禅尼
世を治める道は倹約が基本
乗馬の名手
安達泰盛-用心深い
気に掛かるところがあればその馬に乗ってはならない
専門家
一般の振る舞いは不器用であっても慎み深い方が成功する
器用でも勝手気ままにやるとうまくいかないもの
一番大事なこと
やりたいと思う一つのことにだけ励むのが大切
→ あれもこれもと執着していると一つのことを成し遂げられ
ない
◎ 一つのことをやり遂げようとしたならば他のことがダメに
なるのを嘆いてはいけない。他人があざけり笑っても恥じる
ことはない。他のあらゆることを犠牲にしなくては一つのこ
とを成し遂げられない。
論語 「敏速にやれば成功する」
この世は不確か
毎日が前もって予想していたようにはならない
夜に映えるもの
夜はきらきらした派手やかな服がいい
容姿も声も夜はよく思えてしまう
愚か者十人十色
十通りの嘘
神無月
十月 神社の祭礼がない
諸神社への天皇の行幸は多いが殆どがめでたくない事例
罪人の縛り方
自白第一
拷問具 - 鞭打ち
悪いこと
いい酒いい時代
最明寺入道(時頼)と平宣時
味噌を肴に…質素倹約
ちょっといい話
倹約質素 - ケチとは違う
きつね
キツネは人に噛みつく
名工の妙観
うまい細工師は少し切れ味の悪い小刀を使うといい
名工の妙観の小刀はあまり切れない
- 利きすぎる腕と鈍い刃の必要
鯉を切る
わざとらしくないのがいい
利口そうな人
すべて人間は何の知恵も能力もないようにしているのがいい
口数は少なく
すべてに失敗がないように思うなら何ごとにも誠意を示し,人
を分け隔てせず,だれに対しても同じように敬意を表して口数を
少なくしているのがいい。老若男女すべてそう。若くて容貌が良
く言葉遣いがきちんとしている人は何か忘れがたくて心が引きつ
けられる。
自分本位
はっきりと答えることが相手に対する礼儀
人のいない家
自分の心に実体があればこそ,いろいろな雑念は入ってこない
三つの欲
(1)名声 ①行い ②学問学芸
(2)感覚的な欲望
(3)食欲