「2040年の未来予測」成毛眞 日経BP 2021年 ③ /「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ ④ (最終) 2008年【再掲載 2013.11】 [読書記録 一般]
今日は9月29日、日曜日です。
今回は、9月26日に続いて、成毛眞さんの
「2040年の未来予測」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「『今日』には、これから起こることの萌芽がある。現在を見つめれば、
未来の形をつかむことは誰にでもできる。
20年後、あなたは何歳だろうか? ひとつ確実なことがある。それ
は、人間が必ず歳をとることだ。iPhoneが発売されたのは、たった
13年前だった。現在、スマートフォンがない世界なんて考えられな
い。そして、これまでの10年より、これからの10年の方が世界は大
きく、早く変わるだろう。
テクノロジーだけでなく、ほかのことも、気づいたときには手遅れに
なっているのが人間の性である。地震や災害も、リスクをわかってい
ながらも被災するまで手を打つ人は少ないし、明らかに社会制度の破
綻しつつある。人口は増えず、老人ばかりの国になるし、環境問題も
悪くなる一方だ。これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢に
よっては取り返しのつかない可能性もある。
この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書い
た。『今日』にはこれから起こることの萌芽がある。現在を見つめれ
ば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。読んだ後、俯瞰的に
未来を考えられる力がきっとついているだろう。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「日本は世界で見ると『安い国』になった
日本の財政はIMF 188か国中188位の最下位」
・「10年前に比べて社会保険料の負担率は一人あたり26%増えている
が、賃金は3%して増えていない 」
・「将来の医療費を減らすのはテクノロジー。技術の進歩によるコスト
低下を期待する」
・「日本では保険料の徴収漏れが多いのは、税徴収(国税庁)と社会保険
料徴収(日本年金機構)を別々の組織がやっているから。本来は、
『歳入方』として一本化が常識だが、財務省が反対している。内閣府
の管轄になると国税庁の人事権(既得権益)を失うから」
もう一つ、再掲載になりますが、原田隆史さんの
「カリスマ教師の心づくり塾」④を載せます。
☆「2040年の未来予測」成毛眞 日経BP 2021年 ③
◇あなたの不安に直結する未来の経済-年金 税金 医療費(1)
2040年の日本は老人ばかり
日本は世界で見ると「安い国」になった
日本の財政
- IMF 188か国中188位 = 最下位
老人が増えそれを支える若者が減る
1950年 一人の高齢者を12人が支える
2040年 一人の高齢者を1.5人が支える
この財源はわたしたちの社会保険料からまかなうしかない
10年前に比べて社会保険料の負担率は一人あたり26%増え
ているが、賃金は3%して増えていない
- すべての問題は高齢者が増えること
高齢化により2035年には4人に1人が認知症か
老人ホームは高い
多摩市医療費推計 2040年は2010年比147% 約1.5倍
現在 民間老人ホーム 月35万円 安くても25~26万円
特養 月15万円 (都市部ではない)
※ 特養であっても経済的余裕がなければ入れないのが実状
将来の医療費を減らすのはテクノロジー
技術の進歩によるコスト低下を期待
医療 - AIや遺伝子治療の導入
介護 - ロボットの導入
70歳まで働くなら今と同じ額の年金はもらえる
老後2千万円問題
◎「預貯金が2000万円程度あれば、月々5万5千円程度の
赤字が出ても、30年程度は無職でやっていける」
- 「年金はもらえないことはない」
しかし、70歳近くまで働かなければならない。
それが2040年の我々の年金リアル
そもそも年金のしくみを知っておこう
社会保障
- 年金 医療保険 雇用保険 災害補償制度
児童手当 公的扶助 社会福祉 公衆衛生
高齢化
1961年 国民年金 国民皆保険 1970年 3.5兆円
当時の高齢者比率は6%程度 1991年 47.7兆円
2020年 高齢者比率 30% 2000年 78.4兆円
2020年 120兆円
年金は国から自動的にもらえるお金ではない
重要
- 年金 医療 介護は 税でなく「保険」
公的年金
「賦課方式」現役の保険料を高齢者の年金に充てるしくみ
未納や徴収漏れも多い → テクノロジーの活用を!
なぜ日本では保険料の徴収漏れが多いのか
税徴収と社会保険料徴収を別々の組織がやっているから
= 国税庁と日本年金機構
→「歳入方」として一本化が常識
× 財務省の反対
= 内閣府の管轄になると国税庁の人事権(既得権益)を失うから
※ 徴収漏れこそ!
☆「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ ④ (最終) 2008年【再掲載 2013.11】
◇子どもたちの夢を実現するために 職能教育
□夢実現のために セルフプロデュース力を持つ
ミスユニバース
米国不動産王で大富豪のドナルド・トランプ氏の命令でイネ
ス・リグロンが日本人女性をトレーニング
「人間は内面から輝かない限り外見も変わらない」
日本人3000人の中から12人を選抜してトレーニング
□本来の力が発揮されないのは行動計画に甘さがあるから
行動計画
- 「期限目標」と「ルーティン行動」
□日誌は自己変革の足跡・やる気の源泉だ
日誌のポイント
1 その日の最高によかったことを書く
2 悪かったことを悪かったこととして書かず,もう一度やり
直せるとしたらどうするか書く
3 元気・やる気・モチベーションが高まった言葉 プラス思
考の原点となるものを書く
□長期目標設定用紙で究極のコーチングを
ポイント
① 相手との距離を60㎝以内にしない
② 相手と相対しない 90度か平行
③ ともかくストロークを出しまくる
④ ポイントになる言葉はオウム返しする
⑤ クライアントの感情に同情する
⑥ 思いやりの心を持って接する
□「わいわいコーチング」で悩みを共有する
5分間悩みテーラーが話す
→ 残りの人が悩みを解きほぐすための質問をする
◇理想の集団をこうして作れ
□人は関わってやると成果が出る
「人は相手のことを考えて関わってやると成果が出る」
A型 指導しなくても自発的にどんどんやる子 10%
B型 指導してやるとやるようになる子 60%
C型 関わっても結果のでない子 30%
※ 失敗する前に教師が確認
□どうやって集団を改革するか
B型をA型が引っ張っていくような集団にしよう
A型がB型の面倒を見る
教師は個別にC型の子の面倒を見る パート長 = A型
□理想の集団では足の引っ張り合いがない
京都
- 堀川高校の奇跡
周りの仲間の頑張りを見て自分も頑張るようになった
= 教え合い,高め合い,学び合う集団
□エゴグラムで自分の性格や相手の性格を見極める
米国心理学者JMデュセイの性格分析
①父性 CP=Critical Parent
②母性 NP=Nurturing Parent
③大人性 A=Adult
④自由な子ども性 FC=Free Child
⑤順応する子ども性 AC=Adanted Child
□「最高自我のマイナス面を出すな,そして最低自我のプラス面を出せ」
①父性
プラス=責任感強い,信念あり,リーダーシップ発揮,正義感強い
マイナス =厳しい,口うるさい,攻撃的,意見を聞かない,
自己主張
(②~⑤は略)
◇教師にとって「成果」とは何か
□「企業の価値」と「学校の価値」は一緒にできない
企業
= できるだけ少ないインプットで,できるだけ多くのアウトプ
ットを得ようとする
学校
= これでもかというインプットを生徒らにしてアウトプットは
わずかばかり
□教育と成果主義
最近の論調
「学校に企業の論理を入れよ」
= 教育の現場に「市場原理に基づく競争原理を入れましょう」
□成果主義に耐えられるのは,自立型性の高いA型の,しかも上位50%
ぐらい
→ 残りは,憶測,猜疑心,疑心暗鬼の渦中に!
□「教育の質」を高めるという意味での正しい成果主義を!
今回は、9月26日に続いて、成毛眞さんの
「2040年の未来予測」の紹介 3回目です。
出版社の案内には、
「『今日』には、これから起こることの萌芽がある。現在を見つめれば、
未来の形をつかむことは誰にでもできる。
20年後、あなたは何歳だろうか? ひとつ確実なことがある。それ
は、人間が必ず歳をとることだ。iPhoneが発売されたのは、たった
13年前だった。現在、スマートフォンがない世界なんて考えられな
い。そして、これまでの10年より、これからの10年の方が世界は大
きく、早く変わるだろう。
テクノロジーだけでなく、ほかのことも、気づいたときには手遅れに
なっているのが人間の性である。地震や災害も、リスクをわかってい
ながらも被災するまで手を打つ人は少ないし、明らかに社会制度の破
綻しつつある。人口は増えず、老人ばかりの国になるし、環境問題も
悪くなる一方だ。これまでと同じように暮らしていたら、今の年齢に
よっては取り返しのつかない可能性もある。
この本は、あらゆるデータから導き出されるありのままの未来を書い
た。『今日』にはこれから起こることの萌芽がある。現在を見つめれ
ば、未来の形をつかむことは誰にでもできる。
本書は、ただ知識を得るためだけの本ではない。読んだ後、俯瞰的に
未来を考えられる力がきっとついているだろう。」
とあります。
今回紹介分から強く印象に残った言葉は…
・「日本は世界で見ると『安い国』になった
日本の財政はIMF 188か国中188位の最下位」
・「10年前に比べて社会保険料の負担率は一人あたり26%増えている
が、賃金は3%して増えていない 」
・「将来の医療費を減らすのはテクノロジー。技術の進歩によるコスト
低下を期待する」
・「日本では保険料の徴収漏れが多いのは、税徴収(国税庁)と社会保険
料徴収(日本年金機構)を別々の組織がやっているから。本来は、
『歳入方』として一本化が常識だが、財務省が反対している。内閣府
の管轄になると国税庁の人事権(既得権益)を失うから」
もう一つ、再掲載になりますが、原田隆史さんの
「カリスマ教師の心づくり塾」④を載せます。
☆「2040年の未来予測」成毛眞 日経BP 2021年 ③
◇あなたの不安に直結する未来の経済-年金 税金 医療費(1)
2040年の日本は老人ばかり
日本は世界で見ると「安い国」になった
日本の財政
- IMF 188か国中188位 = 最下位
老人が増えそれを支える若者が減る
1950年 一人の高齢者を12人が支える
2040年 一人の高齢者を1.5人が支える
この財源はわたしたちの社会保険料からまかなうしかない
10年前に比べて社会保険料の負担率は一人あたり26%増え
ているが、賃金は3%して増えていない
- すべての問題は高齢者が増えること
高齢化により2035年には4人に1人が認知症か
老人ホームは高い
多摩市医療費推計 2040年は2010年比147% 約1.5倍
現在 民間老人ホーム 月35万円 安くても25~26万円
特養 月15万円 (都市部ではない)
※ 特養であっても経済的余裕がなければ入れないのが実状
将来の医療費を減らすのはテクノロジー
技術の進歩によるコスト低下を期待
医療 - AIや遺伝子治療の導入
介護 - ロボットの導入
70歳まで働くなら今と同じ額の年金はもらえる
老後2千万円問題
◎「預貯金が2000万円程度あれば、月々5万5千円程度の
赤字が出ても、30年程度は無職でやっていける」
- 「年金はもらえないことはない」
しかし、70歳近くまで働かなければならない。
それが2040年の我々の年金リアル
そもそも年金のしくみを知っておこう
社会保障
- 年金 医療保険 雇用保険 災害補償制度
児童手当 公的扶助 社会福祉 公衆衛生
高齢化
1961年 国民年金 国民皆保険 1970年 3.5兆円
当時の高齢者比率は6%程度 1991年 47.7兆円
2020年 高齢者比率 30% 2000年 78.4兆円
2020年 120兆円
年金は国から自動的にもらえるお金ではない
重要
- 年金 医療 介護は 税でなく「保険」
公的年金
「賦課方式」現役の保険料を高齢者の年金に充てるしくみ
未納や徴収漏れも多い → テクノロジーの活用を!
なぜ日本では保険料の徴収漏れが多いのか
税徴収と社会保険料徴収を別々の組織がやっているから
= 国税庁と日本年金機構
→「歳入方」として一本化が常識
× 財務省の反対
= 内閣府の管轄になると国税庁の人事権(既得権益)を失うから
※ 徴収漏れこそ!
☆「カリスマ教師の心づくり塾」原田隆史 日経プレミアシリーズ ④ (最終) 2008年【再掲載 2013.11】
◇子どもたちの夢を実現するために 職能教育
□夢実現のために セルフプロデュース力を持つ
ミスユニバース
米国不動産王で大富豪のドナルド・トランプ氏の命令でイネ
ス・リグロンが日本人女性をトレーニング
「人間は内面から輝かない限り外見も変わらない」
日本人3000人の中から12人を選抜してトレーニング
□本来の力が発揮されないのは行動計画に甘さがあるから
行動計画
- 「期限目標」と「ルーティン行動」
□日誌は自己変革の足跡・やる気の源泉だ
日誌のポイント
1 その日の最高によかったことを書く
2 悪かったことを悪かったこととして書かず,もう一度やり
直せるとしたらどうするか書く
3 元気・やる気・モチベーションが高まった言葉 プラス思
考の原点となるものを書く
□長期目標設定用紙で究極のコーチングを
ポイント
① 相手との距離を60㎝以内にしない
② 相手と相対しない 90度か平行
③ ともかくストロークを出しまくる
④ ポイントになる言葉はオウム返しする
⑤ クライアントの感情に同情する
⑥ 思いやりの心を持って接する
□「わいわいコーチング」で悩みを共有する
5分間悩みテーラーが話す
→ 残りの人が悩みを解きほぐすための質問をする
◇理想の集団をこうして作れ
□人は関わってやると成果が出る
「人は相手のことを考えて関わってやると成果が出る」
A型 指導しなくても自発的にどんどんやる子 10%
B型 指導してやるとやるようになる子 60%
C型 関わっても結果のでない子 30%
※ 失敗する前に教師が確認
□どうやって集団を改革するか
B型をA型が引っ張っていくような集団にしよう
A型がB型の面倒を見る
教師は個別にC型の子の面倒を見る パート長 = A型
□理想の集団では足の引っ張り合いがない
京都
- 堀川高校の奇跡
周りの仲間の頑張りを見て自分も頑張るようになった
= 教え合い,高め合い,学び合う集団
□エゴグラムで自分の性格や相手の性格を見極める
米国心理学者JMデュセイの性格分析
①父性 CP=Critical Parent
②母性 NP=Nurturing Parent
③大人性 A=Adult
④自由な子ども性 FC=Free Child
⑤順応する子ども性 AC=Adanted Child
□「最高自我のマイナス面を出すな,そして最低自我のプラス面を出せ」
①父性
プラス=責任感強い,信念あり,リーダーシップ発揮,正義感強い
マイナス =厳しい,口うるさい,攻撃的,意見を聞かない,
自己主張
(②~⑤は略)
◇教師にとって「成果」とは何か
□「企業の価値」と「学校の価値」は一緒にできない
企業
= できるだけ少ないインプットで,できるだけ多くのアウトプ
ットを得ようとする
学校
= これでもかというインプットを生徒らにしてアウトプットは
わずかばかり
□教育と成果主義
最近の論調
「学校に企業の論理を入れよ」
= 教育の現場に「市場原理に基づく競争原理を入れましょう」
□成果主義に耐えられるのは,自立型性の高いA型の,しかも上位50%
ぐらい
→ 残りは,憶測,猜疑心,疑心暗鬼の渦中に!
□「教育の質」を高めるという意味での正しい成果主義を!